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『かぐや様は告らせたい』第173話 早坂愛の友達② 感想 : 「友達」ってなんだい 「友情」ってなんだいの巻

さてと。 かぐや様は告らせたい 173話 の感想(かぐ活)です。

 

早坂愛にとって「友達」とは何なのか。「誰」が早坂愛の友達なのか。そんな友達とはなにかといったことが一つのテーマとなっている今シリーズ。今回も掘り下げてまいりました。

 

 

そんな本編の感想に先立ち,最初にアニメの話から。

 

 

コロナウイルスで色んなものが延期・自粛となっている仲,コンテンツ業界は頑張っていますね。様々な電子書籍サイトで無料公開期間を設けたり。電子の時代,漫画・アニメは比較的変わりなく提供できるコンテンツです。そうしたコンテンツを支えているクリエイターの皆様には日々感謝感謝ですね。

 

さてそんな中,4月11日(土)から「かぐや様は告らせたい」の第2期もスタートします。益々盛り上がるかぐや様世界,楽しみですね。

キャラソンPV「答え合わせ」公開される中,先日ED主題歌は福原遥さんの「風に吹かれて」に決まったことも明らかになりました。僕の中では「まいんちゃん」なんですけれど,まさかの子安つばめ役です。こちらも楽しみですね。

  

 

  

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早坂愛に「友達」はいるのか?

さて本編です。

サブタイトルに「早坂愛の友達」とあるとおり,今回の一連のシリーズのテーマは友達です。

 

現状,早坂愛は友達がいないと思っている。少なくとも白銀御行に言われるまで,御行を友達とは思っていなかった。それは御行に限ったことではなく,いつも周囲にいた陽キャグループの2人もそう。いつもかき回してくる藤原千花もそう。そして四宮かぐやもそうです。四宮雲鷹側近であるところの天野八雲の「事前調査」とおり,早坂愛の認識では友達なんていないのである。

 

しかし周囲は違います。御行は言います。

 

一人で対処できない問題遭遇した時

互いに協力を仰げる関係...

それが友人関係だと俺は思う

 

(中略)お前が誰かに協力するだけじゃ成立しない

「お前からも助けを求める」

それができなきゃ友達ではないという事だ

 

白銀御行が早坂を助けるのは友達と思っているから。相手が困っているとき,手を差し伸べて助けてあげたいと思う。当然の行動である。と同時に,友人関係とは双方向的なものである。早坂もまた相手を友達と思っていなければ,友情は成立しない。早坂もまた「助けてほしい」と思っていなければ友達ではないのである。

  

 

 

そして今回早坂は御行に助けを求めた。それに御行は応えた。白銀の定義でいけば二人はやはり「友人」なのである。早坂がどう思っていようとも...。

 

 

また,早坂の周囲にいる2人の「友達」

今回も一緒のグループとなった陽キャの2人組ですけれど,やはり早坂は友達だと思っていない。自らが噂の種を提供する見返りとして情報を得ようとする,そんな情報収集源。そんな認識である。

 

しかし,やはりその二人はそうは思っていないのである。早坂を「友達」と思っている。だから早坂の噂を勝手に広めたりしない。早坂愛の秘密を漏らしたりしない。

  

 

それは四宮かぐやが友人として信頼できるか判別する時のルールと合致する。勝手に自分の秘密を漏らしたりしない人は信用できる。友人と思うことができる。そんなかぐやの基準からみてみても,二人からみて早坂は「友達」なのである。

 

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そして追いかけられた早坂がトイレで運用の追手に追い詰められた時もそうです。会長の指示だと思いますが,咄嗟に藤原千花が乱入して早坂を救います。なぜか。

 

それは藤原さんは早坂を友達と思っているからですよ。友達と思っているからこそ,困っている相手を助ける。そんな相手の思い遣りに早坂は乗っかったわけじゃないですか。救いの手を伸ばしたわけじゃないですか。藤原さんの一件だけみてみても「救われたい―救う」という白銀の言うところの「友達」関係が成立していることが分かります。

  

 

早坂愛は知らず知らずの間に「友達」を作っている。片務的ではなく走法的な関係としての友達を作っているのである。あとは早坂自身が相手を「友達と認識」すればOKです。そんな土壌が早坂の周りに出来上がっているのが今回のお話から見えてきますね。

 

四宮かぐやの「友達」

そこで問題です。四宮かぐやと早坂愛は「友達」でしょうか?

 

公式の関係は「主従関係」です。そこには契約と打算があり,かぐやの言うところの「きれいな関係ではない」。四宮家が早坂家と抗争し,その結果従うことになった。家レベルとして見た場合強制的な服従関係にある。その関係を用いることで,幼少のころから世話役として,また本家のスパイとして早坂はかぐやに仕えてきたのである。

 

 

とはいえ,人間関係とはそんな単純なものでないことも事実である。

 

何故かぐやは早坂愛との関係性について張り合ったのか。なぜ早坂愛の一番であることを言外に主張したのか。もちろん側付きの人間として一番付き合いが長いのも分かるし,あらゆる身の回りから愚痴の相手までこなしてきた早坂愛は「よく知っている」でしょう。

 

しかし。

「どちらが早坂をよく知っているか」と張り合ったその姿は,客観的に見れば「一番の友達は誰か」争いと変わらない。傍から見れば二人の関係は「友達」なのである。

 

それは御行の基準に合わせてもそうである。かぐやが困った時,早坂はいつも助けてくれる。かぐやが助けを求め,早坂が助ける。そんな出来事は何度も繰り返し描かれてきました。もちろんそれは主従関係があるからであって,友人関係に起因するものではないかもしれない。

 

でも,かぐやが寝る前に寝室で会長とのことを語る時,会長をはめようとして逆に窮地に陥った時,そうした四宮かぐやのプライベートにおいても早坂はかぐやを助けてきたじゃないですか。かぐやもまた早坂に助けを求めてきたじゃないですか。白銀の視点で見れば,やはり二人は友達なのである。

 

 

では「かぐやの基準」に照らし合わせたときはどうなのか。自分の秘密をかってに漏らさない。かぐやの友達としてのルールはそこにあります。そして早坂愛は本家のスパイとして情報提供しています。アウトです。

 

 

でも実際のところはといえば,早坂は四宮かぐやが最も秘密にしなくてはいけない会長との関係は本家に報告しなかった。四宮かぐやの最もプライベートな部分,秘めておかなければならない秘密は「守っていた」

 

 

かぐやも馬鹿ではない。早坂の仕事に本家への報告が入っていることは折込済であろう。その中で伝えても構わない情報と伝えてはいけない情報を使い分けること。早坂が提供する情報が自分が最も秘密にしたい部分が含まれていなければ,かぐやのルールと照らし合わせても「セーフ」である。事実,解任を求めている早坂を引き留めんと必死になっているのはその証左である。

 

であるならば,やはりかぐやにとっても早坂は「友達」なのである。面白いのはかぐやも早坂もお互いにそれに気が付いていないことである。今回の物語の着地点が,早坂愛と四宮かぐやの関係の再構築であることは明白である。主従関係を排し,友達関係だけが残る。このストーリーの結末では,二人が友情を確認しあうシーンが見られるのでしょうね。

 

そんなことを期待して。まる。

 

余談 

①天野八雲はつかまえたい

さて今回も登場した雲鷹の側近,八雲。気弱で無能な空気を漂わせながら,なかなかどうしてよ。やはり食えない奴であったか。

 

 

気弱な姿も無能な空気もあくまでそれは仮初のもの。能力のある者がその能力を隠すことによって身を守る,そんな有能さを感じなくもないですね。前回,雲鷹の手法を強引過ぎとみなしていたにもかかわらず,あっさりと事前の策で誘拐を試みる。四宮家につかえるだけあって,そのあたりは無情であった。こいつの次なる動向も気になるところですね。

 

②早坂奈央は伝えたい

早坂愛の逃亡にあわせて母である早坂奈央がかぐやの護衛になっている様子。

 

ここで「少しゴタゴタ」という表現になっていますが,早坂家としてみれば早坂愛のお役御免は「解任」という形になっているけれど,その形式で事を進められるかどうかはまだ不明瞭ってことでしょうか。そもそも早坂愛をかぐやお側付き「任命」したのは誰なんですかね。普通に考えれば当主・厳庵ということになるんでしょうが,さて。

 

そして奈央さんの言葉からも,かぐや自身が四宮本邸に行かざるを得ない状況でもあるようです。

これが早坂解任の件なのか,あるいは白銀御行とのおつきあいやスタンフォード進学の件なのかはまだ不明瞭。いずれにせよ今回,早坂を助ける形になっていますので,今度は早坂に助けられるシーンもあるのでしょう。

  

 

しかしそれもまず四宮かぐやと早坂愛の関係が清算され,名実ともに友達になれてからのお話。そんな話をするための場所とは...?

 

③かぐや様は分からない...?

「私たちの関係が始まったあの場所」かあ。意味深である。それは四条眞妃との関係が築かれたような,思い出深い場所のはずである。すっげぇ意味深にその場所に向かう早坂愛と比べてこの主はよぉ~~~~!

 


 これは四条眞妃ちゃんじゃなくても「く・さ・は・え・る」ですわ。分からんのかい!その言い方なら普通に二人が初めて出会った場所でしょうが。なんでしょう...二人が引き合わされたその場所とは。そこで何が起きたのか。

 

なんとなくですが,その時二人は「友達」となったんだけれども,その直後に大人の力によって「主従関係」に変えられたのかもしれませんね。かぐやがすぐに思い出せないことからも,何かあったのかもしれません。

 

四宮かぐやにとって早坂愛とは何なのか。

そんなことが試される連想ゲーム。

 

めっちゃ続きが気になるところで次回は単行本作業のため休載です。じらしてくれる...。そんなジリジリ感を抱きつつ,再度まる。

 

 

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*画像引用は中止しました。