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『かぐや様は告らせたい』 第143話 「燕の子安貝」編(氷) 感想

さてと。かぐや様 143話 の感想(かぐ活)です。

 

というわけで始まりましたNEW GAME 編

時間軸を一度ふっとばして巻き戻すバイツァ・ダストな試みによる石上☓ミコ☓つばめのクリパ,気になるところであります。

 

いまとなっては懐かしのかぐや(氷)さんも健在ですが,種明かしのあったとおり中身は四宮かぐやですからね。言っていること,やっていること相も変わらずの四宮かぐやだったので非常に安心できる。まるで実家に帰ってきたような安心感であります。

 

そんなかぐや(氷)様による石上優に対する難題「燕の子安貝」編スタートゥ!

 

 

 

 


 


 

早坂愛は聞きたくない

冒頭,クリスマスプレゼントについて悩む四宮かぐやさん。

 

 

そういえば会長に贈った贈り物は未だ明らかになっていませんでしたね。圭ちゃんに渡ったプレゼントはアロマでしたけれど,まさかこれが伏線になっているとは思っても見ませんでしたよ。

 

そんな四宮さんの早坂近侍に対する「相談風自慢」としか思えないマウンティングが心地よいですね。尋ねておいて即却下。ちょいとばかり先にキッスを...舌をれってするキッスをしたからといって,このポジショントークぶっちゃけ早坂はキレていい

 

心がどんどんどす黒くなっていく早坂さんのテンションが手に取るように分かりますね。なにこれ。相談を装ったマウンティングうざいんですけれど。そんな話聞かせんな!みたいな心の本音が思わず漏れてしまっていますね。

 

 

ノイズキャンセリング・ヘッドホンっていつも石上が着けているやつかしらん。「五等分の花嫁」で言えば三玖的なあれ。もしくは耳栓,というストレートな回答に早坂さんの本音は防げていない。音漏れ防止を切に願いながら,自身の本音ははっきり漏れているの,クスリと笑えますね。

 

でもこの時早坂愛は知らなかったのであった...。

この無限地獄はまだ始まったばかりだということを。この先,延々と自慢話のマウンティングをされてノイローゼ気味となり,ついには藤原書紀とキッスしてみようとまで思いつめることを...。なんて可愛そうな早坂さん!

 

 

四宮かぐやは突っ込みたい

 

主従関係があるから相手をしなければならないわけですけれど,そんな早坂が嫌味のつもりで口走った「男に訊けば」というセリフから今回の石上優との待ち合わせだったとは...。

なんだよおい...石上の心配をしてあげるなんて優しいなぁとちょっとでも思った前回の俺の感想を返してくれよ...(言いがかり)

 

というわけで,「相談に乗る風」なポジションを取りながら自分のプレゼント選びを手伝わせようという...そんな小賢しい四宮さんがいっそ清々しいですね。言っていること何から何まですべて嘘...もといやんけ!

 

 

なんでしょう...。ものすごく久しぶりに四宮かぐやの「頭の良さ」が見えるようなトークを見た気がするのは...。この詭弁,恋愛頭脳戦ぽさがちょっとにじみ出ていましたね。もちろん会長ならこんな安々と嵌らないのでしょうが,そこは先輩を信じる石上優の人の良さがでてしまったか。なんか納得はできてないけれど。

 

というかね。

ここからの石上のポンコツトークとそれに対するかぐや(氷)さんのやりとりがめっさ既視感あるなぁ...と思ったんですが,このノリ完全に「スナックバス江」じゃないですか。やだー!(笑)

 

カウンター越しのタツ兄がしょうもないトークをする。明美が多少暴走気味に放題突っ込む。どっちも自分の持つ狭い価値観の中で語るから両極端にぶれてそのコントが痛々しくも笑えるものになる。今回の石上とかぐやのトークはまんまそれで,キレッキレすぎた。

 

(石上優のクリスマスプレゼント案その1) 「ギフトカタログ」

 

あ,はい。

なんつーか,このやりとり石上のポンコツぶりがものすごかったですよね。最初に言っていた「いらないと思われるものを贈らない」という真っ当な説の後にギフトカタログですよ。

 

これはかぐや様ならずとも,「は?」となるやつである。結婚式の引出物かよ!ってのは読者も同時に突っ込んだところであろう。それに対する辛辣な「気色悪い」って反応も明美タツ兄に対するツッコミ風ですよね(かぐやも使うけれど)。

 

しかし笑ったのはその後の

 

 

大事なのは愛情よ

どれだけ相手を思って選んだ感じゃないかしら? 

 

という切り返しですかね。正直早坂はブチ切れていいと思います。

 

 

 続く(案2)パジャマ,(案3)ロングマフラー,(案4)石鹸に対するそれぞれのかぐやのツッコミがまた「スナックバス江」を読んでいるような切れ味がありましたね...。このトーク,そのまんまタツ兄と明美で成立するやつでしょ。

 

 

 

言い換えればそれだけ石上の提案がポンコツだということである。こと自分の恋愛においてはとことんダメになる,石上優の面目躍如であり,そんな駄目な弟を見守るような四宮さんが辛辣可愛いじゃないですか。畜生めぇぇぇ!

 

 

石上優は守りたい

 

からーの,これですよ。やだ,石上かっこ良い...

 

ここまで完全にポンコツだったのに。ちょっとタツ兄入っているんじゃないのみたいな,ザル提案しかできなかった石上だったのに,ここに来てきちんと女心を読み取っているのであった。「石上?」「石上くん!?」 ってやつである。

 

 

完全に図星である。

ここまで早坂,石上とマウンティングかぐやだった四宮さん,意表を突かれて思わず俯いて赤面である。攻守が完全に逆転し,頼れる弟が気弱な姉を支えるようなこのポジショニングチェンジ。まさに「ギャップの赤坂」のテクニックそのものなのに,きれいに映えるところが小憎いですね。

 

 

小さくうなずく四宮さんが最高にお可愛いのである。

この瞬間,氷でもアホでもない,「素の四宮かぐや」の表情になっているんだよなあ。恋する乙女,最高である。

 

 

そんな,一瞬で初心で純情な乙女となってしまった四宮さんに対するこの石上の横顔。最高にかっけぇぇぇ!

 

 

これこれ。これなんだよなあ。

最高にポンコツなところを見せた後に,その人物を爆上げしてくる赤坂手法。石上優のいいところ,石上優が石上優たる所以を読者に思い出させてくれる。

かつて大友京子を守るために,どんなに周囲から避難されても否定されても屈しなかったあの石上ですよ。こういうところで人の「本質」を出してくれる,赤坂先生チョベリグマジ卍ってやつですよ(言い方〜)。

 

 

そんな石上優の「いいところ」を一瞬で気づいて「変わってないのね」とさらっと言うかぐや様も理解わかっている」し,心配無い人よと言われて四宮かぐやの判断を一瞬で信頼する石上優の横顔も理解わかっている」んだよなあ。ここ,最高にエモいところである。

 

 

四宮かぐやはおくりたい

 

こんな二人に幸あれ!って心の底から思ってしまいますよね。そんな石上優への四宮かぐやからのプレゼント。今日のお礼を兼ねた,共に「戦い」に出る戦友に対するお守りみたいなもんでしょうか。

 

 

 

四宮かぐやの小粋なクリスマスプレゼントである。

個人的に「指輪」は意味が出てこねぇか...?という気がしなくもないですが,そこはそれ石上とかぐやの間柄だからこそ「そういうんじゃない」ってのが読者には伝わってくるから安心ですよね。

 

お守りとしての指輪を贈って石上を送り出す。「頑張りなさい」の言葉にある気持ちはやはり本物であることを感じられる。よかった。やっぱりかぐやは石上優を思い遣っているじゃん...

 

からーの,これ。

 

 

ハァ...ハァ... 伊井野ミコ...?

 

思わず

 

「何があったーーーーーーーー!!!」

 

と叫び出したいくらいの化けっぷりである。え,どうしたのお前。気合い入れまくりの石上はともかく,なんでお前がオシャしているの...?(酷)

 

あ,いや,まあ女子だからクリパにお洒落ぐらいするのは当然でしょうけれどなんだそのドレス。なんだそのメイク。なんだそのサラサラ髪。気合十分といった感満載である。なんですかお前。これから土俵で優勝決定戦でもあるんですか...? (なんで火の丸相撲)

 

こんなん笑うしか無いだろう。

風紀委員・伊井野ミコはどこへやら。全力メイクの伊井野ミコと気合十分の石上優,いよいよ燕の子安貝を巡る血戦がはじまる。やっべぇな...オラ,こんな時だって言うのにワクワクしてきたぞ...。というわけでまる。

 

 

余談

まあ実際のところ,この気合い入れメイクは小野寺麗ちゃんあたりにされたのかな,という気がしなくもないですけれどね。ギャルメイクならお手の物,のはずであるからして。同じく大仏さんがどれだけ化けてロイヤルスイートルームに向かったのかも気になるところであります(おい)

 

あと気になったのは,やはりこれである。

 

石上,この時は確かに小指に指輪をしていたはずなんですが,当のクリパの時にはしていないよな...?  左の小指に指輪。

 

まあ伏線の張り忘れと言うか,描き損じなのかも知れませんが「構成の美」に定評のある赤坂先生だけに,意味があるのかも知れない。

 

 

次。

かぐや姉さんの暴走の極みであるところの妄想トークですが,なかなかに言語的に官能的なだけでなく,珍しく泡シーンなんか入ってくる辺り「新世界」に突入した感がありますね...。かぐや様は告らせたいはレッドラインを乗り越えたのだ...。

 

 うむ。なかなかのエロスである。妄想しているのが石上じゃなくてかぐやさんというのも中々ツボでありますね。えろい。

 

 

最後。

予告的に,ここから伊井野さんが骨折するらしいのである。とりまパーティには参加しているし,パーティ中の不幸なアクシデントでそうなった感がぱないわけですが,一体全体何がどうすればそうなるんですかね...。

 

そこが分からんのですが,気のせいでしょうか...かぐや様がやってのけた何気ない「指輪」の贈り物が絡んでいるような気がするのは...。そこからどういう因果で骨折するかは全く予想が付きませんが,大丈夫。四宮さんはだいたいこういう時に絡むと予想できるし,だいたい我々の予想の斜め上を行く

 

そんな安心感がある「かぐや様は告らせたい」,次号の解答編にワッキワキなのであった。再度まる。

 

 

 

 

うわーい,出番がなーい...

 

こっちのラブコメ感想もあわせてどうぞ

ayumie.hatenablog.com

 

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コミックス

 


*画像はヤングジャンプ2019年第30号『かぐや様は告らせたい』 143話 ,139話より引用しました。

画像引用は中止しました。