現実逃避

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「かぐや様は告らせたい」の感想を書いている漫画感想ブログ

『かぐや様は告らせたい』第177話 早坂愛と四宮かぐやの友達 感想 : 愛とかぐやは...たい

さてと。 かぐや様は告らせたい 177話 の感想(かぐ活)です。

 

まずアニメの話題から。

第2期も順調にすすんできて,週末には第4話ですよ。もとよりかぐや様はコンテンツ力が高いのですが,その中から選ばれたお話のアニメ映像化はもちろん面白いに決まっている!

 

 

いよいよ第4話には「あの」二人が登場するのか...。

圧倒的火力の強いお話が盛りだくさんで,否が応でもテンションが上がらざるを得ない。

週末が楽しみなり。

 

 

今週のお話と...次回以降のお話を考えると,なかなか感慨深いものがありますね! 

というわけで(たぶん)友達編のフィナーレです。

 

 

 

  

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早坂愛はどうしたい

前回,主従関係に終止符を打ったかぐや。関係を清算したからこそ,かぐやは「従者以上」を求めていた気持ちを吐露できたし,早坂もまた「主以上」に相手を想ってきた気持ちを吐露できたわけですね。

 

そんな本音をぶつけ合った後は,さっくりと事務的に今後を語る早坂愛が「らしい」ですね。普通の友達関係だったら,この場で感情的に先に進めたのかもしれません。しかしかぐやにも立場があるし,自分もやらねばならないことがある。涙を流してそのまま「これからはズッ友だよ」にならないのがこの二人らしい。

 

 

これから先はやりたいことも決めていない。

 

それは本心だったのかもしれません。ずっと四宮かぐやに仕えて来ただけの人生。罪悪感を抱きながらもかぐやに嫌われることに怯えてきたんですもの。その恐怖からようやく開放された。かぐやに嫌われることもなく,新しい人生に踏み出せたわけですからね。

 

そんな早坂の従者としての最後の言葉は「修学旅行を楽しんでください」なのは,かぐやがお付き合いをしている白銀御行との関係を慮ってのことなのでしょう。元主との愚かしくも楽しかった恋バナの時間が,彼女にとっても「楽しい時間」だったことを想起させる。

 

そんなところに早坂愛が「これからやりたいこと」が見え隠れしているわけですけれど,それはまた後のお話。

 

四宮かぐやはどうしたい

早坂のことはそれはそれ,気になるとしてもああやってきちんと「区切り」をつけたかぐやさん。修学旅行の場に戻れば,やはり恋する乙女に戻ってしまうのもやむを得ないですよね。

 

このそわそわ感...。めっさお可愛いこと...!

きれいな目をしているだろ...。昨日,四宮の三男坊をぶん殴ったんだぜ...(おい)

 

 

一方,人知れず会長の評判が原油の先物取引ばりにマイナスまで落ちている気がしますが,この手のリスクをとってもやってみたいことがある。修学旅行デートはお付き合いしているカポーの定番ですからね!

 

それはそれとして,こうしてみるとこの二人の関係はどんどん秀知院学園内部で知る人が増えつつある。一応秘密は守れる人々という前提で読みますが,小野寺さんといい,当たり前のように二人の関係に感づく人が増えているの,セキュアじゃない気がするのですが。いや,それをいうなら最初からかぐやが寝言で自白するくらい緩々でしたが。

 

さて念願かなって実現した二人のデートの場は,「五等分の花嫁」や「ニセコイ」の例を挙げるまでもなく定番中の定番,伏見稲荷神社ですよ。やっぱこの鳥居は映える。ですが,そこで語られるのはやはり早坂の話題。

 

「早坂はいつも自分を押し殺してきた」

「家族の為に」「私の為にと」

 

そうなんだよなあ...。そしてそれはある意味かぐや自身にも通じるところなんですが。東京本邸の四宮の主として振る舞っているように見えつつ,その権力は非常に脆弱であり,「友達一人作れない」。早坂に友達を求める気持ちすら,ここまで通すことができなかったわけですからね。

 

 

  • しかし今,その早坂の苦しみに気づいてあげられた。
  • 許せないはずの自分のルールを捻じ曲げてまで許すこともできた。

 

それは自分自身の中にある早坂愛に対しての「友達を求める気持ち」をしっかり認識できたからですよね。そんな早坂が自分から離れてしまうことに寂しさはあるし「少し落ち込むこと」ではある。

 

本当は早坂と「友だちになりたかった」

そんな気持ちが,会長との会話の中で見え隠れしますね。

 

愛とかぐやは...したい

そんな四宮かぐやの気持ちと,早坂愛の気持ち。はたから見ればどちらも同じなんですよね。お互いに相手に「友達」をもとめてきた。それが「主従関係」という契約に逃げ込むことでずっと敵わなかった。

その早坂愛はいない。毎日世話をしてくれた近侍・早坂は自由の身となって「好きにできる」ようになってしまったのだから。

 

 

でも読者諸兄はみんなわかっていたと思うんだよなあ。

早坂愛もかぐやに友達をもとめていて。四宮かぐやも愛に友達を求めていたのだから。であればそこから推定される早坂愛の行動は一つしかありえないのである。

 

早坂愛が導きだした,たった一つの冴えた答え。

それは「友だちになろう」とすることですよ。だってずっと,そうなりたかったんだもの。四宮かぐやと友だちになりたくて。四宮かぐやも友だちになりたかったんだもの。

 

 

 

感無量である。

 

どうですか。この早坂愛は。主でも,従者でもない,対等なお付き合い。大好きな相手と一緒に行動して,一緒に悩んで,一緒に楽しく過ごす。友達なら当たり前だけれど,これまでできなかったことが,この一コマに全て現れているじゃないですか!

 

早坂愛は自由になって,好き勝手にできるようになった。

だから好き勝手にすることにした。ずっとやりたかった「四宮かぐやの友達になる」というその第一歩が「かぐや」という呼びかけに篭められているのである。

 

 

 

 

かぐやもそうだった。

幼少の頃,早坂愛に求めたけれども受け入れられなかった「友達になってほしい」という想い。それが何の障害もなく実現できることに,四宮かぐやは涙を目に浮かべて喜ぶのである。実現することがないと想っていたことが実現した喜び。「早坂愛と友だちになること。」

 

 

最高である。

 

「愛さん」という呼びかけには,かぐやがずっとこうありたかった二人の関係が凝縮しているじゃないですか。愛もかぐやも「友だちになりたい」。その夢が叶った瞬間に,思わず一読者の自分も涙がもれそうなくらい,嬉しかったのでした。まる。

 

余談 

①そして二人は友だちになった

思えば「かぐや様は歩きたい」で夢見ていた,友達と一緒に歩いて登校する...が今日,この日実現しているわけですね。なかなかに感慨深い。計算された描写でしょうけれど,それが「愛さん」とじゃれながら実現するとか,幸せすぎるだろ... 。

 

 

さて,この二人の関係が実現するにあたって,会長は役に立ったかといえば会長目線ではあんまり役に立っていませんね。それを自覚した上での四宮かぐやとのやりとりが相変わらず「ギャップの赤坂」のテクニック描写で面白いです。

 

とはいえ,会長がいたからあのタイミングで「二人の関係がはじまった場所」で落ち合えたわけですしね。会長だって役に立っている。そしてこれからも...。

 

というのはですね。

これまで早坂愛は「主人の空間に立ち入らないように」生徒会室はご法度だったわけですよ。しかしもうその制約はありません。これはあれじゃね。早坂愛が友達として自然にそこにいられるようにするためにも,早坂愛の「生徒会・庶務就任」はあるんじゃね?

 

 

かぐやと愛が友だちになった以上,それはむしろ自然なことである。柏木渚や四条眞紀よりもずっと強い絆がある二人ですもん,空席の庶務に就任するなら愛ちゃんでいいと思うんだよなあ。いずれそういう要請が会長からなされそう。(もしかしたら四宮副会長の意を組んで,かもしれませんが)

 

②藤原千花という功罪

さて突然いなくなった早坂と会長の出来事を取り繕うために「任せておいた」藤原千花のストーリーは案の定酷いことになっていた。

 

小豆の先物取引はあかん...あかんて...。先日原油の先物取引がマイナス価格になったということで話題になりましたけれど,ある種タイムリーなストーリーを作ったな,藤原!
この与太話,本当に信じられてしまいそうだけれど,この後早坂が登校した時どうなるんだろ...

 

 

ちなみにこの二人,火ノ口さんと駿河さんという名前だそうです。たしかヒルズ族。

IT系だったかもしれませんが,ひょっとかするとご両親が市況とかに関わる人でもおかしくないな...って話がずれました。ていうか,「ポテチの転売」ってなに...? 最近,高級ポテチとかの買い占めとかあったの...?

 

いずれこの与太話が本編に絡むことがあるのでしょうあ。これはないだろっていうネタの回収はこれまでも何回かあっただけに,気になる。

 

③かぐや様を語りたい...な人たち

人知れず火ノ口さんと駿河さんの中での会長の評価が下がる中,豊崎と風祭の動きが完全にモテない系のそれだったのが笑えます。そこは初志貫徹して巨勢・紀のところにいけよ!

 

目先のラッキーに食いついてしまうのは仕方がないよなあ...。

だって男の子だもの...(遠い目)

 

 

とはいえ,なんのかんので勘の鋭い紀かれんさんの心証がわるくなったのは今後の二人の立場を悪くしそう(エリカは気づいていないけれど)。こっちの掘り下げは本誌でやるのか,「かぐや様を語りたい」でやるのか,どっちなんでしょうね。なんとなくですが,「語りたい」で先に描いてもらって,本編に逆輸入しそうな予感。

 

④四宮家はどう出るのか

さて,少し話を真面目な方に戻して。

何事もなかったように四宮雲鷹一派は先週で消え,気がつけば早坂奈央もフェードアウトしていました。むろん,かぐやと別れた後に奈央と本家に出向いて「いろいろ」処理したのでしょう。

 

そもそも,早坂が黄光の命令で間者となっていたわけですが,この役割は御免となっているわけです。つまり「黄光」がそれを了承した上での解任となる。黄光が早坂の心理的葛藤を考慮するはずがないので,そこには理由があるはずです。

 

ここにきて早坂はかぐやと会長との仲について「正確に報告してこなかった」ことが示されています。そこは絶対秘密のラインとして守っていたわけです。黄光からすれば,自分の意のままにかぐやの内情を伝えてこない「使えない間者」となる。だから早坂は解任なんでしょうね。

 

となると,春から来る予定だった「応援の従者」とやらは黄光の手引なのかなあ。その理屈でいくとかぐやが仲の良い「義姉」は黄光の妻ぽくありますが,さてどうでしょう。立場的にはまだ見ぬ次男の妻という方がありそうな気もしますが。

 

ただそうなると,前回も触れたとおり黄光はもうかぐやの情報は「十分とったので不要」とみなしたのか,他の手段を講じているのか気になります。

 

 

ぶっちゃけこの京都の出来事一つとても,雲鷹の前で会長の存在を明らかにしていますし,修学旅行最終日には堂々と稲荷伏見神社で修学旅行デートしています。やろうと思えば会長とかぐやの情報取り放題です。四宮本邸という拠点がある京都において,この脇の甘さ。雲鷹一派も黄光一派も情報収集しないわけないんだよなあ...。

 

そういう意味では,「かぐやの弱点情報は十分とった」ということなのかもしれない。もちろん,東京で早坂が自由に活動できていそうな点を鑑みると,早坂家として黄光とは手を切り,別の庇護者(次男?四条家?)にすり寄った可能性もありますが。

 

今後,本丸の「雁庵」が登場するであろうことも含め,先々が気になるところである。というわけで,再度まる。

 

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