現実逃避

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「かぐや様は告らせたい」の感想を書いている漫画感想ブログ

『かぐや様は告らせたい』第182話 大仏こばちは見つめてる 感想 : 君の努力はいつか報われる

さてと。 かぐや様は告らせたい 182話 の感想(かぐ活)です。

 

お,推しの子ッ! 

 

リアル新妻エイジとも思える赤坂アカ先生のもう一つの作品の方もエンジンがかかりっぱなしでオーバーフローしていますが,こっちもやりますねぇ!

 

 

出会って1コマで大仏!ってやつである(意味不明)

 

アイドル子役時代のこばちちゃんかあ...。なるほど。初めて描かれた眼鏡の底にあるその玉顔はまさしくアイドル並みのクオリティである。かつて小野寺麗ちゃんに褒められて「センキュッ!」って交わしていましたけれど(それも意味あったのだが),そう言えば「親からもらったこの容姿,捨てるわけにもいかないし」なんて言ってましたからね。

 

両親が芸能人というだけで抜群の着目度。そして母のスキャンダル,出奔とこっちはこっちで「誰だって波乱万丈」である。一見華やかな美人生活の裏に隠された仄暗いその生活はこんな背景があったわけなのね...。

 

そんな大仏こばちさんが「見つめてきたもの」が描かれる第182話です。

  

 

  

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大仏こばちは寄り添われたい 

かつて伊井野ミコの生徒会長選で応援演説した際,難題美女とか言われている割には周囲のレスポンス悪いなって思ったんですけれど,そういう背景があったならなんとなく分かった気がしますね。

 

嫉妬と反発。

他人を押しのける事が当たり前であろう上流階級の高偏差値校ならずとも,日本・世界問わず人の性である。出る杭は打たれ,成功者は持たざる者にねたまれる。その転落にとてつもないトキメキを感じてしまいがちなのも,人間らしいと言えば人間らしい部分である。珍しくもないよくある話。

 

良くある話だけれど気持ちのいい話でもない。そこに怒りを覚える人もいるし,自分なりの正義を貫こうとする。伊井野ミコも,石上優もその心の中にある「正義」に基づいて間違っていると思えば自らの立場を顧みずに抗ってくれる。そんな嫉妬や反発を抱くこともなく,普通通り優しくしてくれる人もいる。

 

ふむ。

石上編でもはっきりしていたけれど,大友京子って基本アホの子なだけであって悪い子じゃないんだよなあ...。事実がきちんと伝わっていないから石上ヘイトしていますけれど。本当は裏表があまりない,単純な子ぽいよね。

 

 

そしてもう一人,同じ目線で寄り添ってくれた人がもう一人。「子安つばめ先輩」ある。

 

 

優れた容姿,優れた立場,ただそれだけで嫉妬と反発の対象となってしまう者なりの苦悩はある。雲の上のような話であるけれど,持っている者の悩みである。そんな悩める後輩に寄り添って味方をしてくれる。ただ対処法を教えてくれるのではなく,側に寄り添ってくれる。それだけで大仏こばちはだいぶ救われたのでしょうなあ...。

 

 

表面上の捉え方でもなく,それに対する感情を込めた反応でもなく。

上っ面ではなく自分の中の「正しさ」に基づいて行動する,その優しさを覚えている。だから大仏こばちは「石xつば派」になったというわけですね...。 

 

大仏こばちは見つめてる

それは単純に自分を守ってくれたという恩義によるものだけではない。その人の内面を,その人の正しさを,その人の優しさを見てきたからこそそうなったわけで。

 

子安つばめは自分を特別視もせず,自分を肯定してくれた。表面上ではない,あるがままの大仏こばちを「見て」それを受け入れ,寄り添ってくれた。石上優は自分にとって大切な友達である伊井野ミコの「努力」を見てくれた。

 

一生懸命頑張っている人がいる。その人の努力や正義は必ずしも実あるのものとして結びつかないこともある。伊井野ミコの正義が疎まれたように,石上優の正義が誤解されたように,人は正しくそれを「見ようとしない」。

 

だけれどしっかりと見てくれる人もいる。

石上優は伊井野ミコの頑張りを「見て」正しく「評価していた」。これは最初からそうである。一見仲が悪そうに見えた二人であっても,伊井野さんが反発していたころから石上優は伊井野さんの良いところを認めていた。

 

 

それはそうである。石上優は伊井野ミコを見ていた。伊井野ミコの良いところ,伊井野ミコが頑張っているところをずっと見てた。だからそれを否定した入りしないし,その頑張りが報われるように応援もする。そういう男なんですよ。

 

ふむ。

やはり石上優がステラの人じゃったか...。まあそうだよね。

 

 

 

そんな風にきちんと努力している人を見てくれる人だったから。そんな石上優の正義と優しさを大仏こばちも「見ていた」から。良いことをしている人,そのために頑張っている人,そんな人を大仏こばちもまた「好き」になる。

 

恋とか,そういう感情じゃない。

「人間として,その人が好き」という感情。そんな想いを抱ける相手だからこそ,大仏こばちは石上優と子安つばめが「好き」なのです。好きな人に幸せになってほしいと思う心...だからこそ大仏こばちは「石×つば」派になったというわけですね。

 

そんな石上優を見つめる大仏こばちの横顔は,9歳の時よりもずっと大人びて美しい。果たして未来はどちらに転がるのか。気になって仕方がないのである。まる。

 

 

無理難題「仏の御石の鉢」はどうなるのか

さてここに来て「好き」の意味が深まって来たなあ...。

 

 

大仏こばちの「好き」は恋じゃない。

それは石上優にとって伊井野ミコを見守ってきたことに対する気持ちが「好意的」であっても恋としての好きじゃないのと一緒である。では問題の子安つばめは?ってことですよ。

 

石上優が頑張っている伊井野ミコを「加点評価」して見守ってきたことも,大仏こばちが石上優を「加点評価」して見守ってきたことも恋にはつながらなかった。確かに好きという感情であっても恋じゃない。恋でなければ恋愛関係には決して進展しない。

 

そんな中,子安つばめが動いたわけですがこの行動だよな。さてどうなんだろ。

石上優の努力が無駄にならない程度に角が立たない妥協点を見出して,大友京子の石上に対する誤解を解く。ふむ。

 

 

いや,これってさあ...。

ここまで「加点評価」で石上を「見て」きた子安つばめ先輩の集大成みたいなもんだよね。石上優の頑張りをしっかりと認めてあげたいってことじゃん。頑張っている人が無駄じゃない,そんな見守り行動の最終形が石上優の誤解を解くということである。

 

 

んー...。これって「恋じゃ無くね?」

 

視線が伊井野ミコに対する石上優,石上優に対する大仏こばちといっしょじゃね。大仏さんとしては子安つばめを好きになった石上優の恋が実ることを願うけれど,問題はつばめ先輩の気持ちである。なんかこう,この問題に対処すること自体は「頑張っている人がしっかり報われてほしい」の枠に入っている感じがするんだよね。

 

 

この問題の解決が,子安つばめの「好き」の診断に使われるのだとすれば,やはり結果は「恋じゃない好き」で落ち着きそうなんだよなあ...。もっとも,石上の恋を応援しているかぐやとこばちを巻き込んでいる段階であながちそうとも限らないんだけれど。

 

少なくともこの二人の視点から見れば,子安つばめの行動が石上優との恋愛成就に結びついてほしいはずである。ただ,四宮さんも大仏さんも石上優に対する大友京子の誤解を解くという点については異存がないはずなので,そこは動く「メリット」がある。恋愛的に意味が無くても協力するという事はあり得る。

 

 

 

 

しかし四宮かぐやの「好み」の「卑怯なこと」って言うんだから,まあ真っ当な方法じゃなさそうだよなあ。あの時荻野がつばめ先輩にちょっかいを出していたとかそういう設定でも盛るのかしら。ちょっと想像がつかないけれど。

 

結局,悪だくみをするときはそれを行う理由から考えないとダメである。つばめ先輩の目的が石上優を正しく認めさせたいということならば,それはやっぱり恋ではなく頑張っている人を応援したい「好き」なように見える。

 

 

ここまで引っ張ってきていろいろアレですけれど,こうやってちょっとずつすれ違っていく果てに石上優の気持ちが届かなかったとしても,好きだった人がきちんと石上を「見て」くれていたことは喜んでいいことであると思いますし。ただまあ,「君の頑張りは報われる」という文脈もあるから,まだ可能性はあると思いますけれど。

 

 

恋は時とタイミング。いまはすれ違っていても,いずれ重なり合うこともあるかもしれないので...。

そんなことを伊井野さんを思い出しながらインドでワシも考えた(嘘)。再度まる。

 

 

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