現実逃避 - hatena

「かぐや様は告らせたい」の感想を書いている漫画感想ブログ

『かぐや様は告らせたい』 第160話 白銀御行は話したい 感想 : そして御行はそっと目を閉じられなかった

さてと。かぐや様 160話 の感想(かぐ活)です。

 

お付き合いを始めたものの,なかなか恋人らしい時間を楽しめないかぐやと御行。まあ仕方がないですね。カップルの属性上,それぞれの家には秘密にしておかねばならない。かぐやは父をはじめ要らぬ攻撃を避けるため。御行は面倒くさい家族に知られないため。

 

かつて離れ離れの恋人が連絡を取り合おうとすれば「家の電話」にかけるしか無かった時代。恋人の家にかけると当然のように親御さんが電話を取る。特に男子が女子に電話をかけるときなんて,ものすごい勢いで父親が電話をとったものです。あの気まずさは体験した人でしか分かりかねるものでありましょう。

  

そんな「光速のビジョンを見逃すな」な時代は遥か過去のこと。昨今は一人一スマホは当然ですし,別に声のやり取りをしなくたってLINEで繋がれる。その意味では家族で内緒でお付き合いは容易になりました。が,そんな敢えて「通話」という昭和なコミュニケーションに取り掛かろうというのが今回のお話であります。

 

 

 

 

 

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四宮かぐやは話したい

とはいえ時代はスマホである。家電に直接かけるリスクもなく,通話する。別に話し放題のオプションなんかつけなくても,LINE無料通話でいくらでも喋れますからね。Wi-Fi時代,本当に便利になったものである。

 

そういう意味では本来なんてことのない「通話」なる行為である。にも関わらず白銀御行にとっては途方も無いリスクを伴うものなのである。なぜなら白銀家にはプライバシーが存在しないから。

 

 

...?

あれれ。この家2Kじゃなかったけ。「打倒!帝」とか書かれた御行の勉強部屋が会ったような気がするんだけれどなあ。1Kでしたっけ。じゃあ白銀は4畳半を妹と間仕切りして机やら布団を敷いて暮らしているの...? それはキツイ。

 

兄(息子)の動向を虎視眈々と把握せんとする圭ちゃんと父親がウォーミングアップだぜ...と言わんばかりに体操している空間で,どうやって四宮かぐやと愛の語らいをしろというのやらですよね。

 

 

しかしまあそこは白銀御行,家の外に出つつ,近所迷惑にならずかつWi-Fiが届く場所に移動する気配りである。1月午前1時の寒さもなんとやら。男は恋のためなら寒さも厭わずに家の外に出れるものなのである。

 

 

  

ふふ。

あるある。付き合いたてのころ,メッチャ喋りたいのになにをしゃべったらいいのか分からなくて取り留めもなくどうでも良い会話をしてしまう。しゃべることも対してないのに,いつまでも声が聞きたくてダラダラと時間を使ったっけ。

 

たしかにそんな時期が僕にもあった。いやまだまだ現役のつもりだけれど聞いていません,そんな話!

 

 

そんな二人の蜜月時間も,「ほどほどにしなさいね」という大人の声掛けが入れば「ああ,もうそんな時間」と時が過ぎていることに気づくのもしばしば。

でもまあ,いいじゃないですか。君たちはLINE通話ですよね。家電(コードレス)で延々と恋人と喋り続けた結果,電話代がものすごいことになって後で親に怒られるとかいうそういうんじゃないし(いつの時代だよ)。

 

白銀御行も語りたい

 

しかしまあそうやって水をさされてもなかなか電話を切り難いのが付き合い始めというものですよ。もうちょっと,もうちょっとだけ。先っちょだけだから!と言わんばかりの未練タラタラになってしまうのもよくある話。

 

そこで四宮かぐやさんは奥義「お布団の中で通話」をセレクト。横になりながらいつしか値落ちするまでの甘い時間を堪能しようという作戦です。とことん蜜月時代を楽しみたい,そんな甘い空気が漂ってきてオッサンは当てられてしまう。そして等の当事者の白銀御行も当てられてしまう。

  

 

布のこすれる音にドギマギする。いったいいつの時代の恋愛だよって感じですね。闇夜に隠れ,恋する相手の家を訪れる古代貴族の男女の逢瀬みたいですな。かぐや様だけに。

 

しかしまあ寒い1月の夜のことですし。時間はてっぺんを回って午前1時ですし。普通に考えれば寒いし,アパートの外とは言え話し声はご近所迷惑である。なにより恋する乙女がそれを許さない。

 

「風邪引いちゃいますよ」

「私 会長の負担にはなりたくないです」

 

とか気配りをしてみせる。なかなか感慨深い振舞いである。恋愛無能戦...じゃなかった恋愛頭脳戦をしていたとは思えない声掛けぶりにと乙女を感じざるを得ない。

 

普通に考えれば頃合いとみて電話を切るものである。だが,相手がお布団に潜り込んでまで自分の声を聞きたい,話したいと言ってくれているのである。白銀御行の行く道に後退はなし!ただ一直線に前進するのみである!

 

「布団かぶれば防音できるだろ」

 

あっ...(察し)

 

はい,もうオチは見えましたね。だがもうちょっとだけ白銀御行の冒険は続くのじゃ。おふとぉんに潜り込んで小声で話してみれば,そこは甘く切ないラブルームの香りである。

 

 

二人で別々の布団に入りながら会話をする,それはもう一緒に寝ているのと同じでは!? そんな妄想が四宮かぐやの脳裏に走ったとしても意外ではありませんね。かつてぼく勉でも「お風呂で通話しているとまるで一緒に入っているみたい」という頭のおかしい話がありましたからね(おい)

 

ひゅふっ...という謎の笑い方がまるで喘ぎ声のように聞こえてくるから不思議なものである。エロい。 

そんなすごっくどうでもいい会話をしながら延々と布団の中で語り続けていれば,いつの間にやら時間は朝の五時前である。気がつけば寝落ちしている四宮かぐや。そこにそっと愛おしそうに

 

おやすみ  かぐや

 

とか言ってのける白銀御行の目線がとっても優しい。あー,もう,見ているこっちがこっ恥ずかしくなるくらい甘酸っぱいワンシーンである。四宮かぐやが好きで好きでたまらないのが伝わってくる一コマである。

 

 

 

そんな思いもかけない一声に熟睡状態から一気に覚醒に至る四宮かぐやマジ可愛い。ふふ...恋愛っていいなあ!甘酸っぱくていいなあ...そんな読者をラブがコメる空間に落としこんでからーのこれ。

 

 

 

 

そして白銀御行はそっと目を...閉じられなかった

まあ...そりゃそうだよね。

 

どうも兄は恋をしているらしいという疑惑を抱き続けた数ヶ月。そんな御行の様子をうかがわんとすべく準備運動をしていた圭ちゃんである。兄がなにやらこそこそ外で通話していたり,午前1時になって戻ってきてみれば布団に潜ってなにやらイチャイチャ語り続けていたり。

 

そんなん気にならないわけ無いですよね。

薄皮カーテンの軍事境界線を乗り越えて,ガン耳たてて聞きまくりってもんですよ。白銀家の薄焼き煎餅並の薄さのお布団の防音性などもとよりあるはずもなし。イチャイチャしていたことも,相手がかぐやであることも全部バレていた。

 

 

はは。

こうしてみるとかぐやと御行,本当に情報管理が甘いな。君たちの恋愛,バレたら破滅なやつなんだよね。四宮雁庵とか特に。なのに御行ときたら妹にも即バレしているし,父親には付き合う前からバレているし。まじウケるー(四条眞紀)なんですけれど。

 

しかもこの日はまた学校のある平日だしな。

おもむろに5時前からこてっちゃんを焼いて家族会議が始まる白銀家,被告となった白銀御行が痛々しい。いや,もう自業自得だけれど。

 

こんなことだったらあの時通話を切っておふとんに入っていればよかったのに。結局御行は睡眠0で学校ですか...。ついぞまぶたを閉じる時間がなかったですね。まあ考えてみれば普段から勉強で寝不足だから問題ないのかもしれないけれど。

 

そんなラブがコメった第160話でした。まる。

 

 

余談

しかし考えてみれば,公になってしまった以上は堂々と愛の語らいを部屋の中でできるとも言える。見える...見えるぞ...! 恋愛脳の兄に当てられて苦悩する圭ちゃんの姿が読める...見える...(その名はディアボロ)

それともむしろ僻むのは白銀父のほうかしら。息子に宛てられて少しは母親を取り戻す算段ぐらいしてもよさそうですけれどね。

 

 

それからもう一つ気になったのは「本家の怖い執事」さんの動きですね。こうやってかぐやが早坂以外の人間と通話しまくっていれば,当然気にかけるのではなかろうか。かぐやはお布団に包まってコソコソ話しているつもりでも,その天蓋には盗聴器が仕掛けられているかもしれぬ!兄一派とかのね。

 

今が幸せ絶頂なハニームーン状態だけに,そのギャップが激しそうである。

 

 

次。

修学旅行について話題が出てますね。修学旅行はやはり2年生のイベントらしい。しかも行き先は京都。これはきな臭い。

 

 

四宮本邸がある京都ともなれば,監視の目も厳しいというもの。一つ隙を見せればそのまま「四宮本邸収監・査問」という流れにもなりかねない恐れがある。なかなか怖いですね。

 

そして四宮別邸のかぐやの部屋において,早坂愛の圧倒的空気感ときたらどうよ。全く姿も形もありません。これはあれ,甘ったるい恋人空間に当てられて苦しむ前に遁走したと見てよいだろうか。何かそんな気がします。

 

 

そして次回はなんと「語りたい」から逆輸入とか。エリカとかれんが登場ですかね。考えてみれば彼女らの憧れびとが神カップルになっているの,かれんは思いっきり知っているもんな!話題にならないほうが変なのである。そんな新聞部の落ちこぼれ(おい)どもがどんな騒動を巻き起こすのか。こちらも目を離せない。

 

というわけで, 再度まる。

 

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*画像引用は中止しました。