現実逃避 - hatena

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漫画感想のブログ

『かぐや様は告らせたい』 第139話 かぐや様はこれでいい 感想

さてと。かぐや様 139話 の感想(かぐ活)です。

 

まずは実写映画「かぐや様は告らせたい情報から。追加戦士,もとい追加キャストが公開されました。詳細はツイートのリンク先へ。

  

 

 やはり個人的に気になってしまうのは柏木渚ちゃん役池間夏海さんですかね。実写映画『ニセコイ』でみんな大好き小野寺さんを演じてくれた絶賛売り出し中の若手女優さんである。

 

よりにもよって今回のキャストは柏木さんである。

当初お話の題材的にちょろっと出てきた柏木さん,ちょっとかわいい系女子といった様相だったのにいつの間にか指数関数的成長を遂げることに。結果,柏木さんから柏木邪神と呼ばれるまで進化したその経緯は読者も身震えが止まらないでしょう。

 

キルバーンさんも言っている。彼女は進化する魔人だ...いまきっちり息の根を止めておかないと,眞妃ちゃんが廃人になってしまう!

 

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進化する魔神

 

そんな柏木さん役にですよ。

一部からは「大天使」と呼ばれている小野寺小咲を演じさせた後に,邪神・柏木渚を演じさせるとは...。「柏木クエストⅡ 悪霊の神々」ってやつです。なんつーか,振り幅がものすごいことになっています。おらワックワクしてきたぞ!

 

そんな映画実写版は9月6日公開僕も行くから君も行け!(by ス〇パ斎藤)。そんなノリでお友達と一緒に見に行こう。ちなみに僕はヤマカムの山田さんと観に行く予定。楽しみである。

 

 

さて,そんな映画実写版について作者の赤坂アカ先生がコメントされております。

 

 

原作者にとってアニメ化も映画化もものすげぇ嬉しいことなんですよ。自分の作品が漫画とは別の形で表現され,広がっていく。これって「凄いこと」だと思いませんか?

 

オリジナルの漫画を面白く感じるのはファンであったら当然である。そこから派生する様々な作品世界について,その是非をどう思うのかもファンの勝手である。それはそれとして,僕は少なくともアニメも楽しかったし,実写映画も楽しみです。

 

 

すべての人が同じ感覚ではないのは当たり前ですから,「こうしろ」「ああしろ」とは一ファンとして思いません。強いて言えば出来上がった作品を食う・食わないは個々の判断だと思う。

 

なので一ファンとして実写映画に期待したいところというか,みんなに「食ってほしい」と思う部分は『かぐや様は告らせたい』という作品の世界観というか。作品の空気というか。

ブコメディとして超絶的に面白いあの原作「かぐや様は告らせたい」が持つ「間」というか「空気感」,そこがどのように実写で表現されるかって部分なんですよ。

 

かつて「のだめカンタービレ」って漫画がゼロ年代にはやったんですけれど,それも実写化されたんですよね。あれは漫画の実写化として大成功の部類だったと思いますが,なぜあの作品が実写で成功したのかというと「のだめ」という世界観をきちんと再現できていたところだったと思うのです。

 

言い換えれば表現方法が漫画だろうが実写だろうが,面白い部分というのは「そこ」なんだと思います。

作品の持つあの独特の間。テンポよく小気味よいギャップの赤坂空間。そこはかとなくお可愛くおバカな恋の駆け引き。ぼくたちが漫画で面白いと思う作品の空気が感じ取れれば,それはかぐや様は告らせたいなんだと思います。

 

実写映画を観ようと思っている人はぜひそこを「食って」ほしい。一ファンとしてそんな風に思います。

 

 

 

白銀御行はツッコミたい

さて本編。

ウルトラロマンティックな告白からかぐや(氷)の社会的側面の出現,白銀御行の入院を経てついにやってきました「クリスマスイブ」。白銀御行・四宮かぐやにとっても正念場であります。

 

なんといっても四宮さんの場合面倒くさい家に所属していますからね。正月は京都の本家に行かなければならないということもあり,せっかくの四宮かぐや爆誕祭はともに祝うことができなさそうなスケジュールです。白銀にとっても決めるんだったら「ここだ!ここで決めるんだ!」とまあ松山光君の心境でありましょう。

 

そんなイブのパーティー会場は以前なし崩し的に了解を得て決定された藤原家であります。表札に彩られた愛犬・ベスのマークがお可愛い,アットホームな邸宅です。

 

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ウルトラロマンティック!!!!!

 

って草ァ!

 

 

は?

「まず聞こうか」,は読者のセリフですよ。ここはクリパ会場じゃなかったんですか?

 

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読者が想像していたクリスマス

 

日本を公式に支配する政治家一家の藤原家の豪邸で,闇料理大会・ブルーでも最上位の料理人たちがディナーを振る舞い,ホームバーではバス江がコーラのお湯割りを作る。そんなオシャレで完璧なクリスマスパーチ―は一体どこへ....?

 

 

はっはっは...いやいやいや...

 

さすがは赤坂先生ですね。俺たちが想像しなかったことをやってのける!そこに痺れる憧れるぅ!って奴ですよ。さすが実写版・岸部露伴との誉れも高い赤坂先生である(いや,誰もそうは言っていない)。

 

 

誰かー!早く言ってー!早く突っ込んでー!

 

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混ぜるな危険

 

ありがとうございます。

愛すべき白銀御行君が読者の心の声を代弁してくれました。なぜだ...どうしてこうなった...。

 

正解は長女のおふざけげきっかけで,藤原家のクリスマスは正月との合併号になってしまったとのこと。分かる。分かるぞ...漫画家先生だって,年末年始のことを想えば「ゆっくり休みたい」というアンサーがでてくるものな! 合併ついでにイベントも合併したくもなるでしょう(違)。

 

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奇祭すぎる藤原家

 

いや駄目だそれは。そいつは「混ぜるな危険」なやつである。クリスマスなのにそこら中に散見される正月感。圭ちゃんが寿司屋の湯飲みで茶すすっているじゃないですか。なんだよもう...落ち着いちゃうじゃないかよ,こんなん

 

四宮かぐやは動じない

一方の四宮さんといえば,落ち着いたものである。

考えてみれば,藤原さんとはそこそこの期間の付き合いですからね。この家のクリパが「異教徒の奇祭」みたいなものだということを知っていたのかもしれないなあ...。

 

とは言えだ。

より本質的なことを言えば,かぐやさんは別に「特別なクリスマス」とか「お洒落なクリスマス」などというものを求めていないんだよね。かぐや(氷)が柏木さんに漏らしたように,特別なものなんていらない。特別扱いならいつも受けているから。

 

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これでいい

 

むしろ四宮かぐやにとって切に願っているのは「普通であること」である。...て,いや確かに藤原家の惨状も別の意味で「普通じゃない」んですけれど,高級なものを並べ立てたりとか,形作られた彩りの演出とか,そういうのはノーサンキューなんです。

 

いま,四宮かぐやが切に願っているのは,「普通の生活」。そんな普通なのに努力の努力で背伸びしちゃっている人である白銀御行が「演じていない」「あるがままの自分」を見せてほしいということです。

 

だから四宮かぐやは動じない。

はたから見れば狂気のサバトのような「混ぜるな危険」なクリ正月においても,普通であろうとするわけです。好きな人と同じ場所で同じ時間を過ごして。好きな人同士で贈りたいものを贈り合って。

 

世間一般のどこにでもあるようなそんな他愛もない高校生の恋愛。そんな普通の恋愛を,大好きな会長と過ごしたい。そして御行に強さも弱さも全て見せてほしい。だからこそ,藤原姉妹の凶行も受け流し,会長と自分の世界を作ろうといつもと同じようにその叡智を使おうとする。平常。ごく平常なクリパを楽しもうとしているんですよ。

 

本当,そんな単純で簡単なことができればいいんですYO...

 

白銀御行は分からない

 

だけど白銀御行はそれが分からない。

 

退院してすぐにいつもように努力の努力に取り組んだわけですが,案の定文化祭のようには行かないわけであります。そりゃそうである。退院したのが23日夜。白銀が準備に使える時間は残り1日である。秋口から用意していた「ウルトラロマンティックな告白」以上の準備なんてできるはずもないのである。

 

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漂う小物臭


故に,用意できたプレゼントは無難で面白みのないハンカチーフ。その自信のなさからか,他人がつまらないものを用意することを願うくらいの小物感です。だめだこいつ...本当に準備できていない時はとことん小市民である。

 

で・も・ね!

実は四宮さんが求めているのはまさにソレなんだよ。努力の努力でなんとかしちゃう,ウルトラロマンティックな特別ぅ...はもう貰ったんです。会長の半身から既に美味しく頂いているんです。お代のベロチューまで払って。

 

むしろ今必要なのはそんなポンコツ野郎の白銀御行なのである。自分のプレゼントの矮小さを誤魔化すために,周囲が反応に困ってしまうような尖ったものを出てくるのを待ちわびるような,そんなちっぽけで弱っちいただの人間,まさにそれが見たいんだから。 

 

ですからアレコレ面倒くさい事は考えなくって良いんです。「素の白銀御行」を見せてやればいい。

萌葉からもらったクリスマスプレゼントの「手錠」。傍から見れば奇人変人の類の一人である藤原千花をして「うちの家族私以外全員ちょっと変)と言わしめし萌葉の手錠を持って

 

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今日一の癒され顔

「すっげぇ嬉しい」

 

と今日一番の癒やされ顔で微笑んじゃうような,ちょっとオカシイ白銀御行をそのまんま見せてやればいいんですよ。

 

 

かぐや様はそれでいい。

白銀御行はそれじゃだめ。

  

そんな思惑の違い,意識ギャップ。そんな繰り返し。

 

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かぐや様は贈りたい

 

こうなることを折込済で,そっと「本命のクリスマスプレゼント」を贈る四宮さん。普通。どこにでもあるような,そんな等身大の片思い同士の高校生がやるような,秘め事のようなプレゼント交換。なんだよこれ...かぐやさん,めっちゃ可愛いやん。

 

そこからの「会長は...無いのですか?」がまた等身大で良いですね。会長ならきっと用意しているはず...なのに無い?

 

自分がそうしたように,地獄の藤原姉妹の妨害を見越してのセーフティネット。四宮かぐやと対等な知能をもつ会長なら...自分に恋している会長なら...そんな期待感がまたいいじゃないですか。お可愛くて。

 

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対比的な表情

 

そんな期待を寄せられて,もう「石上...こんな時どういう顔したらいいのかなあ...」みたいな絶望顔をした白銀御行と。そんな期待に応えてくれて嬉しくてたまらない四宮さんの顔と。めっちゃ対比的ですね。際立っているのである。

 

 

だが白銀御行はここでヘタれてしまう。

完璧なウルトラロマンティックをも上回る「特別」を演出しなければならないおもいこんでいるのに。手元にあるブツはハンカチ以前の「鬼おろし」である(推定)。あの,唯我成幸も怠慢先生の家で踏みつけて足を切ったという...

 

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鬼おろしに花京院の魂を賭ける!

 

いやこれ,鬼おろしでしょ。

かぐやへのプレゼントを選ぶ中で,高級品も買えず,つまらないものも買えず,思わず手にとって買っちゃったんでしょ?,会長。箱の形といい,適度な大きさといい,鬼おろしにしか見えなくてしょうがないのである。

 

あかんわ...

女の子に対するクリスマスプレゼントが「鬼おろし」だとしたら,それはもう一生モンのトラウマである。白銀百大やってもうたイベントの筆頭を飾り,かぐや様が玄孫にまで伝えるであろう伝説となる。

 

 

無理だ。

白銀御行の征く道に敗北なし。もしそんなことが起きてしまったら,ソレこそ一生頭が上がらない事態である。それだけは断じて避けねばならない。

 

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見苦しすぎる...

 

苦し紛れにぐだぐだと言い訳する姿が最高に見苦しいですね。これこそ四宮さんが見たがっていた,素の白銀御行である。

 

(黒ウォズ)
祝え!
全白銀の力を受け継ぎ,努力の努力で課題を乗り越え,その叡智と失敗をしろしめすポンコツの王者その名も白銀御行

 

また一つ,やらかし案件を展開した瞬間である!

 

てなもんですよ。

 

 

はい。

そこでついに四宮さんキレました。あんなに見たがっていたほのかに弱気でポンコツナス姿を無視してまでの叱責である。本音である。

 

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完キレ

 

「わからない人ね

 完璧じゃなくても良いと言ってるのよ」

 

ですよねー。

普通でいいんですよ,普通で。背伸びしていない,素の白銀御行がいいんですよ。それが末代まで笑われるようなポンコツ案件だといって,四宮さんはそんな素の白銀御行が見たいんです。くれるものがたとえ「鬼ごろし」であっても(まだ決まっていない)

 

だって頑張っている白銀御行が,頑張ることができないくらい困っている御行が何とか用意してくれたプレゼント。そのプレゼントが受け取れるだけで,四宮かぐやはとてつもなく幸せなんですから。

 

というわけで今回の感想はまる。

 

余談(追記しました)

いろいろ書きたいことはあるんだけれど,時間不足なのではい。後で追記するかも。

 

とりあえず,今回の四宮かぐやはたしかにベースは「氷」何でしょうけれど,ほとんど素のかぐやとなりつつある状態なんですよね。いつものように策略を巡らせて,いつものように喜怒哀楽を表現する。かぐや氷でもアホでもない,素のかぐやがそこにいるんだよね。

 

だから今回のタイトルは「かぐや様はこれでいい」なんです。(氷)がつかない今回のタイトル,表情は氷ちゃんでも中身は殆ど「素のかぐや」です。そんなことがタイトルからも窺えますね。

 

次。

田沼医師が恐れた通り,17の夜にロイヤルスイートで決めている翼くんがそこにいますね。

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「ちゃんとしよう」な!(真顔)


「ちゃんとして」れば4代目爆誕とはならないはずですが,若さって怖いからなあ...。ついつい先走っての青春の暴走が妊娠,カンパ,退学への「ロード(第2章)」になってしまうというわけですよ...。

しかしそんな事態になれば,さしもの四条眞妃さんも諦めがつくんですかね...。こっちの行く末も気になるところである。

 

次。

同時進行中のつばめ先輩のクリパの方はえらく真っ当ですが,なんでバーテンダーみたいなことを石上もやってんですかね。妙に二人がお似合いだけれど。

 

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金持ちのクリスマスっぽいなー

 

一方で,伊井野さんと小野寺さんも来ているはずなのですが,これ中央左側の髪を下ろした女の子伊井野さんなのかなあ? 表情は似ていますが,こんな肩出しドレスを着るタイプとも思えないし,となりに立っているモブも誰だお前?て感じですよね(文実の一員だったかな?)

 

なにより伊井野さんだったらソフトドリンクよりも食い物抱えて食べている方が絵になるんだよなあ...。そこんところがちょいと気になります。

 

最後。

藤原三姉妹の闇が深いですね。あの藤原千花がまともに見えてくるって,どんだけなのよ...。

 

まず長女の豊美

自由奔放な巨乳ギャルである彼女はとにかく破天荒みたいっすね。「クリスマスと正月を混ぜたら面白そう~→もみの木角松」とか狂気の発想でしょ。ノリだけで全世界とかかわっている感がパないです。

 

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発想が狂気


こんな子が将来議員とかに立候補してトップ当選しちゃうんだぜ...。「名家・藤原家の後継者は巨乳美人」とか娯楽誌の見出しになるところまで目に浮かびます。

 

 

そして三女の萌葉。

 

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何コイツ怖い...

 

前々からヤベー奴であることはバレているわけですが,四宮かぐやと張り合うその姿勢と言い,会長に手錠をはめて拘束したいという発想といい,こいつからもまた猟奇性しか感じない。近づくだけで泣き出すかぐや(氷)と張り合うって,どんだけですか,こいつ。

 

面白いのは圭ちゃんがそんな萌葉に対して気を許していないというか。普段「うっさいしね!」とか邪険に反抗してしまう兄を心配してガードに走るあたり,意外な兄妹愛がみられたのが収穫である。

 

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白銀圭は守りたい

 

 

そんな不可思議すぎる藤原家に入ると,藤原書記が真っ当に見えてしまう不思議。でもきっちりゲームクソゲー?)を用意して人格を疑われるプレイをして皆を困惑させる当たり,相変わらずの藤原千花で一安心である。

 

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人格に疑問符を投げつけられる人間になってはいけない

 

今は会長とかぐや,石上とつばめ&ミコの動きが気になって仕方がないところですが,そろそろ彼女の本格的な話も見てみたいところである。

 

というわけで,再度まる。

 

 

ポクポクポクポクポクポ...

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コミックス

 

  


*画像はヤングジャンプ2019年第25号『かぐや様は告らせたい』 139話 より引用しました。

 

『五等分の花嫁』 第86話 シスターズウォー エキシビジョンマッチ 感想

さてと。五等分の花嫁 86話 の感想(ごと嫁 感想)です。

 

三玖さんの告白の裏側を書いた前回から,時系列は元に戻って告白直後に戻り...。

 

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三玖の告白(第84話より)

 

突撃的に告白した結果「保留」となった二乃

想いはしっかりと伝わりながら「嘘」を拒否された一花

そして姉妹の妨害と応援を受けながら,巡り巡ってようやく「想い」を伝えた三玖

 

その結果は...という今回のスタート。今回も考察多めですが,余裕のある方は前回までの感想もあわせてどうぞ。また今回の感想の読み味が変わるかもしれない。

 

関連記事 
ayumie.hatenablog.com

 

   

 

 

中野三玖は諦めない

さて本編。

告白を受けての風太郎の反応は...

  

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知ってるぞ...だが...



三玖の想いに気づきながら,それに触れずにそっとしてきた上杉風太郎。

 

それを考えれば,まあ受け入れる意思は無いのだろうなあ...とは思っていましたけれど,そこで紡がれた「だが」という接続詞に三玖もすぐに察したわけだ。自分の想いを受け入れてもらえないのだと。

 

なかなか難しい。

三玖の恋は一途で純情でとっても綺麗なものだけれど,それが叶うとは限らない。恋は相手があってこそのもの。自分一人ではままならないもの。そんな切なさをまた一つぼくたち読者は味わうことになる。

 

風太郎が三玖の気持ちを受け入れなかった理由風太郎にしかわからない。直接的には風太郎にとって「恋」は以前より身近になったけれども,今やりたい「第一の事」ではないというのが大きいのでしょう。

加えて消化不良となっている5年前の京都の思い出。それが「二度目の初恋」であったかは分からないけれど,それがのどに引っかかった小骨のように存在するから,今現在の恋を考えられないのかもしれないし。

 

あるいは家族旅行の時に事故的に起きた「キス」の相手を,あの時から意識していたという言葉から,他の姉妹の誰かが気になっているのかもしれない。

 

いずれにせよ,そこにあるのは三玖の気持ちに対する柔らかな拒絶。それを感じ取ったからこそ,三玖はとっさに引いたわけだ。

 

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三玖の機転


ここで確実に拒否されるよりも,ひとまずは引く。無論こんなのがであることはこの場にいる全員にバレバレです。風太郎も含めて。

 

でも「好き」の対象が家族だったということにするならば,三玖には貴重な時間ができる。同じく,告白したが受け入れてもらえなかった二乃のように,風太郎に「保留」させるのと同様の効果をもたらすわけです。

いつか風太郎の気持ちが変わって,「自分の気持ちを受け入れてもらえる可能性」を残すために。

 

 「自意識過剰くん」

 

という物言いは,ある意味負け惜しみであるわけですけれど,そうすることで風太郎に想いを理解してもらいながら「結論は出させない」という状況を生み出すことにつなげることができたわけだからね。

 

それが証拠に,三玖は伝えて気持ちを「無かったこと」にはしていないし,風太郎もそれを理解しているからね。

 

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中野三玖の恋はまだまだこれからだァ!!


 

くしくも気持ちの整理をつけた一花・二乃・三玖がべったべたに風太郎の側にいますけれど,見てのとおり三玖は自分の気持ちを否定していないし,風太郎も分かっている。三玖の告白は決して無駄じゃなかった。そんなこと伝わってくる,京都修学旅行でしたね。

 

中野一花は諦めない

さて,京都修学旅行において応仁の乱ならぬ「五つ子の乱」とも言わしめし姉妹戦争を繰り広げた五姉妹ですが,その後始末。

 

三玖の「やっぱり家族が好き」という言葉は,失恋を確定させないためのとっさの機転であったことは確かですが,同時に本当の気持ちでもある。

 

お互いの恋心のぶつかり合いによって生じた歪は,双方痛み分けという形で勝者がいないまま終わりました。

これが友人であったならばもろく崩れ去ってもおかしくない人間関係ですけれど,「五等分の花嫁」のヒロインは姉妹です。それも一つが五つに分れて成長した,不可分の五つ子です。好きとか嫌いとか関係なく,いつも側にいる自分自身の別側面。それが姉妹である。

 

だから三玖は姉妹達に感謝し。一花は三玖に謝罪する。

 

同じ人を好きになり,同じように想いを伝えようとし,同じように届かない。姉妹同士は公平で,想いをもつ意味も同じである。故に三玖はそんな気持ちになった一花を理解するし,一花は三玖に謝れる。

 

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惣無事


同じ恋をしたものだからこそわかる「恋の辛さ」。三玖の言葉が姉妹たちの恋のあり様を描いていますね。

 

その一花ですが,肝心の「想い」については不完全燃焼のままでした。

いろいろ画策したし,その結果「自分が風太郎が好き」という想いは伝わっているけれども,その行為を「嘘」と断言されて宙ぶらりんである。

 

 

そんなわけで,一花もまた自分の気持ちをしっかりと清算しなければならない。そうでないと進めない。自分の行為によってかけた迷惑の謝罪。「嘘」をつき続けたことによって傷つけてしまった人たちへの謝罪。

 

そんな一花の恋の区切りのつけ方

 

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「全部」嘘

 

全部 嘘だよ

 

というのがまた面白いじゃないですか。「感謝するぜ!お前と出会えたこと全てに!」と言わんばかりの思い出全てを乗っけながら「嘘」をつく。

 

頬にキスすることで想いが偽りでなかったことを伝える嘘。

一方で自分の気持ちを封じるかのように「全部」と告げる嘘。

 

嘘,嘘,嘘。

中野一花はだらけである。風太郎が大好きであること。5年前の京都で本当に一緒にトランプをしたこと。これまで積み重ねきた本当の想い,それらを全部ひっくるめて「嘘」といい,自分の心に対しても嘘をつく。

 

なるほど。

一花もまた,二乃や三玖と同様に抱いている気持ちは捨て去らないまま,ある種の保留状態を作り出すわけだ。二乃が直接的に「保留」を求めたように。三玖が曖昧にすることで間接的に「保留」を求めたように。

 

一花は「嘘」によって気持ちを韜晦させ「保留」しようとする。最初見たときに一花は「諦めた」んだと思ったんですよね。でも全部嘘ならば,諦めたこと自体が「嘘」である。こうして気持ちを伝えつつ,距離を取るような姿勢を見せつつ,嘘をつく。

 

猗窩座から狛治に戻ったのかよと言わんばかりのその表情に,三玖が言っていた「恋の辛さ」を噛み締めている一花の姿が切なくて,じんわりきますね...。一花はついに浄化したのか...

 

中野五月は伝えたい

そんなわけで,大乱闘スマッシュシスターズ(京都炎上編)も終了したわけですが,残された「謎」もある。五月の意図と例の盗撮騒ぎである。

 

そんな盗撮騒動の種明かしがついになされました。ええ...そんなんわかるかよ...

 

下手人が前田ってのは所在不明事件から推測していた人もいたと思いますが,動機が風太郎にあったとかちょっと読めなかったなあ...。なるほど。誕生日プレゼントのお返しか...。

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プレゼント


モノが遺らなくても記憶は残る。

風太郎がアルバムづくりを選択した理由は金欠が大きな要因ですけれど,結果としてお金で買えるものよりも「想い出」を残してあげられるものを選択したところに,風太郎らしさを覚えますね。

 

思えば風太郎が5年前に京都で五姉妹と出会ったのは,風太郎が竹林さんを撮らんとカメラをもっていたことがキッカケでしたっけ。それが原因で京都の女の子(零奈オリジン)と出会い,風太郎は変わることができた。そんな思い出をなぞるような誕プレ,上手いじゃないですか。

 

 

ま,まあ,あんなギスギスした五姉妹戦争を納める写真てどうなのよ...という気もしますが,年がら年中恋愛脳というわけでもないですからね。盗撮良くないけれど,いちおう「それっぽい」アルバムになっていますし。おすし。

 

個人的にはそれは風太郎が撮らなければ意味がないのではという気もしますが,最後の5人姉妹の写真を含め,風太郎も撮っていたみたいですしね。争いまみれだった姉妹戦争も終わってみれば想い出である。戦い終わって惣無事,といった観が出ていて。

 

 

しっかしあれだね。

そのアルバムを「零奈」に渡すんだ...なるほど...。

 

そもそもどうやって零奈とコンタクトしたのかよく分からないですけれど。多分に風太郎は論理的帰結から(今の)零奈=五月ということに気づいているでしょうから,それとなく五月に「零奈と会いたいんだ。」と(形式上の)仲持ちをお願いしたのかもしれませんね。

 

それは良い。それは良いのですが,ここで一つ問題なのは風太郎が

 

(五月が扮した)零奈=京都で最初に会った女の子

 

 

と誤認しているところだね。これは業が深い。

なんでって,風太郎は「零奈に感謝している」からだよ。

 

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「零奈」に感謝する


あの日,独りぼっちになってしまった上杉風太郎。「要らないのは俺」と客観的に見てしまい,行き所が無くなった自分。そんな自分を「必要」といってくれた京都で出会った最初の五姉妹。

 

 

だがこの展開には一つ「問題」がある。

五月が扮している零奈は京都で出会った「最初の女の子」ではない。

 

 

感謝されるべきは五月ではなく,本当の最初の女の子である。思えば京都において五月が風太郎にずっと告げようとしてきたこと,それは5年前の京都の出来事の真相である。言い換えれば「最初の女の子が誰だったのか」ということである。

 

なぜなら,五月はその女の子がどれほど風太郎にとって大きな存在か知っているから。彼女が必要と言ってくれたから今の自分がある。そこに風太郎は「感謝」している。今回の風太郎の言葉を聴く以前から,以前からのやり取りの蓄積でそれを五月は承知しているわけですから。

 

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感謝されるべき人間は別にいる



 

であるならば,五月としてはそれが誰なのか伝えたい

 

恋心とか,そういうものだけではなく。かつて5年前に交わりあった「最初の接触」によって大きな影響を与え合った二人の真実を伝えなければ,五月の気持ちは収まらない。

 

五月の視点で見れば,今の自分たちがあるのは風太郎」がいるからである。風太郎から勉強を学び,自分のやりたいことを見つけ,それに向かって進めるようになる。そうなったのは風太郎のおかげである。

 

一方で,その風太郎を作り上げるきっかけとなったのが「京都で最初に会った女の子」であるならば,彼女こそが風太郎にとっても,自分にとっても,自分たちにとっても最大の功労者である。いくら感謝しても感謝しきれない存在である。

 

そんな人が一人身を引き,隠れ,他の姉妹の気持ちを最優先し,自分の本当にやりたいことを封じ込める。それが五月にはもどかしい。正当な対価を得るべき人物がそれをひた隠しにしている事実。そんな事実が耐え難い。

 

 

だから五月は伝えたい。

「京都で最初に出会った女の子」,始まりの女の子,その名は...

 

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最初に京都で出会った女の子は...

 

中野四葉

いつも他の姉妹のことを考え,自分のやりたいことを見つけられない,時間が5年前から止まった女の子のでした。

 

 

中野四葉は隠したい

これまで考察してきた通り,京都で最初に出会った女の子はやはり四葉でした。まあこれは他の人も多く推測していたので,むしろ当然の結果になったかなという感じがありますね。

 

ヒントは色々ある。

京都の女の子は皆の手本になるために五倍頑張ると言っていた。しかし実際の四葉五人で一番勉強ができなかった。

 

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5倍頑張ってお手本になるはずだったが...

できない自分だからこそ,五倍頑張らなければならなかったのに結果が出せなかった。それが申し訳なくて,「自分を殺して他の姉妹を応援する」という姿勢をとっていたのかもしれない。

 

 

もしくは,四葉自身がすでに風太郎に「受け入れてもらえなかった」と思い込んでいるのかもしれない。他ならぬ5年前の京都の出来事によって。

 

既に明らかになったり,示唆されているように,最初に出会ったのは四葉ですけれども少なくともその後一花が入れ替わって風太郎と接触している。自分と風太郎だけの関係だけではなく,5人と風太郎の関係に変化している。

 

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「京都の女の子」との思い出は自分だけのものではない...? (84話より)

四葉からしてみれば「風太郎の感謝」の原因となった変化,その最大の功労者は自分かもしれないけれど,風太郎の今を形作っている「京都の思い出」自体は自分だけではなく他の姉妹も関わっていると思っているのかもしれない。だから,自分一人の「手柄」にしようとしていないのかもしれない。

 

あるいは,その入れ替わりがトラウマになっているのかもしれない。例えば最後に会う約束をしたのに,風太郎が入れ替わっていた女の子と会って自分の方に来なかったとか。

 

その姿を物陰で観ながら,「自分ではない別の相手」との本物の別れ風太郎が本当に感謝している姿を見たのだろうか。もしかしたらそんなトラウマがあるのかもしれない。

 

「ううん これでいいんだよ」

 

と告げる四葉の目からは,何度となく見せた彼女の偽りの気持ちが浮かんでいる。どうみたってこれでいいと本心から思っている表情じゃない。

 

 

思えば四葉風太郎に対しては何度も冗談めかしたことは告げてきた。勤労感謝の日のデートにおけるペアルックのお誘い。クラスメートにからかわれて「本当に付き合ってみるか?」と冗談めかして言った時も。その都度風太郎はとりあわなかった。

 

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風太郎は取り合わない(第36話,第73話より)


 

多分風太郎は自分を向いていない。それが分かっているから四葉は自分に自信がないんだね。現在姉妹に対して一番迷惑をかけていると思っていることも含め,諸々の理由から四葉自ら身を引こうとしているのかもしれないなあ...。

 

 

ただこれ,恋の行方という意味においては大きな意味を持ちますよね。風太郎にとって大きな存在である「京都で出会った女の子」。今を形作るきっかけとなった人物だけに,その大恩は計り知れないものがある。そう,それこそ感謝が恋に代わる可能性だってなくもない。

 

それほどの存在である「京都で出会った最初の女の子」が五月と誤認されている事態。これは五月にとって由々しき問題である。だからこそ,京都修学旅行を通じてそれは「四葉である」と風太郎に思い出してほしかったんでしょうし。おすし。

 

でもこれまでそれは裏目に出ている。

零奈として三度姿を現した五月に対し,風太郎は「京都の子」として感謝の念を述べていた。ましてこのやりとりである。すでに確信に近い零奈の正体について,風太郎が五月と誤って確信してしまう可能性がある。

 

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五月がいろいろ画策していたことは風太郎も認識している

 

これは五月にとっても「まずい事態だ」(ドフラミンゴ)なわけであります。ここから考えられる展開は大きく2つ...いや3つ...。

 

  1. 五月=「京都で最初にあった女の子」として誤認識したまま,五月のことを好きになっていく展開

  2. 四葉が本当の「京都で会った女の子」という真相を風太郎が知り,風太郎が四葉に惹かれていく展開

  3. 京都の子が四葉であることを知るのだけれども,それまで五月=京都の子という認識のまま接する機会を積み重ねていくうちに,いつしか京都の子ではなく五月を好きになってしまうという展開 

 

さて,どの道が来るのでしょうか。

個人的信条としては四葉に報われてほしいという思いはある。一方で,「過去の思い出」が現在の「日常の積み重ね」に勝るという展開はあまり来ないというラブコメの文法測もある。このあたりは難しいところですねえ。

 

自分を殺して殺してきた四葉だからこそ,報われてほしい。最初から風太郎のことが好きで,他の姉妹の五倍は努力しようと頑張って。でもできなくて。

それを風太郎の力で勉強も伸ばしていく,結果を出せるようになり。そんな頑張り屋さんは自分の恋心を封印しつつ姉妹の応援をするような人なんです。その子が風太郎を返させた「京都で最初に出会った女の子」,風太郎を必要と言ってくれた女の子なんです。

 

いやいやいや。

これ,四葉の恋が実らなければ悲しすぎるでしょ....。これで結ばれなかったら小野寺小咲もびっくりの展開である。ましてや四葉だけ「自分のやりたいことが無い」と言っているのである。やりたいことはあるでしょ!風太郎の「お嫁さん」でしょ!

 

構図から見ると見事なまでに四葉こそ花嫁に相応しい位置取りをしていることは分かる。だがこれ,悲しいけれどラブコメなんだよなあ...。そんな定石が定石どおりにならないところもまたラブコメである。むしろ物語展開でありそうなのは「3」かもしれない。

 

いまだ恋心を抱かない五月のターンがどうなるのかということも含め...。京都で四葉とのかかわりから始まった姉妹との関係,同じように高校生になって五月とのかかわりから始まった再びの関係

 

そんなことを鑑みると今後の恋愛模様四葉と五月を軸に進んでいきそうだな...とか思ったり。四葉の恋がどうなるのか。他の姉妹たちは。気になって夜も眠れないのである。まる。

 

余談

実際のところ,風太郎はその子に対して「恋愛感情を抱いているわけではない」と主張しています(42話より)。ただ感謝と憧れがあるのだと。

  

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感謝している(43話より)

 

二乃が家出した時の会話の中で,そのように言及しています。二乃は「それは恋」と主張していますが,あくまで風太郎自身は否定しています。今回の零奈への「感謝」も含めて考えれば,文字通りそう思っているのかもしれない。

 

仮に「京都で出会った女の子」が四葉であることを知ったとしても,感謝以上の気持ちを抱かないのかもしれない。その辺に今後の恋愛の進展方向の「遊びの部分」があるわけで。作者はいかようにもフリーハンドがある点に留意したい。

 

次。

風太郎は今回現れた零奈=「京都で出会った女の子」と誤認しています。これまでのやり取り,推測から零奈=五月と誤認している可能性は高いわけですが,果たして本当にそうなのだろうか。ここも一つ「遊びの部分」がある。

 

実際に今現れた零奈は「五月」なわけですが,本当に風太郎は五月と認識しているのだろうか。愛があれば見分けられるという母・祖父の言から鑑みて,愛に近い感謝の気持ちを持つ風太郎なら見分けがついているのかもしれませんが,だがまてよ。

 

かつて零奈と最初にボートに乗ったとき,風太郎は意味深なことを言っている。

 

 

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思い過ごしか...(42話より)

 

ここで「思い過ごしか」,と言っている。

もしかして風太郎は四葉に「京都で最初に出会った女の子」の姿を見たんじゃなかろうか。でも実際に目の前にいる零奈は五月である以上,微妙に人物像が異なるはずである。ゆえに風太郎自身も迷っている可能性。あると思います。

 

そんなことを鑑みると,風太郎の恋の行く先が四葉とも五月とも言い切れない部分がある。もちろん,他のヒロインたちについても保留ですから可能性はなくもないですが,「これまでのかかわり」という部分を鑑みると一歩引いた状態にある。

 

そんなあれこれを考えた,第86話でした。再度まる。

 
 

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五等分の花嫁(9) (講談社コミックス)

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五等分の花嫁(9) (週刊少年マガジンコミックス)

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*画像は週刊少年マガジン2019年第24号『五等分の花嫁』 86話,同85話, 同84話,83話,73話,42話,36話,35話より引用しました。

 

 

『ぼくたちは勉強ができない』 111話 感想( 問.111 前任者のおとづる[χ]は時に奇異なるものである )


さてと。『週刊少年ジャンプ』2919年第25号 ぼくたちば勉強ができない 111 の感想です。

 

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デートの相手は...

今週のセンターカラー扉絵はあしゅみー先輩より。あすみ先輩の手を引くその人物は唯我成幸なのか,あるいは...というおデートシーン。無事医学部に合格してつかの間の休日を堪能してほしいものです。

 

 

さて。

先日調査を行っていた第2回人気投票の出口調査結果がまとまりました。既に投票行動が終わっているということもあり,前回調査よりも数が少なくなっておりますが,一応結果報告と簡単な分析だけ。

 

「今週の感想」を読みたい方は目次から本文(「桐須真冬は動じない」)へどうぞ。

 

 

 

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出口調査結果

 

まず結果の見方から。

調査は「①誰に投票したか」「②何票投票したか」という質問だったのですが,今ひとつ整合性が取れず。①の結果が「投票人数」,②の結果が「②に回答してくれた人数」となります。本来はこれが一致すべきなんですけれどね。

 

とりま①の結果だけ見ると,相変わらずの真冬・文乃のワンツーです。これは前回の「投票予定調査」と同様の傾向。想像ですが,実際に人気投票の重複投票抜きの集計結果はこんな感じなんだろうかと思ったり。

 

 

ただこれは人気投票であって重複投票ありですから,「投票数」は大きく結果が異なります。

 

まず目立つところで,武元うるかさんの結果は2つまとめてあります。数値が大きいほうが投票結果をそのまんま集計した数。小さい方の数字は「5000票投票した」を除外した数です。

 

5000票というのは知っての通り,フォロワーさんの一人がそのような呟きをしたため一応回答欄として用意しておいたものです。「ははあ,いつものお遊びだな」と僕は思ったのですが,それに付き合う形で選択肢を用意したところ9名の回答がありました。君たちね...

 

当の本人は「結果を見る」をみただけだというので,これは便乗投票と思われます。なので集計はしたけれど,信用はしておりません。

 

ただ,1000−4999票と回答した人については,まあ1000票ちょっと投票する人はいるかもしれんな,ということで有効票としております。今回回答してくれた人に関してある程度信用できそうな数値はMAX3000ちょっとというのが実情ではないでしょうか。

 

 

次。

目立つところでは緒方さんの得票数が目立ちますね。1000票以上が4名ということで,うん?と思ったのですが,緒方さんについては割と熱心なファンがいる印象なので有効票としました。

もちろん,1000というのは相当な枚数(62000円分の葉書!)なので,4名もいたかどうかは分かりませんが...。日本全国ならそれはありえなくもないので,まあ一応。事実なら緒方さん大躍進となりますが,如何に。

 

 

次。

ちょっとリアリティがある数値が真冬先生ですね。

1000以上という方も1名いらっしゃり,「なるほど...」と思わせるバランスです。ここではMIN2610票となっておりますが,これが実際の投票人数になった場合,前回の数値以上の得票数があるのではないか...と推測しています。

 

 

次。

さて投票人数では2位だった文乃ですが,投票総数では伸びていません。1枚〜という本当に人気投票的に投票している方が大多数のようですね。重複投票が少なそうだ,という分真冬先生超えは難しいかもしれませんね。

もっとも,全キャラに言えることですが僕のフォロワーさん以外の投票がたんまりありますので,最終的にどうなるかは予断を許しません。裾野が広そうなキャラだけに,「もしかしたら」があるかも...?

 

 

最後。

その他のキャラについては,サンプルが少なすぎてなんとも言えません。全く参考にならない。とりあえず注目は関城紗和子さんですかね...。どうなりますでしょうか。

 

なお「その他」で投票された方の内訳は,水希,成幸父,古橋零侍,小美浪かすみ,唯我文乃,作者(筒井先生)などがいらっしゃいました。作者様を回答項目に入れないとは,やっちまったぜ...。


以上となります。

ま,なんにせよ正式な集計結果が出れば全て明らかになりますので,この結果自体はあくまで「お遊び」ということで認識いただければと思います。

 

桐須真冬は動じない

さて本編です。

長編明け一発目は桐須先生から。コートにマフラー,いよいよ冬らしくなってきたぼく勉世界ですが,やっていることは相変わらず12月らしからぬ展開

 

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開幕怠慢


 

ふむ。

真冬先生の家が話題になったのは結構前という印象ですが,そのネタか...。ファンが押し寄せたということもあり,引っ越したほうが良いという美春の助言は正しいですが,だからといって当たり前のように唯我成幸が内見に付き合うところが笑えますね...。

 

いや,それだと引っ越したとしても成幸には引越し先特定されているじゃないか。生徒に知られるのは教師的にどうかと思いますが。

でもまあ,仮に内見につき合わせなくてもいつか部屋の片付けを手伝ってもらうために家の中に成幸を導く怠慢先生の姿が目に浮かんでしまう。故の,全くの無問題というやつである。

  

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節子,それ事故物件や

 

そんな真冬先生の新居は駅チカ3LDK・2万という好物件であります。明らかに「大島◯る」案件であります。ああ,伏せ字にしてもなお怖い...

  

 

だが何かに秀でている反面,なにかが欠けている桐須真冬先生にとっては意味がないことなのであった。というか,そっち方面に対する感度が低すぎた。

  

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余裕すぎる感性

 

え... (困惑)

 

いや,そうはならんだろ。

なんでしょう,この非科学現象に対する反応の薄さは...。対する唯我成幸の反応がとってもチキンなわけでありますが,これが合理的思考を重んじる真冬先生と情緒的思考を重んじる成幸先生の違いなのかしらん。面白いですね。

 

桐須真冬は動じたい

あらゆる心霊行為を無視して突き進んでいたくせに,突然教え子に抱きつかれたらそこは動じるんですね...ってまあそりゃ動じるか。いきなり男子高校生が抱きついていたら完璧に「事案」である。良かった...最低限のモラルが残っていて... .

 

 

思わず貞操の危機を心配しているのかと思いきや,そうではなかったところがテラ怠慢ですね。離れなさい,と命じながらも成幸の言葉に期待をかけているの,本当に怠慢にも程があるでしょう...。教師のモラルはどこ行った。

  

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何言ってんだこいつ...?

 

「ちょっ...待ちなさい!! 何を言う気!?

 最低限!  ちゃんと卒...ッ」

 

 

あ,はい。

成幸母の言葉を引きながら拒絶するも,口走っているそれは一体何なんだろうか。成幸が告白してきそうになったと勘違いして拒絶するまでは良いです。でもその後の「ちゃんと卒業してから」is 何?

 

 

なんでしょう...この怠慢的教師は...。

 

卒業していたら告白されるのはOK。

 

そういう事でよろしいか,伺います(稟議)

 

 

「彼エゴ」の頃から片鱗は見えていましたけれど,もはや桐須先生,成幸のこと男子としてみちゃっているじゃん。

あのときも裸の成幸に迫られて(違います),拒否しつつも「で,でもっ!」とか言っていましたけれど,今回はより直截的に告白OKの意思表示ですからね...。だめだこいつ...早く何とかしないと。

 

そして成幸が単に心霊スポットに怯えていただけで怒るのはなぜなんでしょうね...。ガチ告白じゃなかったんだからいいじゃない...って思うじゃん?そうならないんだよなぁ...。むしろガチなのは貴方の方です!

  

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いや,そうはならんだろ...?

 

アホー!

なんでそうなるのか。全くもって分かりません。え,なにこれ...。桐須先生的にはもう唯我成幸は恋愛対象なんだねきっと。まだ恋心とかそういう段階じゃないけれど,「男として認定されている」と言うか。そういう世界線を想像できるというか。

ほら,あれですよ...オカズにできるかどうかといったら多分「できる側」に分類されているんですよ,成幸は(ちょ)。イイハナシダナー...

 

とまあ,なんやかんやで最後は霊的なソレと認知できた桐須先生によって引っ越しはキャンセルされたわけですが。

 

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夫婦ですか!?

 

普通にこれ, 若夫婦が新居を探しに来ている絵面にしかみえませんよね...。果たしてそんな世界線に到達できるのか。最後は唯我成幸が彼女に惚れるかどうかにかかっている。まる。

 

余談

なんだかんだ言って,結局成幸側が好きにならない限り周囲があれやこれや感情を変化させてもどうにもなんないってのがラブコメですよね...。三人娘は成幸に惚れておりますし,あしゅみー先輩も桐須先生も成幸が特別な存在になりつつあります。

「女子ーズ」の気持ちの変化に比して成幸側の感情変化が乏しいってのがぼく勉の恋の結末の読みづらいところ。

 

第1回人気投票以来,ファン同士の「推しの鞘当」が生じてなくもないぼく勉界隈ですが,結局成幸次第ってところを踏まえて読み進めれば,「まだあわてるような時間じゃない」ってことになる気がするんですけれどね...。

 

現段階で誰エンドなんて,もしかしたら作者本人だって決めかねているのかもしれない。もう少しそのへんを踏まえて落ち着いて読むと良いんじゃないかと思います。と

いうわけで再度まる。

 

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*画像は「ぼくたちは勉強ができない」問.111 より引用しました。

 

 

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