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『かぐや様は告らせたい』 第124話 二つの告白 前編 感想

 

さてと。かぐや様 124話 の感想(かぐ活)です。

 

ついに週末に差し掛かったTVアニメ『かぐや様は告らせたい

物語の方はいよいよタイトル回収か...? という局面に入りつつありますが,なるへそ。ついに差し迫る「二つの告白」の間に初回放送を挟み込んできましたか。これは否が応なく盛り上がるでしょ。 

 

第1話の出来に関しては信じておりますが,第1話を初めて観た諸兄らがこの漫画の虜になることは容易に想像される。コミックスが店頭からなくなってからでは遅いかもしれない。コミックス読んだらついでに「現実逃避」の感想も読んでね(宣伝),

 

残りわずかですが,第2弾PVを観て待つことにしましょう。

 

 

 

 

かぐや様の真実はいつも一つ!

 

前回,完全に白銀会長ペースで事を進められてきた四宮さん。やること成すことすべて後手に回った結果,会長の仕掛けに振り回されっぱなしであります。

 


 突然消えた龍頭の珠。舞い散る予告状。アルセーヌ=ルパンかと見紛わせるコスプレ。四宮さんの即興計画をすべて「凍てつく波動」のごとく消し去る会長の手腕にしてやられっぱなしですね。

 

 

しかしそこはそれ,天賦の才を持つ四宮さんである。

当て馬の藤原書記の戯言からあっさりと真実にたどり着くのであった。

 

 

一つ,予告状には何の意味もない。

 

 

以前より弊ブログでも主張してきたことですが,この予告状の意味はかく乱であろうということが裏付けられました。一言で言えば,邪魔になりそうな藤原書記をはじめとする「告白に関係のない人間」を謎解きに夢中にさせるという意図しかない。

 

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多分そんなところだろうと思って予告状の謎解きはしてこなかったのですが,今回,四宮さんが明快に答えを示してくれました。なるほど...「藤原の時間」なら間尺が合いますね。

 

 

二つ,差出人であるアルセーヌの正体。

 

 

なるほど。ギリシャじゃったか...

いや,以前こんなコメントをいただいていたので

 

"そういえばアルセーヌはフランス語で「男らしい」っていう意味のようです
あ、フランス語勉強しているひとがいましたね?

'
(119話感想コメントより)

 

三か国語を使いこなす "おフランスのYさん" こと洋菓子さんに「アルセーヌって男らしいって意味があるの?」と尋ねておりました。

今回の種明かしで判明したようにギリシャ語ということで,洋菓子さんにはフランス語の意味としては心当たりがないという回答を得ていたのですが,なるほどそういうことだったのね。そりゃ分からんはずだわ...

 

とどのつまり,会長は最初から撹乱の目的があって予告状を出していたし,四宮さんが冷静に読み解けば分かるような「ゲーム」を仕掛けていたというわけですね。

 

四宮かぐやは理解したい

というわけで「会長の考えを読んで会長の居場所を探せ」ゲーム,開幕であります。

 

いいよね,この表現

今回のかぐや様の回想でも出ているけれど,例の「花火回」できまくってた会長が思わず漏らした本音そのまんまである。

 

 

二人はずっと相手から告白させようと競い合ってきたわけです。お互い自分に対する好意に気がついていて,告白すればそれで成立の関係です。にもかかわらず,「相手から告白させること」に執着したのは天才故に負けられない性格が出たのか。

 

 

否である。

いや,確かにそういう側面もあったかもしれない。けれども根っこはもっと深いです。

 

白銀御行は遥か自分の上を行く孤高の存在と対等につきあうために。

四宮かぐやは家の家訓に縛られたが故に「相手に負けることができない」ために。

 

それぞれの矜持を胸に,相手に告白させんと切磋琢磨してきたわけであります。

恋愛は,先に告白したほうが負けなのである。

 

 

しかし今は違います。

四宮かぐやは「告白するために」会長を探す。そのために課された四宮かぐやに対する問いかけ。

 

本当に白銀御行を四宮かぐやは理解しているのか

 

それが問われている。不思議なもんです。あんなに相手から告白されることを待ち望んでいたのに,自ら告白するために白銀からの課題に取り組み会長を探す。

 

 

そして「完璧に」会長という人物の思考・言動を分析し見事会長の在り処にたどり着けるあたりさすが天才といったところであろう。

 

そんな四宮さんのの心境の変化はやはり,別離が決まっている相手と限られた時間であっても「恋人」として過ごしたい。そんな心境につい至れたということなんでしょうなあ...そういう意味では四宮さんはまんまと白銀御行の罠にハマっているのである。

 

白銀御行は告りたい

ではそんな白銀御行は座して四宮かぐやの告白を待つ男かというと,そうではないのである。

 

手の混んだ文化祭デートからの一連の罠。四宮かぐやに告白させたいという気持ちは確かにあるのだろうけれど,彼もまた「そうではない心境」であることは分かります。

 

そもそも白銀御行は本当にかぐやに告白させる気があったのかというと,それすらも疑わしい。マルチメディア部のインタビューにあった「男らしく行く」という科白。その科白を模した「アルセーヌ」の予告状。

以前も指摘したとおり,四宮さんを罠に引っ掛けて告白させるというのはちっとも男らしくないし,白銀らしくないのである。

 

 

改めて言うまでもないけれども,最初から白銀御行は「自分の負け」を認めている。1年の4月,まだ二人がすれ違う前にみた孤高のかぐや姫の美しさに惚れ込み,彼女の横に立つにふさわしい人物にならんと努力の努力を積み重ねてきたのである。この文化祭,最初から「自分が告る」と言っていたわけですから。

 

アルセーヌの予告状を始めとする一連のそれは,万全を期して告白をするため。四宮さんに探させるようなことをしたのは,単なる小手調べみたいなものにすぎない。この程度の謎,「四宮なら解けて当然」という信頼感の表れですよね。

 

 

そんな白銀御行。文化祭に告るというハイテンションの中,四宮かぐやを上手く誘導して「告白の場」を整えたところで我に返りかけていた。

 

 

はっはっは。いやいやいや。

なるほど。今回の白銀はいかに努力の努力の天才といえども「上出来すぎるな?」という展開でしたからね。たしかに彼は天才だけれど恋愛に関しては四宮かぐやとお変わりない程度のぼっけなすーである。

 

思いもよらず告白の場ができた時に魔法が解けて素に返ってしまいました。奇しくも策に策を重ねてきた四宮かぐやも自らの得物を落っことしたままの登場と相成ったわけであります。さー,盛り上がってきたでぇーーー!!!

 

 

普段の二人ならいつもどおりの寸止め・すれ違い・ぷしゅうぅで終わりである。だが今回は背水の陣。自らお膳立てした舞台の場,後顧を断っての最終決戦であります。ここで引いたら結ばれるものも結ばれることもなく,永遠に恋は闇の彼方に消えかねない。後には引けない恋愛頭脳たたかいがここにある。

 

 

とはいえ読者諸兄にはこの戦いの行く末は既に見えているのである。

 

 

四宮かぐやは多分全力で告白しようとするのだろうし,白銀御行もまたそうであろう。ただ私達は知っているーーーこういう時,わかっていても日和ってしまうのが四宮かぐやという女であるということを。

 

 

 

とならば,タイトルにもある通りーーー白銀御行が文化祭前に誓ったあの言葉の通り,


「男らしく」告るしか無い
のだろうなあ。決戦は木曜日。合併号だからまさかの2週間後である。アニメのタイミングを上手く重ねてくる赤坂アカ先生の構成力に脱帽である。

 

というわけで以下次号!

 

余談

それにしても藤原書紀には笑った!

 

 

もうなにか言うたびに笑いがこみ上げてくるというか。「怪盗さんが待っていますからね!」という満面笑みのセリフだけでも吹き出しそうなのに「全ての怪盗はいつだって探偵に見つけられたがっているんですから!」てのでもう駄目だった。完全に空回りしてますよね。その怪盗はお前に見つけたがられてなんかいねぇよ!

 

 

でも実はこれ,真実をも含んでいるのである。

 

会長は藤原書紀に告白を邪魔されんと策を弄したわけですが,果たして藤原書紀のいったことばはそこまで的外れではないのである。藤原書紀には見つけられたくないけれど,四宮かぐやには見つけられたがっているわけですからね!「会長の思考を読んで会長を探せゲーム」はまさしくそれである。

 

まあワールドクロックとかいい出したときはもうどうしよう...てなくらい腹抱えて笑っていたんですけれど,その後のマスメディア部・かれんとのやりとりが本当にもう駄目だった。もうやめて!ayumieのライフはもうゼロよ!

 

 

...でもなあ。

これきっと「伏線」なんだろうね。狂言回しを演じた後には「ギャップ」が来るのである。それはこれまでの赤坂アカ画法からして確実である。そう,コーラを飲めばゲップが出る,それと同じぐらい当たり前なんじゃー!

 

だって,何十年も語られる「告白」になるんでしょ。

四宮かぐやは一生懸命告白しようとするのでしょうし,最終的には白銀御行が告白するんでしょうけれど,そんな「伝説」になるような告白だと言うなら目撃者がいないわけないじゃないですか,やだー!

 

きっとあれですよ。

藤原書紀の会長の意図からは見当はずれの推理が「たまたま」現在の二人の位置を示唆するような場所になっちゃっていたとかそういうオチでしょ。だって二人がいるのは時計台だしな。マスメディア部の二人を引き連れて会長の告白シーンに立ち会ってしまう,そんな可能性。あると思います。

 

 

もしかしたら石上やら,ミコちゃんやら,子安先輩なんかも巻き込んでしまっているかもしれませんけれどね。それならそれでいいのである。これは祭りである。文化祭のフィナーレとなるにふさわしいお祭り騒ぎを最後の最後で見せてもらおうではないか。

 

というところで今回のお話の感想はまる。

   

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画像は『かぐや様は告らせたい』 124話,101話,110話 より引用しました。

画像引用は中止しました。