現実逃避 - hatena

「かぐや様は告らせたい」の感想を書いている漫画感想ブログ

『かぐや様は告らせたい』 第218話 四宮かぐやの無理難題「仏の御石の鉢」編③ 感想 : 私に天使が舞い降りた?...の巻

 

 

さてと。『かぐや様は告らせたい』第218話の感想です。

 

かぐや様の22巻のOVA同梱版が凄いらしい。

 

 

らしい,ってのは僕は買えていないからです。何度か言及しているけれどごく一般的な仕様の家庭人である僕としては,漫画とかアニメといったものについて家族の同意を得ることはなかなかに難しい。

 

好きなのに。好きだから。にもかかわらず「物理的パッケージを伴うモノ」は買えないんですよね。家族がオタ趣味に理解を示してくれない時,おっさんはどうするか。説得は無理です。だったら隠れてやるしかないもんな。というわけで物証となる単行本とかDVDは買えないのさ~ハハハ~(血涙)となるわけであります。

 


じゃあどうやって漫画生活を送っているかと言えば,全部電子です。漫画は電子書籍。ヤングジャンプも電子書籍。ただ感想を書くときだけは印刷版を買いますけれど,勿体ないと思いつつヤングジャンプを一通り読んだらYJを三枚おろしにして「かぐや様」だけ取り出し,ドキュメントスキャナで読みこむ。いや本当にもったいないけれど,バラバラになったYJはこっそりと廃棄されるわけです。

 

 

同様にアニメも全部配信(公式)で観ています。


なのでOVA版とか出たら,いつの日か配信に載ることを期待するか,たまたま共通のオタ友がいたら見せてもらうしかない。そんなオタ友だって基本的にネット繋がりです。ブログやらTwitterを通じての交流なので,物理的メディアを一緒に見せてもらうとか不可能なんですよね。詰んでる。

 


ついでに言えば,Twitterとかもね。スペースとか機能が付いたおかげで相互さんと音声コミュニケーションとか取れるようになっていますし,ゲームやりながら音声でやりとりできるディスコードなんかもオタ活デバイスとなっているわけですが,そもそも僕は声を出すわけにはいかないの。深夜,自宅でパソコンに向かって漫画やらアニメの話を延々とトークするわけにはいかないでしょ。家族に聞かれちゃうから。

 

 

まあそれ以外にも声をネットに出せない理由はあるんですが,そもそも音声コミュニケーションというものができるような環境がないんですよね。一人になれる所があるとすれば車の中ぐらい。

でも,かぐや様が更新されてファンが活況な時間帯って深夜じゃないですか。そんな時間帯に車の中にパソコンやらスマホを持ち込んで,真っ暗の中で音声コミュニケーションしていたら完全に職質の世界でしょ?出来るかーっ!ってなわけですよ。

 

 

そういう意味では僕は完全に時代に取り残された,いにしえのオタク感ありますね。ブログにせよTwitterにせよ完全にテキストコミュニケーションの世界だもんな。音声コミュニケーションとか光のオタクがやりそうなことはまばゆいばかりですよ...。

 

というわけで,そんな光のオタクの領域に入っている最近の石上くんのお話が続く,「かぐや様は告らせたい」第218話の感想です。

 

 

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伊井野ミコは許せない

 

というわけで第218話の感想です。

 

【前号まで】

穏やかな心を持ちながら静かな怒りに目覚めた伝説の超戦士・ワルイイイノ。恋愛は別腹と言わんばかりに良い子をかなぐり捨てて一気に石上との距離を詰める。そんなワルイイノの変なスイッチを推してしまった藤原千花は虚空に向かってハンセイするのであった。前回は「早く気付いて」

 

 

藤原千花の失態により,エイジャの赤石のついた石化面を被り究極の生命と進化した伊井野さん。恋の攻めダルマと化していた伊井野さんは「解釈違い」とばかりにシュトロハイム張りの後悔をしまくっていた藤原さんですが,本日生徒会室に入ってみればいつもながらの昭和な喧嘩が繰り広げられていて,思わず安堵です。

 


安堵とは。

いざ喧嘩の中身を聞いてみれば,石上のラインの返事が遅いとか。未読スルー半日とか信じられない,そんな年ごろの娘さんのノリの伊井野ミコである。キレ方がね,完全に付き合い始めて慣れてきたころに起きた彼氏・彼女のノリなんですよね。

 


これには流石の藤原さんも陰モードですよ。


せっかく元通りの関係に戻ったかと思いきや,着々と伊井野さんは歩兵を進めていたのであった。伝説の超ワルイイノとなった悪い子ミコちゃんは「女」として石上に意識させるどころか,完全に気分が「古女房」のそれになりつつある。千花にとってこれは完全に石ミコの解釈違い。「違う,そうじゃない」ってやつですよ。

 

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会話がね...。完全にコミュニケーションすること前提となっているんだよね。

 

つい先日まで不倶戴天の仇扱いだったはずなのに。口もききたくなければ触れられたくもない。お姫様抱っこするのに触れないようにロープで支えていたような関係だったのが,ラインの返事が来ないだの,現在のオタクのデバイスであるディスコードの説明だのやり取りしているわけです。

 

それコミュニケーションの手段じゃん。

もう前提として伊井野さんと石上は「コミュニケーションを取る」ことが当たり前になっているし,伊井野さんに至っては石上とコミュニケーション取りたくてたまんないんです...みたいなのが駄々洩れているんだよな...。

 

なんつーか,古のかぐや様オタクとしては「維新も遠くなりにけり」てな気分ですよ...(勝手に古女房感やめろ)

 

 

石上優は主張したい

とまあ伊井野さんによる前座はさておき(ちょ)。ここからが今回のお話の本番である。


冒頭,僕が古のオタク感丸だしの「振り」を撒いておいた訳ですが今回は石上のオタ活の実態である。石上優は僕みたいに枯れたオタクじゃなくて今を生きるオタクなわけであります。

 

いかにも「お,90年代のオタクか?」みたいなイメージの伊井野さんは流石に古すぎるとして(スタンドアローンのカラクラとか何時の時代だよ),ネットは単に繋がればいいという世界とは違うんです。ブログ? Twitter?  そんなテキストコミュニケーションの時代はとっくに終わっているのである。

 

 

現在のオタクは音声コミュニケーション。今時小学生ですらSwitchでトークしながらフォートナイトやっている有様です。

もちろん,石上みたいな濃ゆいオタクはそんな戦場子ども広場には出ていきません。ディスコードサーバーに接続しながワイワイ音声コミュケーションをとりつつ共にエペとかAmong Usをやる。そんなノリなんですよね...。今どきのオタクは。

 


いやもう,完全に家庭持ちのオタクからすればそんな世界は「光のオタク」である。オタク活動充実しまくっている,『オタ充』ってやつですよ。

 


いやしかしそれはあくまで「オタク基準の話」である。


確かに家庭持ちで音声コミュニケーションできない僕を闇のオタクだとすれば,堂々とネットでつながった仲間たちとオタトーク繰り広げながらゲームに勤しめる石上は光のオタクかもしれない。でも実際のところ一度実社会に出てみれば,伊井野ミコの反応が普通なんだろうなあ...。

 

「皆が使い始めたら使う」

 

てのは完全にリアルに生きている者の考え方なんだよね。ごく一般的仕様の高校生らしい反応で逆にホッとするのである。

ああそうだよな...ディスコードで会話しながらオタ活するのも楽しそうだけれど,リアル生活で彼女とお付き合い・結婚して子どもを持つ家庭持ちの生活だって楽しいもんな。そんなもんだ。どこに力点を置くかと言うだけの話で。

 


そんなわけで,オタ話に乗っかっていけない伊井野ミコはここでドロップアウトするしかなかった。この時,彼女の中にはそれがどんな結果をもたらすのか知る由もなかったのである(続く)

 

石上優は気づかない

藤原繋がりで元TG部のプロゲーマー・ギガ子先輩に話が流れたところで舞台は大きく廻転するのである。慣れ親しんだディスコードサーバーを通じてのトーク。当たり前のように開始されるオンラインゲーム。

 

そこは石上にとっての長年の主戦場である。無駄にゲームやらディスコードに没頭していたわけじゃないですからね。最近はコミュ力が急上昇しつつある石上の実力も相まって,慣れ親しんだ環境だったら水を得た魚である。

 

実質初対面のギガ子先輩に誘われるままにエペを開始してみれば,あっという間にKOROMOちゃんもキャリーして共闘という流れ。ここまでの流れがスムーズすぎていっそ清々しい。これがリアルだったらどうだっただろう。石上が応援団に溶け込むまで何ヶ月かかったことか。それを思えばリニアモーターカーに乗っているようなもの。

 

 

 

ふふ。

幸せそうな顔しやがって...。

 

最近,応援団やらつばめ先輩やらと関わったり,例の大友案件に対する誤解が解けたこともあって,なまらリア充の空気を漂わせていた石上優。ですがやっぱり蛇の道は蛇と言わんばかりに「相性の良さ」はあるんだよなあ...。新コミュニティに溶け込むまでのスピードが超スピードである。早すぎるッ!こいつのスタンドは早すぎるッ!まるで,時を止めたみたいに!ってやつですよ。

 

そんな夢みたいな時間は一気に過ぎ去って,翌朝になってみれば完全に寝不足の石上遊である。「寝不足?」なんて声をかけるあたり,相変わらずのワルイイノ作戦は継続中のようですけれど。そこに空から天使が舞い降りてきたわけであります。

 

ドンッ!

 

 

不知火ころも。

秀知院学園三大難物美女の一人であり,これまで一切石上優とか関わりがなかった現役アイドル女子である。え,何?何なの...って石上じゃなくても混乱するわ。不知火ころも...KOROMO

...はっ!

 

 

ジョセフ=ジョースター:お前は「えっ...その声...KOROMOさん?」と言う

 

 

 

なるほど。

クラスメートとはいえ,基本クラスメートと関わらない不知火さんの声に聞き覚えがなかった=KOROMOさんの声だけでは解らなかったというわけか。こいつは一本抜かれたぜ(違)。

 

 

不知火ころもは楽しみたい

仮想世界で一晩の契りを交わした二人にとっては,これまで一切関わりなくてももはや朋友パンヤオである。相手が秀知院の三大難女とかそんなの関係ない。思わず花開くオタトークってなわけですが,周囲はそうはイカンザキですよ。相手がなんだろうと今回ばかりは関係ない。問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたいってのはやむを得ないわけですわ。

 

関係を問われて「遊び関係」と答えた不知火さんは悪くないのである。

それを聞いて「遊びの(男)関係」と捉えるほうが悪いのである。

 

しかし,一度ついた印象というのは中々頭から離れないものだる。

 

 

昨日の夜も遅くまでねー

限界までずっとやってたもんね

石上くんかなり上手だったから

私も一杯ヤれて気持ち良かったー!

 

今夜も暇?またカジュアルやろ

おっやるかー!

 

からーの「じゃあ今夜部屋で待ってるー」。

 

 

正確には昨日の夜も遅くまで限界までずっと「ゲーム」やってて,石上が「ゲーム」が上手だったから一杯「ゲーム」がヤれて気持ちよかったわけですし,今夜も「ゲーム」をやろうという不知火さんの誘いかけに石上が乗っかっただけですし。遊ぶ約束がついたから今夜も「ゲームサーバー」の部屋で待っているだけ。

 

 

しかし二人を除いて全員がすべて同じ答え!

「ゲーム」「セッ...クス」に勝手に脳内変換して解釈してしまうのはやむを得ないことなんです!

 

 

 

 

ハァハァ...。死んでいる。立ったまま死んでる...(座っているだろ!)

 

勝手に誤解しただけとはいえ,気がつけば石上がまたしても秀知院三大難女と仲良くなっているじゃないですか。あれ,こいつこの間までつばめ先輩の傷心じゃなかったの?恋の切り替え早くない?

 

伊井野ミコの心のなかに吹き荒ぶのは昨日の藤原千花の言葉である。油断しているとぽっと他の女にかっ攫われかねない。まさに今!自分の目の前で想い人が掻っ攫われつつある(ように見える)。

 

 

なんてこった...。

伝説の超ワルイイノとかなって世界最強になったつもりでいた。どいつもこいつもあっという間に簡単に抜いていきやがって。頭にくるよな...なあ,カカロット...

 

開幕!秀知院学園クラシックレース!

しかしこれで面白くなってきましたね。

 

ぶっちゃけた話,不知火さんと石上は一回ゲームを遊んだオタ友になったばかりの関係です。伊井野さんが心配するようなことじゃない。しかし今回,伊井野さんを含めて生じたクラスメートの誤解は「場の空気」を生む。秀知院学園の三大難女が石上と「ヤッてた」みたいな話は一気に学園中に広まること必定である。

 

また不知火さんも石上もあんまり他者とコミュニケーションする方でもないし,人の言の葉をあまり気づかないタイプっぽいしね。いつも間にか「周知の事実」として定着してしまったり,そんなひょんなことから石上が不知火ころもさんを意識しちゃったりした日には,あながち伊井野ミコの懸念も笑い話ではなくなるのである。

 

 

しっかし,そうなったら石上のやつはある意味すごいよね。

 

彼自身は気づいてもいないけれど,その昔三大難女の一人・大仏こばちは石上優を見続けることでその良さに気づき,そのまま気持ちを閉じたという出来事があった。そしてつい先日まで繰り広げられていた,同じく三大難女の子安つばめとの恋はいいところまでいったにもかかわらず実らず終わっている。そして今回の不知火ころもである。

 

石上が不知火さんに対して男女を意識するようになったら,図らずとも秀知院学園の三大難女全員と関わることになる。こいつは大変なことですよ!

 

そうでなくてもこの三人はおいそれと男子に靡かないからこその「難物女子」なわけです。それがこうも石上の人生に関わってくるとは一体全体何の因果かよ。

 

 

三歳牡馬の栄光の道はクラシックレースである。

すなわち,皐月賞・東京優駿ダービー・菊花賞である。石上の恋愛を競馬に例えるならば,石上の歩んできた道はそのものズバリ「クラシックレース」そのものである。

 

  1. まだ石上が周囲から敵意を振る舞われていた時代にみせた優しさにほのかな思いを見せた大仏こばち(皐月賞

  2. 秀知院学園の陽の者の頂点であり,すべての男子が惹かれかねないくらいの輝きをもっていた子安つばめとの恋。クラシックレースで言えばまさに東京優駿ダービーみたいなもんです。気づきもしなかった大仏の想いと比べれば,自身が果敢に挑戦し,残念ながら勝ち取れなかった賜杯とはいえいい勝負ができるところまできた。

  3. そして最後の難題美女である不知火ころもである。
    これまでとの違いは最初から共通の趣味で意思疎通が取れているところです。石上にとってこのレースは得意中の得意の戦場。距離特性もぴったりの3000m,菊花賞

 

はたして不知火ころもはまたしても石上優の心を乱す女となってしまうのか。果たして栄冠を勝ち取ることができるのか。そして最後に残った伊井野ミコは参加できるだけで嬉しい有馬記念になっちゃうのか。 

 

 

さあ,盛り上がってまいりました! 

 

 

子安つばめが去り,伊井野ミコの独壇場となったかと思いきやのまさかの展開。ここで伊井野さんは再び不純異性交遊を取り締まる風紀委員の戻るのか。あるいは自分も女の魅力で孤高の戦いを挑む超ワルイイノ2・3を目指すのか。いや,いっそ藤原千花に教えを請うて,オタク道ゲーマーで不知火ころもと張り合うのかしら。伊井野さんの反応も気になるところである。

 

 

もっとも,「不知火ころも」といえば竹取物語の阿部御主人に出した難題「火鼠の皮衣」を素材にしているに違いない。そう考えると,本来不知火ころものに対する面は新入生の阿部くんのような気がしますが。この辺,ミスリードになるのか,トライアングルになるのかも気になるところである(伊井野さんを除外するな)。

 

なんとなく,この後の展開は再び「先輩くんと後輩ちゃん」というふうに流れていくような気がしますけれど。どうなんでしょ。来週が楽しみである...ってはれぇ?

 

 

 

 

なんと,ここで長期のお休みである。

 

ふーむ...。

ここから先の展開を長期的視点に立って練りたいということなのかしら。連載二本抱えていても土日が休める感じのスケジュール感だった赤坂先生ですが,ここは作品の質を高める一手か。それはそれ,楽しみである。

 

というわけで,ここは一つ「けん」に回ろう。...ってところで,今回の感想はまる

 

 

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*画像引用は中止しました。