さてと。かぐや様 128話 の感想(かぐ活)です。
まずはアニメ情報から。
いよいよ明後日のかぐや様には裏主人公・石上優が登場。
登場時こそ陰キャ・青春ヘイト野郎の象徴であった石上優ですけれど,今となってはかぐや様史上もっともハーレムに近づいた男ではないかと疑念を抱かれる石上会計。
秀知院の高根の花・子安つばめ先輩に無意識告白し保留状態(査定中)の身でありながら,前回は仇敵・伊井野ミコに対して同じく無意識告白行為と同等の攻撃を行うと同時にともにキャンプファイヤーの成功の喜びを分かち合うという謎フラグを立てる有様です。
さらには優くん呼ばわりの四条眞妃先輩も控えており,何だこの野郎石上ふざけんなという読者の青春ヘイトが生じたらどうしよう...なくらい,いま,石上に風が吹いています。
そんな状況下において,初期石上を堪能するとまた気分も改まって新鮮かもしれない。第6話,乞うご期待である。
石上優はぼやきたい
とまあ既に幸せの直前にたどり着いている事も気づいていない石上くん。このまま幸せに気づかないまま青春が過ぎ去ってしまう恐れも無きにしも非ず。
「人を呪わば穴二つ」って言うじゃん...と読者の諭しの声が聞こえるはずもなく,今日も青春ヘイトしていた。
てかなんだよ。「4PまでならセックスOKルール」ってのはよぉ!(ギアッチョなテンション)
一体お前は何を言っているんだ...の世界である。これは何か,同人誌版へのキラーパスなんですかね...。「翼×渚 & 御行×かぐや」という恋の先輩後輩コースなのか。「御行×かぐや & 優×ミコ」という風紀の乱れた生徒会コースなのか。
ボリューム的には書記ちゃんが欲しいところですけれど, 作品的には絡みようがないですからねー。3Pならともかく(←4Pまでならアリなのか)。なんにせよ,涙流して喘ぎ声を聞いている四条眞妃ちゃんが悲しいですね...。て何の話だ。
コメントにありますように,「4P」てのは多分ページ数(分量)なんでしょうね。個人的にはページは小文字「p」で表すと思っていたので,4人プレイ(人数)ととらえたわけですけれど...。
思いもよらず性癖チェッカーになっちまったよ...
妄想はちょっと置いておいて。
要するに何が言いたいのかっつーと,クリスマスも近いし,出来上がったカップルが乳繰り合うのが悔しくてたまらんということなのね...。とことん青春ヘイト野郎である。これぞ初期石上の世界であるな...。
まあこれは「前振り」なわけでありますが。
ABCは知ってても,それだけじゃ困ります...てのが今回のお話(違うよ)
早坂愛は問いただしたい
そんな「世の中やらしい事だらけ」な石上の青春ヘイトを噛み締めながら思い起こされる例の "かぐやのキッス" 。その意味を反芻する白銀会長はひとまず置いておいて,当の四宮かぐやさんである。その思惑はいかに。って...
完全に舞い上がっていた。
なにこれ。
舞い上がっちゃってますね,私!って美樹さやかもビックリなレベルだよ。もはや顔が原型とどめていない,アホの子になっているよ。
対して報告を受ける早坂近侍の表情がなんというかもう...余裕なくてダラダラですよね。日一日このメイド服着ていてすでに汗がすごそうなのに「追いダラダラ」である。汗フェチの人にはたまらないご褒美なんだろう(なんだそりゃ)。
なるほどね。
かぐや主観だとあの出来事は本当に「ウルトラロマンティック」だったんだろうなあ。ここまで吹っ切れていると,もはや青春ヘイトの声もかき消されるのである。
”石上は青春ヘイトを唱えた!だが,かぐやのラブオーラは呪文をかき消した!”
ってやつですよ。
ここで面白いのは,いつも四宮さんを冷徹に見つめてきたハーサカの表情である。もう全く余裕がない。でも聞きたい。知りたい。そんな余裕のなさがありありとあって,なんかこう...いいですよね(何が)。
絵文字と化した四宮さんが赤裸々に語る会長の「言葉によらないウルトラロマンティックな想いの伝達」の状況報告は佳境を迎え,人生の転換を伴う進路選択,そしてキッスの報告に至り,この表情である。
ヒャッハー!
この顔が見たかったぜ(下種)。素晴らしいですね。
さんざん豊富な知識でかぐや様にしたり顔で助言していた早坂近侍。でも所詮そいつは知識に過ぎないのである。ギャルモードも,メイドモードも,隠密モードも,結局「知識で作っているもの」だけなのだから。究極の耳年増,それが早坂愛である。
いざ「実体験」を聞かされてみれば,そこに在るのはただの未経験な高校2年生の女子である。聞捨てならない数々の出来事に対し,まず確認したのは「一人の女の子」としての素朴な疑問であった。
キスって...実際どうでした?
あっちゃー!
それ聞いちゃう? キスを実際に経験した娘さんに,それを尋ねる意味がこいつはちっともわかっていないのである。一たびそれを問うてみれば,百も二百も聞かされることになるというのに...神々の世界のご神託を。
かぐや様は教えたい
それに対する答えは常に一つである。
初キッスがレモンの味ってのは嘘
その通りである。
週刊少年ジャンプで絶賛連載中の「ぼくたちは勉強ができない」の古橋文乃さんもそう言っているじゃないか。レモンの味なんかしなかったって。いや,お前はそもそも接触してないだろ...というオチはさておいてだ。
しかしそこから先がいけなかった。
会長はちょっと前にフランクフルト食べてたから
少しケチャップの味がしたわ
は?
...何を言っているんだお前は? の世界である。 レモンの味もしなければケチャップの味もしねぇよ...キスなんて唇の肉と肉の接触に過ぎないでしょ。俺もそう思う。早坂も当然そう思う。
ライト・キスなんてそんなもんじゃないですか,やだぁ...
って,その後!?
初読時,完全にハーサカとシンクロするayumieである。 一体何を言っているんだ,この絵文字は...
...こう 唇を合わせながら
舌を『れっ』ってするのが大人の作法なの
...
.......
..........
なんて声,出してやがる...! ハーサカァァァ!!
主を守るのがお前の仕事だ...
かぐやは止まんねぇからよ...
お前が止めない限り,その先にかぐやは行くぞ!
だからよ...止めるんじゃねえぞ(歓喜)←あれ?
なるへそ。
妙に長いなー,濃厚なキッスだなーという感触は得ていたんですが,あの時かぐや様は舌入れていたのかよ!
綺麗に言えば大人のキス。身も蓋もなく言えばベロチューである。
ベロチューってまああれですよね,阿良々木くんと戦場ヶ原さんもやっていたあのベロチューですよね。しかしまあ性欲が服を着ている戦場ヶ原さんと阿良々木くんですら,ファーストキスは普通のキスでしたからね。これは恐れ入る。
しかしである。
物語登場時にはベロチューはおろかその発展形のセックスについてですら「分かってなかった」四宮さんが,どうしてファーストにしてベロチューを行うに至ったのか。ヒントはこちら。
ああ...
アレかい...。ここにきてきちんと文化祭のエピソードを拾ってくるところに思わず合点である。ここに合点ボタンがあったら何回も叩いているところである。ガッテン,合点!
想像する中で最悪の事例を参考にした四宮かぐや(絵文字)だった。
かぐや様は確かめたい
まあ致し方ないところはある。同級生の中でラブラブカップル(笑)ときたら渚&翼だし,同い年の恋人同士のキッスを目の当たりにしたのもこれが最初である。かてて加えて,四宮さんには天性の「記憶能力」がある。一瞬でも見ればそれを脳裏に焼き付け,自分の知識に吸収できるのである。
念の為,「大人のキッス」の作法について柏木さん本人に確認したところ,「好きな人ならする」という間違ってはいないが四宮さんにとっては適切ではない回答を得たことにより,
ファーストキス=ディープキス
というラブコメ史上に残る伝説を残したのであった。ある意味,史上最悪の振られ方をした小野寺さんに匹敵する!
しかしそんな「やらかし」をやったことにすら気づいていない四宮さんは,ウルトラロマンティックな告白合戦&初キッスの余勢をかって延々とご神託を告げ続けるところがなんというか...アホの子ですよね。
あ,アホの子... !
さすがにこれは耳年増だけの早坂も呆れた。てめえ喧嘩売ってんのかと。そっちのキスはセックスの過程でやるキッスだよ!言わせんなよ,恥ずかしい...さすがは教え込めば夜もすごいかぐや様である。(121話参照)
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しかしまあアレですね。
ディープキスはやらかすわ,女の子二人でセックス,セックス連呼するわ,こういうところが青年誌のラブコメですよねえ。裸一枚描かれていないのに,読んでいるこっちが気恥ずかしくなってくるのはなんでなんだろう...。
赤坂先生やっぱり天才...?
仕方がない。
処女二人があーだこーだセックスについて語らっていても埒が明かない。仕方がないので経験者にたずねてみました。ああそう,かぐや様の中ではこの子はもうそういうカテゴリに入っているんだ...。
取り繕う柏木渚ちゃんに対し,真剣な眼差し(絵文字)で問い詰める四宮かぐや。果たして初キッスからセックスまでの期間は....
二ヶ月かよ!
二ヶ月って付き合い始めたのが5月中旬,7月半ばには「やっていたて」ことかい。夏休み前じゃん!
→コメントいただいたように、付き合って1か月ぐらいは手も握っていなかったので行為は夏休み中ですね。失礼しました。
てか,何気にぼやかしていた貫通疑惑が事実として認定された瞬間でもあった。
これは以前かぐやが言っていた期間とも符合するし,5回目のデートでやるといっていた会長の意見とも微妙に一致しなくもないところである。ま,まあ青年誌だしな。全然不思議じゃないぜぜぜ(震え声)
しかしまあ,そこは想定通りだったのに,ベロチューのキッスからの期間を確認した瞬間,四宮かぐやの世界が凍りついてしまうわけで。40秒でセックスしな!だなんて答えが返ってくるなんて。そんなのドーラ船長だって言わないだろう。
「ベロとベロが出会って40秒で合体!」
(主演:柏木渚)
て,なにかのパッケージみたいである。このままでは第二弾は主演:四宮かぐやになってしまう。一大事である。
文化祭が終わってすぐにクリスマス。
世のカップルは色んな場所でまぐわうこの季節,「3回目でキッス,5回目でセックス」と宣っていた白銀御行の想定をはるか上を行くハイスピード恋愛。
懸案山積・恋愛関係は未決,でも頭の中は大人のキッスの事で頭がいっぱいな白銀御行と四宮かぐやの明日はどっちだ。
僕たちはついていけるのだろうか。この白銀御行と四宮かぐやのスピードに。
てなところで全くまとまりませんが,今回の感想はまる。
余談
真剣エピソードの後は徹底してコメディという法則の「かぐや様は告らせたい」。今回もめちゃくちゃコメディに振っていて面白かったですね。
面白いんだけれど,こういう回は割と感想が書きにくんだ,僕は...。
どうしてもあらすじに沿った形の感想になっちゃいますし,だったら漫画そのものを読めばいいじゃん,ってなっちゃいますからね。難しいものである。
しかしまあ,
全編通してかぐや様が絵文字ってのも最初で最後かもしれないし,
幸せにおぼれてアホの子になっているかぐや様もお可愛いし,
珍しく上からマウント取られる立場になって余裕のない表情のハーサカにもとてつもないときめきを感じるし,
最後立場を逆転した途端ドヤ顔で主を攻めまくるSな早坂さんもかっこよかったし,
柏木さんのセックスタイミングについて四条さんに相談しようとする天然ヒドインなかぐや様がお可愛かったりするのであった。
つまり何がいいたいかと言うと,今回のお話もとっても満足度が高かったということである。
さて今後のことというと,やらかしただけに生徒会室でどのように顔を合わせればよいのか問題が直近で来る。藤原チカは二人の逢瀬について知っているのか。石上の青春ヘイトが炸裂して逆に二人は意識しまくってしまうのか。そして前回微妙な表情でハートを握りしめていた伊井野ミコは。
進学の件といい,二人の今後の関係はどうしたら良いのかとう件といい,懸案事項は山積みである。てかまだ「付き合っていない」つもりなのか。べろちゅーしたくせに。初心いやつめ。
クリスマス・正月(=かぐやの誕生日)とイベントも盛り沢山である。恋と進路と周囲の反応と。いろいろ描かれていくのが楽しみである。というわけで,再度まる。
なんとなく...
おまけ
クイズの時間https://t.co/RLrytepxZ2
— ayumie (@ayumie) 2019年2月19日
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*画像は『かぐや様は告らせたい』 128話,38話 ,『ぼくたちは勉強ができない』問.69より引用しました。
画像引用は中止しました。