現実逃避 - hatena

「かぐや様は告らせたい」の感想を書いている漫画感想ブログ

『かぐや様は告らせたい』第171話 白銀御行は独占したい 感想 : サービス回とかけて女湯と解く。その心は...?

さてと。 かぐや様は告らせたい 171話 の感想(かぐ活)です。

 

もう3月上旬ということでTVアニメ「かぐや様は告らせたい」の第2期まで1ヶ月ほどとなりました。時間が過ぎるの早!楽しみで仕方がないのである。

 

 

そんな中,先日第十四回声優アワードにおいて,かぐや様役の古賀葵さんが主演女優賞,白銀御行役の古川慎さんが助演男優賞を受賞されました。おめでとうございます。

 

 

ますますもって目出度い。今後も「かぐや様は告らせたい」が盛り上がることを期待したい。

 

  

最新コミックス 

かぐや様は告らせたい 17 ~天才たちの恋愛頭脳戦~ (ヤングジャンプコミックス)

かぐや様は告らせたい 17 ~天才たちの恋愛頭脳戦~ (ヤングジャンプコミックス)

  • 作者:赤坂 アカ
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2020/01/17
  • メディア: コミック
 

 

 

 

 

 

「女湯問題」を語りたい


さて今回は事前予告のとおり待望の?「サービス回」です。

ラブコメ...女湯...何も起こらないはずもなく...

 

そうです。

ラブコメの修学旅行といえば当たり前のように「女湯問題」が発生します。

 

女湯問題‼

 

何かがいきり立った男子生徒たちが隣の女湯を覗こうと敷居をよじ登ってみたり,ノゾキアナを開けようと試みたり。あるいは,時間によって男湯と女湯が入れ替わることににより,なぜか主人公が女湯に一人の状況で女生徒が入ってきたり。ラブコメあるあるの粋!ともいえる手法でしょう。

 

ニセコイでは一条楽が。ぼく勉では唯我成幸が。当然のように一人風呂に入る中,ヒロインズがわらわらと風呂に入ってくる展開が描かれたように,もはや「ラブコメの常道」といってもおかしくないくらい軽いノリで「女湯問題」はお話づくりに用いられるのです。

 

 

そんなラブコメの常道を冒頭からさっくり潰しにきた石上&伊井野ペアと相成るわけであります。

  

 

ラブコメあるある潰しに来るの,早いわぁぁぁ...!

 

 

確かに女湯を覗くのは軽犯罪法違反である。お堅い私立校なら有罪確定時点で退学もやむ無しな案件であることは事実。あんなの空想の世界の学校だけですよ...女湯を覗くなんて。ぶっちゃけラブコメの読みすぎなんです!

 

そもそも女湯と男湯の入れ替えは宿泊客の人数に応じて行う者であり,修学旅行生の宿泊だったら男女比そんなに変わりあるめぇ。風呂場を入れ替える合理的な理由がないってもんですよ!

 

なのになぜそんなことが起こるのか?それは「そこにラブコメがあるからだ!」という,ただそれだけの理由なんです。

風呂場が入れ替わるから主人公が裸の女子まみれになるんじゃない。裸の女子と主人公を同じ湯に入れたいから風呂場が入れ替わっているだけなんです!!それが既存のラブコメで用いられた手法です。

 

 

し・か・し!

ラブコメ史に残る新世代のラブコメ代表「かぐや様は告らせたい」は我が道を行く!

旧世代のラブコメ手法には乗っからない。さすがは女湯一つとっても「違いが判る男」赤坂先生である。ネ〇カフェゴールドブレンド赤ラベルである(どゆこと?)

 

冗談はさておき念のため補足しておくと,「他と同じことをやらない」って気持ちもあったと思いますが,別の理由として「青年誌のくせにパンツ1枚出てこないラブコメ」というポジショニングを守り続ける矜持もあったと思いますね。だって,男子どもが覗きに行かなければパンツも描かなくていいもんな!(そこ?)

 

 

なぜこの世には「濡れ髪」格差が存在するのか

 

さてそうすると「サービス回とは...」という読者の怨嗟の声が蔓延しそうなところですが,ここでやってくれましたよ...。赤坂先生のフェティズム炸裂ですよ。

 

濡れ髪は何かエロい‼

 

スーパーリア充代表,田沼翼が愕然とするこの事実

あ,はい。確かに濡れ髪はエロい。それは認める。だが...しかし... 

 

 



風祭...豊崎...。

いや,なんというかこう...。言っていることの全てが正しいのに,途方もなく非モテ臭が漂ってくるのはなぜなんでしょう。言っていることは正しいのに!

 

確かに濡れ髪はエロい。あのエロさは格別なものがある。特に普段見かける整えた髪型とは異なり,ふと見える耳たぶやうなじにとてつもない「ときめき」を感じてしまったり,薄化粧のその顔に素の顔の美しさを感じたり...それはまさに男子にとって禁断の世界である。

  

そして風呂上りのそれと,プールで見れるそれが違う。その通りである!

風呂上がりのそれと,雨で濡れたそれも違う。その通りである!

  

Exactly!その通りでございます」とダービー弟も言っている。この案件に関して言えば風祭と豊崎の言っていることは正しい。花京院の魂を賭けてもいい。それに思わず食いつく白銀御行のやっていることも理解できる...だが...しかし。

 

なんでしょう。この

 

翼くん>>>>>>会長>>>(超えられない壁)>>>風祭・豊崎

 

という空気感は。持つ者,持たざる者の絶望的な壁を感じる。この壁はベルリンの壁を崩すよりも難易度が高そうである。

 

 

  • 同じ「濡れ髪」を想定するにあたり,既にそれを目の当たりにしている(推定)翼くんと。
  • これから「そういう」シチュエーションに至ることもあり得る(期待)白銀御行と。
  • 女子の濡れ髪の色気をとりあえず堪能したい風祭・豊崎と。

 

やっていることは同じでもそこに持つ意味は全く異なる。

彼女がいる翼・御行にとってこれはセ...ックスの前哨に相当するが,風祭と豊崎がやっていることはエロい本を眺めているサクランボーイのそれでしかねぇ!!

 

なんという残念少年たち...。

 

 

彼女持ちたちの恋愛頭脳戦

 

こうした時に彼女持ちたちがすることは一つですよ。 

 

自分の彼女を守る!

 

これですよ。

自分が大切にしている彼女を「性的に」見られる。これは男子として絶対にあってはならないことである!

 

恋人(妻)とは!

自らが愛し,愛する者。優しく包み込むように周囲の外敵から守り,ただ一人自分だけが彼女を相方として慈しむ。それが恋人たる男子の女子に対する姿勢であろう。他の男に性的に見られるなど以ての外である。そいつはある種のNTR行為みたいなものである。大切な人をそんな目に合わせるわけにはいかないのである。

 

 

だから白銀御行は怒ったのである。

穏やかな心を持ちながら怒りによって目覚めた白銀御行である。

 

 

だからこそ,四宮かぐやは訳も分からないまま「怒られた」にも拘らず喜びの感情を携えて身支度をするために戻ったのである。

 

風邪をひくから,と心配されたとはいえ部屋で髪を乾かさない理由などどこにもない。それに対して「いいから」と強い語調で自分の行動を強制されたのである。理由も分からなければ普通なら傷つくところである。にもかかわらず,かぐやが「おこられちゃった」と嬉しそうな表情をしているのは,その白銀の言葉の中に自分を大切にしようとしてくれている心意気を感じ取ったからである。

 

「独占欲」が強い?

それでいいのである。自分の恋する人を独占しようとする,そんなのは当たり前の感情である。それは束縛ではなく「相手を思いやる心」を含んでいるのであれば,恋人もそこに愛を感じることができる。こんなワンシーンからも,かぐやと白銀の距離感が本物の恋人になっているのが分かりますね。

  

 

一方の翼くんも同様に「ここは良くない場所から」と誘導するのであった。彼もまた,愛する者を守ろうとする勇者の一人...て,あれ?

 

 

なんでしょう...この...とてつもなく感じる「二股感」は。

いや,もちろん恋人として柏木渚を守り,友人として四条眞妃を守ろうとしただけなんですよ。でもなあ。何だその手。なまじ四条さんが翼に惚れているのが分かっているだけに,ちょっと穿ってみてしまう。

 

 

単に女慣れしすぎているだけなんでしょうけれど,どうやったら彼女と手を握れるか相談してきた男が性長...もとい成長しましたね。成長したな!翼くん!(空条承太郎)て感じですよ。

 

そんな女子二人をガン見の風祭くん,完全に性欲を抑えきれない思春期ボーイである。これ目がガチで駄目なやつじゃん。やっていることが水泳授業時の中学生男子のそれじゃん。悲しいなあ...(ほっこり)。

 

早坂愛は抜け出したい

さてこの修学旅行,男女のウフフもさることながらもう一つの案件「早坂愛問題」も継続進行中である。

 

今回,早坂は「解任」されるわけですけれどそこには複雑な事情が存在する。前々回明らかになったように,かぐや様お付きの任は表の激務に加えてかぐやの内偵という心の激務を伴うものである。そんな早坂の事情を表立っては知らない四宮かぐやからしてみれば,早坂の「辞任」は心外でしょうが,ぶっちゃけ早坂にとってこの解任は心の苦しみからの解放でもある。

 

 

その裏任務の雇用主らしき者が明らかになりました。四宮家三男「四宮雲鷹」

  

 

兄3人のなかの3番手か...。

いかにも巌庵の血を引く顔立ち,人の心のない爬虫類系の眼。いつぞや四条家も参加したパーティーで見かけた兄とは別ぽいですね。秀智院学園時代に触れているから,まだ若そうです。大学生ぐらいなんでしょうか。(というか,秀智院出身ならこいつも四宮別邸にいたことがあるのだろうか)

 

ぶっちゃけ顔だけ見ると小者感ありますけれど。北斗4兄弟でいえばジャギっぽいですよ,ぶっちゃけ。

 

 

こいつが早坂の雇い主であり妹の動向を探っていた...というのはいかにもありそうである。ほら,HUNTER×HUNTERのカキン帝国の王位継承戦でも,上位の王子は下位の王子にしかスパイを送れなかったじゃないですか(その文脈で語るな)。

 

しかし冗談は抜きにして,四宮四兄弟もそんな感じがある。蟲毒のように強いものがより強いものを喰らう四宮家だからこそ,お互いにスパイを送り込むのは当然あるでしょう。また,年長者の方が経験も四宮一族における序列も上でしょうから,上位にスパイを送り込むよりも下位にスパイを送るほうが簡単でしょう。

 

 

ただ,こいつが雇用主で確定かといえばちょっと違う気もするんだよな。

 

とりあえずこいつが三人の兄の中で最弱...と今のところ判断するとして,今回の「解任」はより上位の者を動かしての動きっぽいんですよね。もし雲鷹が直接の雇用者であり,貴重な情報源を失いたくないなら「解任は許さん」で終わりです。

しかし実際には解任の方向で動いている。つまり,解任権を持っているのはより上位の者なのでしょう。巌庵がトップなので最有力ですが,次兄あたりですかね...? かぐやが仲が良いとされる義姉もいるし。

 

まあ実際には,もっと直接的に「女」として早坂を狙っているのかもしれませんけれど。奪う,所有することに躊躇しないのが四宮家である。エロい漫画だったら使用人を喰っちゃうなんて日常茶飯事なシチュエーションだけに,さもありなんである。

ま,青年誌のくせにパンツ一つ描かない漫画なのでそういう展開にはならないはずだけれど。

 

 

という流れが裏で進行しつつの,白銀御行と早坂愛が接触!

 

 

 

というか,とっくの昔に気づいていると思っていたのに。

この修学旅行でようやく本人に確認したんですか。え,そうなの...? 顔も声もカラオケの時に素顔を見ているじゃん,御行は。

 

まあ実際には割と前からハーサカ=早坂と気づいていたのかもしれないけれど。この修学旅行であそこまで四宮さんがくっついている,見た目はハーサカと同じ,ハーサカは四宮の情報を収集している...てことを知っていればいやでも気づくか。

 

しかしこれは重要な出来事である。

この後早坂は四宮本邸において解任の儀を受けなければならない。しかしそれを阻止しようとしている雲鷹という存在がすでにある。ことは簡単に終わりそうもないのである。

 

早坂が無事解放されるためには,どうしても協力者が必要である。幾多もの困難を乗り越えてきた知恵者の知恵が必要である。ここで四宮かぐやと早坂の事情に御行がかかわること,それは早坂にとってプラスとなるに違いない。

どんな流れになるか分かりませんが,四宮かぐやの上にある四宮雲鷹を出し抜くためには,かぐやと御行,そして早坂本人が協力し合うことが必要であろう。

 

今回,孤立無援に一人戦いに挑んでいるのは「かぐやを裏切ってきた」という早坂の想いがあるからである。実の母は味方であろうけれども,母もまた使用人である。四宮には立場上勝てない。

 

 

とならば,やはり御行の知恵と,四宮の一員たるかぐやの力が必要になるはずなんだよなあ...。そして三人で事に当たることは可能である! 早坂がいまさらそれを隠すことに意味はない。なぜなら,かぐやは早坂の裏の任務を知っているはずだからである。

 

もとより聡い四宮かぐやだから,早坂の裏任務については先刻承知である可能性が高い。しかしそれ以上に確実にかぐやが知っている裏付けがある。他ならぬ白銀御行の存在である。

「ハーサカ」が裏任務をしていることを御行が知っている以上,その事実は四宮かぐやに伝わる可能性は十分ある。ハーサカが良き友人のポジションであったとしても,四宮かぐやは恋人である。恋人の動向が本家に伝わっている事実は「注意事項」として伝えないわけがない。

 

なので,今後早坂ルートは白銀も巻き込んでの戦いになっていくと思われますが,さてどうなるでしょうか。「白銀の能力」を四宮家に示す意義からも,この戦いは重要になりそうです。てなところで,一旦まる。

 

 

(追記)

Twitterでも呟きましたが,今回の女湯の件で「自分の彼女を守る」というのは,かぐやを四宮家から守るという文脈でもあるんですね。奥が深い。

 

 

 

 

余談:「かぐや様」コソコソ話 in 171話

①石上優と伊井野ミコ

冒頭早々のこの距離感。

ふふ...。お前らいつのまにソファで向かい合って談笑するほど距離感が近づいているの...ってなりましたね。ニヤニヤしちゃいます。

  

 

そこで行われる会話を聞けば一目瞭然なんですけれど,こいつら基本的に似た者同士なんだよな。前から描かれているけれど。

どちらも一種の「正義マン」で,その正義は法とか倫理観に照らし合わせれば絶対的に正義なわけですよ。その正義はあくまで自分の枠組みの中にある歪なものなんだけれど,正義であることには違いないから...っていうやつ。

 

お互いそういう人間であるということでもあり,同時にラブコメ漫画について語れるくらい共通の趣味背景を持つ人間同士であるということでもあるんだね。いいコンビである。 

 

 ② それぞれの「濡れ髪」

さて,今回は男子(風祭・豊崎)のオカズ的に登場した四条眞妃ちゃん。

 

 

まずいな...(ジン=フリークス)。

端的に申し上げよう。かわいい。めっちゃ可愛い。なんでこの子があんなひどい目に合うのか分からないくらい可愛い。

 

それにしても,こうやって髪を下すと顔立ちがかぐやさんと似ているの,よくわかりますね。いつの日か,四条眞妃ちゃんにも幸せが来ますように。間違っても柏木さん懐妊中に不倫関係にならないように(東〇じゃねぇよ!)

 

③この一杯のために生きてるってか〜! 

そんな京都コレクション(アド街)の中で異彩を放つ,この藤原千花の貫禄よ...

  

 

 

 

完全に風呂上りに油断しきっているおかん(または姉ちゃん)の姿である。シビアな展開が待ち構えていそうな中で,この藤原千花の存在が一服の清涼飲料水である。 なんか落ち着くわぁ......てところで,再度まる
 

 

④追記 会長が濡れ髪が好きになった理由

書き忘れていました。

会長が濡れ髪を好きになったエピソード,それは1年生・春の案件と関わっています。まさしく,会長がかぐやに惚れたきっかけそのもの...。こういうところの回収,エモい(死語)ですよね。

 

関連記事

ayumie.hatenablog.com

 

 

現実逃避のご案内

Google検索で記事が出なくなったら、検索語に「現実逃避」を付け足すと見つかりやすいです。(もっと簡単なのはブックマーク登録。これを機会によろしくお願いします)
はてなブックマーク→このエントリーをはてなブックマークに追加

 

 

   

 

 

最新コミックスなど

かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ 17 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ 17 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

  • 作者:赤坂アカ
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2020/01/17
  • メディア: Kindle版
 

 


*画像引用は中止しました。