現実逃避

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「かぐや様は告らせたい」の感想を書いている漫画感想ブログ

『かぐや様は告らせたい』第170話 白銀御行は廻りたい 感想 : こうどなじょうほうせん はじまる

さてと。 かぐや様は告らせたい 170話 の感想(かぐ活)です。

 

本編感想に先立ち,アニメ第2期の話。赤坂先生からも告知ありましたが,2期は4月11日(土)23:30から放送開始です。

 

 

 

そして四宮かぐや役の古賀葵さんが歌う「答え合わせ」のPVも公開。

盛り上がってまいりました!

 

 

 

それにしても気が付けばあと1ヶ月か...。早いものである。

このブログを読みに来てくれた皆さんは当然「かぐや様は告らせたい」の愛読者でしょうし,アニメ1期もガンガンに見まくっていると思いますけれど,もし万が一まだ読んでいないという人は是非読んでほしい。

 

 

本当に面白いんです!だまされたと思って読んでください! 

いきなり単行本はハードル高いって人は,公式さんより試し読みもできる。

 

 

かぐや様は告らせたい公式(外部サイト:スマホで閲覧できます)

youngjump.jp

 

 

  

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かぐや様は告らせたい 17 ~天才たちの恋愛頭脳戦~ (ヤングジャンプコミックス)

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藤原千花の情報戦

ついにはじまった修学旅行編。

そんな修学旅行の留守を守る1年生は二人っきりの生徒会室です。

 

これはアレですよね。伊井野さん的にはつばめ先輩に想いが行っている石上優に対する絶好のアプローチ機会でもあり,石上的には先日ちょっぴり融和できたような伊井野さんとの距離感を縮める絶好の機会でもある。

  

 

しかしまあ,それはまた別のお話。いまのところ修学旅行編を優先して描いていく模様である。まあ,同時進行も可能な造りになっているので,時々石上パートが入るかもしれませんけれどね。

 

 

そんなわけで,せっかく石ミコで生徒会室二人っきりなのに話題が藤原千花という色気もへったくれもない展開。なぜ金持ち学校である秀知院学園の修学旅行が「京都」というある意味「ど定番」になったのかという点について,石上優が明快に解説してくれました。まず前提条件として,

 

秀知院の修学旅行は生徒会の寄付金から出る

 

ということ。へえ...。

実際の高校の修学旅行は,ほぼ間違いなく各生徒の積み立て等で費用を賄うのが一般的ですよね。生徒会の寄付金から負担するというケースは寡聞にして聞いたことがない。このあたりは今回のお話に合わせた状況設定ですかね。その経費負担の削減のために藤原千花が一計を図った結果,思惑通り京都が選ばれたと。

 

なかなかに「こうどなじょうほうせん」を駆使する藤原千花である。

民主主義の面を被った文句をつけづらい藤原らしい狡猾で小狡い策を講じた結果,藤原千花さん大満足ですよ....

 

 

 

 

 

って草ァ!!

 

「つい妙案が思いついちゃったから」

「賢いと思われたくてつい言っちゃっただけ」

 

賢いけれどアホの見本みたいな出来事に流石に失笑を禁じえない。石上も言っているけれど,優秀なんだけれどアホなんだよね...。さすが偏差値75の秀知院で生徒会に入る政治家の娘らしい知見を示しているのに,手段と目的を取り違えた結果,自分の思惑と別の結果に導いている...。これはアホです。

 

 

こういう「前振りして置いてひっくり返す」というのはギャップの赤坂と言われる赤坂手法の一つであり,そこで物語をコメディにしていくんですけれど今回もそれがふんだんに使われているんでしょうね。

 

今回も藤原千花が賢い所を見せようと策を練り,結果として本人の意図と違う場所に旅行する羽目になり後悔する。その後,実際に京都についてみれば「修学旅行と言えばやっぱりココ」と切り替えをみせることで「舌の根も乾かぬうちにこの娘っ子は~!」という読者感情を引きずり出す。ジェットコースターのようなこの展開がコメディなんだよなあ...。

 

結果として,藤原千花は自分の策にはめた通りに修学旅行の行き先を決め,その旅行を十分に堪能していることになる。はじめにでた「藤原千花は賢い」という部分が活きる形になっているのも面白い。こういう表現の妙が「かぐや様は告らせたい」の面白いところですよね。まさに「こうどなじょうほうせん」である。

 

  

早坂愛と四宮かぐやの情報戦

さて,今回の「本筋」はこちらです。

 

前回,早坂愛の隠れた素顔があらわになったわけですが,ここでちょっとずつ早坂とかぐやの間で「ずれ」が生じていますね...。ずれの原因ははっきりしていて,早坂が辞める理由にギャップがあるからです。

 

早坂は「解任」されるのに,かぐやに対しては「辞任」するように伝えている。早い話,そういうことですよね。だからかぐやは納得できないし,早坂は正しく説明できないのである。

 

かぐやからしてみればこの「辞任」は意味不明である。

 

ここまで良くも悪くも二人三脚で過ごしてきた十数年である。四宮家の人間らしく育つことも,四宮家の人間らしく振舞うことも,全部早坂愛と共に乗り越えてきた。使用人として,時に姉として,時に友人として公私にわたり支えてくれた人である。

自分の半身と言っても過言ではないその存在が「自分探しの旅にでる」みたいな理由で離れんとする。はい,そうですかじゃ行かない問題である。

 

 

一方で,早坂愛としてはこの「解任」は真相を伝えることができない秘密である。

 

かぐやの使用人兼監視者の任が解かれる。その理由はたぶんこれから明らかになるのでしょう。早坂が監視者として不十分ということかもしれないし,母として早坂を身も心も擦り削られる重労働から解放してあげようという心遣いかもしれない。なんにせよ,そこにはかぐやの知らない(ことになっている)「監視者としての重責」が関係してくる。

 

そして自分の意思ではなく役割御免になることは,「監視の依頼人」の存在を明らかにしないためにも告げることは出来ない。それは早坂が十数年間抱え続けてきた「裏切りの秘密」とも密着している。故に,早坂としてはうさんくさい「自分探し」という理由でも言うしかないわけで。

 

早坂としては伝えようがない。かぐやとしてはその言葉が信じられない。主としてできるケアはいくらでもするつもりなのに,そのケアは早坂にとっては何の意味もないから話が平行線になるのも無理からぬことですよね。

 

  



しかしあれだな...。

作中でもツッコまれているけれど,このやりとりが完全に「男女の別れ話」である。かぐやの一人語りでクスリと笑い,吹き出しによるセルフツッコミによって二度クスリと笑える赤坂印である。実際これ,別れ話みたいなもんだしなあ...。

 

理由をつけて止めたいかぐやと。理由があっても分かれるしかない早坂。構図は「別れを決意した男と引き留める女」そのまんまである。早坂の横顔が「決意した男の顔」のようでなんとも言えない。

 

こうしてみるとこの二人のやり取りには交渉の余地はないわけで,かぐや的にはしんどいところですよね。もちろん,このあとかぐやは「解任」の真相を知るのでしょうし,それに対するリアクションが今後描かれるのだと思いますけれどね。 

 

 

白銀御行の情報戦

さて,修学旅行を楽しみにしていた一方の雄である白銀御行はというと。

 

新幹線の着座位置は右隣りが四条眞妃,対面は藤原,柏木,翼という不思議な配列。眞妃ちゃんの隣が開いていますけれど,ここは本来は四宮さんの席だったのかもしれんね(早坂の隣にかぐやは行っちゃったから)。

 

本来であるならば,恋人同士となった四宮さんと隣同士で和気藹々と過ごしたかったであろう。しかしそこは秘密の恋人づきあいである。堂々といちゃつくわけにもいかず,かぐやが側にいないのはある意味「秘められし恋」に生きる者にはよくある出来事として処理したのかもしれない。

  

 

だがやっぱり恋人らしい想い出を作りたいというのが男の子ってもんである。妄想力全開に未来予想図を描くその姿は,ようやく彼女ができたモンスター童貞のそれであり,微笑ましいですね。そしてなんとなく男子グループで固まっちゃって,恋人に声かけにくいところまで「修学旅行あるある」である...。

 

 

...って御行と同じ班はお前らか!

 

  • 白銀同様に混院の身であり,失踪した兄の手がかりを追って秀知院に入学,「財界探偵越前はじめ」の助手として様々な難事件を解決に導きついに兄との再会を果たした風祭豪

  • かつて白銀と成績争いで陰湿な妨害工作を行うが,最終的に正々堂々の勝負を挑み(そして敗れた)熱い男,本気を出したときだけに目を開くという豊崎三郎

 

  • 大病院の跡取り息子であり,柏木渚の彼氏でもある,歩く生殖の権化...もとい(たぶん田沼)

 

 

......ってあれ。

風祭くんてモテ派の陽の者じゃなかったけ。あれは団長(風野)だっけ。

 

どこかで風祭くんも陽者って書いてあった気がするんだけれど,16巻158話(本誌148話)「伊井野ミコは愛せない③」でも特に風祭君の名前は無いな...

 

関連記事
ayumie.hatenablog.com

 

 

気のせいか。

まあこんな表情するやつは非モテ派だよな...たぶん。言っていること全てが陽の者らしさのかけらもないし。豊崎三郎,お前もな!

 

 

だめだ...

これは女子に免疫がない男子が修学旅行で一気にお近づきになるぞー!っとワクワク感満載で旅行に入るのに,終わってみたら男子でワキワキしただけで何の成果も得られませんでした!ってなるパターンですよ。

 

 

 

いい顔してるだろ...こいつら...。

男子オンリーで楽しんでいるだけなんだぜ。

 

 

いや,これはこれでいい思い出だと思うのですが,こうやって白銀の未来予想図を遠慮なく上書き保存していくの,四条眞妃ちゃんみ(なんだそれ)あるよね....。やっぱりこういう時は遠慮せず,カップルで廻るべきなんですよ...。

 

本当,赤坂先生こういう「男子あるある」ぶっこんでくるの上手いよね...。陰に生きた男子読者のトラウマ抉ってくれます(違)。そんな陰の者の仲間入りをしてしまうのか。恋人の様子が変なことに気づいて,また男を見せてくれるのか。

 

白銀御行の未来はどっちだ!...ということで,とりあえずまる。 

 

 

余談:「かぐや様」コソコソ話 in 170話

 

早坂とかぐやさん,それなりに真剣な話をしているのにコメディがぶっこまれるのも緩急があっていいよね。

 

普段学校ではまったく接触が無かった二人が真剣に会話しているのに,容赦なく空気読まずに絡んでくる女生徒たち。ある種の異常さを感じつつも,修学旅行という特別な時間に酔ってしまうのも修学旅行らしいですけれど。しかし絵面ァ!

  

 

この緩急が和む。

そして場所を変えても空気を読まずにどうでもいい話をしてくる藤原千花で二度なごめる。先日三月三日には石上と一緒に一つ齢を重ねたはずの彼女ですが,「まるで成長していない...」と安西先生もビックリである。

 

割と早坂に首を垂れる形で懇願しているように見えたかぐやが,瞬間見せる皮肉にも平常感あってほっこりしますね...(ほっこり...?)

 

 

そして次回

なんか急に盛り上がってきた風祭豪に違和感を感じつつ,え,アレやるんですか...。修学旅行あるあるの一つ,お風呂大作戦!が。

 

「次回サービス回」という看板にダウトの予感が禁じ得ない。

青年誌の癖にパンチラ一つないラブコメ漫画の汚名返上なるか!?...って多分ならないんだよなあ...。知っているんだ僕は(トランクス)。

 

あれでしょ...。以前もあった,謎の光線や不自然な湯煙りが入るやつでしょ。いや,赤坂先生が同じ手使うか...?(それも信じがたい)。むしろ「早乙女兄弟の漫画のためなら」名物である白カットが入るかもしれないなあ...。

 

 

 

そもそも,白銀的に「破廉恥」と定義していることに加担するとも思えないんだよなあ。きっと色々試みるんだけれど,壁の向こう側は男子は到達できないんでしょうなあ...。だいたい彼女の身体を他の男に見せたい人間なんていないだろうし(ん)

 

ラブコメハンターの俺の勘が言っている。証拠はない。先生は本当に騙す意図がない可能性もある。しかし!確実にこいつはダウトな案件!!絶対これ以上読者を期待させてはならない!!

 

というわけで,再度まる

 

 

本日更新の別記事(ラブコメを語る回です)
ayumie.hatenablog.com

 


  

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かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ 17 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

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  • 作者:赤坂アカ
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2020/01/17
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*画像引用は中止しました。