さてと。かぐや様は告らせたい 114 の感想(かぐ活)です。
先週はまさかの休載。休載の予告がなかったのにいきなり休みとかビビりますね。アニメ化やら公式サイトのお仕事があったのかしら。コミックスは先日出たばかりですしね。
それにしても冒頭から仲良しな伊井野&小野寺ペアが微笑ましいな。優秀だけれど友人の輪を広げるのに難があった伊井野さんの交友関係がちょっとずつ広まっている。良きこと哉。
さて,今回のお話は石上優。
一応,前回の「かぐや様の文化祭」と対になっているようですね。なんかこう,石上がつばめ先輩に告白する流れっぽいですけれど,そもそも石上優はかぐや様の無理難題をクリアするの前提条件を達成していない(修正しました)。
なのでここでで告白する流れではないと思っていたのですが,考えてみるとそうじゃないのかな。
「竹取物語」ではかぐや姫の難題を「クリアできなかった」わけだから,石上優もまた(その前提条件を)クリアできないままに告白に突入するという可能性は微粒子レベルで存在する。そもそも石上自体が「時間がない」と考えているし,かぐや様自身も石上の告白を推していますからね(道連れ的な意味で)
アオリにもあるように「二つの告白」を同時進行で進める的なアレなんかいなあ...。かぐや様と白銀御行の告白は告れば100%成立すると分かっているだけに,石上優の告白の悲壮感が増してきます。
四条眞妃は応援したい
というところで今回は四条眞妃先輩と翼&柏木先輩が乱入という流れ。
ふむ。
本来であればこのポジションは四宮さんがいるべき場所ですけれど,いま四宮さんはそれどころじゃない。方やラーメン四天王と闘い,もう片方で白銀御行に如何にして告白するかを精査中です。石上優を煽っては見たものの,正直後輩の面倒どころじゃない。
そこに登場せしは秀知院学園2年生ズに,ずうずると芋づる式に自分の恋心を駄々洩れさせていくのははちょっと意外である。石上の恋,いつのまにか知る人が増えつつある。
しかしまあ...なんでしょうね。
四条先輩が味方に付いてくれたことでこれっぽっちも安心できないのはなんでなんでしょう...。
多分に四条先輩は思いっきり「負け犬」だからなんでしょうね...。四宮なるならの家訓で言えば,四条眞妃は完全に落第生・落ちこぼれである。一応(根源的な)敗北を知らないかぐや様と違って,すでに負けている人間だからね。
実際,すっげぇいい人ですし。おすし。
石上がつばめ先輩を誘えるような「策」を翼くんの案に乗っかる形で授けたうえ,そっとひと押ししてあげる。その上,もし駄目だったら私が一緒に周ってあげると気配りをしてあげる優しさ。本当,いい人なんだけれどなあ。
四宮さんも厳しさの中に優しさがある人でしたけれど,四条さんはそれとは違う種類の優しさを伴った「いいひと」なんですよね。だから負けたんだろうけれど。
柏木渚は容赦しない
それにしても今回の柏木さんはあれでしたね。怖かったですね。
彼氏の翼君と眞妃ちゃんが二人で石上と語らっていれば,すかさず乱入。しれっと「彼と友達?」とか聞いていますけれど,柏木さんは例の「えげつない人々」の一員ですからね。なにげにここまで直接関わっていませんが,石上のことは先刻承知のはずなのです。
関連記事
多分に柏木さん自身は石上優にさしたる興味はないのである。知識として知っているけれどかかわってこなかった人物,なのに敢えてここで「友達」になりに行く。なぜか。
柏木邪神の認識
翼くんと眞妃ちゃんがその石上と個別にかかわっている。いろいろ相談に乗ってあげたり。ふむふむ。二人に共通の知人ねえ...(キュピーン!)と
ま,こんなところなんでしょうね。
一言で言えば,自分の彼氏である翼君と,その翼君にうじうじと恋心を引きづっている眞妃の間を分ちたい。そういうことですよね。二人だけの秘密なんて許さない!的な圧を感じます。
そんな圧を感じ取ったのか,石上も「妙な恐ろしさを感じる」とか思ってますし。
そりゃそうである。そもそも翼くんと眞妃ちゃんが会長と石上会計にした相談内容とは他ならぬ「柏木渚」に関わることのである。そんな裏を感じ取って石上に喰らいついてきたのだとすれば,そりゃ恐怖の一つも感じるものである。
さすがは秀知院のヴェロキラプトルと言われし柏木邪神。お人よしの四条眞妃さんが駆逐されるのも無理からぬところであったというところか。
実際,一切手を緩めないし。じりじりと眞妃ちゃんを牽制して行くスタイルに,眞妃の心は崩壊寸前である。「この柏木渚,容赦はせん!」を地で行くストレイツォな彼女に眞妃ちゃんが勝てる未来がどこにも見えない。最初から分かっていたことだけれど。
石上優の告白の行方
あ,はい。
最後の一コマで確信しましたね。このホラーハウスは絶対怖い。
なんだこのメンツ...。
いつの間にか神っていた大仏こばち。石上の天敵,伊井野ミコ。いつの間にかミコと同盟を組んでいる小野寺麗。そして何故かいるマッキー先輩。
マジでなんでTG部のマッキー先輩いるの...?
そういえばスプラッタな格好で文化祭を闊歩していたけれどさ。これは藤原書記もこの告白騒動に絡んでしまう可能性も微レ存...?
追記:コメントいただきました。
スズキ さん
コミックス11巻、買いましたか?
11巻収録のテスト回のおまけで、マッキー先ハイの驚きの秘密が明かされているんですよ……
なんだっけ...と読み返してみたら...
なんじゃそれ。先輩じゃないのはゲームで負けたからじゃなかったっけ...。
まさかのマッキー先ハイ,1年生だった!
......それにしても前を見ても後ろを見ても石上優の告白が成立する未来が見えないですよねえ。
石上優が勇気を出して自分のクラスの催しに誘ったのはまず素晴らしいとして。勇気を出した石上優,男である。しかしまあ,なんだなあ...。まだこれは石上優が言うところの「助走」だしなあ。
ここでつばめ先輩が一緒に回ることをOK出してくれたのは,純粋にホラーものが好きだからってだけっぽいしなあ。そこに恋愛的な意味はたぶんどこにもないのである。
もしかするとホラーハウスでちょっといいことあるかもしれないし,そんな石上の姿を周囲が見ていろいろ思うところがあるかもしれませんけれど,多分にそれは「初戦における勝利」にすぎないような気がしてしまう。残念ながら...。
というのも,この後つばめ先輩には奉心伝説の創作ダンスの発表があるからね。彼女がそれを演じたいと思った背景を鑑みれば,その裏に「思いを伝えたい相手がいる」という動機があるのは一目瞭然である。
関連記事
その相手が石上ならば万々歳ですけれど,ここまでの石上に対する接し方を見る限り,それはあるまい。
うーんなんだろ。
石上優にはぜひ想いを伝えて散ってほしいし,その姿を見て周囲も影響されるような展開になるんじゃないかと思うのですけれど...。なんだか勝手につばめ先輩の想いを察して「謎の反転」をするような展開にはならないでほしい俺ガイル。
余談
なんのかんので,「かぐや様を語りたい」と連動させてくる赤坂先生,相変わらずの手練れである。
...
......
さて石上優の告白&失恋(←決めつけすぎ)ですが,いかにも四宮さんは目撃してしまいそうである。いま四宮さんは告白する気満々ですけれど,そこに至るまでは相当の勇気が必要である。
関連記事
くしくも道づれをつくるために石上をたきつけましたけれど,ここで石上が相手を誘う「助走」に成功したのでかぐや様も会長と二人きりとなる「助走期間」はなんとかこしらえるんじゃないかと。
ただその後で,石上が失恋してしまうところなんか見ちゃった日には,「やっぱり怖い」「勇気が出ない」という方向に行ってしまうのじゃないかなー,とか思ったり。
そうなると,最終的にかぐや様は告白できず,白銀御行が告白する流れになる...ような気がします。まあ石上の失恋がきっかけじゃなくてもいいんですけれど,多分最終的にはかぐやはいったん引いてしまい,御行が告白しに行くんだろうなあ...と今のところ思っています。
......それはさておき,今回冗談的に四条さんが石上のフォロー入れていましたけれど。これ,どうなんだろうね。
眞妃先輩,応援したり失恋した石上を慰める中で同情から友情が恋に発展する可能性は微粒子レベルで存在するのだろうか。
普通に考えれば翼くんへの思いを断ち切れていないので「それは無い」んですけれど。それこそ,これは石上優に対する友情以外の何物でもないんですけれど。
最終的に石上のカップリングは伊井野ミコでしょうから,いざ石上も悪くないと思い始めたところで,石上×ミコカップルができあがってしまったりしたら,それこそ四条さんが悲惨すぎますし。
まあ普通に考えて,良い後輩,良い友人以上の感情は持たないと思うのですけれどね。私,気になります。
「守りたい,この笑顔。」
なんですけれど,石上優と四条眞妃の受け答えと石上の心のツッコミで壮大に吹きました。
まる。
現実逃避のご案内
Google検索で記事が出なくなったら、検索語に「現実逃避」を付け足すと見つかりやすいです。(もっと簡単なのはブックマーク登録。これを機会によろしくお願いします)
はてなブックマーク→
最新コミックス

かぐや様は告らせたい 11: ~天才たちの恋愛頭脳戦~ (ヤングジャンプコミックス)
- 作者: 赤坂アカ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2018/09/19
- メディア: コミック
- この商品を含むブログ (1件) を見る

かぐや様は告らせたい?天才たちの恋愛頭脳戦? 11 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 赤坂アカ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2018/09/19
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
*画像は『かぐや様は告らせたい』 114話 より引用しました。
画像引用は中止しました。