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『かぐや様は告らせたい』 第206話 かぐやたちは語りたい 感想 : 地獄のお茶会は断れない...の巻

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さてと。『かぐや様は告らせたい』第206話の感想です。

 

本日は四宮別邸におけるお茶会であります。

 

そんなお茶会の参加者は4名。かぐや,眞紀,早坂,柏木というこれまで関わっているようで直接的に4人で関わるシーンはなかったわけですが,そこはそれ初等部からのおつきあいなのでそれなりのお付き合いはあった様子。

 

とは言えだ。

秀知院のハイソサエティーなグループのお茶会ともなれば優雅な中にも駆け引きあり...といった趣を感じざるを得ない。これはお茶会であってただのお茶会じゃないんです。断れば命のやり取りが発生する,ビッグ・マムならぬビッグ・かぐやの地獄のお茶会なんですよ!

 

そんな甘くもあり苦くもある本日のお茶会,議題はなんでしょうか...というわけで,第206話感想です。

 

 

 

  

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早坂愛は守りたい

というわけで,そんな女の丁々発止が繰り広げられるお茶会。ホストのかぐやは真打ちとしてひとまず置いて,まずはゲスト同士の気さくで楽しいやり取りから。

 

早坂愛が眞妃の好みに沿ってニルギ(インドの紅茶)を用意するのも,かつての主であり現在は友人の四宮かぐやを慮ってのことです。紅茶で会話のきっかけを作ったかと思えば,来るべき四条×四宮抗争について探りを入れる。

 

ふむ。良いね。

こうして早坂がこの四宮別邸で他の3人と席を同じくして着座していること自体,立場の変化が分かります。かつて仕えた四宮別邸,従者であったメイド早坂愛が元主と同席していること自体,四宮家からしてみれば驚きの事態でしょう。

 

しかしながらこうやって主従関係でもないにもかかわらず,かぐやの為に「身の危険を顧みずに」四条眞妃ちゃんに探りを入れるのは,かぐやと愛が友達だからなんだよなあ...。

 

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早坂愛は守りたい


 

良い。実に良い(ベネ)。

早坂の覚悟と本心が見て取れます。クラスてもプライベートでも二人はしっかり親友なんだなぁって感じ取れて。実に良いですね。

 

その心意義を組んでか,ホストのかぐやを差し置いて議題「四宮×四条問題」を取り仕切る四条眞妃もまた大物感ある。現在進行形の抗争について...四条帝がこの時期に転校してきたことについて...もろもろの裏事情が密かに進行中なわけですが,これから始まる頂上戦争に向けて,子どもなりに同盟を組まんとする意気込みを感じますよ。

 

 

その点,柏木さんは「現実」が見えていて,どうにもならないほどの巨大な存在たちを前に子どもが無力であることを感じ取っている。ある意味大人の視点というか,友達のために一生懸命やってあげたいけれどどうすることもできない無力な自分を噛み締めている感ありますね...。

 

それは眞妃ちゃんも分かっている。

分かっているけれど,何とかしてあげたいと思うところもまた眞妃ちゃんなんだよなあ...。実にいい子である。一方の当事者であるにもかかわらず「友達」の四宮かぐやを守ってあげようという慈愛がそこにあるじゃないですか。この娘は本当にええ子やで...

 

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慈愛の人

議事進行をホストに返す眞妃ちゃん。ここから繰り広げられる「本題」こそ,本日のメインイベント。そんな甘くて,ミルキーで,濃厚で,危険リスキーな地獄のお茶会,開幕である。

 

 

四条眞妃は語りたくない

 

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地獄の蓋を開く女(ビッグ・かぐや)


 

お前はいったい何を言っているんだ...?

 

 

そんな空気で固まる中,突然始まるガールズトーク開幕である。

まあ四宮さん的には仕方がないと思うんですよ。先週,まさかの形でボーイズトークを耳に入れてしまい,結果として「想い人の意向」を知ってしまったのである。

 

そんなっ!まさかっ!...そりゃいつかはそういう時が来ると思っていたけれど,まだこちらの心の準備ができていない! そんな乙女心は分からなくもない。眞妃ちゃんは「優先順位がおかしくない!?」といいますけれど,それは彼氏がいない人の発想ですよ!(グサッ)

 

その流れの中で早坂の口からさくっとばらされる白銀御行ご一行のボーイズトーク。これは四宮さんが聞いたのをとりあえず愛に相談したので知っている感じですかね。これはきつい。誰も聞いていないと思って赤裸々に語っていたことが,当の彼女たちだけではなく周辺領域までたれ流されているの,地獄でしょ...。

 

 

本当酷いことするよね...。

なにがって,「想いが届いていない女の子」まで巻き込んで容赦なく切り刻んでいくからですよ。覚悟はいいか?ここからが本当の地獄だ!

 

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地獄のお茶会トーク


 

渚「ちなみに翼は...」

愛「巨乳は見て良し 揉んで良しなどと...」

渚「ふぅん 殺そ」

 

 

赤裸々な性行為の状況をへらへらと他者に語る。女子的には激おこぷんぷん丸となるのは仕方がないですよね。しかしまあそれ以上に傷ついているのは四条眞妃ちゃんですよ。一見,巨乳じゃない自分を振り返ってガーンと来ているように見えるけれど,眞紀ちゃんのショックの理由はそれだけじゃないよね。
二人はそんな関係じゃない。そう心に言い聞かせて全力で現実逃避しているのに,何気ないボーイズトークの暴露の最中で刺されていくの,本当に地獄でしょ...。

 

 

四条眞妃の心の中やいかに。

「ただ四宮かぐやを守るための話をするつもりだったのにぃ!」

 

来るべき初体験への畏れに伴い四宮さんが相談するのは仕方がないですけれど,そういうのは「持てる者」同士で勝手にやっておくんなぃ!ってなもんですよ。誰も自分の好きな人と友達の初体験の話なんて聞きたくないんです!

 

 

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お前,わざとやっているだろ...?

 

見ちゃおれん!(界王様)

  

甘くて,ミルキーで,濃厚で,とっても危険リスキー。そんな地獄のお茶会。あまりにも可哀想すぎて「もう何にも言えねぇ....」な眞妃ちゃんを他所に,地獄のお茶会は続く(以下次号!)

 

 

男と女は難しい

かぐや様も言っていましたが,まあこれは一筋縄ではいかない問題ではあるわね。

 

恋する,愛するという気持ち的側面と,性という問題。

人が交わるのは生物学的には「子孫を残すため」という他の生物一般と全く同じです。だが人だけが子孫を残すためではなく快楽の為にことを為すという特徴がある。食欲・物欲に続く性欲というやつである。

 

 

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永遠の難問

愛する人の子を宿す,家族であれば当然のことなれども,おつきあいして4か月目の高校生男女ともなれば「性欲」の側面がどうしたって強くなる。やりたいか,やりたくないかと言われれば絶対にやりたい。でもただ性欲があるだけでもなく愛情もある。そのバランスがどちらに偏っているのか分からないからこその相互不理解であり,不安でもある。

 

四宮かぐやが性と向かい合った時に巡り巡った葛藤,それはまあ当然の悩みなのである。そこを乗り越えてしまえば簡単だけれど,言うほど簡単ではないのが女の性。はたして四宮さんの結論はいかなるものに落ち着きそうでしょうか。

 

そこんとこ,気になるところである。まる

 

 

余談:四条帝は揺るがない

前回見事な性癖を晒した四条帝くん。ぶっちゃけそんな性癖知りたくもないですよね,姉としては。親子姉弟の性癖なんて知らないまま一生を終えたいところだわ...。

 

その帝ですが,冒頭から何やら意味深な電話がありました。お話の流れからお察しですが,四条家の跡取りにして「帝」の称号を持つ彼ですから,当然四宮かぐやと絡ませたい思惑が周囲にはあるのでしょう。

 

竹取物語の帝は貴族たちの間で噂のかぐや姫に関心を持ち求婚に至るわけですが,こっちの帝くんも周囲からなにやら突かれている様子。お茶会で語られる眞紀ちゃんの語らいからすると,こっちはこっちで周囲の大人の思惑で帝とかぐやをどうにかしたいみたいな意思を持つ者がいるっぽいですね。(案外,黄光だったりして)

 

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電話の相手は...


 

とはいえである。

姉・眞紀からしてみれば弟くんは抜けているしアホの子みたいなところはあるけれど,馬鹿じゃないことは理解っているわけで。眞紀ちゃんにも帝の本当の意図はわかっていないようですが「考えなしに秀知院に来たわけじゃない」し,「周囲の大人にいいように使われる弟でもない」ようです。

 

特に根拠もない推測ですが,今回眞紀ちゃんら秀知院のハイソサエティメンバーが四宮かぐやの行く末を心配したのと同様に,帝もまた独自に「姫様」を守りたい何かがあるんでしょうね。それが恋心とは限らないけれど。

 

こうしてみると白銀御行に付き合っている彼女は居るという情報を知っているにも関わらず,付き合っている相手が四宮かぐやとは知らないという事実が気になってきます。

 

もはや出来上がったカップルである白銀・かぐやカップルに付け入る隙は無いですし,帝自身も「姫様」と呼ぶかぐやにどうこうという意思はないんでしょうけれど,周囲の意思はようわからんからね。

四宮家と全面戦争が始まりつつ有る四条家としてみれば,末妹である四宮かぐやは取り組みたいところなんでしょう。できれば年頃の帝をうまく使って。冒頭の電話はそんなところなんじゃないかな,と思ったり。

 

今回は「優先順位」の問題で何となくかぐやさんの意向は有耶無耶になってしまったけれど,かぐやの意識の上ではその問題認識はあるようなので,そっちの方のお話の進展もあるのでしょうね。その辺はかぐやさんに抜かりはないところが安心できる。そっちの方もちょっと期待して,また再来週

 

 追記

Twitterで最初に登場している人物は白銀母ではないかという説を見かけました。それは考えて見なかったなあ。普通に帝の母かと。

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女性は何者か

ただ,「出直したほうが」という言い方は身内よりもやや他人行儀であるので,外部者等いう可能性はあるよね。帝はお付き合いしている人物ではないので,「仕事」で出入りしている可能性はある。白銀母というのも一応考慮に入れておきましょうかね。

 

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*画像は週刊ヤングジャンプ2021年第10号 『かぐや様は告らせたい』206話より引用しました。