現実逃避

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「かぐや様は告らせたい」の感想を書いている漫画感想ブログ

『かぐや様は告らせたい』 第267話 伊井野ミコと石上優の最終回 前編 感想 : 恋愛は戦!先に好きになった方が負けなのである!...の巻

 

さてと。『かぐや様は告らせたい』第267話の感想です。

 

弊ブログ,割と連載初期の頃からかぐや様の感想を書いている方であると認識しているのですが,「かぐや様は告らせたい」が一つのコンテンツとして大きくなり,メディア展開やイベント展開など間口が広まっている中であまりアニメとかイベントとか追えていないんですよね。

 

アニメも第1期は全部見られましたし,実写版の映画も2本とも映画館で見ているんですけれど,なかなかいい歳した社会人ともなるとアニメを全部視聴する時間が無かったり,イベントに参加するには躊躇したりしてしまったり。そういう意味では漫画原作に対する感想一本鎗で作品を追いかけている感じです。

 

ファンアートとかが描けるわけでもなく,作品ファンとしては全然コアじゃないと思うんですけれど,なんのかんので物語終了まであと5話まで迫りました。オールドタイプらしく最後までテキスト感想で作品を応援・見送りたいと考えております。

 

 

とまあ,前振りが長くなりましたけれど,第267話です。ついに来たか...伊井野ミコと石上優の最終回。それぞれ別視点でお話を進めるかと思っていましたが,二人一緒でやるのね。まあ尺が足らないって問題もありますからね。

 

となると残りは,こんな感じの構成でしょうか。

 

第268話 伊井野ミコと石上優の最終回 後編

第269話 藤原千花の最終回

第270話 四宮かぐやと白銀御行の最終回 前編

第271話 四宮かぐやと白銀御行の最終回 後編

 

あれ,白銀父や四条帝の最終回は無いのか...(そらそうよ)

1年生夏もやると以前赤坂先生は呟かれていたように記憶していますけれど,第270-271話あたりでお話に含めていくんですかね。

 

そんな終わりが見えてきた中で,久々の「かぐや様」らしさを感じた第267話の感想です。



 

コミックス 【既刊・新刊 単行本】

 

 

 

 

 

 

 

伊井野ミコは組閣したい

さて,大仏さんの最終回において無事満願成就して生徒会長に選出された伊井野ミコさんである。かつて正義に邁進した秀知院学園の風紀委員は,無事秀知院学園の生徒全体を考えられる会長に進化したわけであります。

 

そんな進化した伊井野ミコさんですが,残念ながら課題山積です。伊井野さんの進化はあまりにも早すぎた。「君は,ついてこられるだろうか 進化した伊井野ミコの世界のスピードに」(*かぐや様第49巻巻頭より)って奴ですよ。(*嘘つけ)

 

生徒会役員候補がいない。

これまでの布陣のうち,会長・副会長・書記の3名が3年生なので引退。伊井野さんの友人関係では大仏さんは最初から降りることを宣言していますし,生徒会選挙を共に戦った強敵はポンコツです。奉心祭以降マブダチとなった小野寺さんに至っては柄じゃないと切って捨てられました。

 

だってよ...! シャンクス!....役員がっ!!

 

麦藁のルフィのように絶望の声を上げる伊井野さんが目に浮かびます。

考えてみれば伊井野さんの成長の中心は旧生徒会役員共との関わりや,彼女の限られた友人関係の枠組みの中で行われました。もとより交友関係が狭かった故の悲劇です。

 

 

伊井野ミコは追いかけたい

いやいやいや。でもよ,こんなんおかしいじゃないか!もう一人いるだろ!「石上優」って男が。

 

石上優。

生徒会役員共の一員としてこの1年苦楽を共にしてきた男である。行き違いから対立してきた時代も遠くなりにけり。既に石上優とは信頼関係もあり,昨今は男女の仲として見てもいい雰囲気の二人である。

 

生徒会役員という枠組みの中で,ある種人間関係が固定化している状況の中,それだけ二人の関係が進化していれば当然,石上優は伊井野ミコを支えてくれるものだと伊井野さんは考えていたわけですよね。

 

この辺り,白銀第2期体制役員人事との対比がみてとれます。

副会長に当然任命してくれると思っていたかぐやさんが,なかなか指名してくれない白銀会長にドギマギしたあの構図においては,任命権者の白銀会長は当然指名する前提で動いていて,その内示が来るまでかぐやさんがやきもきするという展開でした(第59話より)。

 

ですが今回は違います。

任命するつもりだった伊井野さんに対して,石上優は生徒会を離れることも含めて「考え中」というわけです。任命される側じゃなくて任命する側の会長(伊井野ミコ)の方に「弱さ」がある。

 

完全に追いかける側は伊井野ミコであり,選択権は石上優にある状態なんですよね。これが白銀・四宮カップルとの大きな違いです。

 

今回のお話では伊井野さんが

 

「私に会いたいって思うべきでしょ!」

「まあ私はどっちでもいいけどね!!」

 

といった,四宮かぐやを彷彿させる表情をみせてくれてこれはこれで微笑ましいわけです。伊井野さんの妄想の中の石上のリアクションといい,この空気は「かぐや様を読んでいるなぁ」というワクワク感を思い起こさせます。

既に脳死状態である「恋愛頭脳戦」を思い出してはニヤニヤしちゃうんですけれど,でも今回の伊井野さんのソレは本質的には会長らのそれと違いますよね。

 

四宮かぐやと白銀御行はお互いがお互いを好きな状態の中で,いかに相手に告白させるかという部分で「勝ち負け」をしていました。それに対して石上優は,心の中では伊井野ミコのことを好きだし追いかけたい気持ちはあるんだろうけれど,それを表に出していません。だから伊井野ミコの一方的な「追いかけ」に見えてしまう。

 

それが貴方のいいところ ~天才たちの恋愛頭脳戦~

でもそれは仕方がないんです。

本作第1話から物語の本質は語られています。

 

 

恋愛は戦!
先に告白好きになった方が負けなのである

 

 

伊井野さんの素直な気持ち。

自分には石上優が必要であるというのは冗談でもなく本当のことです。

 

振り返ってみれば,石上優は最初から伊井野さんのいい所を認めて来て,それを陰ながら支えてきました。行き違いにより色々ありましたけれど,本質的に伊井野ミコの良いところは認めたところからスタートしています。

 

それに対して伊井野さんは石上優のいいところを認識しつつも,行き違いにより一度は評価を覆し,マイナスから石上との関係を再構築してきました。その過程はこれまでの物語のとおりであり,現在の関係まで至ったのは伊井野さんの進化の結果です。

 

石上優の良いところを少しずつ見つけ直し,そんな彼の良さに惹かれていった。石上はある一定のラインの好感度をもちつつも緩やかに関係性を進めてきたのに対し,伊井野さんはこの1年で急速に石上優に対する好感度を高めてきたのです。その急角度たるや常願寺川か?ってなもんですよ。恋愛の速度が違うんです!

 

 

だからこそ,いじめを受けている下級生に対する石上の対応に素直に心打たれるわけです。

 

かつて石上本人が味わった理不尽な周囲の反応。そんな中すりつぶされ続けてきたプライド。そんな彼の心を救ってくれた,白銀御行ら生徒会や応援団の先輩たち。そんな自身の経験が,先輩たちが自分にしてくれた行為が石上優の糧になっている。だから通りすがりに見かけただけの下級生に対しても,そのいじめの原因を掘り下げ,それを救おうとすることができる。

 

そこに,伊井野ミコは石上優の成長と,白銀御行ら尊敬する先輩から受け継がれた「黄金の精神」を見たわけです。(石上の奇妙な冒険 第4部)

 

 

 

だからである。

そんな石上だからこそ,生徒会の一員として引き続き共に力を携えてやっていってほしい。いや生徒会一員としてではなく,他ならぬ自分自身の支えになってほしい。

 

思わず零れた「私には 石上が実が必要 ...なの」という言葉は,彼女自身がいみじくも認めるように「告白そのもの」である。傍から見ても告白に見える。それは彼女にとって心の底からの本心であり,羞恥心も駆け引きも無く出てきた真の言葉である。

 

恋愛は先に好きになった方が負けである。

そのようにして始まった恋愛頭脳戦のもう一つの結末としては,伊井野ミコは負けを認めたに等しい状況である。でもそんなことどうでもいいくらい,伊井野さんはこう思っているに違いないのです。

 

 

...それくらい好きになっちまったから

だから...きっと,もうどうしようもねぇんだ...

 

と。

 

 

Re : 石上から始まる恋愛頭脳

 

というわけで,ほとんど告白に近い状態での第267話の引き。いやぁ,久しぶりにワクワクしましたね。恋愛はやはり成就するまでが一番華があるよなあ...というのを実感したところです。

 

で,言われた方の石上ですよ。

これまで石上の感情の動きはほとんど描かれていないんですよね。ある時点まで石上はかなり伊井野さんのことを意識していて,恋愛的にも距離を詰めることも含めてあれこれ気持ちが揺れ動いていたわけですけれど。

 

それが夏休みの「語学留学」あたりから,急に石上の伊井野ミコに対する気持ちが描かれなくなったんですよね。夏休みに距離を詰めるでもなく,生徒会選挙が終わっていよいよ伊井野体制になったところでも生徒会に率先して参加しようとするでもない。

 

逆に自らの力を高める方向に力を注いでいる(語学とか勉強とか)。まあ多分にですけれどね。会長をなぞらえている部分はあると思います。2つの意味で。

 

「伊井野ミコのことが好きである」という肯定的感情があるというのは大前提なわけですけれど,それに対して石上がどう考えたかである。きっとかつての白銀御行のように考えたんじゃないかな。

 

少なくとも自分はこれまで全力の努力をして「結果を出し切った」わけじゃない。四宮かぐやによる無理難題は未だ達成できていない。努力はしたけれど成績という形で結果を出せているわけじゃないんです。

 

かつて白銀御行は四宮かぐやに並び立つ男となるために必死の勉強をしました。その結果,学力一本で四宮かぐやの頭の上に立ち,「四宮かぐやの隣に立つにふさわしい男」として他者に認められる存在となったわけです。

翻って,石上はどうかと言えば,まだそうした結果を出せていません。いうまでもなく伊井野ミコは学力においても入学以来学年1位を取り続けている「結果を出した女」です。直近では生徒会長選を勝ち抜き,生徒会長に就任している。

 

それに対して石上優はまだ何も結果を出せていません。だからじゃないかな。石上が伊井野ミコを支えたり恋仲になったりする方向で努力をするのではなく,己を高める方向に進んだのは。石上優は「伊井野ミコに並び立つ人間」になりたいんですよ。これが第一の要素。

 

そしてもう一つは当然,「恋愛は好きになったものが負けである」という恋愛頭脳戦の構図ですよ。かつて白銀御行と四宮かぐやはお互いの好意が見え見えの状態にもかかわらず「相手に告白させる」ことに固執しました。それは持たざる自分に対する不安感,相手から承認されることによって得られる安心感を得たいということが背景にあったわけですけれど,石上優がそんな風に考えても当然おかしくない。

 

伊井野ミコに比して持たざる自分。並び立つにふさわしい実績を持たない自分。そんな心と,加えてちょっとしたプライドと,諸々加味されて得た結論が「伊井野ミコから告白してほしい」という気持ちだったんじゃないかな。これが第二の要素です。

 

恋愛は先に好きになった方が負けである。どちらが先かと言えば一概に伊井野ミコの負けとは言えないわけですけれど,ここまでの経緯を見れば伊井野さんが追いかけて最終的に告白したような構図です。石上優からみれば眩しくてしょうがない伊井野ミコという存在から必要とされる。好きでいてもらえる。かつて四宮かぐやと白銀御行が抱いたそんな気持ちから,自然と石上に「恋愛頭脳戦」をやらせたんじゃないかな,とか思ったり。

 

 

というわけで,その結末は次回後編に続く...なんですが,休載ですね。まあここまで来れば二人の最終回がどうなるかは見えてきたはず。そんなフィナーレを楽しみにして,第267話感想はまる

 

 

 

最終話まで残り5話

 

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最新コミックス

 


*画像引用は行っておりません。文章は個人の感想です。

 

 

『かぐや様は告らせたい』 タイトルリスト 一覧

かぐや様は告らせたい」の各話タイトルリストです。

 

最新話はこちら

 

YJ話数 各話タイトル コミックス巻 コミックス話数
  映画に誘わせたい 1 1
  ババ抜きをさせたい 1 2
  かぐや様はよく知らない 1 3
  白銀御行は答えたい 1 4
  かぐや様はいただきたい 1 5
  白銀御行は隠したい 1 6
  藤原ちゃんは出かけたい 1 7
  かぐや様は当てられたい 1 8
  かぐや様は歩きたい 1 9
  生徒会は悪戯したい 1 10
1 かぐや様は交換したい 2 11
2 かぐや様は止められたい 2 12
3 かぐや様は口付けたい 2 13
4 白銀御行はまだしてない 2 14
5 白銀御行は逃げ出したい 2 15
6 かぐや様はこなしたい 2 16
7 かぐや様は愛でたい 2 17
8 生徒会は言わせたい 2 18
9 かぐや様は送らせたい 2 19
10 白銀御行は話したい 2 20
11 かぐや様は差されたい 3 21
12 藤原千花は食べられたい 3 22
13 白銀御行は見せつけたい 3 23
14 石上優は生き延びたい 3 24
15 かぐや様は気づかれたい 3 25
16 白銀御行は働きたい 3 26
17 かぐや様は堪えたい 3 27
19 かぐや様は入れたい 3 28
20 早坂愛は防ぎたい 3 29
21 白銀御行は負けられない 3 30
18 藤原千花はテストしたい 4 31
22 かぐや様は嫌われたい 4 32
26 白銀御行は歌いたい 4 33
23 かぐや様は送りたい 4 34
24 藤原書記は見舞いたい 4 35
25 四宮かぐやについて① 4 36
27 かぐや様は許せない 4 37
28 かぐや様は許したい 4 38
29 かぐや様は呼ばせたい 4 39
30 白銀御行は出かけたい 4 40
31 白銀御行は出会いたい 5 41
32 早坂愛は浸かりたい 5 42
33 藤原千花は超食べたい 5 43
34 花火の音は聞こえない 前編 5 44
35 花火の音は聞こえない 後編 5 45
36 かぐや様は避けたくない 5 46
37 かぐや様は選ばせたい 5 47
38 生徒会は神ってない 5 48
39 白銀御行は捌きたい 5 49
41 かぐや様は祝いたい 5 50
40 柏木渚は見てられない 6 51
42 かぐや様は聞き出したい 6 52
43 かぐやたちは贈りたい 6 53
44 藤原千花は確かめたい 6 54
45 そして,石上優は目を閉じた① 6 55
46 白銀御行は見上げたい 6 56
47 かぐや様は結婚したい 6 57
48 早坂愛はオトしたい 6 58
49 第67期生徒会 6 59
50 かぐや様は呼びたくない 6 60
51 かぐや様は告ら"れ"たい 7 61
52 白銀御行は描きたい 7 62
53 白銀御行はモテたい 7 63
54 柏木渚は慰めたい 7 64
55 伊井野ミコは正したい 7 65
56 かぐや様は蹴落としたい 7 66
57 伊井野ミコを笑わせない 7 67
58 伊井野ミコを笑わせたい 7 68
59 かぐや様は呼ばれない 7 69
60 かぐや様は脱がせたい 7 70
61 かぐや様は出させたい 8 71
62 伊井野ミコは抑えたい 8 72
63 白銀御行は読ませたい 8 73
64 かぐや様アクアリウム 8 74
65 かぐや様は集めたい 8 75
66 柏木渚はめんどくさい 8 76
67 藤原千花は聞き出したい 8 77
68 かぐや様は怯えない 8 78
69 かぐや様は診られたい 8 79
70 そして,石上優は目を閉じた② 8 80
71 かぐや様は触りたい 9 81
72 かぐや様は断らない 9 82
73 白銀圭は話せない 9 83
74 白銀御行は踊りたい 9 84
75 大仏こばちは取り締まりたい 9 85
76 白銀父は聞き出したい 9 86
77 秀知院は体育祭 9 87
78 そして,石上優は目を閉じた③ 9 88
79 白銀御行と石上優 9 89
80 大友京子は気付かない 9 90
81 藤原千花は膨らませたい 9 91
82 かぐや様を照れさせたい 10 92
83 かぐや様は連れ出したい 10 93
84 かぐや様は阻止したい 10 94
85 伊井野ミコは癒されたい 10 95
86 かぐや様は食べさせたい 10 96
87 柏木渚は誅したい 10 97
88 四条眞妃は何とかしたい 10 98
89 白銀御行は信じられたい 10 99
90 生徒会は撮られたい(前編) 10 100
91 生徒会は撮られたい(後編) 10 101
  かぐや様は告らせたいダークネス第1話・第2話    
92 かぐや様は気づかない 11 102
93 白銀御行は取り持ちたい 11 103
94 四宮かぐやの無理難題「燕の子安貝」編① 11 104
95 石上優はこたえたい 11 105
96 藤原千花は泊まりたい 11 106
97 藤原千花は刻みたい 11 107
98 早坂愛は話したい 11 108
99 四条眞妃は頼りたい 11 109
100 石上優は語りたい 11 110
101 生徒会は進みたい 11 111
102 白銀御行は告らせたい 12 112
103 白銀御行は告らせたい② 12 113
104 白銀御行は告らせたい③ 12 114
105 伊井野ミコは愛せない① 感想 12 115
106 文化祭を語りたい 12 116
107 藤原千花は闘いたい 12 117
108 白金御行は膨らませたい 12 118
109 白銀圭は見せつけたい 12 119
110 四宮かぐやについて② 12 120
111 1年生 春 12 121
112 かぐや様は告りたい 13 122
113 かぐや様の文化祭 13 123
114 石上優の文化祭 13 124
115 槇原こずえは遊びたい 13 125
116 藤原千花は暴きたい 13 126
117 白銀御行の文化祭 13 127
118 かぐや様は撃ち抜きたい 13 128
119 白銀御行は告らせたい④ 13 129
120 子安つばめは断りたい 13 130
121 白銀御行は告らせたい⑤ 13 131
122 かぐや様は告りたい② 14 132
123 かぐや様は告りたい③ 14 133
124 二つの告白 前編 14 134
125 二つの告白 中編 14 135
126 二つの告白 後編 14 136
127 秀知院は後夜祭 14 137
128 かぐや様は教えたい 14 138
129 白銀御行は語り合いたい 14 139
130 伊井野ミコは語りたい 14 140
131 四宮かぐやについて③ 14 141
132 四宮かぐやについて④ 15  142 
133 かぐや様は気づかれたい(氷) 15  143 
134 かぐや様は許したい(氷) 15 144 
135 かぐや様はいただきたい(氷) 15  145 
136 私達の仮面(かぐや編①) 15  146 
137 私達の仮面(白銀編①) 15  147
138 かぐや様は告りたい(氷) 15  148 
139 かぐや様はこれでいい 15 149 
140 普通のロマンティック 15  150 
141 ファーストキッスは終わらない 15  151 
142 柏木渚は隠したい 16  152 
143 「燕の子安貝」編(氷) 16  153 
144 四宮かぐやの無理難題「燕の子安貝」編② 16  154 
145 四宮かぐやの無理難題「燕の子安貝」編③ 16  155 
146 伊井野ミコは愛せない② 16  156 
147 藤原千花は超超食べたい 16  157 
148 伊井野ミコは愛せない③ 16  158 
149 かぐや様は 前編 16  159 
150 かぐや様は 後編 16  160 
映画 映画 かぐや様は告らせたい    
151 四条眞紀は悟りたい 16  161 
152 生徒会のNEW GAME 17  162 
153 藤原千花は驚かせたい 17  163 
154 藤原千花は愛したい 17  164 
155 先輩くんと後輩ちゃん① 17  165 
156 石上優はハマりたい 17  166 
157 柏木渚は聞き出したい 17  167 
158 ファーストコミュニケーション 17  168 
159 男と女のABC① 17  169 
160 白銀御行は話したい 17  170 
161 TG部を語りたい 17  171 
162 かぐや様は信じたい 18 172 
番外編 番外編「かぐこく!」 18  
163 藤原千花は結びたい 18 173
164 伊井野ミコは愛せない③ 18 174 
165 かぐや様は構われたい 18 175 
166 石上優は見せつけたい 18 176 
167 四宮かぐやの無理難題「燕の子安貝」編④ 18 177 
168 先輩くんと後輩ちゃん② 18 178 
169 早坂愛のモーニングルーティン 18 179 
170 白銀御行は廻りたい 18 180
171 白銀御行は独占したい 18 181 
172 早坂愛の友達① 19 182
173 早坂愛の友達② 19 183
174 早坂愛の友達③ 19 184
175 早坂愛の友達④ 19 185
176 早坂愛の友達⑤ 19 186
177 早坂愛と四宮かぐやの友達 19 187
178 伊井野ミコは聞き出せない 19 188
179 四宮かぐやの無理難題「仏の御石の鉢」編 19 189
180 先輩くんと後輩ちゃん③&伊井野ミコは愛せない⑤ 19 190
181 四宮かぐやの無理難題「燕の子安貝」編⑤ 19 191
182 大仏こばちは見つめてる 20 192 
183 白銀御行は慰めたい 20  193 
184 秀知院はバレンタイン 前編 20  194 
185 秀知院はバレンタイン 後編 20  195 
186 早坂愛は見付けたい 20  196 
187 白銀家は引っ越したい 20  197 
188 四宮かぐやの無理難題「燕の子安貝」編⑥ 20  198 
189 かぐや様はきかせたい 20  199 
190 藤原千花は祝われたい 20  200 
191 子安つばめは塗り替えたい 20  201 
192 秀知院は見送りたい 21  202
193 子安つばめと石上優 前編 21  203
194 子安つばめと石上優 後編 21  204
195 藤原千花は笑わせたい 21  205
196 白銀御行は重くない 21  206
197 白銀圭は迎えたい 21  207
198 白銀家 21  208
199 21  209
200 藤原千花は超超超食べたい 21  210
201 かぐや様は座りたい 21  211
202 四条帝は馴染みたい 22 212
203 先輩くんと後輩ちゃん④ 22 213
204 かぐやさんは猫嫌い 22 214
205 男と女のABC② 22 215
206 かぐやたちは語りたい 22 216
207 男と女のABC③ 22 217
208 男と女のABC④ 22 218
209 男と女のABC⑤ 22 219
210 男と女のABC⑥ 22 220
211 かぐや様は話したい 22 221
212 四宮かぐやの無理難題「蓬莱の玉の枝」編 23  222 
213 藤原千花は認めない 23  223 
214 藤原千花は教えたい 23  224 
215 大林ヒカルは守りたい 23  225 
216 四宮かぐやの無理難題「仏の御石の鉢」編②  23  226 
217 伊井野ミコは慰めたい 23  227 
218 四宮かぐやの無理難題「仏の御石の鉢」編③  23  228 
219 四宮かぐやの無理難題「仏の御石の鉢」編④ 23  229 
220 四宮かぐやの無理難題「仏の御石の鉢」編⑤  23  230 
221 四宮かぐやの無理難題「仏の御石の鉢」編⑥ 23  231 
222 四宮かぐやの無理難題「仏の御石の鉢」編⑦ 24 232
223 四宮かぐやの無理難題「仏の御石の鉢」編⑧ 24 233
224 四宮かぐやの無理難題「仏の御石の鉢」編⑨ 24 234
映画 映画「かぐや様は告らせたい」ファイナル    
225 藤原千花は付き合いたい  24 235
226 かぐや様は泊まりたい 24 236
227 白銀御行は入れたくない  24 237
228 石上優は誘いたい 24 238
229 Adolphe Pescarolo は守りたい  24 230
230 かぐや様は踊りたい 24 240
231 四宮雲鷹は話せない  24 241
232 四宮家    
233 早坂愛は着替えたい    
234 石上優は下を向く    
235 そして,石上優は目を閉じた④    
236 そして,石上優は目を閉じた⑤    
237 石上優は言い出せない    
238 かぐや様は別れたい    
239 かぐや様は別れたい②    
240 白銀御行は頼りたい    
241 四条帝は守りたい    
242 田沼正造は語りたい    
243 白銀御行は申し込みたい    
244 伊井野ミコは湯切りたい    
245 早坂一家は認めない    
246 四条帝は助けたい    
247 伊井野ミコは正しくない    
248 かぐや様は抜け出したい    
249 かぐや様は叶えたい    
250 かぐや様は寂しくない    
251 かぐや様は告らせたい    
252 かぐや様は戻りたい    
253 かぐや様は煽りたい    
254 かぐや様は呼ばれたい    
255 友人たちは話したい    
256 かぐや様は見送りたい 前編    
257 かぐや様は見送りたい 後編    
258 日常①    
259 日常②    
260 日常③    
261 藤原千花は超超超超食べたい!    
262 白銀圭の最終回    
263 四条眞妃と柏木渚と田沼翼の最終回 前編    
264 四条眞妃と柏木渚と田沼翼の最終回 後編    
265 大仏こばちの最終回    
266 早坂愛の最終回    
267 伊井野ミコと石上優の最終回 前編    

 

 

 

 

   

 

『かぐや様は告らせたい』 第266話 早坂愛の最終回 感想 : ずっと心に描く未来予想図はほら思ったとおりに叶えられてく...の巻

 

さてと。『かぐや様は告らせたい』第266話の感想です。

 

ほほう。

今回はこれまでとは趣向を変えた演出になっておりますね。

 

秀知院を卒業した後の「少し未来の話」と断ることで現在の時系列じゃないんですよ,と強調されています。かぐや様でリアルタイム進行ではない時に背景が暗転していることもそれを裏付けています。一方で最後にこれは「早坂愛が見ていた『あるかもしれない未来』の夢」であったことも示唆されています。

 

この表現,なかなか上手いなと。

実際に起きた出来事のように「少し未来の話」と断っておいて,かつ「早坂愛がそうであってほしいと思っていた夢ですよ」と〆ている。読者的には実際に未来に起きる出来事を夢見の形で回想しているとも,これからあるかもしれない早坂が理想とする未来を回想形式の夢という形で描いたとも捉えられるように描かれているんですよね。

 

今回のお話内容が気に入った人は前者で受け止めればいいし,今回描かれた未来予想図がファンとして思い描いていたものとズレていればこれはあるかもしれない早坂が望む未来と受け止めることもできる。そうであるとも言えるし,そうでないとも言える。どう見るかだ...という構成になっているわけです。

 

解釈は読者に委ねる形にしてあるのが小憎いですね。いいんじゃないでしょうか,こういうの。どんな未来を描いたって読者一人ひとりの理想の未来予想と一致するわけないですからね。個人的には早坂愛が望む未来がこんなものなんだろうな...そしてそれは実際に起きる未来とそんなにズレてはいないんだろうなと思っています。

 

とまあそんな前提の上で,早坂愛の最終回となる第266話の感想です。



 

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早坂愛は懐かしみたい

というわけでフッフッフ...早坂だ(唐突なドフラミンゴやめろ)

 

夢の中の設定では卒業後,世界を放浪して来て久しぶりに日本に帰国した体の早坂愛である。かぐや達の世代が大学卒業して就職したり,院に進学しているので少なくとも4年半程度は未来の話ですね。冒頭,早坂さんが街中を歩く風景の中に溶け込むB小町にほっこりします。

 

状況的には久しぶりに帰国する早坂愛と元秀知院生徒会メンバーの会合という状況で,まあ現実世界に生きる我々にもよくある奴ですよね。大学卒業して,久しぶりに遠くに行っていたアイツが帰ってきたからみんなで飲むか!ってやつですよ。

 

かぐや世界は秀知院学園における諸々を描いていたので「メンバーで酒を飲む」なんてことはリアルタイムでは描きようが無いわけですが,未来の話(早坂の夢の中だけれど)と断ることでこんなお話も作れるんじゃないか...って感心してみたり。

 

ラフな格好で髪もロングを下ろしたままだった早坂が,車のサイドミラーで高校時代を思い出すようなサイドテールにするのも「あの頃の仲間たちとの再会にあたって,当時の髪型にしてみた」というちょっとしたノスタルジーを感じさせます。こういうのあるよな,実際。

 

 

早坂愛は語りたい

でもって,懐かしい面々と出会ってのその距離感よな。

 

高校生時代とは大きく変わったのはその距離感である。早坂メイド時代→早坂愛独立時代を通じて変化は合ったものの,生徒会メンバーとの距離感は今回描かれたそれよりもずっと距離感あったからね。

 

石上が早坂を「あっちゃん」呼びしたり。それに応えて早坂が石上を「石上っち」と呼んだり。高校生時代には考えられない距離の近さに,この4年半の面々との友達としての時間の蓄積を感じます。

 

早坂愛が自分を演じながらすべての人間に距離を取って生きてきたこと,それを捨て去ることでようやくかぐやと友達になれたことを思い出せば,こうやって彼女が普通に石上のような後輩と気さくに友達関係を築いているのは感慨深いではありませんか。

 

 

そんな石上と早坂との会話の中で語られる近況からは,かつての秀知院学園生徒会メンバーがそれぞれの道を進み成功していることが伺えます。

 

白銀御行は会社を復興し,四宮かぐやはカメラマンの夢を着々と実現している。そんな二人が結婚した未来になっている。石上は御行の会社に就職内定済であり,四条眞妃は四条グループに入社,大仏は院に進学。田沼翼と柏木渚は無事結婚するなど,それぞれが思い描いた未来がそれなりに実現しています。

 

そんな中,渚さんが息子に四条さんと同じ名前を付けるといった狂気ぶりも健在で,作中人物ではない僕ですらドン引きだったりするわけですががが....。どんだけ眞妃ちゃんが好きなんだよ,お前...

 

とまあ,多分にそれは高校生の早坂愛が「こうなったらいいのにな」と思うような未来予想図なんですよね。こんな風になっていたら嬉しいなという深層心理が思い描いた以来の夢。彼女の願望なんですよね。

 

それが「少し未来の話」と断られていることで,実際の未来も多分ここからそんなに大きくずれてはいないんだろうな...と読者に想像させる程度の描き方になっているのも良いですよね。

 

 

仲間たちと語り合いたい

さて,時系列的には未来ということで気になるのはやはり伊井野ミコと藤原千花ですよ。

 

伊井野ミコに関しては結局石上とどうなった?って部分が読者関心的にあるわけです。その点,今回の描き方は二人の恋がどうなったかは「想像に任せますという表現なんですよね。

 

石上自身は相変わらず「伊井野」呼びですし,当の伊井野ミコはのん兵衛になっています。まあ彼女はそういうタイプかもしれない...と読者に想像させる程度の表現ではありますよね。かつてつばめ先輩のクリスマスパーティーではノンカクテルとは言え注文の仕方がバーに詳しい女子のそれだったし,その後の崩れっぷりも酒に飲まれそうな予感を漂わせていましたしね。

 

で,そんな酔い崩れた伊井野ミコの介抱をしに石上が走り回ったことも,それを聞いて「仲良くしてるみたいで何より」と答える早坂の態度から見ても「付き合っているようにも見えるし,仲の良い友達のように見える」微妙な距離感になっていますよね。

 

恐らく伊井野ミコと石上優の最終回で物語上の「真の恋の結末」は描かれると思うので,現段階ではどちらともとれるような表現にされているというわけですね...。なるほど。

 

 

あと意外でもあり当然そうなるか...って感じだったのは藤原千花ですね。

政治家家系ということが疑わしいくらい素っ頓狂にみえる行動が多かった藤原さんですけれど,無事大学を卒業されて政治家稼業を手伝うようになっていたらすっかり大人になっていた。

 

立場もすっかり逆になっていて,しっかり者の藤原さんに早坂愛が甘えるという事態になっています。

この辺も多分,早坂愛の願望なんだよね。虚構で固めていたころの自分は何でもしっかりして書記ちゃんのコントロールもあれこれやるようなバリキャリウーマンだったわけですけれど,四宮の枷を外して自由人となった今はやりたいように生きている。

 

本当はこんな風に自分もなりたかったんだという彼女の願望と,それを実現するような未来であってほしいという気持ちが見せている「未来予想図」なわけですよね。そしてそれは実際にそんなふうになるんだろうな,と思わせてくれたり。

 

 

そして一足早くお友達になれた四宮かぐやとの友情もそのままのようで。「今も十分楽しいですけどね」と言ってくれる,そんな関係であり続けたいなという早坂愛の夢が描かれていてほっこりしたり。

 

「実際にそんな未来になるんでしょうね」と読者に想わせてくれる,終始楽しかった第266話感想でした。まる

 

 

【余談】

ちなみに伊井野ミコが頼んでいた酒はこちら。高ッ!(めっちゃいい香りがするお酒です)

 

 

 

 

 

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*画像引用は行っておりません。文章は個人の感想です。

 

 

『かぐや様は告らせたい』 第265話 大仏こばちの最終回 感想 : オンドゥルルラギッタンディスカー!!フディワラザン!! ...の巻

 

さてと。『かぐや様は告らせたい』第265話の感想です。

 

前回意味深だった四条眞妃ちゃんの未来の幸せ編は特に続きを描かれることもなく,物語は進行しております。大恋愛に破れた後の眞妃ちゃんに誰を出してきても難しいところだし,読者の想像に任せるということなのかしら。それはそれでアリの。

 

で,まさかの大仏さん回です。

ふむ。残り話数も少ないし,まさか大仏さんの冠タイトル回がまだあるとは思わなかったぜ。思わず「...いたな......今驚いているところだ...」ってトラファルガー・D・ローみたいなリアクション取っちゃいましたからね,僕。

 

 

てっきり生徒会長選挙は石上とセットかなと思っていたのでこれは意外ッ!って感じですけれど,昨年の経緯を考えれば大仏さんが応援演説をするのは特段不思議なことじゃないんだよな。確かに喧嘩はしたけれど,二人の間で区切りはつけていますからね。

 

とはいえ,応援演説するには気まずさがなくもなくってのは分からなくもない話で,腰が引けるのは高校生らしいっちゃらしい。そんな大仏さんに石上が背中を押してあげるのもまた因果である。ずっと石上を見続けてきた彼女を石上もまたこれまでの関わり合いの中で大仏さんをみてきたってことですからね。むしろ気になるのは

 

でも 私は嫌われ者だよ

 

という一言ですね。作中で大仏さんが嫌われ者っていう評価はどこかにあったっけ...? 学内随一の美少女で,確かに親のアレコレで噂が立ったこともありますし,風紀委員として伊井野さんとつるんでいたから特段高評価ってわけじゃないのは分からなくもないですけれど。

 

それともあれでしょうか。読者からの評価が微妙にアレなことに対するメタ表現でしょうか。そうだとしたら中々キッツいな!

 

 

とまあそんなわけで,伊井野ミコと大仏こばちの生徒会長選の第265話の感想です。



 

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藤原千花は乗っかりたい

とはいえよ。

 

今回の生徒会選挙は昨年とは大きく異なります。伊井野さんは生徒会役員として1年間立派に勤め上げただけでなく,文化祭実行に関しても数々の功績を上げその信頼を高めてきました。加えて,元生徒会副会長にして四宮家令嬢の四宮かぐやの認定があるわけですからね。むしろ楽勝でなければおかしいってもんです。

 

1年間の生徒会での積み重ねではいろんな出来事がありました。兄のように慕ってきた白銀会長。厳しくもある中で成長を促してきてくれた四宮副会長。ガンガンに対立しながらもいつしかお互いを認め合い,ほのかな恋心を抱くに至った石上優。そして時におもちゃとして遊ばれ,時に尊敬してきた藤原パイセン...パイ,パイ,藤原先輩!?

 

対立候補の槙原こずえの応援演説は藤原先輩です。

もう一度いいます。応援演説は藤原先輩です

 

 

 

 

結論から言うと藤原パイセンは麻雀にまけて応援を強いられているんだッ!なだけだったのですが,そこはそれ何というかその,もうちょっと手心と言うか。これまでの生徒会関係を思えばスパッっと断るべきだとは思うんですけれどね。

 

そんな藤原先輩の裏切りに対してポジティブに捉える伊井野ミコもまたポジティブ無限大だなって感じがするし,そこに簡単に乗っかる藤原パイセンもいつもどおりで安心できますね。よかった...こいつらいつもどおりのアホで...。

 

 

大仏こばちは讃えたい

そんな場外乱闘はさておき,応援演説である。

この応援演説,個人的には良かったと思うんですよね。ちゃんと「選挙に勝つための応援演説」になっていたから。

 

昨年,伊井野さんは白銀会長の前に健闘しつつも敗れ去ったわけですけれど,当然そこには敗因があるわけです。相手があっての自分だから,自分のことだけが選挙の勝敗の要素とはいえません。でも昨年の選挙ではっきりしたことは,当時の「伊井野ミコの正義」に反発する生徒が沢山いたという事実は否めないわけです。

 

そんな否定された「伊井野ミコの正義」とは,ほかならぬ二人の喧嘩で顕になった正義の独りよがりなところです。伊井野ミコの正義はたしかに正論だったかもしれないけれど,その正義の尺度はあくまで自分の主観だった。「幼い正義」と大仏さんが触れたポイントはかつて四宮かぐやが指摘したことであり,多分に秀知院学園の生徒全般の共通認識だったのでしょう。

 

そうした過去の正義のあり方を振り返り確認した上で,「今の伊井野さんは違う,成長している」と主張する。そしてそれは言葉だけのものではなく,実際に伊井野ミコが成長したことを秀知院学園の生徒たちは彼女の行動を通じてちゃんと見てきている

 

だからこそ,この応援演説と続く伊井野ミコの演説には聴衆たる生徒たちにとって説得力があったわけですよね。

 

そして伊井野ミコの最終回へ...

とまあ,そんなわけで伊井野さんは圧勝で生徒会長に選出されたわけです。登場時より目標にしてきた生徒会長当選は感無量といったところでしょうが,これが「伊井野ミコの最終回」ではなく大仏こばちの最終回だったのはやはり彼女の最終回は別にあるからなんでしょうね。

 

伊井野ミコにとって残る課題は石上優との恋の結末である。生徒会人事で石上が副会長というパターンも想定されるわけですが,そうした生徒会絡みのお話を含めての最終回となるのか,あるいは純粋に二人の恋心がどうなるのかという恋愛話としての最終回となるのか。どっちもありだと思いますけれどね。

 

残り話数に余裕があれば,伊井野さんと石上双方の視点で恋の決着を描いてもいいとおもいますけれど,どうなるんでしょうか。私,気になります!ってなわけで第265話感想はまる

 

【再掲】

相互さんのお茶さんに「渚・眞妃の仲良しイラストが見たいです」と無茶振りしたら描いてくださいました。お茶さん,ありがとう!

 

 

 

 

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『かぐや様は告らせたい』 第264話 四条眞妃と柏木渚と田沼翼の最終回 後編 感想 : 四条眞妃は砕けない!...の巻

 

さてと。『かぐや様は告らせたい』第264話の感想です。

 

相互さんのお茶さんに「渚・眞妃の仲良しイラストが見たいです」と無茶振りしたら描いてくださいました。お茶さん,ありがとう!

 

 

 

というわけで,前回の続き。

長らく翼くんに諦めきれない片恋をしていた四条眞妃ちゃんですが,思いがけずにその気持ちが柏木さんにバレてしまう→柏木・翼ペア破局という展開と相成ったわけですが,そのあとのお話である。

 

前回の感想では,

 

  • いきなり片恋相手がフリーになったからといって,これ幸いと告白できるものではない。
  • 仮に告れたところで,そんな簡単に人の気持ちは変わらない(翼は柏木さん一途)
  • そもそもそんな不自然な破局を四条さんが訝しまないわけがない。

 

といった展望を予想したんですが,今回の流れは案の定である。

翼君は「なんで振られたのか分からない」ので泣いているし,そんな翼を見て眞妃ちゃんがこれ幸いと告白する気分にならないのも当然である。柏木さんを問い詰めてみれば,あっという間に底の浅い「気遣い」は眞妃ちゃんに割れてしまうといった展開である。

 

流れるように予想通りの展開過ぎて,なんかもう書く事も無いんだけれど,そんな柏木さんと四条さんの最後の顛末を描いた第264話の感想です。



 

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二人はお互いを守りたい

ただまあ,四条さんの気持ちを知った柏木さんの感情というものも考慮しなければならない。かねてより,柏木さんにとって大切なものは「眞妃ちゃん>翼」という優先順位にあることは示されていたわけで。

 

今回,長らく突き合って...もとい付き合ってきた翼を眞妃ちゃんに献上しようとしたのもそうした感情の流れが根底にある。いや,馬鹿馬鹿しいことではあります。

そんな風に献上される翼くんもかわいそうだし,お情けでお下がりを献上される眞妃ちゃんもかわいそうです。ちょっと冷静に考えればその程度の事,偏差値78の秀知院学園の生徒でなくても常識で「あり得ない」ことは分かる。

 

そんな当たり前の思考ができないほど,柏木さんにとっては眞妃ちゃんは大切な人なんだってことなんですよね。

 

 

と同時に,四条眞妃にとっても柏木渚は大切な友人なわけである。

 

もし自分が翼と付き合ったら...の中で例に挙げられるいちゃつき事例が全部柏木さんにやられたことってのがなかなか業ですけれど,そうして柏木さんの気持ちをしっかりと露わにさせた上で

 

もう大好きなんでしょ 翼君が

手放しちゃ駄目でしょ

 

と言ってあげるその度量。四条さんの方が冷静かつ客観的に自分と友人と翼くんの関係をきちんと捉えて,柏木さんを諭してあげる。そこにもやはり,叶わない恋よりも自分の大切な友人との友情を優先する気持ちがあるんですよね。二人は同じように友人を大切にする想いを抱えているというわけよ。

 

 

四条眞妃は砕けない

自分の気持ちではなく,相手を思いやる気持ち。

 

翼君を見事に吹っ切って 次の恋愛に向かっていく

そんな逞しい私の姿を見てなさい!

 

そこには,恋の敗北者たる自分に情けをかけさせるような見っともないことをさせるのではなく,自らが失恋から立ち直り,幸せをつかみ取ろうとすることで,友人を安心させようとする姿がある。

その堂々たるや,さすがは四条家筆頭の娘としての「王」の姿そのものである。そう,四条眞妃はこの程度では砕けない!

 

からーの,突然の立ち眩み&田沼病院。

予定調和的に発覚する「柏木さん懐妊(三か月)」である。

 

 

前回の感想で私は書きました。

 

僕には今からオチが見えています。もろもろ片付いたときに,柏木渚のご懐妊が明らかになるという展開を。田沼家17歳の呪いが発動することを

 

 

まんまやん!

みんな想像していたけれど,そのまんまやん!オッキーじゃなくても「え,嘘やん」って言いたくなるくらいのどストレートな展開にもはや笑うしかない。

 

砕けそうな心はポット満タンのハーブティで癒されるのか。

そんな彼女に幸せは来るのか。と思ったら,案外遠くない未来にあるようである。ふむ。

 

 

眞妃ちゃんは誰と幸せになれるのか?

涙目の眞妃ちゃんの目に留まった生徒会室に入ってきた人物は一体誰なのか。一つ謎である。

 

かの四条家のご令嬢が恋に陥るくらいの人物であるならば,半端な人間であっても困るわけですけれど,それ以上にラブコメ的に気になるのは「四条眞妃が惚れてもおかしくない人物なのか?」という点ですよ。

 

初等部からの初恋が友人の妊娠という形で決定的に砕け散ったばかりの眞妃ちゃんである。その失恋をふっとばせ,恋に陥るような事案に展開するためには,やはり「それなりのフラグ」みたいなものが欲しい。フラグというとあれですけれど,要するに「そりゃ惚れて当然だよな」みたいな文脈が存在してほしいわけです。

 

ブコメあるあるでよく見かけるのが「恋の敗北者にぽっと出の人物がカップルとして当てがわれて救済したことにする」という展開です。これは大概評判が悪い。長らく繰り広げてきたラブコメという競馬にはそれなりの積み重ね描写があります。

そうした長い長い恋の積み重ねを断ち切って,負けた側のヒロインに「ほらほらいい男当てがったから許してよ」的な展開はラブコメラーが最も忌避するものの一つなわけです。

 

そうならないためにも,四条眞妃ちゃんが惚れる経緯みたいなものが分かる,そんな描写がきちんと欲しいわけですよね。あと8話しかないけれど

 

まあここまできたら「一目ぼれ」ぐらいしか手段は残っていないと思いますが。そもそも候補者がいない。3年生のクラスメートはまず除外されます。普段一緒に過ごしている人間に改めて一目ぼれなんてあり得ないからです。

 

となると学年の異なる人物しかない。既出の人物で一番眞妃ちゃんと関わっているし,お付きあいしてもおかしくないのは石上優ですけれど,こっちはこっちでつばめ先輩の失恋から立ち直ったばかりにして伊井野ミコといい雰囲気な状態である。石上は除外するしかない。

 

 

そうなるともうネームドで生徒会室に入ってきそうな異性がいないんだよね。一人を除いて。これまで名前が出ている下級生男子で,かつ生徒会に関わりがありそうな人物。そんなの阿倍一二三ぐらいしか思いつかない。

 

彼の愛猫が生徒会室に出入りしているのは既出ですが,阿倍という姓からもわかるように,「竹取物語」の登場人物を組んだ名前の持ち主故に生徒会に関わるのではないか...といわれてきました。白銀会長らも引退ですし,当然1年生から役員の補充というものが推測されるわけで。

 

このあたりで伊井野さんの生徒会長選&新人事で阿倍一二三ってのは普通にありそうなんだよね。生徒会と関わる人物ならば,生徒会室にカウンセリングに来る四条眞妃との接点も生じそうですし。いや,分からんけれど。

 

まあ,仮に阿倍一二三だったとしても眞妃ちゃんと付き合うとならば「ぽっと出をあてがわれた」みたいな雰囲気は残りますが,持ち駒は全てきっちり使うみたいな考えを赤坂先生がお持ちならばそういう展開は十分にあり得る。どうなんでしょ。

 

そんな与太予想になりましたが,もとより眞妃ちゃんが幸せになる日がありそうだってだけでも目出度いんですよね,本当は。というわけで第264話感想はまる

 

 

 

 

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