さてと。かぐや様 159話 の感想(かぐ活)です。
前回は四条さんと四宮さんのファーストコミュニケーションと◯年後の和解を描いたわけですが...本当にいい話でいたね。感動のあまり涙が止まりませんでしたよ。
本当,感動的...て,あれ。
一体全体どうしてこうなってしまったんでしょうか。神様になってしまった千石撫子すらだって分からないこの状況に思わず腹抱えて笑ったのがもう2週間前だなんて,維新も遠くなりにけりですね。
てっきり「オチ」で終わって今度は白銀&翼による男子編に入るのかと思いきや,まさかの連弾にびっくりです。そわそわする乙女二人の様相が完全にアレですよね。この組み合わせが男女の友達だったら「試してみようか」という流れになるやつです。エロマンガみたいにー!
しかしそこは青年誌のくせにパンツ一つ見せないラブコメですからね。直接描写は見せない形でお話は続くのじゃ(亀仙人)
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かぐや様は告らせたい 16 ~天才たちの恋愛頭脳戦~ (ヤングジャンプコミックス)
- 作者: 赤坂アカ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2019/09/19
- メディア: コミック
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男と女の性意識
と言うわけで今回のテーマは「性」であります。青年誌のくせにパンツ一つ見せないラブコメには重いテーマ持ってきた!しかしそこはそれきちんと料理してくれる赤坂シェフの捌き具合が嬉しいですね。
ふむ。
まあやりたいざかりの高校生前後がお付き合い始めれば,自然とお突き合いに至るのは昨今では珍しくないのかもしれません。しかしこうやって白銀御行と四宮かぐやにとっての「性交渉」ってどんなプロセスよ...て描かれると何かイケナイものを見ているような感じがしますね。
ほら,そもそもそういうのって男女間で共有していればいいものじゃないですか。
娘を嫁に送り出した父親は,結婚式の終わった夜に考えたくもないことが多分起きているんだろうなーとか悶々とするわけです。でも人が生き結婚するということはそういうことなわけで,次に顔を合わせたときには何事もなかったように娘と接する。
それができるのは,そういう男女の「性交渉」にまつわるエトセトラの詳細がブラックボックスに隠れているからなんですよね。まあ実際にはもっとまえにヤッているんですけれどね(身も蓋もない)
こうやって目の前で四宮かぐやと白銀御行の性意識とか見せられると,ええまあ。いい年した大人でもちょっち気恥ずかしい感じがしますね。多分僕が彼らの友人・先輩目線というよりももうちょっと年上の目線で見てしまうからかもしれない。
閑話休題。
そんなちょっと心の荒んだオッサン読者に代わりに初々しい反応を見せてくれるのが,前回うん年ぶりに「それ面白い?」から「一緒に見る?」のリセッションを果たした四条眞紀ちゃんというわけですよ。
ふふ...。
会話が完全にちょっと前の四宮かぐやになっている眞紀ちゃんである。性に関するキーワードに照れて古風な言い方をしてみたりするところなんか特に。
四条眞紀は支えたい
そんな四条さんですが,なんのかんので良い子だよなー。だってさ,ついさっき和解したような風だったけれど,それ以前からずっと四宮さんのことを気にかけているわけじゃん。
かぐやの相手が白銀御行ってのは見てりゃわかるし白銀からの言質もとってありますけれど,かぐやの気持ちに1年の秋から気づいていたという事実。
これってつまり,四条さん自身もずっと四宮さんの視線がどこにあるか見続けてきたということじゃん。張り合いながら,喧嘩しながらでもいつも四宮かぐやを追いかけてきた。それは単にライバル関係にあるからというわけではなく,幼い頃に決裂してしまった関係だったけれど本心では仲良くしたかったという気持ちの現われですからね。なかなかにエモい。
こうやって四宮かぐやの性の相談相手になってあげるなんて,なかなかのお人好しぶりである。性交渉はまだ早い。でも求められて拒絶した時に嫌われるのが怖い。そんな初心な乙女の心情を汲み取ってあげる四条眞紀さんマジ優しい。
バーン!
本当に四条さんはいい子だなあ。まあ完全に空回りしているのはご愛嬌。こんなことをわざわざするのも,単に四宮さんの気持ちを汲んであげているからだからね。こんないい子がなんであんなひどい目に会うんだろう...。世の中の不条理を感じます。
戦う四条さんが空回り可愛い。そして応戦する石上優もまたドーテー可愛い。ぶっちゃけた話,今回のエピソードに絡んだ連中,みんなどいつもこいつも処女・童貞だらけですからね! イキリいきりまくっている石上なんて,まさしく童貞代表的な存在です。こうして俯瞰してみるとそのおかしさがたまらない。
めちゃくちゃ嬉しそうにそれっぽいことを語っていますけれど,言っていることは童貞野郎。おっぱいやパンツや道端に落ちていたエロ本で話題で盛り上がれるのが童貞。実際の性交渉の中身で盛り上がれるのが非童貞。そこには天と地の差が存在する!
そんなこともつゆ知らずマウンティング取られている四条さんが可愛い。ていうか炎上しそうな案件をぶっこむの止めて(笑)センシティブな時期なんだからさあ...
そんな男性全般に対する箱入り娘的問いかけに対する石上優の回答が次のとおりになります。
童貞は意外とセーフティ!!
あ,はい。
まあ考えてみればそうかも知れませんね。童貞にあるのはあくまで豊富な与太知識。実践経験ゼロの彼らは性戦士としてはモブに等しい。10月31日の渋谷に集められたモブのごとく,非童貞たる特級呪霊の前には瞬殺される存在です。
経験があるからこそ相手を誘える。経験があるからこそ躊躇なくやれる。言い得て妙なんですが,モデルが翼くんてところに悪意を感じます。もっと優しさを!
まあこれは童貞が固有結界内に生み出した心象風景「童貞王の軍勢」(アイオニオン・ヘタイロイ)ですからね。実在のヤリチンとは違うのじゃ。
自ら生み出した固有結界に囚われ沈んでいくあたり,まさに石上優である。一瞬でエンジンかかって青春ヘイト野郎まっしぐらなわけですが,考えてみれば君にもクリスマスにはチャンスが有ったのにねえ...。だが無念よ... あと一歩だったのだがなぁ...。
藤原千花は混ざれない
そんなシリアス(笑)な空間に場違いな女・藤原千花登場!
スーパー童貞・処女の集まりに空気読まないラブ探偵が紛れ込むことで場は混沌と化す。 おかしいな。四宮かぐやを性から守る話だったはずなのに,いつのまにか四条眞紀ちゃんが翼くんを寝取る話に切り替わっているよ。
ふふ。
話していることは本当に恋愛相談なのに,語っている内容がエゲツすぎる。いともたやすく行われるえげつない行為(D4C)の前にどんどん光を失っていく藤原千花の目がとっても愛おしいですね。こんなのもう笑うしかない。
何がおかしいって,石上優が童貞思考で考えたヤリチン理論を四条さんが実践してみたら...というシミュレーション,それ自体が客観的には実現不可能なたぐいのものじゃないですか。先の石上優のたとえ話で言えば,眞紀ちゃんはいつまでたっても汚いお店の暖簾をくぐれないタイプです。そんなことできるなら最初から柏木渚なんか頼らずに翼くんに特攻しているわ!
そんなスーパー童貞・処女たちの机上の空論・シミュレーションを真に受けて思考停止の末にフェードアウトするしか無い,ラブ探偵,弱すぎるでしょ....。おっぱいばかり大きくても特に意味がないことがまた証明されてしまった。
ここんところ藤原千花の敗北率高すぎますが,果たして藤原千花は時代の敗北者の称号から逃れられるのでしょうか。まる。
余談
ぶっちゃけ今回のお話感想が難しすぎたんよ...。面白いんだけれどどこをどう切り口にしたらいいのか困惑している間に木曜日が来てしまった。まあそれはさておき。
そんなこんなで白銀御行も「性の問題」に気付かされてしまうという,四条さんの意図と全く逆効果な結果が得られました。ふむ。いよいよ御行&翼という非童貞を巻き込んだ流れになるのでしょうか。
...て書いていて気づいたわ。これ,「男と女のABC①」になっているけれど,話が進んでいっていよいよかぐやと御行がセックスを意識した時になって,柏木さんの懐妊が明らかになるパターンでしょ。
- 性の知識を非童貞・非処女から学ぶ
- どんどん盛り上がって性交渉を意識し実践する直前まで行く
- 柏木&翼,17の子作り発覚
からーの性交渉自粛。あると思います!
次。
この四条さん,完全に目が「絵文字」でしょ。
絵文字こと内さん,記号的に書かれているだけで本当は四条眞紀ちゃんのようなビジュアルなのかもしれない。そう思うと胸が熱くなるな...。
次。
相変わらず主の部下に対する態度が酷い...。
未経験のくせに耳年増な早坂の言説も,今回の「誰一人非童貞・非処女のいない性談義」の枠組みに入っているのが面白いのですが,そんな彼女に追い打ちをかけるような振舞いをする四宮さんが酷い。鬼舞辻無惨とは別の意味で酷い。人の心とは。
最後。
不倫や浮気の計画に突然巻き込まれるパターンは割とよくある
とかモノローグついていますけれど,そんなしょっちゅうあるか?
え,普通にあるんですかね。僕の周囲の人間が真人間なのか,それとも...と一瞬思ったが,考えてみれば身の回りに離婚したやつ結構いるし,普通に不倫の相談をうけたこともあったわ。確かにあるある(え)
てなわけでまとまりませんが,再度まる。
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かぐや様は告らせたい 16 ~天才たちの恋愛頭脳戦~ (ヤングジャンプコミックス)
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