現実逃避 - hatena

「かぐや様は告らせたい」の感想を書いている漫画感想ブログ

『かぐや様は告らせたい』 第210話 男と女のABC⑥ 感想 : 恋はあせらず...の巻

 

さてと。『かぐや様は告らせたい』第210話の感想です。

 

本編とは全く関係ないのですが,私事をひとつ。

今回の感想なんですが事前に別端末で書いておいたんですよ。最新話公開された時にアップしようと思って。引用画像とか全部用意しておいたんですが,その際に肝心の感想を書いたテキストファイルだけコピーしそびれちゃったんですよね(てへっ)。

 

というわけで,このお話の感想を書くのは2回めです。

一回目の感想の内容はおぼろげに覚えているのですが,もう一度あの分量を書く気力がない...。今回のお話にもかかわらず個人的テンションが下がり気味ですが,もう一度上げてなんとか今日も一日がんばるぞい。

 

さて僕は割とラブコメはストーリーを追うタイプで,特にそのプロセスとか整合性が気になっちゃうタイプです。まあ「現実逃避」をご覧の皆さんは御存知でしょうけれど。そうした論理的整合性に基づいて先々を予想するのもラブコメの醍醐味だと思うのですが,さて今回のお話はどうだったでしょうか。

 

 

前回僕は,一つ同じ部屋で夜を過ごすにあたりいきなりセッ...クスに至るのではなくまず会話があると思ったんですよね。「二人がお互いをどう思っているのか」「お互い今後どのような関係を築きたいのだろうか」といった確認を経て,最後事に至るのであろうと。それは二人が初めてのセッ...クスという人生の一大事において必要なプロセスなんだろうなあ...とか勝手に思ったり。

 

そんな妄想はさておき,事実はどうなったでしょうか。というわけで,第210話 男と女のABC⑥ の感想です。

 

 

  

最新コミックス 【単行本】    

 

 

 
 

 

 

 

四宮かぐやは繋がりたい

というわけで同じ布団の中に入ったかぐやと御行。

 

 

良いですね,何気ない会話なんですが「狭くないか?」という問いかけに対して一度は大丈夫と言いかけたのを翻しての「ちょっとだけ狭いです」。虚礼とか気遣いとか抜きにして素直に自分の気持ちをさらけ出すことができている感じがしませんか?二人の感情はもう恋愛頭脳戦時代のソレじゃないなあとつくづく思います。 

 

お互いがお互いを求め合う気持ちは確かである。「普通のロマンティック」以降,嘘偽りない自分をさらけ出してきた二人だからこその境地でしょうかね。だからこそ今,ことは男女のABCの最終局面を迎えつつあるわけです。

 

とは言っても,思考と感情は一つじゃない。相手に身を委ねてもいいという思いを抱えつつも,いざその瞬間が迫るとなれば「怖さ」が湧いてくるのは乙女ですもの,仕方がないことですよ。お手々つないだりキッスをするのとは一線を画する大人の儀式。 刹那に躊躇いが浮かび上がるのも詮無きことですよ。

 


 

ふむ。

まあいきなりそのまんまセッ...クスには至らず,まず会話があるであろうという前回の予測でしたが,ワンクッション入るよね。別にこれは普通のことである。お互いが愛し合っていても初めての体験ともなれば怖さが生じて当然であるし,御行にしても大切にしている存在に対して単に欲望をぶつけるだけの行動を取りたいわけじゃないのも当然なわけですから。

 

 

そこで語られるのは男女がいつか来た道である。

別に焦ることではないし,時が熟せばできることである。一旦ルビコン川を渡ってしまえば,そこから先はいくらでも繰り返される愛の交渉であるからして,納得した上での行為を提案する白銀の優しさは当然のそれである。愛すればこそ,大切であるからこその言動である。

 

むしろ焦っているのは実はかぐやさんの方なんだよね。

初体験の恐怖を乗り越えてでも,与えられた機会をしっかりとものにしようとしているのは。

 

 

だって会長はアメリカに行ってしまう。二人でいられる時間は殆ど残されていない。その後まっている四宮家との戦いは長く孤独なものになる。遠距離恋愛は続かないのも事実。高校生の恋愛が長続きしないのも事実。事実だからこそ,二人の間に確かな絆がほしいと考える四宮さんの思考はかぐやさんの「焦り」から生じた側面も否めない。

 

それがわかっているからこそ白銀は自分の思いの強さを再確認し,四宮さんが納得の上で焦ることがないよう諭しているわけですからね。相手に対する愛情と思いやりに満ちた,真実の愛(笑)がそこにあるのが見て取れます。

 

「普通」であるということ

とまあ,会話を通じてなんとなく今回は見送りって感じになっちゃいましたね。

男女あるあるというやつです。やはり初めてのセッ...クスってその後の人生観の定義付けにも関わってきますし,この二人ならそうなると思っていたぜ。

 

先週,「相手をどう思っているか」「この先の二人の関係はどんなふうにあるべきか」対話するのではないかと書いたときにはもうちょっとシリアスめな話になるかと思ったんですけれど,なされた会話の性質を見れば結局そういうことでしたからね。お互いが相手を大切に思っていること。いつまでも連れ添う覚悟を持っていること。

 

 

 

 

 

そんな気持ちがしっかりと確認できたからこそ,「好き」という気持ちがどんどん満たされて来るわけだよなあ。わかるわかる。このやりとり,本当にどこかで経験がある出来事ですよ。好きって思いが体中に満たされてきてさ。相手に対してその思いをどんどん伝えたくなってしまってさ。そうして愛情表現をしまくって,途方も無い幸福感に満たされて...

 

 


 

やってしまいました(知ってた)

 

まあこの二人ならそうなると思っていましたよ。奇しくも,先の会話がかぐやさんの不安を取り除き,かぐやさんと御行にとっての「いつか」が「今」になってしまったというわけだ。実に善き哉,目出度き哉。

 

 

ふふ。おめでとうございます。

でもこれって,普通に男女でよくあるプロセスだよね。相手の愛情に対して確信が持てること,相手を強く求めること,その先に愛情表現としてのセッ...クスがあるわけですから。

 

かつて四宮かぐやは「普通」になりたがっていたじゃないですか。

何もかもが特別だった彼女が欲しかったのは「普通」であることだった。その四宮さんが,数多の男女が繰り返してきたようなプロセスを経て普通の初体験を経験すること。これってとっても幸せなことと思いませんか。

 

命じられた男と結ばれて,形式的生殖行為をするだけの四宮家の夫婦関係に比べてどれだけ普通の恋愛ができたことか。どれだけ普通に愛し合えたことか。それが実現できたのは,隣で眠りこけている優しき伴侶である白銀御行という存在がいたからこそなんだよな。

 

 

かくして二人の間に確かな「繋がり」ができました。

この後のふたりがどうなっていくのか気になるところで,来週は休載!うん,知っていたぜ!ローテーション休みだもんな!

 

青年誌のくせにパンツ一枚描かないままに主人公カップルのセッ...クスを描いた赤坂アカ先生に脱帽である。じっくりAPEXでも取り組んで鋭気を養っていただきたい。

 

というわけで,今回の感想はまる

  

余談

書き始めたら30分ぐらいで文章を再構築できたのは幸いですね。一度書いていたから思ったより早くかけた。第一弾とちょっと文章が違うけれど,こっちのほうが個人的には好きである。あ,どうでもいいですね,そんなこと。

 

さて無事朝チュンというやらかし(スナックバス江)を迎えた二人なわけですが,朝チュンとセットとなるのはやはり帰宅する親父と圭ちゃんをいかにやり過ごすかって話ですよね。シリアスの後にはコメディが来る。赤坂文法になれ親しんだ訓練されたかぐや様ファンなら分かっていますよね。

 

あと,余談として取り上げることとしては石上のくだりが面白いですね。一度経験してしまえば最初は怯えていたチェリーボーイもいつしかヤリチンになれるという,例の理論ですよ。白銀はだいぶ丸めて言っていましたが。

 

 

この作品,おそらくスタンフォード編まではいかないで卒業あたりが一つの区切りになるだろうと思うので,御行の浮気誘惑編まで話は広がらないものと思ってはいます。まあコナかけられる話ぐらいってもいいけれど,御行くんには耐えてもらわなくちゃな。

 

それよか重要なのはかぐやさんと御行が初体験を超えたという事実ですよ。おわかりだろうか。高校生ぐらいのカップルが一度一線を越えてしまったら,そこから先は愛以上に性である。手をつなぐのも初々しかった翼と渚があっというまにご神託を述べるようになったように,我々読者も覚悟しておかなければいけませんよ。かぐやと御行はすでに「神ってる」わけですから。

 

どんなご神託を延々と読者に披露してくるか分かったもんじゃありません。セッ...クスとかちょっともう面倒くさいなよな?というオッサン世代の自分はともかく,かぐや様読者の皆さんはいかがでしょうか。

 

そうなったら読者は完全に置いてけぼりにされている藤原千花の立場である。この先訪れる「神の領域」もまた,ある意味楽しみといったところでしょうか。というわけで再度まる

 

現実逃避のご案内

Google検索で記事が出なくなったら、検索語に「現実逃避」を付け足すと見つかりやすいです。

 

 

 

 

   

 

近刊コミックス

 

 


*画像引用は中止しました。