現実逃避

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「かぐや様は告らせたい」の感想を書いている漫画感想ブログ

『かぐや様は告らせたい』第185話 秀知院はバレンタイン 後編 感想 : 心配ないからね君の思いが誰かに届く明日はきっとある

さてと。 かぐや様は告らせたい 185話 の感想(かぐ活)です。

 

 

バレンタイン!

 

 

ついにやって来た,男との大戦場。

偏差値77の優秀な秀知院の生徒たちも,今日ばかりは男も女も恋愛脳です(今日ばかり...?)貰えるか貰えないか。渡せるか渡せないか。恋のUの字カウンターで向かい合う男女のラブゲームがいよいよ開幕である。

 

昨年キューバリファカチンモ事件を巻き起こし,死屍累々の山を築き上げた四宮かぐやも今年は違います。取るか取られるかの死闘を繰り広げてきたコレまでとは違い,今年は安定の恋人同士ですからね。約束された勝利のバレンタインが待っているとはいえ,やはり乙女心である。頬に差し込む朱色がお可愛いな!

 



ぶっちゃけ今年のバレンタインの大本命は石上優なだけに,会長とかぐやさんのバレンタインが霞んでしまいそうなところですが,いやいやどうしてよ。さすがの四宮かぐやの破壊力である。素直で乙女の時の戦闘力ははやり天元突破してますな!

 

というわけで,バレンタイン当日の巻です。

 

 

 

  

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石上優のバレンタイン

さて,今回の大本命男・石上優である。

モテない陰キャを続けて幾年月。色づいた中・高校生活は女子からの総スカンという悲惨な人生を送ってきただけに,毎年毎年のバレンタインは絶望しか存在しなかったわけです。

 

 

もうやめて!石上と読者のソウルジェムは真っ黒よ!

思わずそう叫びたくなるような真っ黒クロスケ出ておいで〜な石上。伊井野ミコじゃなくても真っ黒なコウノトリが心の中を群れて飛んでいたに違いない。

 

 

でも今年は違うもんね〜!

 

 

ふう。

秀知院四大難題美女の誉れも高い,子安つばめ先輩である。既にデートも済ませ,つばめ先輩も覚悟の扉を開く決意をしたかのように思える今日この頃。石上優に渡されるその珠玉のチョコレートは,石上にとってまさしく金塊よりも価値ある宝物であろう。

実に,何年ぶり(はじめて?)のバレンタインチョコレートであろうか。石上の涙においちゃんも涙がちょちょ切れちゃうわ!感無量である。

 

涙を流して喜ぶ石上に思わず照れるつばめ先輩である。

 

思えばあのクリスマスでは阿天坊先輩のしょうもない助言によって,普段らしからぬ行動をとってしまったつばめ先輩。あの時の二人には冷え冷えとした断絶と,たった一人ゲストルームに残されたつばめ先輩という悲しい結末でしたね。

あの時受け取ってもられなかった「プレゼント」だったけれど,今回は涙流して喜んでもらえる。二人の関係があの時とは全く違うのが分かります。

 

 

石上優という男は良くも悪くも真面目実直。そういうところは伊井野ミコそっくりなわけですが,そんな真面目な正義マンが正しく評価されるとは限らない。だけれど見るべき人がしっかり見てくれていれば,こんな風に正しく評価してくれることもある。つばめ先輩が石上の「いいところ」をみて加点評価してくれてきた結果が実を結んだ感じですね。

 

 

それは,ほら。

こんな風に。石上優を「きちんと見て」くれた人たちが周りにいる。石上優という愚直な男がこうやって報われていくの,本当にええやん...。

 

 

最初は噂に惑わされて正しく見ていなかった小野寺さんもこうやって変化した。そっと陰から見ていた秀知院四大難題美女の一人・大仏こばちも石上を見てくれていた。あ,ついでに藤原千花も

 

見ていてこっち(読者)がほっこりするわぁ...

 

 

 

伊井野ミコのバレンタイン

さて,石上と言えばもう一方の恋のプレーヤーである伊井野ミコである。

 

横恋慕は出来ない。そんな徹底的な正義を背中のマントに背負う,風紀委員の最高戦力・伊井野ミコ。彼女はもう,その恋が実らないことと諦めきっているわけですが,さりとてそこにある想いに気づいてほしい...私も見てほしい,と思うのはやはり恋する乙女である。

 

これまでその正義の鉄拳で何度も石上優を断じてきたその黒歴史とは裏腹に,いまやその切ない想いを抱えて壊れてしまいそうな「恋するウサギちゃん」である。

これまでのことを思えばある意味「今さら」である。石上に好かれるようなことはしてこなかったという自覚もある。怪我をいいことに強制的にそばでお世話をさせてきたとかいう業すらある。

 

それでも。それだって。それゆえに。

気づいてしまった本当の気持ちは耐え難いものがある。今はただ,自分が一歩踏み出せる勇気がほしい。そんな後輩ちゃんの背中を推すようにぐしっっと頭をなでてあげる白銀御行会長カッケー死角なしである。

 


 

いやあ。このコマ本当にいいなあ。

今回,いろんないい表情がそこかしこあるんですけれど,個人的にNo.1でいいなあとおもったのはこの優しくも確固たる意思をもつ白銀御行の凛々しさと,勇気を分けてもらった伊井野ミコのこの表情が大大大好き。最高である

 

 

そんな勇気をもらってさ。

伊井野さんが握りしめた義理という名の本命チョコを見つめるわけですよ。義理といいつつ選んだ「バレンタイン仕様」のSatPatに込められた想いは本物である。石上が好き。たとえ報われなくても,届かなくても一瞬「自分を見てほしい」。そこにある自分の気持ちを感じ取ってほしい。

 

 

かくして伊井野ミコもまた,覚悟の扉を開いたのであった。声に出さなくても生徒会室に響き渡る「ちょっと待ったぁ〜!」感が半端ないのである。この一手は小さな一手であるが,伊井野ミコにとっては偉大な一手である。

 

義理を強調するのは照れ隠しである。そんな照れ隠しをしなくても,石上は義理としか受け止めていない。けれども,女の子から,生徒会の仲間からこうやってチョコレートを貰えれば素直に嬉しいに決まっている。ましてや義理という名の本命を渡している伊井野さんにとってはそれこそ天にも登る気持ちだったんだろうなあ...。

 

 

ふええ。

こんな風に,自分の渡したチョコレートを「嬉しい」「ありがとう」といってもらえて。それが単なる義理チョコに対する社交辞令の一環だったとしても,喜んでもらえたというミコちゃんにとって意外な反応に思わずあふれるこの表情。

 

うん。

こんな風にさ。意固地で,愚直な正義女史で,どこか心に傷を持っているような女の子がさ。こんなに嬉しそうな反応を示しているのを見ちゃうと,一読者としては悩ましいところであはるよなあ。石上にも伊井野さんにも幸せになってほしい。いつぞやのカップリング論争じゃないけれど,部外者には一切関係ないことにも関わらず,「君の努力はいつか報われる」ことを思わず願わずにはいられない。

 

 

そんな伊井野さんのバレンタインでしたね。

 

 

愛とかぐやと...白銀御行のバレンタイン

さてこちらもドラマが詰まっている早坂愛である。

 

修学旅行において(あまり役に立っていないのだが),精神的に早坂愛を支えて変えてくれたのは白銀であった。「友達」という関係性をかぐやとの間に築けなかった使用人としての早坂愛が,友達という概念を真に理解し,かぐやとの関係を再構築できた。

 

そんな早坂のことを白銀は「友達」と思っていたわけだけれど,こうやって早坂からも改めて友達申請の儀があるとか,こういうの本当にええな。

 

 

友達チョコとわかっていても,こいつは嬉しいやつである。だってそうじゃん。貰えるのはチョコだけじゃない。新しい友達が増えるんだもの。こんなに嬉しいことはないよ,ララァ...ってやつである。

 

 

からーの,「かぐや!」の一言がいいですよね。この呼びかけ一つが,早坂愛が手に入れることができたものを表している。二人の関係が再構築され友達となれたことの証拠ですからね。これも白銀御行の言葉があってこそですから。因果がすごい。

 

 

そっと出てくる白銀にとっての大本命・四宮かぐや嬢である。

今日一日,大量のチョコレートをせしめた白銀御行ですけれど,コレが世界で一番ほしかったチョコレートでしょうからね。感無量である。

 

辛い恋もありました〜♪ 苦しい恋もありました〜♪
ホレたハレたで傷ついて 辿り着いたよバレンタイン
雨が降ろうが 槍が降ろうが
もうその手を離すなよ!(料理長ー!)

 

もうこんな気分である。

 

 

ふう。

やっぱりかぐやさんはお可愛いな!

 

 

素直になった四宮さんのお可愛らしさときたら,さすがとしか言いようがないのである。なんのかんのでこうやってみんな丸く収まって,人生にこんな捻りがない日があってもいい...。恋する男女が率直に己がの気持ちを伝え合う。そんな素敵なハッピーバレンタインでした。

 

(追記)Twitterで見かけてああそうか,と思い出したのですがこれ,文化祭の時にかぐやがハートの風船をもらった構図と同じですね。今度はかぐやから白銀にハートを贈るという形なのか。えへへ...ayumieのうっかりさん(え) 

まる。

 

 

余談 

①藤原千花のバレンタイン

一方の藤原千花。十把一絡げな安物のチョコレートを握りしめながら行脚するその姿はまさしくバラマキ政策である。安物のチョコレートを配ることにより,ホワイトデーでは倍以上のリターンを狙う。実に姑息...!

 

 

選挙だったら票の取りまとめをお願いするために無理やり実弾置いてきて,相手がしぶしぶ票を取りまとめてくるやつである(危なっ...!)。さすがは政治家の娘である。相手に自主的に上乗せを要求してくるスタイル,やはり藤原千花はやり手か...。

 

しかしまあ,こんなふうに配るそばから自分も食しているところを見るに,近々藤原さんの体重ネタが振ってきそうである。こんなきれいにバレンタイン回をやって,予告は"友達として...!?" とか書いてあるけれど,これでラーメン回とか持ってくる可能性,否定できない。神保町のマシマシママ,まだでてないもんな!

 

 

②かぐや様を語りたい...な人たちのバレンタイン

豊崎くんと風祭くん。マスメディア部の巨勢さん,紀さんからチョコレートをもらいたくて仕方がなくて,周囲をうろちょろしているのめっちゃモテない感あってリアリティ度が高すぎる。やめろっ...!そこは掘り下げなくていい部分だ...! 読者にも流れ弾が来る。

 

友チョコを配り合うマスメディア部の二人,かぐや様を語りたいのようにやはり脈なしで終わるのか...。と思いきや最後にしっかり確保していた。ま,たまにはこんな平穏なバレンタインがあってもありの。 

 


 

③四条眞妃のバレンタイン

さて,大トリはやはり我らが真のヒロイン,四条眞妃ちゃんですよ。

かぐや様という作品のすべての不幸を背負い込んだ,まるでお前は魔女の呪いをすべて引き受けた鹿目まどかかというぐらいに可哀想な子No.1な彼女。

 

いいですか,このバレンタインのために一生懸命手作りでチョコ作ったんですよ。そして片時も離れないナッギー&翼のいちゃこらを眺めるという自傷行為ですか?みたいなMな行動をとっていた彼女。ああ,今年も渡せないチョコ作っちゃったか...。あとで帝くんが食べるのかしら...と思いきや,なんと,渡せていた!

 

 

なるほど。

柏木さんにも渡すという裏テクがあったか...。伊達に学年トップ層の頭脳ではなかったということですね。柏木さん,ある側面に置いては翼くん以上に眞妃ちゃんが大好きという属性ですから,バレンタインチョコをもらって嬉しくないわけがないんだな...。

眞妃ちゃんだって食える!(違)腹の中ではそう思っていてもおかしくないと思われちゃうあたりナギサタンである。

 

となるとやはり気になるのはお返しですよね。ホワイトデーには何を返すのでしょうか。いきなり悪阻がきた渚ちゃんを涙流しながら介抱する天使・四条眞妃ちゃんの姿が見えるのは気のせいか。

 

いくら赤坂先生が「幸せになれるかわからない」と言っていたからって,まさかそこまでは...ははは...と思いつつ,そんな恐怖のホワイトデーの「お返し」にならないことを願うのである。というわけで,再度まる。

 

 

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