現実逃避 - hatena

「かぐや様は告らせたい」の感想を書いている漫画感想ブログ

『かぐや様は告らせたい』 第138話 かぐや様は告りたい(氷) 感想

さてと。かぐや様 138話 の感想(かぐ活)です。

 

突然ですが,ブログ更新が大変である問題。

 

弊ブログは「早売り」を買って,正式に公開されたタイミングをもって感想をリリースするという方針をとっております。

早売り買っても早バレは絶対にしないと決めているわけですが,なんで同時更新にこだわるのかというと,ひとえに「漫画感想のオリジナリティを担保したい」という気持ちがあるから。

 

最初に感想をリリースすれば,誰ともかぶらないオリジナルな感想であることを主張できる。誰も歩いていない真っ白な雪原に足を踏み入れたときのような感覚をもって感想を書きたい...という思い(まあただのワガママですが)から,そんなふうにしております。

 

ですが,これがなかなか難しい。

ぶっちゃけた話,ちょっと前までは月曜日のお昼休憩時にはYJを読むことができました。いまは一日遅れです。もちろんそれでも正式なリリースより早く読めているわけですが,さりとてこの分量の感想ですからね。

 

火曜に読んで,実際に記事がかけるのは水曜日。つまり今日です。そんな日に予定が立て込むと,一気に感想を書く時間が無くなります。そもそも1日で書くのと2日で書くのでは全く条件が違います。(五等分の花嫁の感想も書き始めたことですし...)

 

まあ同時更新を諦めればそれまでなんですが,同時更新辞めたら僕はきっと感想書かないだろうなあ...というのも分かっているので,一応このスタイルで続けられる範囲でやってみようと思ったり。

 

(独り言)

ただまあ,あれですね...

もっと早い場所知っているよ〜的なことが,あの,わかればですね。ごにょごにょ。

コメント欄は...承認制なので...。ごにょごにょ。

そういうのは僕だけが見ればいいので...はい。

書かれたことはもちろん...黙って墓まで持っていくので。むにゃむにゃ。

東京並びにその近郊あたりで...なんて感じで。

そんな感じです。よろしければ。

 

 

 

 


 


 

白銀御行は分かりたい

さて。

前回はまさかの緊急入院ということで名医・田沼先生に「恋の病」の診断を受けた白銀御行さん。彼の病の原因は「恋」,それを拗らせたのはひとえに相手の四宮かぐやさんの変貌が「分からない」からです。こいつは大問題だ。

 

ウルトラロマンティックな告白を経て,一緒に海外留学もOKもらって。壮絶なベロチューまでかまされたというのに,突然の愛する人の変貌が理解できなくて弱りきっているわけです。こまったなんてもんじゃない。生死に関わる事態です。

 

「どうして急に冷たくなったのか?」

「四宮かぐやの本当の姿はどれなのか?」

「四宮かぐやはどうしたいのか?」

 

生れ出づる悩みだらけで睡眠不足・努力の空振りが招いた今日の入院である。死活問題である。だから四宮さんの真相を問いたい。問い詰めたい。小一時間問い詰めたいんです,白銀御行は。

 

だが手段がない。

というところで思いついたのが,ITの力。もとい,かぐや様のお側にお仕えバイトをしているハーサカ女史ということに相成ったわけであります。

 

 

はは!面白い。

お互いに仮面をかぶった二人の当事者の一方が,仮面をかぶるなと諭した相手を経由して相手の仮面を剥ぎに行く。この構図おもしろいじゃないですか。

 

早坂愛は取り次ぎたい

本当にねえ。

ハーサカ!ねえハーサカ!

 

 

お前は本当にお可愛いなあ。そのセンス,そのノリ,ぼくは大好物です!ドラゴンボールで若返ったピッコロ大魔王よろしく「最高だー!最高の気分だぞー!」てな感じですよ。

 

「調子はどうだ?」

 

じゃねぇんだYO! YO! 

白銀会長の仮面から飛び出るサイドテールとメイド姿に思わず吹いてしまうんだYO! (驚くほどラップでも何でも無いクオリディ)

 

もちろん早坂にも考えがあるわけです。

早くから両思いであることを承知していて,かつお互いが意地を張って告白しない状況に苛立ちを感じていた早坂。本音を言えばとっととくっついてほしい。にもかかわらずそれが成立しないのは,ひとえに二人のプライドが邪魔をしてコミュニケーションが成立しないからです。

 

四宮かぐやは会長に無理をしてほしくない。

白銀御行は四宮かぐやの気持ちを知りたい。

 

コミュニケーションさえ成立すればなんてことがない話です。お前は俺のことをどう思っているのか。何をしてほしいのか。あなたはどうしたら無理を辞めてくれるのか。本当の自分を見せてくれるのか。

 

そんな思いのやり取りが成立しない。そこで早坂愛は気が付きました(ピコン!by LED)。私がインターフェースになればいいんじゃね?と。その結論が冒頭の謎シーンということに相成るわけであります。くっそ...シリアスとコメディの曲線がものすごいことになっているじゃねぇか...。

 

そんな早坂の取り組みを「くだらない」と切って捨てる主の気持ちは理解らなくもない。かぐや視点では「言っているのは早坂」ですから,早坂視点で何を言われても主人に合わせているだけにしか思えません。そこがミソ(巨勢エリカ)です。

 

  • かぐや視点では話しているのは早坂なので「本音が語れる」
  • 白銀視点でも相談相手は早坂なので「相談という形で素直に言える(書ける)」
  • 一方で,早坂は双方の本音を相手にそのまんま引き渡すので,完璧に本音をコミュニケーションできる

 

という寸法です。うわ,頭っいい!

 

 

「ITの力で会長の発言を極めて正確にシミュレーションする」

 

その言葉に偽りなし。

なんたって右から左に伝えるだけですからね!誰にでもできる軽作業ってやつです。最初馬鹿にしていた主もノリノリですし。おすし。

 

 

うわー,掌返すのはやーい!

というわけで本日の恋愛心理戦スタート!であります。

 

四宮かぐやは告りたい

茶番といいつつ注文の多い料理店よろしく,あれこれシチュエーションを指示して完璧に環境を整えた上での恋愛心理戦です。

 

 

ふふ...サイドから漏れていた髪を後ろで束ねて隠し,学ラン着替えさせてグイグイ来させるかぐやもお可愛いですがノリノリで演じる早坂もお可愛いです。お前あれだろ...単に主人をおもちゃにして遊んでいるだけでしょ...。

 

しかしまあ,そこはプロフェッショナル早坂です。やるからには本気です。会長からの本音をストレートに伝えれば,返す言葉をしっかりと御行にテキストで戻しています。

 

完璧なコミュニケーションに思わずドキドキする二人。そりゃそうです。これまで成立困難であった「本音」のコミュニケーションが「練習(相談)」という欺瞞の仮面を経て実現しているからです。

 

 

ただ漏れる本音に身悶える二人。微笑ましいですね。見てるか藤原...お前を超える逸材アホがここにいるのだ...それも一度に二人もだ!

 

 

ほら。

畜生。なんだこれ。かぐや(氷)とかいいながら,もはやほとんど通常営業にもどっているやん。ほとんどいつものかぐやじゃん。布団の上でジタバタ転がりまわる四宮かぐやのお可愛さが天元突破である。「最高」と書いて「四宮かぐや」,それがここにあるんですね...分かります。

 

 

そんなかぐやの本音が知りたい。「好き」という気持ちを早坂経由で再確認してニヤリングなわけですが,ハーサカに聞かれっぱなしでやってらんないのが白銀御行です。まあ実際にはそれどころじゃなくて,四宮かぐや本人に伝わっているのですが!

 

そんな白銀御行の目下の最大の疑問

いつもの四宮,今の四宮,本物の四宮かぐやはどれなのか。

 


 

それな!

まさしく今回の氷編のメインテーマである。四宮かぐやが態度を翻した理由,いくつも使い分けている社会的仮面ペルソナを突然顕にした理由。四宮かぐや(氷)が現れた理由。

 

 

どれも本物。どれも四宮かぐや。

そんな四宮かぐやの「全て」を見てもらうため。なぜなら白銀御行は四宮かぐやにすべてを見せてくれないから。虚勢で作られたたった一つの仮面しか見せてくれないから。

 

 

だから四宮かぐやは全部見せることにした。

自分の半分を隠して,お互い半分しか知らないまま恋人になるのではなく。いつものかぐやも,幼いかぐやも,氷のかぐやも全部さらけ出した上で,全部知ってもらった上で恋人になりたい。

 

だから四宮かぐやは告りたい。

 

自分のすべてを見せることで,相手のすべてを好きという。そのためには相手のすべてを知らなければならない。虚勢で作られた社会的仮面ペルソナではなく頑張っている人がふと見せる弱気さ。気張りもせず,着飾ろうとせず,強さも弱さも含むありのままの白銀御行が知りたい。そんな白銀御行に告りたい。

 

 

くぅぅ....。

切ないなあ。どちらも同じ仮面を使い分けるタイプであることを知っていて,その仮面を「全てをさらけ出す勇気」を四宮かぐやは持ったというのに...。

 

それを早坂愛がきちんとITの力を用いて四宮かぐやの発言を「正確に会長に伝えている」というのに...。

 

白銀御行は分からない

だけど,白銀御行には届かない。

 

 

自分は持っていないから。四宮かぐやのように,天賦の才をもって作られた「本物の自分」だけで作られていないから。四宮かぐやと対等であるためには決して見せられない,そんな自分の姿を見えることができないから。

 

むむう。

壁に貼り付けられた「四宮の横に立てる男になる」との誓い。白銀御行が「何も持っていない」以上,努力の努力で形成された「後」の姿しか四宮さんには見せられない。もしそうでなかったら,自分は四宮の横に立つ資格がない。これまで会長を奮い立たせてきた原動力が,逆に足を引っ張っている観がありますね。

 


 だって四宮さんは言っているじゃないですか。強さも弱さも,その全てを見た上で「好き」と言いたいと。会長のあらん限りのポンコツぶりを見た上で,なお愛しいと思う。自分に弱さをさらけ出してくれたことに対して「真実の姿」を見せてくれたと思う。それが嬉しいし,それが望みなんです。

 

四宮かぐや(氷)にとって「普通でありたい」という願いは無二のもの。普通ではない人生を歩んできたからこそ,特別な何かではなく普通の人生がほしい。

気の抜けた顔,無邪気な会話,ちょっとダラシがない家での何気ない日常。そんな「普通の姿」をみないまま,白銀御行と結ばれることはかぐやにとって「偽り」となる。

 

 

そんな気持ちが言葉となって伝えられているのに,なお「努力によってなんとかしようとする」。二人の思いが全く噛み合わないままクリスマスに突入しましたが,かなり不安になってきた今日このごろ。会長はこのまま奈落に堕ちていくのでしょうか。

 

「心を隠さない関係性」を期待して告白までする勇気を持った四宮さんが,虚構と虚勢で塗り固められた「演出された関係性」を望むはずもなく。そこに至った時にかぐやの心に降りるのは絶望である。失望である。

 

このままではかぐやの心はぽっきり折れて,白銀御行の心も闇に包まれる未来しか無い。お互いがこんなに好きあっているのにこの状況。一体全体どうなるのでしょうか。

 

「かぐや(氷)は1巻分くらい」といわれていましたけれど,それは恋が成就して消えるという意味ではなく,恋が不成立になって失意の中で「かぐや(氷)」が消えてしまうのか。しかしそうなってしまったら,二人は永遠に結ばれることのない,半分だけに恋した二人になってしまう。嗚呼悲劇なり。

 

 

だが光明はあります。

ハーサカを介して四宮かぐやの気持ちはきちんと「伝わっている」。本当に四宮さんが欲しいものは会長はもう分かっているわけです。的はずれな演出や虚勢による「半分だけの白銀御行」に相手を失望させてしまうことがあっても,四宮かぐやが心を閉ざしてしまいそうになっても,白銀御行はかぐやが何を求めているか聞いている。

 

 

四宮かぐやの横に立つためには,「本当の自分」をさらけ出せばいいだけなんです。そしてそれはできるはずなんです。藤原ママにはできているわけですからね。

 

一度間違えても謝ることはできる。もう一度自分のすべてを見せることができる。そんな二段構えの告白が,この後残っているんじゃないかと思ったり。

 

というわけで,今回の感想はまる。

 

余談

実際,藤原ママの特訓シリーズを鑑みればだめでみっともない自分というのはきっちりさらけだしているんですよね。

藤原だからいいか,という無関心がなせる技ですが,こうしてみると会長が最も付き合って楽ちんなのは藤原千花なんじゃないかという気がしなくもない。なんだかんだで藤原書紀の好みのタイプは会長ですし。おすし。

 

一旦は会長に失望して距離をとっても,藤原とイチャイチャ(しているように見える)となったら気になって仕方がないとか。そんなヤキモチ妬きもあるかもしれませんですし。それはそれで面白い。決戦は藤原邸におけるクリパーですからね。何が起こるかわからないのである(萌葉もいるしな。)

 

なんのかんので長い長いお話になりそうな予感がするわけであります。

 

 

次。

それにしても白銀御行の闇は深いですね...。

 

 

ひっ...!

怖。中野一花なんて目じゃないくらいの闇深さですよ,こりわ...

 

「根性」

「努力にまさる才能なし」

「勉強に励む苦しさは今だけである 勉強しなかった苦しさは一生続く」

 

 

ああ...。こんな生活を1年以上も続けてきたんですね。そりゃ病むわ...。それ以外の人生なんて考えられなくなるわ...。どこぞの漫画感想ブログの管理人の生活かと思ったよ。努力,根性,継続。ってそれはどうでもいいわ。

 

とどのつまり,最後の最後はその仮面が脱ぎ捨てられるかどうかが恋の成就にかかっているというわけだ。遠く,高い望みにいる彼女と対等に立つためには「告白されなければならない」。その思い込みを捨てられるかどうか。そのプライドを捨てて,心を隠さない全てをさらけ出すことができるか。

 

それができた時,白銀御行は四宮かぐやに「告白」できるんでしょうね。

 

最後。

このハーサカがなんだかとっても可愛らしいのである。全国三千万のスミシー・A・ハーサカファン大歓喜であろう。

 

 

つまりハーサカがとても可愛かった138話でした。再度まる。

 

 

藤原書記の活躍は何処へ...

 

 

 

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コミックス

 

  


*画像はヤングジャンプ2019年第24号『かぐや様は告らせたい』 138話 より引用しました。

画像引用は中止しました。