現実逃避

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『五等分の花嫁』 第103話 最後の祭りが二乃の場合① 感想 : 二乃とマルオの交差点

前回はまさか一花姉さんのキスで改めて風太郎に対する行為を確認した一花さん。そのキスの刻印,風太郎は否が応でも一花を意識せざるを得ない。

 

でもちょっと待ってほしい。

風太郎に掛ける思いは他の姉妹も同じです。まして思い込んだら一直線の二乃さんともあろうものが,この文化祭で何もしなかった...などということがあるのだろうか?(恋愛頭脳戦風な問いかけ)

 

 

今回はそんな二乃さんのターンです。

このままナンバー順に一人ずつこなしていくのかも気になります。

  

 

 

二乃,家族を想うの巻

さてオープニングで華麗なダンスを見せつけた二乃さん,学園祭で一躍時の人となったわけですが,その理由はまさかの四葉。なるほど...一花さんの代理ではなく,四葉か。一体いくつ頼まれごととしているのだ,四葉は。

 

そんな四葉に対する二乃の言葉掛けは,厳しさを感じるに内容でありつつもそこに思いやりがある。四葉に対する気遣いがあるからこそ言うべきことはいう。そこに愛があるのである。

 

 

そんな四葉も代理を二乃に頼める辺り,以前よりも成長を感じますね。抱えてパンクするのではなく,コントロールするよう心がけているわけですから。「陸上部のときみたいに」はもちろん高校時代の出来事を指しているわけですが,中学時代の失敗をも念頭に置いているのかもしれないね。

そんな過去に触れつつも四葉が消化できている辺り,二人の姉妹としての絆ががっちりと出来上がっていることを感じます。

 

それは二乃が舞台に上がった理由にも繋がっている。

風太郎に「見てもらいたかった」というのは乙女心。もう一つは舞台に上がれば観客席をよく見渡せるから...招待した父・マルオが来てくれているかどうかを確認できるから。 

 


うむ。

やはり二乃にとって大切なのは「家族」なんだよなあ...。姉妹のこと。父のこと。亡き母を含めて「家族として一つ」になりたい。そんな価値観は友人たちが家族と待ち合わせしているという言葉を聞いた途端に「家族を優先して」と促すところにも見て取れるます。

 

五姉妹みんな家族が大好きだけれど,その想いが人一倍強い二乃らしさがにじみ出てますね。

 

 


 

 

 


 

二乃,マルオに家族を求める

きっと来てくれないと思いながら父に招待状を出し。そんな表面上の強がりとは裏腹にその姿を探すのは,マルオにも家族の一員に名実ともになってほしいからです。

 

母が他界した時,養父として姉妹を引き取り支えてくれた。清貧生活から抜け出し,楽に暮らせる十分な環境を与えられ,立派な学校に進学させてくれた。そこに五姉妹を大切に成長させようという想いは感じられる。

 

でも二乃にとって家族とは本質である。心の絆である。お金やものではなく家族としてのつながり。父親としての愛情や,親子の会話,なにより「私達は一つの家族」と感じられるような確かなぬくもりを求めているのである。

 

 

だから二乃は招待状を出したわけだ。家族として娘たち最後の文化祭に来てほしい。成長した自分たちの姿をその目で見て,一人ひとりを家族として愛情を持って言葉で「想いを伝えてほしい」。

 

そのためのパンケーキである。かつて母がつくってくれたふわっふわのパンケーキ。その直伝の味を忘れないために,パンケーキづくりの道具を用意してくれた父・マルオの想いには「母を忘れないでほしい」という気持ちが込められている。

 

それを理解しているからこそ,母のレシピで作ったパンケーキをマルオに食べてほしい。成長した自分たちが作る,かつての母のレシピのパンケーキ。それを食べてくれたなら,マルオの不器用な愛情も動かされるのではないだろうか。母・零奈に思いを馳せながら,自分たちを一つの家族としてはっきりと認識してくれるのではなかろうか。

 

そんな思いがきっと二乃にはあるからこそ,父・マルオにこだわる。マルオに父らしくあってほしいと願う。

  

マルオと上杉父と二乃...と風太郎

そんな二乃の思いを汲み取った上杉風太郎。くっそ忙しいにも関わらずマルオの確保に協力する流れに。こういうところだよなあ...。

 

 

かつて三玖も感じていたけれど,何気ない一言に人に対する思いやりが感じられる。拒絶されるかもしれないという思い,それでも家族の一員となってほしいという思いから出た「勇気」。そんな二乃の思いをきっちり汲んで協力してあげるところが風太郎なんだよなあ....。既にベタぼれの二乃がますます惚れてまう展開である。

 

そこにらいはと上杉父が訪問し,新情報

以前からマルオと上杉父が既知の仲であることが風太郎たちにも示されました。ま,読者は以前から知っていたのですが作中で明確に語られましたね。

 

同じ高校で上杉父はアウトロー。マルオは学年トップの生徒会長か...。なるほど。上杉父は風太郎が四葉やご姉妹に会わずにそのまんま成長した感じがああだったのかな...てな印象。一方のマルオは印象に違わず... て感じですが,生徒会長をやるあたり勉学一本でなんとかしようとしていた風太郎とはまた違ったタイプですね。

 

 

そんな間逆な二人をつなぎとめたのは先...といいかけたわけですが,さてこれは「先輩」ぽいな。当時から零奈が「先生」のはずはないので,また別の存在のはずである。匂いますね...例の予備校の「特別講師」とやらがその辺りでしょうか。

 

 

というか,はっきりとそれっぽい女性も描かれている。

これは零奈には見えないんだけれど,どうなのかな。あるいは上杉父の亡き妻(=風太郎の母)かもしれませんが,この流れでそれを描く必要はあまりないよなー。たぶん。制服を着ている感じからして,先輩なのかしらん。(追記:下田さんではないかということ。たしかにそうかも)

 

その後に続く「いい女だったぜ」「うちの嫁さんの次にな」あたりの件からは零奈ぽいんですけれど。不可思議である。

 

追記

 

 

マルオ、上杉父、下田さんが同級生で、それを繋ぎとめていたのが零奈先生。零奈とマルオたちの年齢差が気になるけれど、マルオらが高校3年生、零奈が大卒1年目の新任ならかろうじて卒後に恋愛対象になるのかも。

 

ただ、マルオが「ファン」として接してきたころ(5つ子が小学6年生?)、2人は年齢いくつなんだろう。そりゃ大人になっちゃえば5歳差くらい吸収できますが。

 

 

 

しかしそこは今は置いておいて。重要なのは

 

「マルオもまた少しずつ歩み寄っているはず」

 

という言葉だよね。

 

 

不器用な愛情表現で「気にかけてくれている」ことは感じつつも,その実感はあまり二乃には感じられないかもしれない。でもそうやって同じ父親目線で,かつマルオをよく知る人物である上杉父がそのように言ってくれるのなら...。もしかして,という気持ちは生まれてくる。父・マルオと向かい合う勇気が湧いてくる。

 

と言う流れからの,フー君の行動がなかなかイケメンですが,上杉父のツッコミがまたアレですね。本当,どの立場で言ってんだこいつ...。

 

 


?


 

そして,マルオに勇気を!

 

そのマルオですが,あに図らんや文化祭会場にいた。画面に映る愛娘・三玖の「パンケーキ」の宣伝を眺めながら。二乃が出した勇気は汲み取ってもらえていたし,上杉父の言うように面倒くさくも不器用だが歩み寄り始めていた。それは読者に伝わります。

 

 

読者には伝わりますが,そこで仕事の電話に出て踵を返していってしまうあたり,マルオの五姉妹に対する難しい感情と想いが見て取れる。これでは姉妹たちに気持ちが「通じない」。

 

 

愛する零奈の忘れ形見,それを大切に傷つけないように距離を取りながら見守っている。そこにあるのは「自分はなるべく関わらない」という意志である。

多分に,ほんとうの意味で家族になる前


に逝ってしまった零奈との関係。必ずしも愛情表現が上手とは言えない自身の性格。そんな距離感から,勇気を出して姉妹に歩み寄ろうとしても,理由を見つけては距離をとってしまう。そんな行動原理の表れが「謎の転進」として現れる。

 

そうやって愛情を愛情として直接伝えることもできない。そんな父の愛に飢えている二乃にとっては「来てくれなかった」という悲しみしか残らない。これは悲劇である

 

そこでお節介野郎でもある上杉風太郎が再び。

マルオが来ないんじゃ二乃も不安よな。風太郎,動きます。

 


突然学校にバイクで参上である。ほっへー。これ,店長のかしら。

ここで二乃を攫ってマルオに直撃かー。まさしく上杉父のノリである。そりゃマルオと風太郎が反りが合うはずがないわ。

そしてこれでマルオと二乃が思いを通じ合うことができるのならば,思わず二乃さんも風太郎にキッスぐらいかましてしまうかもしれないね。マルオの前でね(ひっ...!)

 

そんな妄想も捗る第103話でした。まる。

 

余談

時系列の話。

これ,前段は初日の話ですよね。二乃が踊った日だし。で,「連絡きてねーか」の件のあたりは,例の15時の呼び出しの後。だから二乃さんも照れているわけですね...。

 

 

で,信じて待ってみるわ...の辺りは二日目ですね。五月と二乃が店番してますし。おすし。つまりマルオが来たのは二日目,でも帰ってしまったので会えないまま二日目は終わりというわけか。

 

この日の夜に姉妹の一人が倒れているわけですが,あの時二乃と風太郎が一緒だったのは「マルオ案件」を一緒に処理していたらそのまんま誰か倒れた...  という流れに繋がっているのね。

そうなると,この後の直談判は二日目の晩。三日目に必ずパンケーキ食いに来い,的なやりとりをしていく感じになるのかな。いやまあマルオはそういう過干渉は絶対嫌がるタイプなので,上杉風太郎のことを結婚式に至っても認めないのは無理からぬ事ですね。

 

しかしまあ,そんな風太郎の姿に二乃が萌えてしまうのは仕方がないね。たぶんやるね,キス。ベロチューかもしれない(どこの生徒副会長だよ)。まあ妄想はこんな感じで。

 

 

次。

脇道ではありますが,ケーキ屋とパン屋の店長が連れ立ってパンケーキ屋に来てくれました。

 

 

ふむ...。やっぱりこいつら付き合う直前ぐらいの関係ぽいな。恋愛の一番おもしろい美味しいところを満喫している大人二人。これはこれでニヤリングであります。

 

 

最後

扉絵。後夜祭が終わる二乃のシーンです。一花と同じパターンですね。マルオと二乃,そして風太郎の間にどんなドラマが有ったのかわかりませんが,嬉しさに満ち溢れた顔でもなく,少し大人びた目をした二乃の表情が気になります。これは一花もでしたが...。

 

 

この文化祭,姉妹それぞれが風太郎に対する想いを確認しつつ,最後に風太郎の「選択」を聴く。その時のいろいろな思いを心に抱きながらの最後のシーンなのかもしれませんね。それぞれの結末がどうなるのか,気になります。

 

というわけで,再度まる

  

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画像は『五等分の花嫁』第103話 ,第57話 より引用しました。画像引用は中止しました。