現実逃避 - hatena

「かぐや様は告らせたい」の感想を書いている漫画感想ブログ

『五等分の花嫁』 第97話 変わり始める日常 感想 : 父・マルオの想い

さてと。五等分の花嫁 97話 の感想(ごと嫁 感想)です。

 

 

 

連載2周年ですね。おめでとうございます。

春場ねぎ先生におかれましては,益々のご活躍を期待しております。

 

 

さて本編。

学級長としての四葉が覚醒し,張り切りまくっていた前回。しかしその引きはなにやら不穏当な空気を漂わせて...。といった感もありましたが,今回はその真相の一部が明らかになった模様。

 


二乃と三玖はなぜ汗たらり状態なのか。目が死んでいる五月はどうしたのか。そんなもろもろの解答編であります。 

   

 

 

 

 

女の子はめんどうくさい

とうわけで開幕早々にクラス全体を巻き込んだ大乱闘モードと化しておりました。なるほど。前回の二乃と三玖の「アレ」は模擬店を巡りパンケーキ派とたこ焼き派で揉めていたというわけね。

 

 

というか,実質的に揉めているのは女子と男子ですか。

確かに前回は男子はたこ焼き推し,女子はパンケーキ推しでしたけれど。そこ,そんなに揉めるポイントなのかなという気もしますが。より正確に言うと,本当は女子の方が多いんだけれども,二乃がたこ焼き派に与しているから「同数」になってしまうと。そういう構造。

 

でも言い方はともかく,二乃の言い分は分かるね。パンケーキはやってみたいけれど,自分には「たこ焼き」を最初に投票して流れを作った以上,責任を取るということか。なるほど二乃らしくまっすぐ筋を通すあたり好感度が高いのである。

 

 

 

とはいえ女子には女子のその他の問題もあるようで...。女子のもめごと怖い。

 

揉めているときほど「女子メンドクセ」ってなのは無いですからね。どんなに可愛かろうと揉めている女子は恐ろしいのである。 なんだよおい...そんなにパンケーキ焼きたいのかよ...からーのコレ

 

 

ははあ。

そんなこと考えていたのか。そんな空気を二乃も読んでいたあたり,さすがは百戦錬磨の女の子である。モテる女子はつらいの。

 

しかし考えてみるとこの物言い女子の言い分は変だな。彼女が恋する「祐輔」とやらに本当に二乃が惚れているならば,それは文化祭がたこ焼きだろうとパンケーキだろうと,「二乃相手では負ける」と思っている状況は変わらないんだから,模擬店がどっちになるとか関係ないのでは...?

 

だったら自分らもたこ焼き派になることによって「祐輔くん」(追記:コメント頂きましたが,たぶん「武田祐輔」のことですね)に対する好感度上げに行った方がまだましではなかろうか。譲れないと思っているけれど,二乃には勝てないというだけじゃ,単に二乃に嫉妬しているだけじゃんね。風太郎に対する物言いも,単なる「八つ当たり」の域を脱してないような。

 

まあ,それに対しての風太郎の切り返しもぱっと見「変」ではあるんだけれどな。

僕が気付く程度の事なら上杉風太郎も気づいて当然である。しかしそれをストレートに「物言い女」に伝えたのでは反発されるだけである。

 

 

そこで風太郎がとった策は「そもそもお前の懸念は存在しない」という風に安心させる作戦にでたわけか...。なるほど,奥が深い。奥は深いのですが,肝心の説得力という点で上杉学級長には力が足らなかった! まあこれまでがこれまでだしな...。

 

かなり失礼なことを言われていますが,まあ仕方ないね。それにこの後二乃が「そうよ,私はフー君が好きよ!」と宣言しないかぎり結局問題は解決しませんね。信じてもらえていないのだから。この後に二乃がどうしたのかも気になるところである。

 

 


?


 

  

中野五月はすがらない

さてもう一つの案件であった,死んだような眼をした五月の件。

 

こちらは案の定,入試の合格判定のことでした。第一志望がどこだか知りませんが,「D判定」。しかし前回のシリアスな雰囲気に比べれば割と能天気な悩み方でありましたね...。本人はいたって本気なのでしょうけれど,五月の混乱の仕方がどことなくコメディだからそう感じるのかもしれませんが。

 


そもそもそんなに大きな問題でもない気がするんだよな。

五月の夢は「学校の先生」になることです。学校の先生になりたかったら教員免許をとって採用試験に合格すればよい。そういうことですよね。であるならば,そんなに深刻な状態とは言えないんじゃないかな。

 

D判定となった大学が第一志望なんでしょうから,判定結果が悪いこと自体は困ったことですけれど。でも他ならぬ二乃が言っていたように「受けるところを選べば」B判定くらいとれるわけです。五つ子の今の実力で。

 

教育学部にせよ,教職課程のある大学にせよ,「教員免許を取る」こと自体がプロセスになるなら受かりそうな大学を受ければいい。まあそれだけのことですよね。限りなく全入時代なわけですし,えり好みしなければ多分なんとかなる。

 

それに二学期始まったばかりですから,ここからの積み上げ方次第で成績は上がりますしね。きっとそういう流れで今後お話は進んでいくのでしょうが,とりあえず今は忙しい上杉風太郎に頼らずにというところかな。落ち着いたら風太郎の特訓が始まるのでしょうけれど。

  

父と母とパンケーキ

さてここからが本題。今回のメインテーマである。

 

そもそも模擬店で「パンケーキ」をやりたいと三玖が言い出したのは理由がある。昔亡き母が作ってくれたパンケーキ。ふわっふわで極上のおいしさのパンケーキ。フータローの母の手作りパンの思い出から自分の記憶も思い起こされ...という流れ。

 

 そんなパンケーキを敢えて否定してまで二乃がたこ焼き派に与するのは,筋を通す意味もあるけれど父・マルオに対する反骨心もあったのかなと思ったり。

 

その昔,母の思い出のパンケーキの味をもう一度食べてみたいとおもい,パンケーキを所望した二乃。にもかかわらず父・マルオは決して店で食べることを許さなかった。なぜか。

 

 

 

しつけではない。幾らでもモノも金も与えているマルオである。パンケーキ一つ我慢させることを目的にしていたわけではない。にもかかわらず,そっと自宅にパンケーキの作り方と材料・道具一式を用意してあげる。その意図は明確だよね。

 

きっとマルオは「母の思い出のパンケーキ」を忘れてほしくなかったんだよ。とても美味しかった,もう一度食べてみたいあのパンケーキ。その思い出を他の人が作った味で上書きしてほしくない。母の思い出をそんな風に上書きしてほしくない。

それならば自分の思い出にあるあの味を自分自身で作れるようになってほしい。あの味をわすれないでほしい。

 

 

それはそれだけマルオが母・零奈を愛していたということでもあるし,五人の娘たちのことを大切に思っている証拠である。それが分かっているからこそ,五月もマルオのことを認められるようになったんだね。

 

かつて五月は「父」に対する不信感を隠そうともしてませんでした。フータローと父は違うという言われ方をしていたように,五月以外も「父」には完全な信頼を抱いていなかったようです。

 

ニュアンス的に「不誠実な男」をイメージしていたのでマルオのイメージと今一つ合わなかったのですが,どうやら五月が言っていた「父」は現在の養父・マルオのことでよさそうですね。

 

 

母・零奈の墓前に活けてあった花。二乃のパンケーキ道具といい,マルオはいつもこそこそと正面からは五姉妹に向かい合おうとしない。でもそこには母と五姉妹に対する「愛」がある。そんなことを五月は感じ取れるようになったし,発言内容から四葉もそう思っている。

 

そんな不器用な優しさと愛と。

たぶんだけれど,恐らく本当の意味で結ばれていない自分と零奈という負い目が五姉妹に対する距離感の持ち方なのかもしれないなあ。大切な自分の愛した人の遺児であり,彼女の宝物のような五人の娘たち。そんな娘たちを壊さないように,触れないように,でもそっと守ってあげよう。

 

そんな思いがあるからこそ,敢えて距離を取った接し方をしているのかもしれませんね。そんな父に対して「子どもたち」の想いが伝わればいいのですが。

 

自宅に届けられる招待状のシーンを眺めてはそんな願いを抱きつつ,まる。

 

余談

いくつか気になった点が残る。

 

一つは「四葉」の件である。前回,四葉と相対していた娘はなんだったのかな...? 今回特に関わっていましたっけ...?

 

 

強いて言えば二乃の動きを懸念していた三人衆の右の子と髪の色が同じなので,二乃の件について四葉に確認していた可能性はありますけれど。でもちょっと髪の長さが違う気がするんだよなあ...。どうなんだろ。

 

前回予想では「進路関係」の事かなと思ったのですが,今回の話の流れではそういうニュアンスは一切なく...。むしろ女子たちガチ反応でパンケーキ推していましたからね。進路関係の可能性は低くなった気がする。

 

もし二乃関係だとすれば,時系列が違うのかもしれないな。

 

  1. 女子と男子が対立する(97話冒頭)
  2. 物言い女が風太郎に確認する(97話中盤以降)
  3. 風太郎の説明に納得しなかった物言い女たちが四葉に確認する(次回以降) 

 

前回96話終わりの四葉のシーンは「3.これから起こること」なのかもしれない。それなら一応間尺は合いそうだけれど。

 

 

もう一つ気になった点。

風太郎は何しに二乃と三玖のところに来たのかな?

 



 

最後に三玖が「フータローとデート」と言っていましたけれど,これはフータローが訪ねてきた後の三玖のアクションによる出来事であることが推察されます。となると風太郎が用事があったのは三玖ではなく二乃...?

 

では例の「物言い女」の件かというと,それでは話の時系列が一致しない。風太郎がそれを聞いたのはこの「後」ですからね。なんだろう。四葉も言っていた招待状の件だろうか。それは二乃自身が後で四葉と会話していたから変ですけれど。やっぱり二乃に別の用件があったように思えるんだよなあ...。

 

 

最後の気になる点。

もちろん三玖ちゃんとフータローのデートの「中身」ですよね。この忙しい文化祭準備の中,どんな内容でしょうか。マルオ関係なのか,あるいは一花関係なのか。純粋にデートなのか。

 

 

気になるところである。というわけで。再度まる。

 

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*画像は週刊少年マガジン2019年第36・37号『五等分の花嫁』 97話 及び 同 96話 より引用しました。

画像引用は中止しました。