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「かぐや様は告らせたい」の感想を書いている漫画感想ブログ

『かぐや様は告らせたい』 第211話 かぐや様は話したい 感想 : かぐやと千花,親友の流儀...の巻

 

さてと。『かぐや様は告らせたい』第211話の感想です。

 

先日,実写版映画第2弾の追加戦士が発表されました。伊井野ミコ役に日向坂46の影山優佳さんがキャスティングされたそうです。

 

残念ながら何事にも進取の気質に溢れた英才・赤坂先生と異なり,もはや年金を待つばかりの老兵ayumieは昨今のアイドル事情に詳しくはありません。(すいません,嘘つきました,そこまで老いちゃいないです。)

とはいえ絶賛大人気グループの日向坂46は知っていてもメンバーを全員上げろと言われたらお手上げであります。

 

 

 

なわけで,影山さんについては申し訳ないことに存じ上げていないのですが,とはいえついったーで流れてきた秀知院の制服を着た影山さんはなかなかににどうしてよ。めっちゃ伊井野ミコである。これは実写映画第2弾も期待大ですね。

 


そんな繋がりがあったせいかどうかわかりませんが,週刊ヤングジャンプ通巻2010号(2021年17号)の背表紙にある「お絵描き坂道46」Vol.14は赤坂アカ先生による日向坂メンバーの渡辺美穂さん,小坂菜緒さん,上村ひなのさんでした。

 

いや,これまで裏表紙とか気にしていなかったけれど,これ続きものだったのかしら。気が付かなくてごめん...。 

 

 

 


そういや作中でも風間団長が大仏さんに振られた時に「沁みちゃった」のが日〇坂でしたっけ。コミックスのおまけページ(第166話後の幕間)では,団長はひなの推しと描かれていましたけれど,そんな関係もあって上村ひなのさんも入ったイラストとなったのかしら。いや,わからんけれど。

 

そして今週のYJには「かぐや様」「推しの子」に続き,原作・日向坂46(小坂菜緒さん)による「げんさくひなたざか」まで掲載されています。週刊2本の段階で驚いていたわけですけれど,3本目と聞いた時は流石に理解できなかったですからね。分からん!分からねば!って奴ですよ。

 

作品の方は,まあ皆さんYJをご覧下さいという事でここでは取り上げませんが,ノリに乗ってる赤坂先生の充実ぶりにただただ驚かされます。どうぞお体をお大事に。

 

というわけで,「かぐや様は告らせたい」第211話の感想です。



 

 

  

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白銀御行は事後りたい


前回はお互いを大切にしながらちょっとずつ進んでいく決意をしたにもかかわらず,盛り上がって結局「しちゃった」御行とかぐや。当然一夜明けての「事後」はどうなったのか,アレコレ考えさせられましたよ。

 

ありきたりなのは,完全事後モードでだらだらしていたら家族が帰ってきて...みたいなラブコメあるあるですが,秀知院学園の天才二人はそんな抜かりはなかった。圭ちゃんが藤原家より帰宅した際には既に全てが綺麗に整っていたオールグリーンわけであります。

 

無垢な目で兄に語り掛ける圭ちゃんを軽く流して平常心を装う御行くんですけれど,そこはそれ,高校生カップルの初体験後というやつよ。初体験はそれ自体が心理的に大きな影響を持つらしいですけれど,数時間前に事を為したばかりとならばそのフラッシュバックも強烈である。愛し合っているとはいえ,二人肌を合わせあっての情動ともならば感慨も深いというもの。

 

 



そんな事後の余韻に達成感もあり,自己嫌悪感もありというところが「普通」ぽくてよいですね。良くも悪くも白銀御行はちょっとばかり努力が行きすぎた賢くて優しい高校生なのである。自らを「最低男」といいつつも愛する女性の残り香に身もだえするあたり,実に普通の男の子であることを感じますね。

 

初々しいな〜...私にもこんな時期があった。もちろん今でも現役のつもりだけれど(聞いてません,そんな話!)

 

 

四宮かぐやは事後りたい


とまあ白銀がこんな感じであるならば,当然四宮かぐやもこんな感じなのであった。

 



は・や・さ・か(ゲラゲラゲラゲラ....!)

 

まあこうなるよね。
誰だってこうなる。俺だってこうなる(虹村形兆)。


近侍時代を含めて長きにわたりかぐやの恋心に付き合ってきて苦労しっぱなしだった早坂愛。その面倒くさい恋愛頭脳戦(笑)が終わってやれデート話だの,キッスの話だの,知識だけ豊富だけれど自らは未経験の出来事を毎回ご神託のごとく聞かされてきた,その究極のご神託といえば初体験話ですからね。そりゃこんな顔にもなるわ。

 

枕を借りてじたばたする早坂愛がめっちゃ可愛いのである。(YJで見よう)

 

気持ちはよくわかるのである。女の子にとって初体験は精神的にも肉体的にも大きな出来事である。簡単なことではないからこそ,そのルビコン河を渡った事に対して驚きもするし,衝撃も受けるのである。ましてやそれが長き主従関係の軛を離れてようやくなれた対等の友人,一番の親友であるところの四宮かぐやの告白ともなれば,そりゃ身もだえもするわ。

 

特別な人の特別な出来事を聞いただけでも頭の中ぐるんぐるんなのに,かてて加えてその出来事の持つ意味を咀嚼して自分に追体験とかしちゃうわけですよ,多分。親友の体験を想像しただけで身もだえてしまう。あ...(感情を)捌ききれない...ってやつですよ。これは仕方がない。

 

かぐや様は「普通」でありたい

そんな,四宮さんのぶっちゃけトークの中に感じ取る「かぐやの普通性」。ふむ,ここでも出てきましたね,「普通」


前回感想でも少し語りましたけれど,四宮かぐやにとって特別であることは意味がない。ずっと特別だったから。腫物を触るように例外的存在として四宮に育てられた彼女にとって特別であることは憧れでもなんでもないのである。彼女はずっと「普通」になりたかった。

 

そんなかぐやさんが,わりと「あっさり」と人生の重大事を済ませてしまうこと。今どきのカップルが経験するように,流れや勢いで成し遂げる初体験という事実に早坂愛が「普通の少女」を感じ取る。感慨深いですね。

 

 



秀知院学院という閉鎖的な空間,四宮家という異常な背景,根っからの天才と努力の天才による恋愛頭脳戦の結末としてのカップリング。なにからなにまで特別な世界の出来事が状況として整えられているにもかかわらず,四宮かぐやにとって重要なのは「普通であること」。

それを本人が自覚的に捉えるだけではなく,親友の愛が客観的に捉えることができるようになっているあたり,四宮かぐやの物語が一つのゴールに近づいていることが分かります。

 

この先,諸々大変な出来事もあるのでしょう。
周囲の目を気にしないとか,四宮家なんて気にしないとか,かぐやの主観では吹っ切れていることであっても,かぐやを取り巻く周囲の環境はそれを容易に実現させないものがある。

 

だからこそ,それを乗り越えて「四宮かぐやが普通の恋をして普通の幸せをつかむこと」が一つのゴールなんだろうって感じる今日この頃。それを成し遂げるのが普通の少年であるところの白銀御行であるというのも因果を感じます。

 

四宮かぐやは話したい 

だが,かぐやさんがそんな普通の恋を普通に楽しむ前に,やらなければならないことがある。伝えなければならない親友がひとり。

 



瞬間。
読者の脳内にあふれ出した「存在する」記憶


来たか...FUJIWARAボディ(違)...

 

なるほど,こう来たか。


これまで藤原千花は様々な局面で「蚊帳の外」にされてきました。それは会長との恋愛についてもそうで,かぐやさんは早坂に相談することはあっても藤原千花に自分の秘めた恋について相談することはありませんでした。

 

 

僕は以前,「藤原千花はある種の読者ポジである。物語の枠外にいる存在だからこそ,生徒会室の恋愛に関わらない」みたいなことを主張したことがあるのですが,そんな妄想に対する一つのアンサーがこれから示されるのかなと。


なるほど,彼女は蚊帳の外にあったけれども,だからといって藤原千花が四宮かぐやにとってどうでもいい存在という訳ではない。早坂愛とはまた異なる意味で,親友である。

親友であるけれども,かぐやが早坂(ないし愛)に自らの恋心をさらけ出してきたのに対し,一方の親友・藤原千花に対してはそれをしてこなかった

 

先に引用した画像にもあるように,彼女は他人の恋バナの蚊帳の外で有り続けてきたけれども,実はかぐや様の恋については基本的に認識しているかどうかすらも明らかにされていなかったんだよね。これは多分意図的である。

 

 

藤原千花はそれほど鈍い方ではない。百戦錬磨の柏木さんのみならず,石上,伊井野,四条眞妃にすら感じ取れる四宮かぐやの恋心に本当に気づかなかったのかどうかといえば,気づいていた可能性が高いと思うのである。

 

今回のお話のメインは「これまで黙ってきたことをかぐやから直接親友の藤原千花に話す」ことがポイントなので,藤原さんが知っていたか否かは直接的には関係ないかもしれない。肝はおそらく「ちゃんと話してくれること」にあるわけで,それを通じて二人の友情の再確認になるわけですからね。

 

でもまあ,多分藤原さんは気づいていたという流れになるんじゃないかなと思うんですよね。藤原さんは気づいた上で「黙っていた」んじゃないかな。それはかぐやの秘密だから,それをあれこれ言葉に出して話のネタになんかしなかった。

 

 

少なくともかぐやが自分に話さない限り,その秘密に触れたりしない。そうした機微ができるからこそ,かぐやと千花は「親友」であり続けられたのでしょうからね。そうして自分を守ってくれた相手に対し,噂話とかではなく自らの口で告げることが,四宮かぐやの藤原千花に対する「礼儀」なんだろうな,と思ったり。まる

 

 

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*画像引用は中止しました。