現実逃避 - hatena

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『五等分の花嫁』 感想 『鬼滅の刃』感想

『五等分の花嫁』 第118話 五月の思い出 : その想いはいつから恋だったのか

115話からこっち,タイトルはいつも「五」つながりですね。

 

第115話 通りの朝

第116話 時間一部屋

第117話 里霧中ランチタイム

第118話 月の思い出

 

 このまま最後まで「五」を入れていくのでしょうか。五姉妹と上杉風太郎らの物語のフィナーレとしてはふさわしいように感じますが。

 

 

 

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最後の想いが二乃の場合

さて,前回は真っ暗な教室で対峙する二乃と四葉で引き。その暗闇の中には上杉風太郎と五月が潜んでいて...。という流れ。

 

選ばれたのがだれであっても祝福したいといっていた二乃さんが,四葉に対して厳しい姿勢を出しているのはなぜなのか。前回は色々妄想してみたんですが,まるっきり見当違いだったぜ。ちょ,恥ずかしいな!

 

前回の感想

ayumie.hatenablog.com

 

 

なるほど...。

二乃なりに四葉に対して思うところが色々あったわけね。もともと5人で一つ,姉妹が同じようであることに拘りを抱いていたのは二乃である。しかし四葉はいつも一人自分の道を歩もうとする。

 

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四葉は行く

 

自分らしくあること,五人の中の一人ではない自分であることに最初に拘った四葉。サッカーを褒められたことから「違い」に気づき,五人一緒ではなければならないの意味を「同一性」として捉えることに違和感を抱く。

 

そして京都で「一人」逸れた結果,「上杉風太郎」と出会って二人の人生を大きく左右する目標の共有をする。その約束を守るために勉強し,挫折し,スポーツに打ち込み,また挫折し,一人転校しそうになり....。四葉はいつも一人で別の道に進もうとする

 

風太郎と再会しては「一人」上杉風太郎と恋仲になることを目指さず,姉妹のために行動し。上杉風太郎が学校生活を楽しめるように支えてきたことが,結果として自分よつばが風太郎に選ばれることになる。

 

 

二乃からしてみれば業腹というものである。

五つ子の輪を乱すこと自体,彼女の本意ではない。なのにそうやって一人歩んでいったことが結果として自分の最愛の上杉風太郎の心を射止める結果に繋がっている。二乃からしてみれば「なにそれ?」って感じですよね。

 

最後の想いが四葉の場合

そんな四葉が二乃を含めて「やらなければならないこと」と思っていたこと。

 

なるほど。

共に上杉風太郎に恋していた姉妹たちに風太郎との「お付き合いを認めてもらうこと」か。

 

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四葉の願い

 

最初は二乃に謝った,というのがよくわからなかったんですよね。四葉を選んだのは風太郎。そし四葉も風太郎が好き。それは二者の関係である。本質的には今回二乃が言ったように「勝手に付き合えば終わり」な問題である。

 

ただ一花も二乃も三玖も風太郎が好きだったわけで,その行き場のない想いに対して風太郎は結果として「無言の拒絶」をした。風太郎の気持ちは伝わったけれど,三人の傷心の心はどうにもならないまま宙に浮いたような状況である。

 

...とここまで書いて,いやこれ「区切り」をつけない風太郎の過失も大きいのでは...という気もしなくもないですね。気遣いは余計に傷つけるだけ,というのはその通りなんですけれど,気遣いと「区切り」は別物だもんなー。結果として姉妹を思う四葉が何とかするってのはちょっと風太郎に「?」がありますよね。不可抗力だけれどさ。

 

閑話休題。

風太郎の区切りはさておき,「想いが届かなかった姉妹がいて」「その姉妹の事も大切」という状況は変わらないのである。だからといって風太郎を譲ることもできない。結局,姉妹たちの風太郎への想いは決着がつかない。四葉としてはデッドロック状態である。

 

そこで考えた四葉の結論が「自分と風太郎のお付き合いを認めてもらう」こと。姉妹たちが風太郎を想い続けることを否定はしない。その上で自分が一番風太郎を想っていることを,他の誰にも負けないくらい風太郎が大好きなことを「認めさせてみせる」

 

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いつの日か認めさせてみせる

 

なるほどなー。

三玖と四葉の間で交わされた流れと全く一緒ですね。三玖もまた後押しなんかしない。自分の想いが残っているから。でも四葉はそんな三玖に負けたりしないという気構えで応じてましたよね。

 

血のつながった姉妹,切っても切れない五つ子だからこそ,恋する人も愛する家族も大切にしたい。そんな特別なシチュエーションでなければ,自分の想い人を姉妹が思い続けることを認容する。

いやはや四葉ちゃんの胆力はものすごいな...。普通は心配になったり嫉妬したりするだろうに。どこぞのできないガールズも見習ってほしい(おい)

 

四葉からしてみれば,それだけ自分の想いに自信があるということなんでしょうね。一番の仲間でもあり,一番の競争相手でもある。姉妹という「永遠のライバル」であることをお互いに認めつつ...。いつか姉妹たちが「上杉風太郎には四葉じゃなきゃダメだ」と思ってくれるくらいまで,いばらの道を行こうという四葉なんだなあ...。

 

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仲間であり敵であり...ライバル

 

しかし,これアレですかね。

良く冗談で結婚式に5姉妹全員がウェディングドレスを着て,風太郎に花嫁当てゲームやらせるんじゃないかと言われていますけれど,この流れは本当にそうなのかもしれないな。

 

普通は相思相愛になった段階でどこかで敗れた恋の決着があるわけじゃないですか。そこを敢えて延長戦していくの,そんな大掛かりな「仕掛け」を考えていない限りあるんでしょうか。

 

奇しくも作品タイトルは「五等分の花嫁」ですしね。

五つ子という姿形も風太郎への愛も同じ姉妹たちの中から,「本当の愛」がある心の花嫁を見つけ出す。花嫁が5人候補がいて,本当の花嫁を選ぶ物語...。そんなフィナーレが本当にあるのかな,とちょっぴり思いました。

 

最後の想いが五月の場合

さて問題は五月です。

 

前回,モヤモヤの原因は恋心にあるのでは...? となった五月さん。

気づいてしまった本当の気持ち。風太郎の決定の後となった今では如何ともしがたいわけですが,これで五月も一花,二乃,三玖と同じ立場になったともいえる。

 

想い人の気持ちは四葉に向かっている。その四葉もまた風太郎が好きである。誰にも譲るつもりもない。完全に詰んでいる今の状況...それは二乃たちが歩んできたプロセスを最後の最後に滝のように一気に流れていくそんなイメージ。

 

ふむ。

風太郎は全く五月を意識していないのね...。前回少し緊張しているのかとも思ったですが,それは五月に対してじゃないんだな。これから対話するであろう四葉と二乃,そこで四葉の気持ちが語られることに対しての緊張だったわけか。

 

そんなこともつゆ知らず,風太郎を意識して恋愛脳であれこれ考えてしまう五月がある意味痛々しい。意識しているのは五月だけ。風太郎も,四葉も五月の想いにはまるで気がつかない。

 

この恋心はいつの日からのものなのか。

これまで五月はそれこそ客観的な立場で姉妹たちの恋愛を見てきました。上杉風太郎に恋すること自体を「馬鹿げている」と否定し,やがて風太郎を認めてからは姉妹たちの行動を見守り続け...。なによりも「京都の女の子」である四葉の想いを何とか報いさせてあげようと努力してきたわけじゃないですが。

 

んんー。しっかしなあ。

意識していたかどうかはともかく,相当昔から上杉風太郎のことを友達以上に感じていたみたいですね。今回のお話から見るに。

 

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不発弾



 四葉に頼まれて演じた偽りの京都の女の子,「零奈」

零奈として別れ際に渡したお守りの中に入れていたもの,それは...

 

描かれてはいないけれど,前後関係から明らかなのは「風太郎・らいは・五月」で撮ったプリクラの写真ですね。五月がそのスマートフォンに貼っているものと同じ。

 

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プリクラ写真(第7話より)

 

なかなか面白い。

五月が零奈になるように四葉にお願いされたのは「たまたま」である。四葉が京都の女の子である自分を風太郎の前から消し去るために,五月にお願いしたからこそこの公園でのボートデートがあったのであった。そして,写真を取り上げてプリクラを入れたお守りを渡した。

 

【追記】

Twitterのフォロワーさん「プリクラを抜いていた」という見解を示されていて,「ああ,そうか!」と膝を打たされたわけですよ。偽物の自分が本物の京都の女の子として認識されないように抜いたのであれば,五月の行動としてはありですよね。

 

ただそうすると,「自信ができたら見ろ」の意味がよくわからなくなる。写真が入っていないなら,それはただのお守りですよね。入れたのが四葉の写真なら意味が出ますが...。どうなんでしょ。

 

(参考調査)

 

 

この時,五月がどんな思いでそれを行ったのかは分からない。けれど結果としてこれは,「本当の京都の女の子である四葉」を風太郎から取り上げ,「偽りの京都の女の子である自分(零奈=五月)」を与えているのである。いつか風太郎が自分に自信が持てたら開けるようにと言葉を添えて。

 

風太郎が自分に自信を持ち,そのお守りを開けたとき,そこには「京都の女の子」としての五月の姿を見ることになる。もし風太郎があれは四葉だったと見分けられていなかったなら,風太郎は大恩ある京都の女の子を五月と思いこんだまま好きになってしまった可能性すら僅かにあった(実際には風太郎の恋の選択に関係なかったけれど)

 

これを無意識にやったのだとすれば,この時すでに風太郎を少なくとも友人として「自分のものにしたい」的な気持ちが存在したのかもしれないね。いや,本当のところは分からないけれど。

 

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五月の深層心理は...(第42話より)

 

ただ写真を取り上げる際には,京都の女の子(四葉)の代理としてそれを忘れるように言っていますし,仮に自分を京都の女の子として認識してしまったとしても,それは「結ばれることのない女の子」としてなのでギリギリ四葉からの立場簒奪にはなっていないと思いますが。

 

そんな友人として大切に思う気持ちと,恋する人としての男性を想う気持ちの中間みたいな状態だったのかなと。そんな五月の気持ちが見え隠れしたかどうかわからないけれども,何かを感じ取っていてもおかしくはない。この四葉の表情をみてみれば。

 

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燃え上がる嫉妬の炎(第90話より)

 

 

この時四葉は本来自分があるべき位置に五月がいて,楽しそうにしていることに嫉妬しているわけです。ですがもし,京都の女の子を演じる五月の中に友達以上の何かが見えていたのだとしたら,この表情にもうなずけるものがありますよね。

 

 

結局,二乃と同時に四葉の決意を聞いたことで五月はその恋を一人閉じます。一花や二乃,三玖のように伝えるでもなく。一瞬にして気づかされ,燃え上がり,そして消すことにしたそんな線香花火みたいな恋

 

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決着

彼女がとったその選択は,大切な恋の想い出として忘れることもなく。かといって他の姉妹のように燃え盛る恋心を抱き続けるでもなく。友達としての上杉風太郎と中野五月に戻って祝福することでした。

 

「ずっと友達」というそのプリクラ写真のとおり,いつまでも友達であり続けることを選んだのでしょうね。まる。

 

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想い出と共に

余談:五等分コソコソ話 118話編

改めて四葉の強さを感じ取った今回のお話だったわけですが...

 

「上杉さんには嘘がつけない」という四葉の言葉通り,上杉風太郎が絡むことについてはこんなにも四葉は強い女の子だったんだな...と驚いてみたり。

 

 

 

しかしまあ,今回のハイライトはやはりその覚悟を思いっきり風太郎に効かれてしまった四葉ちゃんのこの表情ですよ。端的に言って最高であった。かわいい!かわいすぎるんですよ,四葉ちゃんは!(トランクス)

 

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428315(四葉最高!)

 

さて,残りは4話ぐらいでしょうか。

肝心の風太郎は「好き」という言葉も伝えていないのに,四葉の気持ちがちゃっかり風太郎に伝わっていて何ともアレですな。これ,最後はしっかり風太郎に決めてもらわなきゃいけないぞ。

 

とりあえず「いつになるかは分からないけれど」姉妹たちの了解を得ることができた形になったわけで,いよいよ風太郎からの告白ですよね。いきなり結婚式に飛んでいなければいいんだけれど。

 

せっかくだからあの公園で告白してほしいじゃん。いつも四葉が落ち込んでいた時に乗っていたあのブランコ。そんな想いでのブランコが,幸せな想い出となるそんな場所になることを願ってやまないものである。

 

次回まで待ちきれませんね。というわけで,再度まる。

 

 

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Googleさんに一言(定形のお断り

 

ここに書いても仕方がないことですが...。せっかく感想書くんだから,Googleさんは検索結果からぼくの記事を消さないで欲しい。

 

ぼくの記事が他のサイトの内容に「似たようなサイト」になることなんて有り得ないから。ジャンプでもなんでもそうですけれど,公式に漫画が配信された直後に感想上げている以上,ぼくの感想記事は100%オリジナル記事です。当然発表タイミング的に「ファースト(第一発表者)」となる。

 

「現実逃避」に似ている感想サイトがあるとしたらそっちが紛い物なんで,どうしても消したいならそっちを検索結果から消して欲しい。感想書きとしてのお願いです(真顔) 

 


*画像は『五等分の花嫁』第118話,第7話,第42話,第90話,より引用しました。

*感想記事の無断複製,及び内容を再構成して自身の感想であるように利用すること(改ざん・剽窃)を禁じます。 2020.1.22. 0時通告