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『かぐや様は告らせたい』 第231話 四宮雲鷹は話せない 感想 : 見えてきた "最終章 かぐや様は告らせたい”の意味...の巻

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さてと。『かぐや様は告らせたい』第231話の感想です。

 

前回は突然の四宮グループに暗雲のニュース&四宮かぐやの失踪で引き。さて今週はどうなることかと思いきや,時系列そのままに続きがやってきましたね。ラーメン四天王回じゃなかったか(当たり前)

 

一体四宮に何が起きているのか。

そのあたりについていくつか予測を立てていたんですけれど,中らずと雖も遠からずってところじゃったかな。今回明らかになった情報では「国の心臓」とまで言われた四宮グループに綻びがでてきたということです。

 

 

関連会社社長も含めた四宮グループ幹部の大量逮捕,四宮家が盤石だったらまずこういうことにはならないはずなんですよね。校長回(第229話)で示唆されたように,警察・司法に対しても影響力がある四宮グループである。地検特捜が動こうともそれを排除するだけの力が四宮家にはあったはずなのに,それが通じなくなったというのは「四宮の恐怖権力統治」が崩れているってことなんですよね。

 

前回僕は「四宮雁庵が他界したことによる権力の空白かな」と妄想していたんですけれど,そのあたりどうだったのか。四宮本家の中枢である四宮雁庵・黄光以下四宮家の面々はタイーホとかされたわけじゃなかったようですけれど,蠢く四条グループなどきな臭さだけはプンプン増してくるわけで。

 

そんな深読みをしたくなるような,第231話感想です。

 

 

 

 

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生徒会は動けない

そんな四宮家の動きに対する生徒会面々の反応が描かれるわけですが...

 

元総理大臣の孫・政治家家系の藤原千花,司法畑の両親を持つ正義マン家系の伊井野ミコ,中小企業社長の子息にして小金持ちと庶民の中間的存在である石上優,そして失職系Youtuberの子にして秀知院学院生徒会長の白銀御行。四者四様の反応でしたね...。

 

とはいえ一人一人の背景は異なれど,個々の高校生として見た場合には皆同じ立場と言うか。「大人の世界のことについて高校生が知り得ることもできることは限られている」というのは共通です。

 

四宮かぐやを守ることを託された,恋人・白銀御行ですらLINEによるか細いやり取りは続いているものの四宮に関する具体的な情報もなし。友人・先輩を何とかしてあげたいという気持ちはあれど,それに対して具体的な行動をどうするかというとできることなんて四宮かぐやの無事を祈り,励ますぐらいしかないという...。

 

 

石上の「大人の世界のゴタゴタに子供が付け入る隙なんて無い」というのは完全な正論で,そんな正論に対して正義マンだった伊井野さんが「つまんないこと事いうね」というのが立場逆転となっていて面白いんですけれど,実際できることは何もない。

 

御行ですら恋人とのやりとりも定型的なまま,友人であり四宮のビジネス上の相手である四条家息女である四条眞妃ですら「大人の事情について白銀御行に話せることは無い」という状況なわけですから。

 

 

ただこういう状況になることは,アドルフ校長も分かっていたはずなんですよね。分かっていた上で,「四宮かぐやを守って」と白銀御行に託しているわけだ。そのためには秀知院学院の教職員・生徒総出で守る意思があるわけで。

 

 

守る意思はある。

ということは守る方法についても算段があったはずである。

 

白銀御行が築き上げてきた様々な権力・財力を背景にもつ友人の数々とのネットワーク。今回,その最右翼とおもわれし四条眞妃には「ごめんね」で終わらせられてしまっているわけですが,そういう大人たちの世界に口を出せない子どもの立場であることも考慮した上で「守る意志さえあれば守る方法もある」と示唆されているんですよね。

 

 

 

四宮雲鷹は話せない

そのトリガーとなるのがまさかの四宮雲鷹か...。

まあ大人の世界の情報を得るためには内部通報が一番効果的なわけですが,ここでコイツがでてくるとはな。

 

 

しかし間尺は合っている。白銀御行とまかりなりにも面識がある四宮兄弟といったら雲鷹しかいないわけですからね。四宮かぐやを実質的に拘束している長兄・黄光,性格の悪さが漏れ聞こえてくる次兄とは面識がないだけに,情報源となりそうなのはコイツしかいないもんな...。

 

 

しかしコイツ自身,情報や協力者を求めている観があるんだよな。

この危機に早坂愛がいない,そのこと自体はあまり不思議ではない。早坂は四宮の支配下,それも長兄・黄光の支配下にあるらしき早坂家の人間ですからね。かぐやの友人として内部に潜り込み,情報収集とかぐやの保護を図るのはむしろ当然であるからして,秀知院で油売っている方が不思議というものである。

 

そんな四宮から見れば末端諜報員に過ぎなかった早坂愛に会い来て助力とならないか探りにに来るくらい,四宮雲鷹も情報不足・権力不足に喘いでいるだろうなあ。だってさ,前回はショーファードリブンに乗っていたのに今回は自分でハンドル握ってんじゃん。

 

 

もちろん趣味でハンドルを握る車に乗ることもあるだろうけれど,この状況下で雲鷹自身がハンドル握るのもおかしいし,白銀にあわせた風にみえるバーガーチェーン店のドライブスルーにくるのもおかしいじゃん。こいつもう,動かせる兵隊も財力も持っていないんじゃね...?という感じがある。

 

今回のサブタイトル「四宮雲鷹は話せない」ってのは白銀御行のような子どもとの会話の在り様を指しているんでしょうけれど,ひょっとかしたらコイツ自身大した情報も持っていないのかもしれないな...とか思ったり。

 

 

四宮雁庵は動けない

だってさ。

いくらかぐやの恋人と言っても,こんなさっくりと四宮家総帥・四宮雁庵に会えるのはおかしいじゃん。この状況下で総帥(父親)を「奴」呼ばわりし,一介の高校生に面通しさせる。あきらかに判断力を失っている眼の光をした病床において。

 

 

なるほどね。

四宮家の総帥,四宮雁庵が倒れた。恐らく危篤に近い状態である。にもかかわらず病院の特別室とも思えない普通の個室に付き添いもいない。要するに,四宮家的には四宮雁庵は「死んでいる」のである。四宮家の権力中枢にあって権勢を振るったであろう雁庵は病に倒れて何もできなくなった段階で本家の権力中枢から外れたのであろう。だからこんな扱いとなっている。

 

前回,四宮雁庵は他界したのでは...と予測したのですが,中らずと雖も遠からずだったのは四宮雁庵が「四宮家の統治者として機能しなくなる」という意味では正しかったわけね。かぐやの「枷」としての四宮雁庵の合理的な退場方法としての意味も含めて。

 

言い換えれば四宮雲鷹が与えられる情報は「この程度」ってことになる。

四宮家で権力継承闘争か何かが起きた。中枢として恐らく収まるのは黄光であろうけれども,ここまで出てこなかった次兄とも分裂抗争が始まっている可能性がある。そんな中,三男坊の雲鷹は恐らく出番もなく,後継の見込みのない雲鷹の周囲から人や財産も去っていたのかもしれないね。

 

 

そんな状況と,四宮かぐやの現状を伝えるのが四宮雲鷹の役目ってことになるのかな。おそらくは黄光の管理下か次兄の嫁(義姉)の保護下にあると思いますが,四宮かぐやの「危機」に即して秀知院学園の生徒や教職員が動くという状況であるならば,恐らくは黄光の管理下にあって,この危機を打破するための「駒」として使われる可能性があるということだよね。

 

となると,推論に推論を重ねていく形になりますが,この物語が「竹取物語」をなぞっている部分があるのだとすれば「四宮かぐやの駒としての使われ方」はやはり政略結婚ということになりそうなんだよな。

 

かぐやの結婚。

あいては多分に「帝」であろう。長きにわたって抗争してきた四宮家と四条家のよく言えば和解の象徴として,悪く言えば黄光の権力掌握の手段としてかぐやと帝を結婚させる。いかにもありそうなことである。四条眞妃ちゃんが白銀御行に反応できなかったこととも整合する。

 

 

これは恐らく四宮かぐやに長らく片恋状態である四条帝にとってもメリットがあるところが曲者である。そんなことをあれこれ考えていくと,この「最終章"かぐや様は告らせたい"」の意味も見えてきます。これ,最後は白銀御行が四宮かぐやにプロポーズして結婚(か,その約束を確定させる)するところがゴールじゃないのかね。

 

それが学生結婚になるのか。

映画「かぐや様は告らせたい」ファイナルのように,スタンフォード大学で四宮かぐやとの新生活が始まるようなエンディングなのか。妄想は膨らんでいきますが,そんなグランドフィナーレが浮かんできたり。

 

てなかんじで今回の感想は,まる

  

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