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漫画感想のブログ

『かぐや様は告らせたい』 第122話 かぐや様は告りたい② 感想

 

さてと。かぐや様 122話 の感想(かぐ活)です。

 

いよいよアニメ放映日解禁!

2019年1月12日(土),空から恐怖の大王...もとい「かぐや様は告らせたい」がやってくる。最速の東京MXをはじめBS11でも見られるので,割と広範囲でみられるのかな。これを機に「かぐや様は告らせたい」はアニメも漫画ももっと広まってほしい。

 

 

というわけでキービジュアル第2弾です。

 

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かぐや様は告らせたい

 

ふむ,雰囲気出てますね。とくに四宮さんの表情が大分安定されたように思える。生徒会の4人だけかと思いきや,扉には早坂近侍が控えているところが細かくて嬉しい。いまのところ伊井野さんや柏木さんの姿形もありませんけれど,伊井野さんはともかく柏木神は遠からず登場するのであろうな。

 

中央に光のラインで輝くハートマーク,キービジュアルとしてそれらしいイメージを醸し出していますが,はて書記は一体何を持っているのだろう。

ニチアサ番組出てて来そうな星形のおもちゃのステッキ状の何かですけれど,はて漫画では未登場のデバイスですよね。ま,イメージなので深く考える必要は無いと思いますが。

 

 

 

参考までに,第1弾PVを張っておきますんで,未視聴の方はどうぞ。

 

youtu.be

  

白銀御行は留学したい

というわけで,前回の文化祭デートは生徒会室での突然の「留学」の事実の告知により暗転。幸せ気分の絶頂だった四宮かぐやさんを一気に奈落に突き落としてしまったわけですが...。

 

無論,白銀の狙いはひとつである。

 

「四宮かぐやから告白させる」

 

本作のテーマでもある恋愛心理戦の総仕上げとして,自らの留学をも武器にしてかぐやを揺さぶりに来たわけです。一年飛び級という荒業を使ってのスタンフォード大学留学。残された時間を区切ることで,四宮さんから告白を促そうという白銀の総力を結集した最後の戦いであります。

 

ここで明らかになった新事実。

前回コメント欄でも盛り上がった,「どうやって入試を受けたのか」ということと「いつから留学するのかという点について」はっきりしました。

 

まず入試は「アーリー」を受けた。これはコメント欄で指摘を受けた通りでしたね。10月に実施される早目の入試を受け合格したということか。そしてもう一つ,入学時期は春ではなくてやはり10月ということ。

 

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留学の事実

 

なるほど。

日本の高校を3年間過ごして卒業した場合,その後10月まで空白期間がある。3年の1月ごろから自宅研修(学校には登校しない)ということになると,10か月ぐらい空白期間が空くからこその「飛び級」というわけか...。

 

 

となると,一読者的には「なーんだ,まだたっぷり時間があるじゃん」という気分になってきますね。無論,向こうでの進学準備やらなんやら考えれば白銀にとってそんなに長い期間ではないでしょう。

 

しかし読者視点においては,10ヶ月も秀知院でイチャコラする期間があるってことですからね。まだまだ連載的にはたっぷりと恋愛頭脳戦(笑)を楽しむ余地がありそうで,なによりである。

 

 

そんな四宮さんの反応は,慌てるでもなく取り乱すでもなく冷静沈着である。率直にスタンフォード進学に対して「おめでとうございます」と述べ,そのまま文化祭の準備に移る余裕ぶりを見せるという...。

 

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余裕で受け流す四宮さん

 

さすが恋愛頭脳戦を繰り広げてきた猛者,この程度のブラフでは全く動じることもなかった。

 

 

四宮かぐやは相談したい

 

な~~~~~んて,全部嘘っぱちなんだけれどさ~~~~!!

 

 

全然だめだった。滅茶苦茶動揺していた。

 

うわ...かぐや様動揺しすぎ...

 

秀知院にいる際には明確に区別している早坂との始終関係。そんな演技を取り繕うこともなく,コスプレ喫茶で接客中の早坂さんに対して「早坂」と呼び捨てで招集をかけるほどに動揺していたのである。

 

 

 

何とか二人きりになり,階段室において一見冷静に語る四宮さん。

それはむしろ動揺を抑えるために自分を納得させるために落ち着いて話そうと努力しているようにも見える。

 

まあ実際に冷静になって,会長を送り出してあげようというのは本心でしょうけれど。スタンフォード大学進学という現実に対し,その偉業を認めて彼のために進学すべきと考える。同じ天才としてその難しさ,その素晴らしさを理解するからこそ,自らの恋愛事情はさておいてそれを認め,称えて送り出そうとしているのですから。

 

冷静さを装いつつも...

 

普段のかぐやなら何が何でも妨害に走るところでしょうし,場合によっては自分もスタンフォード大学を受けるとか言い出しても不思議ではないのに,別離を受け入れているのは何とも殊勝な感じで,四宮さんらしくもない。

 

 

そんな違和感を感じ取ったハーサカさんに言われるのも無理からぬことである。

しかしそんな主の精神状態を見て,瞬間的に作戦を立案し誘導しにかかるあたり,さすがは幼少のころからの作戦参謀早坂愛といったところか。

 

 

4年後にはヤリチンに...

 

煽る!

無論,煽るには目的がある。いつものお返しと言わんばかりに四宮さんを精神的に追い込もうとしているのではない。いや,少しはそれも入っていたかもしれないけれど,狙いは別にある。

 

 

なるほど,期限は切られてしまった。しかしそれはまだ10ヶ月も先のことである。僕ら読者がそう思うように,他ならぬ四宮かぐやも分かっているように一日も早く「お付き合い」をはじめれば良いのである。

 

そしてここまで繰り広げてきた壮大な告白誘導合戦。決して無駄ではないけれども後から振り返れば二人にとってそれなりに楽しくも輝かしい暗黒史となるであろう恋愛心理戦。でありますが,ぶっちゃけ素直になってお付き合いしてしまった方が実があるというもの。

 

 

煽り,諭し,四宮さん自身が分かり切っているたった一つの冴えたやり方。ずばり,

 

四宮かぐやは告りたい


 ということに相成るわけであります。いや,本当に長かったな...ここまで来るのに。そりゃハーサカも泣くわ。

 

 

四宮かぐやは告りたい

とはいえこの四宮さんのお可愛いことといったらどうよ?

嘘みたいだろ...。まるで乙女みたいだろ。この先もっとお可愛くなるんだぜ...

 

というわけで作戦参謀・ハーサカによる「完璧でロマンティックな告白方法」が享受されるわけであります。いや,それ石上にも伝授してやれよ...というのはさておき,ハーサカの秘策とは...?

 

ふむ。

 

  1. 鏃の火に照らされた名手・四宮かぐやの姿で悩殺する。
  2. 屋上からキャンプファイヤーに盛り上がる生徒を眺めつつ,文化祭の成功を温かいコーヒーを飲みながら二人でささやかに祝う
  3. ハートのアクセサリーを手渡しつつ,四宮さんから告白の言葉をかける

 

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つ,ツンデレ先輩!?

 

はい,不正解。 

 

いや,本当に「かぐや様は告らせたい」って面白いよねえ...。こんなボケとツッコミの華麗な流れで笑かしてくれるの,すごいでしょ。

 

ブコメって「ラブ」と「コメディ」でできているわけですけれど,コメディの秀逸さと言いますか。一つのお話の中の起伏と全体の物語の調和と言いますか。ブコメ読み続けて来て良かったなあ...と思わせる作品ですよね。こんなんエモさマジ卍でしょ...。

 

 

そして繰り広げられる,四宮かぐやによる告白シミュレーション。

 

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声に出して読みたい告白

 

ほほう...。

いや,一読者としては単純にこれだけでも感無量なんですけれどね。あの四宮さんが声に出して「会長...好き!」ですよ? 口を開けば告白してくれば付き合ってよろしくてよみたいなことしか言わなかったあの四宮さんが,「声に出して言いたい告白」をするなて,それだけでもすごいことじゃないですか。

 

とはいえ,参謀ハーサカは駄目出しするのであった...。5W1Hって..業務連絡じゃないんだからさあ....。案の定,問題の所在に気づきつつも勘違いする四宮さんがそこにいた。エモさゼロだった。

 

 

 

しかし次のこれは,どうでしょう。木曜どうでしょう。

 

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べ,ベジータ! かぐやの戦闘力はいくつだ!?

 

ほほう...。(二度目)

仄かに頬を朱に染めて,想いを伝えるその姿は十二分に乙女心満載の告白である。こんな告白受けたらまず間違いなく白銀御行はマリアージュとか脳内で叫びながらで気絶する(そして告白の事実を忘れる)。

 

 

もうここでOK出してもいいのに。

早坂軍師の指示通りきちんと告白の練習をできたのに。でもそこに「面白さ」を追求するところが早坂愛なのであった。お前,絶対にこれまでの仕打ちを恨みに思って主を追い詰めているでしょ...(笑)

 

 

四宮かぐやは伝えない

とはいえ言っていることは本筋では正しい。

 

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早坂愛は伝えたい

「愛情の言語化はとても大切なことなのです」

 

というその言葉は,早坂愛もまた愛情を言語化してほしいと願っているからでしょうか。忙しい母からの愛情を受ける機会の乏しさが彼女の不満につながっていたのは以前のお話からも明白ですが,そんな早坂の気持ちが籠っている分,重いですね。

 

 

まして自らの愛を伝える「告白」においてや如何に。適当に済ませてよいものではない,というその言葉には正しさが籠っている。会長のどこが好きなのか。その気持ちを素直に言語化したそれは...

 

大勢で歩く時...

列から離れて歩く人が居ると

ちらりと振り向く時の横顔が好き

 

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心配になる位眠そうな目元とか

難題にぶつかったときの引きつり笑いとか

 

嫌味な位実直で 地味に負けず嫌いで

人は頑張れば何にでもなれると思わせてくれる姿が 好き

 

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前に進もうとする会長が 好きなのよ

だから 

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四宮かぐやは伝えない


 

...

......

.........うん。うん。

 

 

何というかね。言葉にできないね,この気持ちは。

四宮さんがなぜ会長に惹かれるのか,これまでの想いが乗っかったその独白は本当に美しかったね。

 

 

会長の前に進もうとする姿。そんな困難であっても頑張って,頑張って,頑張りぬいて最後にはやり遂げる「努力の努力」を知る人。

才能と立場に恵まれて卒なく何事もこなせる自分が全力を費やしても追い越せなかった学力もさることながら,父に逆らうこともできず自らの人生を諦めてしまった自分にはできなかったことをひたすらやり抜いている人。

 

そんな自分が持ち得ない何か, それをもつ白銀御行だからこそ惹かれ,焦がれ,自らの気持ちに反するように涙を流しながら相手を送り出そうとする。その純粋な想いはまさしく「恋」である。

 

そんなかぐや様の気持ちのこもった独白に思わず心打たれた第122話でした。まる。

 

 

白銀御行という男

さすがにハーサカも四宮さんの心の深いところに無神経に立ち入ったことを反省しきりである。そんな優しさが見えるところもまた良いですね。

 

決意も新たに告白を成功させることを誓った二人でありますが,さて,一方の白銀御行はどうなってんのかなー...というところが気になりますね。

 

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拍子抜け

 

そりゃそうである。

自らの人生をかけて乾坤一擲の勝負にでたにもかかわらず,引き留めるでもなければ素直に喜びの意を示し,送り出そうとしてくれたのである。白銀御行からすれば「は,はれぇ...?」といったところであろう。

 

四宮さんを追い込んだことで,ここで相手からの告白を待つ度量が白銀御行にあるのだろうか。本来ならばあってしかるべき作戦である。そのつもりで前回のような用意周到な計画を立てた上で大芝居を打ったのだから,かぐやがどうでるか窺うぐらいの「待ち」ができてしかるべきである。

 

 

でも我々は知っている。

いや,その白銀御行という男のメッキと本物の両方を知っている。

 

 

確かに会長はかぐやの言う通りの人物であるけれども,同時に恋に関しては超ド級モンスター童貞である。自ら打った策に焦って四宮さんが告白してくると思いきや,意外にも冷静なその対応...。ぶっちゃけ今頃パニックを起こしているに違いないのである。

 

 

 

留学をネタにすれば仕掛けてくると思っていたのに無反応。自ら作った「期限」に縛られた以上,今度は白銀もまた自らの告白を決意している。あると思います。

 

どうやら告白の場はキャンプファイヤーを見下ろしながらの学校の屋上となりそうな展開ですが,そこには白銀が作ったオブジェ(宝珠)もありますし。何らかの告白の仕掛けもありそうな予感がしなくもない。

 

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四宮かぐやは伝えたい

 

はたして恋の決着はどうなるのか。気になって夜も眠れないのである。再びまる。

 

 

余談

それにしても早坂さんのブコメに対するツッコミは笑える。

 

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それは〇〇〇〇のことかーーーーッ!!

確かにラブコメあるあるだけれどさ。

逆に言えば,「かぐや様は告らせたい」ではそういう事象は起きないということでもある。

 

告白の途中でボールが飛んできて会長の脳天にあたったり,突然かぐやのスマホが鳴ったり,キャンプファイヤーが突然燃焼爆発を起こしたり,いきなり池におちた人を助けようとしてプクプクプーとか,そういうのは無いってことですよ。さすが当代一のラブコメ漫画なだけのことはある。

 

 

冗談はさておき。

前回,策は弄した上に見事術中にはまったかのように見える白銀御行会長。しかし恋愛心理戦とはいえ,いまひとつ「男らしさ」を感じないのが気がかりである。

 

この文化祭において会長は「男らしくいく」と述べた。そうであるからには,男らしくあるがままの事実を示し,男らしく告白しに行くのが白銀の本音なのだろう。

裏表なく,包み隠さず四宮さんに事実を示し,自らの覚悟を示す。(気づいてしまった本当の気持ち)。おそらくはそんな展開になっていくんだと思うのですけれどね。

 

 

最後に。コミックス12巻が発売されています。

以前疑問に思っていた「捧心祭「奉心祭」の表記の違いですが,今回のコミックスで修正されていました。

 

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(上)連載時・(下)12巻

無事,「奉」の字で統一されていた。奉心伝説に沿う形で統一されましたね。ぶっちゃけ絵で描かれたほうが先だったと思うのですが,その後のテキストはすべて「奉」の方で統一されたので修正の数を考えてこちらに統一したんじゃないかな,と勘繰りたくなる。無論,字義から統一したのでしょうけれど。

 

 

そしてもう一つ,コミックスの幕間から。

この先の行事イベントがタイムテーブル形式で描かれている。また終業式,クリスマス,かぐや誕生日(元旦)と年末年始だけでも目白押しなのに,2月には修学旅行まで予定されています。

 

そんなタイムスケジュールを示した以上,どうやら告白成立後も長々と連載は続きそうである。一読者としてはまずは一安心といったところでしょうか。

そんな先々のイベントを楽しみにしつつ,いまはこの恋物語がどう結実するのか,固唾を飲んで見守る所存。

 

というわけで,三度まる。

 

 

  

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最新コミックス 

 

 


*画像は『かぐや様は告らせたい』 122話,105話,コミックス12巻115話 より引用しました。