現実逃避 - hatena

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漫画感想のブログ

ヤングジャンプ新連載『まくむすび』 が期待大な件!

さてと。週刊ヤングジャンプ2019年第16号『まくむすび』 第1話 レビュー(まく結)です。

 

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まくむすび

 

思いっきり『ヤマ◯ム』さんのパクリぽい記事タイトルとなりましたが,これは意図的にやっております。はい,リスペクトです。最近は『ヤ◯カム』さんのフォロワー的な漫画感想ブログが増えましたけれど「漫画レビュー」という点では敵うところないですよね,本家本元は。

 

弊ブログでやっているのははあくまで「感想」であって,レビューではないのが良くも悪くも特徴なんですけれど,この度始まった『まくむすび』,視界に入る限りなかなかの好評ということもあり「よぉしオイラも読んでみようか」ということで読んでみました。ふむ,これはなかなか面白いんじゃないかと。というわけで紹介がてらのレビューです。

 

漫画は『となりのヤングジャンプ』で読めます。登録とか何もいりません。むろん印刷版やアプリでも読めます。とりあえず読んでいない人,興味を持ったら読んでみてください。

 

となりのヤングジャンプ『まくむすび』

tonarinoyj.jp 

 

『まくむすび』って何さ

そもそもタイトルの「まくむすび」て何さて話ですよね。

 

タイトルはその物語の主題を凝縮して凝縮してもっとも短くしたものがタイトルである。タイトルは主題を表す。ほら,偽物の恋人同士になるカップルだったら「ニセコイ」とかさ(え)

 

本作品のタイトル「まくむすび」は素直に読み取れば「幕結び」ということになるのであろうな。

 

作品世界は仙台にある高校。部員も少ない訳あり問題あり風の演劇部である。

 

ぼくは演劇についてはからきし素人でわかってないですけれど,限られた時間・空間の中で演者が物語を演出によって紡いでいく...その物語が閉じる瞬間こそ「幕引き」ということなんだと仮に定義してみたり。

 

しかし本作品が「幕引き」ではなく「まくむすび」としたのはそういう演劇用語があるのかもしれませんが,その意としては「物語の結末」ということを強調したいのだろうなととりあえず想像したり。

 

二つの『まくむすび』

なんでそんな風に思ったのか。

それはこの作品を紡いでいくであろう二人の人物がそれぞれ違った意味で「物語の結末」に関わっているからである。

 

一人はおそらく本作の主人公である咲良。ぶっちゃけ演劇には縁もゆかりもなかった新入生である。高校生をきっかけに何かを変えることを思いながらも,その方向性はある意味マイナス方向である。そう,彼女は大好きだった「漫画」を描くことをやめようと思っていたのだ。

 

ただ描いているだけで楽しかった幼少期。しかしそんな彼女の漫画は受け入れられなかった。自分を理解してくれているはずの幼馴染ですら漫画の意図を理解できず,否定された瞬間に彼女の世界は崩れ去る。

 

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描けなかった幕結び

 

そう,咲良の漫画は表現力不足,構成不足,漫画として純粋に未熟だった。それだけではない。そんな漫画の結末をきちんと描くことができなかったのである。彼女の「物語の結末」は存在しなかった。「幕」の「結び」がなかったのである。

 

 

そんな彼女の漫画をひょんな形で手にしたもうひとりの主人公であろう人物,ジャス子。彼女たち演劇部もまた部としての活動の危機に陥っていた。様々な背景から部の存続が危ぶまれる状況だったのである。

 

この春の部員勧誘に失敗すればそれこそ演劇部の活動も幕引きである。そこでジャス子たち演劇部が行ったのは,その咲良の漫画をベースとした戯曲を新入生勧誘にあたって演じるということであった。

 

演劇には始まりがある。そこでリアルタイムに描かれる物語は,舞台の空間と登場人物によって紡がれていく。物語の筋をきめる脚本と,物語の表現方法を決める演出という二輪によって進んでいく。

 

そんな物語にも終りが来る。物語の終わり,すなわち「幕」の「結び」である。ジャス子はみずから「幕」の「結び」を演出し直すことで,咲良の物語の「幕結び」を作り出したのだった。

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創り出された幕結び


 

そんな二つの幕結び(まくむすび)が二人の主人公によって漫画という形で表現されている。実にメタい構造の漫画ではないでしょうか。

 

「まくむすび」はどんな物語を紡ぐのか

この物語が「高校演劇」を扱う以上,等身大の高校生なりの夢と葛藤が描かれていくんじゃないかと思います。そんな中で二人の主人公がどんな風に成長していくのか。周囲をどんな風に巻き込んで物語を構成していくのか。ポテンシャルを感じる世界となっております。

 

咲良に描けなかった「物語の結末」は,ジャス子によって結実し,演じられ,一つの物語として終わることができた。咲良は自らが作れなかった物語の完成を。ジャス子は自ら目指す演劇を演じる物語の原石を。二人の関係は相互依存に見える形でスタートしています。

 

そんな二人の関係が,咲良の成長を促したり,演劇の奥深さを広げていったり。その果てに咲良が演劇脚本に道に進むのか,漫画に立ち返るのか。そんな未来予想もたのしみながら,「創作者の葛藤と成長」を漫画という表現媒体によってどう描いていくのか。

 

面白そうな伏線もあります。登場人物が変わっていく予兆か感じられます。しっかりと種蒔きがなされた第一話,どう成長させていくのか作者の保谷伸先生の手腕に期待です。

まる。

 

 

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*画像はヤングジャンプ2019年第16号『まくむすび』 第1話 より引用しました。

『かぐや様は告らせたい』 第132話 四宮かぐやについて④ 感想

さてと。かぐや様 132話 の感想(かぐ活)です。

 

まずはアニメ関連情報。

 

週末3/23(土),24(日)に開催されるAnime Japan 2019 にてかぐや様は告らせたい」が参加するようです。

 

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Anime Japan 2019 参戦!

 

会場は東京ビックサイト東展示場東6ホールJ72,時間は10:00-17:00(24日は16:30まで入場可)だそうです。(*誤りがあるとまずいので,必ず公式を確認してください。)

 

www.google.com

 

そしてTVアニメ放送もあと2回ということで,いよいよクライマックス。て...次はいよいよ「花火の音は聞こえない」なんですね。しかも前編のみ...。お,おう。それと知って思わずつぶやいちゃいましたよ。

 

 

まあ弊ブログにお越しの皆様は大半が原作派でしょうし,後編がどうなるか百も承知でしょうけれど,アニメ派のみなさんは一週間じりじりされるんでしょうね。そして耐え切れなくなった人がコミックス爆買いするパティーン。

 

 

アニメ派の皆さんもおそらく最後にはコミックス全部揃えたくなると思うので,この機会に全部買いされればいいと思うの。読者(視聴者)が作者をはじめ関係者皆様にできることといえばコミックスや円盤を買うことだからね。よろしかったら是非。

 

 

かぐや様は仮面かぶりたい

さて,本編。

ウルトラロマンティックな告白からウルトラアホな低能頭脳戦の後,四宮かぐや脳内頭脳戦を経てまさかの再びの四宮かぐや(氷)さんの登場。度肝を抜かれた読者の皆様方にとっては長い長い2週間だったことと思われる。

 

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四宮かぐやについて

 

仄かに桜色に染まる読者が見てきた四宮かぐやとかつての雰囲気をまとった四宮かぐや(氷)の対比が綺麗ですね。

 

そんなわけで新章突入です。「ファースト・キッスは終わらない」編と銘打っていますが,これ案外長引くんでしょうか。まあ満を持して登場させたかぐや(氷)ちゃんですから,たっぷりと描いてくれそうな予感はある。

 

 

さて冒頭。前回かぐや(氷)さんに珈琲を所望されて引きだったわけですが,四宮さんに言われるがままに給仕する白銀会長がお可愛いですね。なかなか珍しい構図。普段の生徒会ではコーヒーは藤原書記,紅茶は四宮かぐやが淹れてきて,会長はもっぱら飲む専門だったからね。

 

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戸惑う白銀会長

 

ふむ。

会長は四宮さんが昔の四宮(かぐや氷)らしいと雰囲気の変化は感じているものの,昔の四宮さんのように振舞っているとは思っていないのね...。

 

そりゃそうである。つい先日ウルトラロマンティックな告白を経てCも同然のべろちゅーをかまされた仲である。二人の気持ちは「通じ合った」けれども今後どうしたら...? という葛藤を繰り広げていたばかりなだけに,よもや四宮さんが昔の四宮さんのような「氷のかぐやさん」になっているとは思いもよらないのであろう。

 

まさにあれである。セックスしたとたん態度が変わった恋人に接して面食らっているよである(言い方)。

 

 

......さてそんな四宮かぐや(氷)とはつまりなんぞや...? てのが前回以降の読者の議論の的であったかと思いますが,無事答え合わせが行われました。

 

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ペル...ソナ...!

 

なるほど。社会的仮面ペルソナか。そういう便利な言葉がありましたね,そういや。

 

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先週のお休み中に考察記事を一本書いておいたのですが, 概ね正解じゃん僕。考察記事の「四宮かぐやの色々な側面が状況に応じて違って描かれている(説)」そのまんまじゃんね。例えに至るまで。

 

所属する社会的側面に応じて役割を切り替えていく。つまり社会的仮面ペルソナ

四宮かぐや(氷)とは自らの厳しい家庭環境から自分の心を守るために創り出された仮面の一つ。別人格とまでいかないが,かなり強固に作られた仮面。それがかぐや(氷)ちゃんだったというわけね。なるほど。

 

てか,例えに四条眞妃さんを使ってくるのズルすぎるでしょ。藤原書記ピンチもさることながら,シリアスモード開始2pでこれだけコメディぶっこんでくるの,ちょっとヤバいんですけれど。赤坂先生は天才かよ!

 

かぐや様は確かめたい

というわけで本題。

長々と引き伸ばしてきましたが,ついにかぐや(氷)ちゃんから「この間の件」について話題投与が行われました。なるほどねー。

 

いやね。

前回脳内会議においてかぐや(幼)=裁判長が「これまずい」て言っていたじゃないですか。考察記事にもちょっと書きましたけれど,これまずいってのはアホの子が気絶してかぐや(氷)ちゃんが表に出ることを危惧したわけじゃないんですね。

 

意識を失う前の四宮さんは「かぐや(アホ)」である。そのかぐや(アホ)ちゃんを含めて脳内会議をしていたわけですが,脳内葛藤の末に四宮さん(氷)はその社会的仮面ペルソナを追いやってしまいました。

 

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まずい...? なにがまずい,言ってみろ
(第131話 コミックス14巻141話より)

 

 

気を失っていたアホが退けられれば当然四宮さんは回復することになる。意識が元に戻り,逃避していた現実に直面するわけです。

 

ウルトラロマンティックな告白に舞い上がって自分からベロチューかましてしまい,会長からはド淫乱扱いされているんじゃないかと危惧すべき状況に。それに猶予無く対処せねばならない。それが「これまずい」だったわけですね。おそらく。

 

意識を取り戻した四宮さんが瞬間的にとった策は,白銀会長に対して防戦一方にならないような虚勢が張れる社会的仮面ペルソナ(かぐや氷)を選択すること。

というか,その仮面以外では会話することすら難しかったんでしょうね。ある程度冷静な態度をとりつつ会長との交渉が行える仮面。でも白銀御行が好きという事実は覆さない仮面。それが「かぐや(氷)」ちゃんだったというわけですよ。

 

 

自分からベロチューかまして言い訳効かない状況でありつつ対等以上に交渉できる立場を求める。ぶっちゃけどうでもいいことのように思えます。後に会長が語るように,二人の気持ちは互いに相手が好きということが明白である。言葉にはなっていないことを除けば。

 

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選ばれし仮面は「氷」(第131話 コミックス14巻141話より)

しかし四宮かぐやの本質たる社会的仮面ペルソナであるかぐや(氷)からすれば,やはり「好き」という言葉を会長から聞きたいし,ファーストキスだって会長からしてほしいんです。それが四宮かぐやの矜持である譲れない一線である。

 

今回「ファースト・キッス編」とかいう不可思議なシリーズ名がついているのもそのためだよね。ファーストキス自体は既にかぐやさんがしてしまっているわけです。それも舌をれってするやつ。ファーストキスはもう終わっている。けれど,

 

かぐや(氷)はそれを認めない。
認めたくない。

  

四宮かぐやの本質である彼女からすれば,ファーストキスは殿方からロマンティックにしてほしかったわけです。決して女の自分からベロチューするそれじゃない。断じてそれが認められないからこそ,「真のファースト・キッス」をしたいんですよ。白銀御行からウルトラロマンティックに決めてほしいんですよ。

 

 

だから二人の関係を「恋人」とは認めない。自分からしたベロチューを「ファースト・キッス」とは認めない。

 

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かぐや様は認めない

 

ここではっきりと「会長が私のことを好きとわかっていた」「俺のことが好きだからキスしたんだろ?」とお互いの好意を「相手が好き」という言い方で表現するのも相手から言わせたい二人らしいと言えばらしいのですが,こうやって二人の会話の中で「好き」という言葉がはっきり出る事自体がそもそも画期的なことである。

 

 

ここでお互いに「好き」であることを認め,「恋人」であることを確定してしまえば四宮かぐや自身も楽になれる。白銀御行も同様である。にもかかわらずかぐや(氷)がそれを敢えて確定させないのは,自分の思い描いた「ファースト・キッス」が実現していないからこそである。

 

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ファースト・キッスは会長から

 

「なんなら今してみますか?」という誘いはとにもかくにも白銀御行からキッスさせたい。そうすることでファーストキスを上書きしたい。自分の思い描いたような,白銀御行から自分へのキスを受け取りたい。そんな思いの表れなんですよね。

 

白銀御行は気づかない

うんまあ,しかしアレだな...。これ,思っていた以上に長引きそうな感じがあるね。

 

ここで会長がキス待ちになってしまうのは「ええ...?」なわけですけれど,仕方がない側面もある。

 

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会長(ポンコツ)モード

 

そもそも会長にとってのファーストキッスは四宮かぐやからなされたもので,しかもベロチューである。それが彼の原初体験である以上,そんなもんなんかと勘違いするのもある意味仕方がないというか,全部四宮さんのせいである。

 

しかしそれがまた四宮さんにとって腹立たしいのである。

自分のせいで相手の男がそんなアホの子になってしまったのが分かるからこそなおさらである。ただ白銀御行から男らしく来てほしいだけなのに。それだけでかぐや(氷)は,つまり四宮かぐやは満足できるのに。その欲求不満が満たされないからこそのハリセンである。愛のツッコミである。

 

「意気地のない男と付き合いたいとは思えませんね」

 

という言い様は四宮かぐや(氷)流の助け舟である。キラーパスである。自分から来れないような男とは付き合いたくない=「自分から来てくれるような男となら付き合う」じゃんね。すっごい分かりやすい助け舟である。

 

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「男らしく」来てほしい

 

そして今日はここまでですとしておきながら,車が呼べないので歩いて帰ると去り際に告げる。これもまたキラーパス,助け舟である。だから貴方に送ってほしい。白銀御行に男らしく振舞ってほしい。そんな気持ちの表れじゃないですか。

 

 

でも白銀御行は分からない。

普段の白銀だったらその裏にある意味をすぐに読み取って行動に移せたでしょう。しかし白銀御行は既に文化祭において知略を張り巡らし疲労困憊。やっと想いが伝え合えたと思いきや,この四宮さんの言動です。どうしたらいいのか分からない。

 

読む必要がない深読みをし。存在もしない許嫁がいるのではと妄想し。完全に的外れである。空振りである。

 

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ラブが...コメる...!!

 

くっくっく...ちくしょう。

こんなにシリアスな展開のように見せかけて完全にやっていることがラブコメディである。なんでしょうねえ...この良質なラブコメを読んでいる感覚。「かぐや様は告らせたい」を読んでいるといつも新鮮な驚きがある。その物語の展開に,構成にラブコメとしての進化を感じざるを得ないね。

 

四宮さんの気持ちを推し測りたい。四宮さんの気持ちが分かりたい。何かのサインの存在を掴もうとしている白銀御行,そしてわっかり易いサインをどんどんだしてくる四宮かぐや(氷)さんとのすれ違い。このギャップ。

 

うおぉぉぉぉぉ!と叫びながら布団の中で転がりたいようなニヤリングの瞬間じゃないですか。おっ可愛いじゃないですか,四宮かぐやは。かぐや(氷)こそ最初に白銀御行を好きになったというのは嘘偽りのない真である。

 

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四宮かぐや(氷)さんは最高のプレイをした

 

そしてこの恋愛頭脳戦を仕掛けてくるかぐや(氷)は紛うことなく四宮かぐや本人であることがはっきりと読者にも分かる。表面上の仮面である社会的仮面ペルソナとしての「かぐや(氷)」はやはりあくまで仮面に過ぎない。

中身は白銀会長が好きで好きでたまらなくって,でも「男らしく会長から来てほしい」四宮かぐやであることがはっきりわかりますね。お可愛いこと!

 

 

だが頓珍漢な妄想ばかりして分かりやすい四宮さんのサインを見逃し続ける白銀御行には四宮さんの真意が分からないのであった。なんという朴念仁であろうか。

 

しかしまあ白銀御行は「答え」を既に知っているはずなのである。これまでの経緯を振り返ってみれば。

元より四宮さんは白銀から来てほしいと思っているのは1年にわたる恋愛頭脳戦から明らかである。今回の帰り道のソレだって,会長からが頑張って手を握ってほしかったのである。それも以前のエピソードではっきりと会長に示されている。

 

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会長に頑張ってほしい(第16話 コミックス3巻26話)

 

そして他ならぬ会長自身がこの奉心祭で宣言していた「男らしく決める」。まさしくそれこそ四宮かぐやが求めているものなわけですから,会長が原点に立ち返ってそう振舞えば済む話なんですよね。(それが今の会長には難しいわけですが...)

 

 

 そんな会長を置いて,捨て台詞とともに渋谷のサンちゃん高円寺のJ鈴木のタクシー(修正しました)で立ち去るかぐや(氷)さんが「敗北」というのは一見違和感を感じるかもしれない。かぐや(氷)さんに翻弄され,羽を全部むしり取られたニワトリみたいにガタガタ震えている白銀御行こそ敗北者のような気がするかもしれない。

 

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かぐや(氷)さん,完全敗北

 

でも今回「仕掛けていた」しかけが全部空振った四宮かぐや(氷)さんこそが真の敗北者である。氷の社会的仮面ペルソナを被ろうともいつものように恋愛頭脳戦を繰り広げたにもかかわらず,完全に通じなかった四宮かぐや(氷)―――完全敗北 な第132話でした。まる。

 

余談

こぼれ話。

かぐや(氷)ちゃんが珈琲についてアレコレ語っていますが,ここでいう「使用人」とは早坂のことですね。

 

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使用人(笑)

いやいやいや。

今日の午前中はかぐや(アホ)のフォローで死んでいた近侍・早坂愛ですが帰ったら帰ったで使用人扱いの氷のかぐや様のお相手かよ。彼女が心労で倒れないことを祈るばかりである。いったいどんな会話がなされるのか興味深いところですが,それは来週以降のお楽しみ。

 

そして,かぐや(氷)ちゃんの「煮込んだなまこのような味」という表現でありますが,一体全体白銀会長となまこはどんな関係があるのだろうか。白銀御行の出来ないポイントの形容詞は「なまこ」。なんだろう...御行の前世は大伴御行ではなくて海で眠っていたなまこだったのだろうか。私,気になります(ん)。

 

 

次。

ぶっちゃけ早坂に淹れ方を習った方が美味しい珈琲が淹れられそうな感じがありますが,敢えて藤原書記というところが面白いですね。

 

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クリスマス前に藤原母回来るのか...?

 

こんな罵倒を受けたら会長がまた努力の努力をするのは目に見えているのである。藤原母シリーズの新たな一幕が追記されるのかと思うと胸が熱くなりますね。

 

次。

社会的仮面ペルソナの説明のところで何気なく四条眞妃ちゃんが兄弟らしき存在に蹴りを入れてますね。ほほう...これが噂の男兄弟だろうか。このぞんざいな扱いから見て弟ぽいですけれど,そうなると例の全国模試1位の「四条帝」とは違うように思える。

 

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四条兄弟か...?

 

四条帝はいかにもぽく名前が出ているキャラなので,多分に四条家縁の者なんだろうし,いずれ白銀御行の「壁」の一つとして登場しそうな予感がある。もっとも,かぐや様では「その壁はすでに超えていた」みたいな展開も時々あるので一概には言えませんが。

 

追記(2019/03/22)

コメントいただいた件。四条さんに蹴られている弟らしき人物が花火回で泣いているかぐや様とすれ違っているのではという...

 

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第35話 花火の音は聞こえない 後編(コミックス 5巻 45話) より

 

なるほど。

確かに服装も一緒,髪のトーンも一緒ですね。髪型も前髪が長すぎる気がしますが,別人物というほど違和感があるわけでもない。意図して登場させたのか,再利用してあの時すれ違っていたことにしようと思ったのか。正解はどうなんでしょうか....。気になります。

 

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ayumie.hatenablog.com

  

 

次。

「愚図は叩いて躾けるのが四宮流」というセリフがありましたが,さて,そうなるとやはり厳庵は躾けのためならDVちゃうようなタイプだったのかしら。

 

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躾けに暴力が入る家庭

 

少し違和感がありますけれど。叩くのに躊躇しない性格なのかもしれないとは思いますが,それ以前に四宮さんにそれほどの関心があるようにも思えない。このあたりも今後の厳庵の人格描写待ちってところかな。

 

 

最後。

「かぐや様を語りたい」も毎週きちんと読んでいるのですが,弊ブログではきちんと取り上げてなくてすいません。

 

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かぐや様を語りたい 第31話より


 

今回,エリカの怪談ネタの中で「なまこの内臓」が出て来てクスリとしてしまいました。もちろん元ネタは本編のかぐや様に出てくるのですが,こうやって一つのヤンジャンの中でしっかりと「なまこ」繋がりが描かれるあたり,お話の連動性というかつながりをとっているのかな,と思ったりして。

 

というわけで,再度まる。

  

 

藤原ママシリーズ新展開待機中

 

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コミックス(電子版)

 

  


*画像はヤングジャンプ2019年第16号『かぐや様は告らせたい』 132話 , 131話(コミックス141話),16話(コミックス26話),『かぐや様を語りたい』第31話 より引用しました。

『ぼくたちは勉強ができない』 103話 感想( 問.103 その連結は時に彼女を[x]させるものである )


さてと。週刊少年ジャンプ 2019年第16号』ぼくたちは勉強ができない 103(ぼく勉 103 )の感想です。

 

 

ぼく勉アニメ放送は4月6日より放送開始。まであと19日ですね。

 

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関城紗和子参上!

 

そういえば関城紗和子さんの中の人って決まったのかしら。まだ未公開だったかな...。関城さんと言えばぼくの頭の中では「ハキハキしてハスキーなんだけれどちょっと抑えめ」ぐらいで脳内再生されるのですけれど,皆さんいかがでしょう。

 

中の人情報も引き続き気になるところである。

 

 

関城紗和子は披露したい

 

さて本編。

久々登場の関城紗和子さん。緒方と言えば関城,紗和子と言えば理珠というくらい切っても切れない友人関係を作り上げた関城さん。そこに成幸が加わる逆ドリカム状態,個人的には好きである。なんつーか,

理珠を中心に友情の輪ができている感じがして。

 

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それ以上言うな紗和子!戻れ!

 

そんな関城さんが急遽二人を呼び出したたった一つの冴えた理由...。

 

自身も含めて受験生にもかかわらず,化学部の「発明品」を披露襲名せんとするところから物語はスタートします。その理由がなんとも切ないですね...。なるほど。だいたいわかった(門矢士)。だからそれ以上言うな,紗和子。なんと理珠りんまで気を使って...

 

 

しかし「発明品」ね。ラブコメで「発明品」...。うっ,頭が...!

 

「15時間効果を維持する超強力接着剤」というあたりで既に笑いがこみ上げてくる。「おーい,誰か台車もってこーい!」て脳内で声かけたくなる。なんというかその,その時間設定にラブコメ以外の理由があるのかよ...て感じですよね。

 

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デュアル・オーロラ・ウェーブ!

 

で,こぼす。

で,成幸とくっつく。はい,ここまでが予定調和です。その昔尾崎行雄も熱弁を振るっていた「ラブコメの常道」というやつですよ。

 

はわわわわ....。なんだろう,「ぼく勉」がどんどんニセコイに染まっていく。めっさ既視感あると思ったらビーハイブの謎薬回の導入そのまんまやんけ!

 

 

関城紗和子はトキメキたい

しかしそれが「中身スッカスカの意味無し回」にならなかったところにラブコメとしての進化が伺えますね。きちんと恋愛の縦軸は通してきているからね。これが次世代型ジャンプラブコメというやつなのか...

 

鶫と楽と大きく異なるのは,関城さんは緒方理珠に対する友情が厚すぎてぶっちゃけ唯我成幸のことをまったく異性としてみてないんだよなあ。

「好き」とかそういう対象じゃない。そういう意味で「はわわ」していつの間にか「服が脱げて」最後に「パンチ」して終わりという定型文では収まらない形となる。これは良いね。

 

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カップにしてはなかなかに豊乳...

 

成幸と手を繋いでいることにドキドキするのではなく,緒方理珠に手を握られることにドキドキしてしまったり。ひたすらネバーっとする白濁の液体をかぶってしまったのでシャワーを浴びる際に全裸になっても「見ないでよ」の一言で済ませられるし。一晩ぐらいてがくっついたまま泊まってもOKてノリだし。

 

本当にねえ...

 

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ほっかほか


 

いや,このシチュエーション頭がおかしいでしょ。関城さんは制服・白衣着用のままシャワー室入ってますよね。で,全裸でシャワーを浴びている。てことはですよ。ここにも示されているように,成幸の右手の上には脱ぎたてほやほやの制服・下着その他一式が乗っかったまんまなんだよなあ...。

 

 

なんだそれ。脱ぎたてショーツを男子の腕に引っ掛けてシャワー浴びるとか頭おかしいでしょ(褒めてる)。

 

ときめく相手は緒方理珠一人!成幸はただの友達!(にしてもこれはオカシイわ)それが徹底されていますよね。かといってわたモテみたいに百合百合しくならないのも関城紗和子的というか...。この距離感が良いんだよなあ...関城さん

 

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惚れんよな...?

 

今回のお話は元鶫推しにしてトップサワラーおフランスのYさんも満足に違いない。

 

 

緒方理珠は妬きたい

それにしても今回は良回だったなあと思うのは,「付き合ってもいない男女が強制的にくっつくことによってドキドキが始まること」でもなく,「二人一組で演舞拳を振る舞いながら冒険していく展開が始まること」でもない。

 

そんなシチュエーションを通じて第三の女緒方理珠に「嫉妬させた」ところが良かったと思うのですよね。これよ。これが良いのよ。

 

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妬いてる妬いてる...


 ラブコメとしての「ぼく勉」を見た場合,関城さんは恋のプレーヤーじゃないわけ。彼女はできない娘じゃないし,成幸から学んでいるわけでもない。彼女はあくまで触媒です。そんな彼女を触媒として理珠ちんのちんまい身体から全身溢れ出る嫉妬を生じさせるそこにシビれるあこがれるゥ!わけですよ。

 

 

そーそー。こういうんで良いんだよ,ラブコメってのは(謎目線)

どうせくっつくはずもないサブキャラと主人公のドキドキとかそんなの描いたってしょうがないんです。そんなことして好きにさせたって,最後は在庫処分気味に酷い振られ方するんでしょう...? そういうのもう飽きたんだ,ラブコメあるあるは。 

 

関城さんの裸を見せないように目隠ししながらあててんのよしたり。二人きりで寝かせるわけにもいかないから自分も泊まったり。関城さんと成幸の手がくっついていることが嫌で自分から成幸の左手を取りに行ったり。

 

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あふれ出る嫉妬,始め!(セクシーコマンドー部)

 

くくく...。究極にお可愛い生物ではないか,緒方理珠は。おもわず読者も「おかわいいこと...!」とか言っちゃいますよ,脳内で。さすが第一ヒロインである。

 

 

そして極めつけはこれである。

 

ズルいですよね 私...

ごめんなさい アレは...

ただの... ヤキモチです

 

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ヤキモチ


 はい,百点満点です!

 

 

ブラボー!Oh!ブラボー!

 これまで抱いていた「モヤモヤ」という感覚を明確に「ヤキモチ」と緒方さんが認識しました。つまり認めているわけだ。自分が唯我成幸が好きであるということを。

 

これは人類にとって小さな一歩であるが,緒方理珠にとって偉大な飛躍である。

 

人の気持ちも,自分の気持ちもわからなかったあの緒方さんが自身の恋心を認めているなんて。げに素晴らしき哉。恋のレースも第4コーナーを曲がって,ついに緒方さんが大外から手応え十分で上がってきた感じです。

 

第一ヒロインの名誉にかけて,他のヒロイン勢をごぼう抜きにしていくのか。あるいは他のヒロインも二の脚をつかって抵抗するのか。ラブがコメってきた「ぼく勉」103話でした。まる。

 

余談

さて化学部の話。

 まあ別に化学部に限った話じゃないのですが,この学校はなんで3年生の秋も深まる頃に部活動をやらせているのか1ピコも理由がわかりませんけれど,そういうの気にしちゃいけないんだろうね,ブコメてやつは!

 

で,今回の関城さんの珍発明ですが。

実際のところ15時間だけ接着してはなれない接着剤の使用用途がよくわからない。この接着剤の利点は15時間後には固定が外れるという点にあるわけで。

 

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愛の小道具として

 

 

ぼくが思いつく使用用途は,これは出来上がったカップルの愛を試すためのアイテムとして使うくらいですけれどねえ。彼氏(彼女)もちに別の異性の友人をくっつけてさ。何も起こらないか試すことによって愛の深さを測るアイテム。こいつは爆売れの予感がしますね。

 

もし市場に出回ったら,とりあえず伊井野ミコと白銀御行にくっつけた上で四宮さんと石上会計の反応を物陰から覗いたいところですね(まて)

 

 

最後,次回予告

 

文乃の唇がいつもと違う!? その時,成幸は!?

次号,文乃があのときの真相に気づく...!?

 

ほほう。古橋さんのお話ですか...。ほぼ3ヶ月ぶりですかね。

唇...あの時...何も起きないはずもなく(起きねぇよ)

 

該当しそうなのは文化祭の件ぐらいですけれどね...。あ,その話しますか。二人はスク水を着てお風呂で背中を流す関係まで進んでいるのに,改めて着ぐるみ越しのキスの話する...?

 

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まああれですか。文乃がリップかなんか変えて,成幸がその唇を見て例の着ぐるみキッスを思い出してドキドキみたいな,そんなん話 ?で,成幸の様子が変なんでそこで文乃がなにか感づくとか,そういうの?

 

それとも例のうるかの「挨拶キス」関連のドタバタを文乃が知る形になるとか? うーん,どっちでもお話が作れそうですが,さてどうなんでしょうね。

 

ぶっちゃけ,あの「未接触キス」の件は文乃が真相に気が付いた時に恋心を自覚させるためのものだと思っていた。

恋心を認識してしまった今,どんな使い方をするのかいまいちピンと来ませんが,文乃の気持ちに「とどめ」を刺すためのエピソードなのかも知れないなあ。応援キャラからの最終脱却,あるのでしょうか。気になります。

 

というわけで再度まる。

 

 

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*画像は「ぼくたちは勉強ができない」問.103 より引用しました。

 

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