現実逃避

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「かぐや様は告らせたい」の感想を書いている漫画感想ブログ

『かぐや様は告らせたい』第183話 白銀御行は慰めたい 感想 : あなたに会えてよかった

さてと。 かぐや様は告らせたい 183話 の感想(かぐ活)です。

 

  

伊井野ミコが自分の気持ちをはっきり自覚した180話。彼女の恋しさとせつなさと心強さが伝わってきて,切なさを消せやしないな日々を過ごしたアラフォーかぐや様ファンのみなさん,いかがお過ごしでしたでしょうか(何だそれ)

 

冗談はさておき,これはどうしようもない問題である。伊井野ミコは石上優が好き。石上優は子安つばめが好き。これは純然たる事実である。そこに「子安つばめの気持ちはどうなのか」は関係なく,伊井野ミコは既に死んでいる(武論尊)。詰みである。

 

いかに白銀御行が後輩思いの優しい先輩だからといって,人の気持ちはままならぬもの。況んや伊井野ミコは持ち前の「正義」の前に横恋慕なんてできない。本人もそれを認めている。私どうしたらいいんでしょう,の問に対する有効な答えは一つしか無いんですけれど,それができれば苦労はしないのである。それが恋心だってばよ!

 

 

ひとり身悶える男の姿がそこにあった。ていうか,白銀御行だった。

 

そりゃそうだよ。狂おしいほどに相手を想うその心は恋するもの共通である。まして,それが絶対に叶わぬ恋となってしまったら,もう一晩中泣いて泣いて泣いて気がつくしか無い(慟哭)。友達なんかじゃなかったというその思いを噛み締めながら,布団の中で転げ回るしか無いわ。白銀御行だったら塩の柱になっているところだわ。

 

どうしたらいいのか。インドで御行も考えた(行ってない)。

その結果導かれた「たった一つの冴えた答え」ーーーーーーみんな大好き四条眞妃!

 

 

 

  

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四条眞妃は語りたい

 

 

俺たちの四条眞妃ちゃん来たーーーー!

 

かぐや様は告らせたい史上最も幸せになってほしいツンデレちゃんNo.1こと,四条眞妃ちゃんである。せっかく周囲が恋愛モードになっていたのに(なっていたからこそ?)霊圧が消えて久しく寂しかったですが,やはりここは眞妃ちゃんのターンだよな。

 

いつものようにこの樹の下で語らう二人。この樹,桜かしら。死体でも埋まっているんでしょうか(まて)

相談を投げかけて一瞬で自体を把握するあたり,横恋慕のヴェテである。ちょっと先輩風を吹かせるように雰囲気醸し出しているけれど,それただの敗北者だからな?(ハァハァ...敗北者?)

 

実際問題,横恋慕の大先輩の実績を鑑みてみれば。そもそも相談相手として選ぶのが間違っている。白銀の狙いは「横恋慕した女の子のためにできること」を知ることである。それを横恋慕してどうにもならなかった人間に聞いても答えがあるわけないやんけ!

 

 

ほら。

案の定この有様である。そもそもどうにかなるのだったら眞妃ちゃんが率先してやっているわ。彼女が進んだ道は赦しのない無間地獄(修正しました)。行けども行けども躯が転がる賽の河原である。好きな人には好きな人がいる。たぶん赤ちゃんもいる(おい)。

 

そんな状況下でできることといえば,悶々と身悶えるしかないのである。妄想だけで肝を冷やした白銀御行のあの状況が延々と続くのである。こんなん震えるしか無いわ。

 

 

そしてこの有様である。

うん,知っていた。これぞ赤坂の呼吸壱の型「ギャップの赤坂」である。一瞬でひっくり返す,赤坂先生の十八番ですよね。眞妃ちゃんには悪いけれどこんなん「く・さ・は・え・る」だわさ。

 

そして面白いのは,どうしたらいいのか相談していた御行がすでに「答えを知っている」ことなんだよね。好きな人がいる相手を好きになり,横恋慕する勇気もない。ではできることは...といったらもう「次の恋」に行くぐらいしかないのである。リアルだったらそうじゃん。もう笑うしかないですし,この状況は。

 

まあそれが出来ないのが恋なんですけれど。苦しい恋。辛い恋。

そんな辛さから逃れるために眞妃ちゃんがたどり着いたアルカディアとはーーー!

 

 

現実逃避だった。知ってた。

 

白金御行は...

今回のお話,物語の行く末を決めるのは「好き」という感情である。

伊井野ミコは恋愛的に石上優が「好き」。石上優は恋愛的に子安つばめが「好き」。

 

大仏の「好き」。子安つばめの「好き」。

恋愛的に意味を持つ好きである者もいれば,まだそれが測りかねている者もいる。一つ言えるのは「好き」という感情が何なのかによって場の状況を動かせるのは子安つばめだけだということである。

 

「恋心の自覚」

自分はいつ相手を好きになったのか。その瞬間に「好き」という感情の根源はある。だからこそ,会長は自身の恋を振り返ったのだろうし,率直にその気持ちを四宮かぐやに伝えられたのだろうし。そしてかぐやもまた自身が好きになったきっかけを当の本人である白銀御行に伝えることができたのでしょうし。

 


 

 

なんだかなあ...。感無量である。

「好きと言ったら負け」「先に好きと言えない理由がある」「あなたから好きと言ってくれたらいいのに」そんな恋愛頭脳戦を勝ち得た勝者のみがたどり着ける理想郷がここにある。

 

つきあうまでアレほど恋い焦がれ,苦しみ,葛藤した二人が息を吸うように自分の恋を相手の前で振り返り気持ちを伝え会える。このこと自体がすでに尊い感じでいっぱいなのですが,それはひとまず置いておいて,じゃあ子安つばめは石上優の「どこ」を「いつ」どう「好き」になったのかということですよ。

 

 

「貴方の事をたくさん見ているうちに」とかぐやは言った。

同じように,子安つばめは石上優のことをたくさん見てきている。それがどんな好きだか確信は持てないけれど「好き」という感情はある。つばめ先輩の悪巧みがどんな事を指しているのかわかりませんが,それが石上優の利になるような行動であることはわかっている。正か負かと言われたら「正の行動」である。

 

まだ今ひとつピンとこないところがあるんだけれど,今回のかぐやの言葉を被せて通してみると,子安つばめの「好き」は恋としての好きになる可能性を秘めている。そんな予感。

 

 

加えて,このやりとりである。

あの四宮かぐやが「本気で石上くんの事を考えてくれている」「嬉しい事です」と述べるほどである。さしもの会長もなにか悟った感がある。四宮かぐやに石上の味方をお願いし,自分は伊井野の味方をする。その言い方はそのまんま「ケア」,死して骨を拾う者のようにも見える。

 

 

石上に対する恋が破れた時のセーフティーネット。そんな万全の信頼があるからこそ,四宮かぐやもミコちゃんのケアを託せるのでしょうし,「四宮の本気」を出せる覚悟を決められたのでしょうから。

 

果たして子安つばめの行動は。そして石上に対するその答えは。

気になって仕方がないのである。まる。

 

 

「伊井野ミコの無理難題」

さて,このままだと伊井野ミコは第2の四条眞妃になってしまうのですが,そこをどうするのか問題。

 

横恋慕問題はどうにもならず,このまま沈没していくだけに見える。もちろん,つばめ先輩が石上に対する気持ちが恋ではないと気づく展開もアリですけれど,それはまた先のお話。今回のお話を読むと旗色悪い伊井野ミコである。

 

しかし四条さんに出来なくて,伊井野ミコにできることはまだある。

思いが伝わらなくても「伝える」ということである。結局四条さんがどうにもならない恋の奥の細道に迷い込んでしまったは,自身の気持ちに決着をつけなかったからに他ならない。告白して,振られて,そこで区切りをつけなかった以上,その気持ちは五条悟の無量空処さながらに振り上げた拳が届かないままである。

 

横恋慕を通すのではなく,自分の気持ちをストレートに伝える。

どうして石上を好きになったのか。石上の何に感謝し,何を求めたのか。そこが明らかになれば気持ちの整理がつくのかもしれない。「区切り」をつけて先にすすめるのかもしれない。そうすれば思いは伝わらなくても想いは安らかに眠らせてあげることができる。それは救いであろう。

 

まあ,まだわからないですけれど。3ヶ月の落とし物の件もありますし。

いろいろあっていざ返事をしようとしたときに石上がなにか「やらかし」てしまうかもしれませんし。伊井野ミコの気持ちを子安つばめが知って動揺することもあるかもしれませんし。

 

恋は何があるか分からない。

大どんでん返しの赤坂マジックがあるかもしれない以上,一寸先は闇である。伊井野ミコの細くか細い蜘蛛の糸は残るのか,切れてしまうのか。一つだけ言えることはつまりこういうことです。

 

 

好きになっちまったか

だから...きっともうどうしようもねぇんだ...

 

 

というわけで,再度まる。

 

 

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