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『かぐや様は告らせたい』 第200話 藤原千花は超超超食べたい 感想 : ラーメン大好き藤原さんの参!の巻

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さてと。『かぐや様は告らせたい』第200話の感想です。

 

ウルトラジャンプ以来,ついに200話を迎えました。おめでとうございます

  

近年のラブコメは「カップリング固定・恋愛成立までの駆け引き中心」というのが一つのブームであり,かぐや様はその先駆的な作品と言っていいでしょう。時期で言うならば「高木さん」のような先行者がありますが,その中でも特筆すべきコンテンツの盛り上がりとファン層の拡大が見られたのはやはり「かぐや様は告らせたい」だったと思います。

 

ほぼ出来上がっているカップルがいかに成立するか。そのプロセスを恋愛頭脳戦という切り口で時にコメディタッチに,時にシリアスに描写する緩急のつけ方,小説を読んでいるかのような展開の組み立て方,落としどころの綺麗な収まり方,いろんな意味で「かぐや様」はラブコメ漫画として芸術点・技巧点の高い漫画だなと思います。いやほんと,漫画は描き方次第なんだな~と改めて感心する次第です。

 

閑話休題。 

前回,一つの転機として四宮かぐやから白銀御行に対して「しばらく別の道を行く」提案がなされました。その解答編として記念すべき第200話のお話は...

 

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ちょっと柏木チックなかぐやさん

 

ラ,ラーメン!?

 

というわけで,以下感想です。

   

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藤原千花は絡まない

ふむ。記念すべき200回目に到達してラーメン回か...。

 

前回特に予想には挙げなかったんですが,あの引きの最中シリアスの続きを外してコメディが来るかな...とはちらりと思ったんですよね。春休みに入っているし「ラーメン」は来る可能性もあるか?という予感がちらついたんですが,まさか200話目にぶっこんでくるとはな!

 

それにしても導入には笑った!

ここまで「渋谷のサンちゃん」「巣鴨の仙人」ときたので「神保町」が舞台になる可能性は高かったわけですが,冒頭一コマ目が集英社で,まさか鬼滅の刃に言及するとはちょっと意外でしたよ? かぐや様ほどの戦闘力を持つラブコメで鬼滅に寄せるとは思わないじゃん?

 

このあたり,時事ネタは拾ってくる赤坂先生らしいところだったのかもしれない。

 

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あんたほどの女まで鬼滅に乗っかるとは...


 

加えてこのアオリである。

鬼滅の刃→同主題歌担当LiSAさん→「推しの子」推しありです!ってのも豪快ですわな。シリアスな局面,ストレートど真ん中100マイルが来るかと思いきや超絶スローカーブが来て思わず見逃し三振くらったような局面なのに,剛球すぎるだろ...。なんだ,この1コマ目の情報量。

 

加えて今回の構成ね。お分かりでしたでしょうか...。各話タイトルが「藤原千花は超超超食べたい」なのに,肝心の藤原千花は冒頭と最後にしか出てこねぇんですよ。どゆこと?って感じですよ。

 

これまでのラーメン回は,ラーメン四天王と藤原さんがばったり同席することになる。そして藤原千花の喰い方に対し,ラーメン四天王側が一方的に突っ込んだり勝負を挑んだりしていたわけです。結果として独り相撲なんだけれど藤原という素材をつかってコメディを成立させてきたわけ。

 

それが今回は徹頭徹尾,藤原さんが蚊帳の外なんですよね。これは新しい。話の中心は神保町のマシマシママとラーメン五郎の店主の駆け引きであって,藤原千花は導入と落ちの素材になっているんだよなあ...。だからいつもと印象が違ったわけだ。ある意味斬新なキリ番回である。

 

 

五郎店主は太らせたい

というわけで出オチの藤原千花が訪れた今回のラーメン屋は「ラーメン五郎」。いかにも某有名店ぽい名前ですが,そこはそれ,ちゃんと「J系インスパイア」という表現がなされている。ラーメンの喰い方はサンちゃんと一緒という赤坂アカ先生らしく,ラーメンネタもしっかり拾ってきますね。

 

ちなみに,

  1. J◎RO本店で修行して「のれん分け」された店がJ◎RO●●店
  2. のれん分けされた店が理由あって店名を変えたのが「J系」
  3. J◎ROとは全く関係ないけれどラーメンのスタイルを寄せて来ているのが「J系インスパイア」 

と言うらしい。

【参考文献: 二郎系と二郎インスパイアの違い(ラーメン二郎あるある)より】

 

つまり この「ラーメン五郎」は◎郎のスタイルを真似たお店ということですね。従って分量は凄い。一方で味はお店のオリジナルてなわけ。ちなみに店主の方針は「ラーメン食わせて女を太らせる」です。まさに空高く藤原千花肥えるってなやつですね。

 

そんな歪んだ店主の方針と神保町のマシマシママとの対決軸が中心の今回のお話。藤原さんが絡まない分,純粋にラーメンに対する姿勢・思想の対決になっていて,「えーと,かぐや様だよな?」と読者に思わせるところまでが計算づくなんですかね。だとしたら凄いけれど。

 

店主が歪んだ方針となった経緯と,神保町のマシマシママがラーメンの喰い方に対する思想,それぞれ突然脳内に溢れ出す存在しない記憶(←存在してます)みたいに流れてくるのが草ではあります。かぐや様も藤原も関係ないまま突き進むお話の中で思ったことは,ん。ミチコ可愛いなってことと,現在はたぶんアラフォーなんだよなってことです!(←蛇足)

 

 

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ミチコは可愛い


 

別に太っちゃいないし,お可愛いことじゃん。彼氏も痩せてほしいとか思っているわけじゃなくて,そのままの体型でいてほしいという意味以上の意図はなかっただろうに,女子は惚れた男のためなら頑張ってしまうのであった。結果冷たくなって倒れる。

 

いや,これミチコ生きているだろ。それともいなくなってしまったからこその五郎店主のポリシーなのかしら。そりゃ無理なダイエットで栄養失調というのもありうるけれど,普通死ぬ前に死貧血で倒れるとかプロセスが有るよね。いや生きていてほしいわ。ミチコかわいいし(まだ言う)

 

最後のコマ,美味そうにラーメンをすする恰幅のいい女性陣の中にミチコがいることを信じて,まる

 

余談

今回,ついに登場した神保町のマシマシママ。彼女に対しても意外な過去が付与されていました。

 

ほほう...。マシマシママ,渋谷のサンちゃんと付き合っていたのかい。にもかかわらず喰い方の違いで分かれていた...。悲しみの過去である(棒)。

 

 

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喰い方(いきかた)の違い

いや,登場時から気になっていたんだけれど,マシマシママ,豊崎三郎の親戚じゃねぇの...? 

 

 

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豊崎三郎(コミックス第18巻 第181話より)

 

目線,眉,口元,顔立ちそのまんまだし。まさかインスタに上げていた孫の写真って豊崎三郎なのかしらん。美魔女とか言われているらしいけれど,50代ぐらいかな...て感じなんで流石に三郎は孫にしちゃ大きすぎる気もしますが。コミックスの裏書きがどうなるのか気になります。

 

 

 

 

 

そして最後,密かに大盛りを完食して幾分か膨よかになった藤原千花野の姿に,かろうじて「あ,かぐや様は告らせたいの200話だったんだ」という痕跡を感じました。まあ,こんな変化球な話もたまにはありーの。 

 

というわけで,第200話の感想はまる。  

 

 

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何だこのオチ(笑)

 

 

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*画像は週刊ヤングジャンプ2021年第1号 『かぐや様は告らせたい』200話より引用しました。