現実逃避 - hatena

「かぐや様は告らせたい」の感想を書いている漫画感想ブログ

『かぐや様は告らせたい』 第234話 石上優は下を向く 感想 : 内省を経て少年はまた恋をする...。てぇてぇなぁ...!の巻

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さてと。『かぐや様は告らせたい』第234話の感想です。

 

今週のヤングジャンプの巻頭カラーはかぐや様の作者赤坂アカ先生が原作の「推しの子」です。

 

いや,「推しの子」面白いんだけれどね。かぐや様感想に加えて感想書いていた時期もあったんですけれど,一度熱いファンの方に叱責されて以来ご遠慮しております。いやでも最近の推しの子の勢いは凄いよな。メンゴ先生の筆のノリもめっちゃ気合入っているし。今週の巻頭カラーもとってもいい感じ。

 

そんな「推しの子」ですが【押しの子】×ハロー!プロジェクト とやらで2次元と3次元の融合ってか。本編が絶賛2.5次元中ですからさらにメタ的になりますが,企画をやっておられます。

 

 

赤坂先生もメンゴ先生も割と3次元勢との交流が厚いというか,Youtubeでも芸能人さんでもいろんなところと関わっていかれている感じですし,アカ先生はもう何度かTVに出られていますしね。陽の者感がパない。今回の企画はヤングジャンプ編集部持ち込み企画だったようですけれど,ハロプロ巻き込んでの企画を紙面でやったり,加えて作者ズがアイドルを挟む形でどどんとカラー写真で載っているとかリア充感ぱないわ。

 

先日ひっそりと行われたアカ先生のスペースにおいても「今が一番ノっている時ではないか」とお友達に言われていましたけれど本当に充実感ぱないよね。本編の石上が凹んでいるだけに,陰と陽の対比が凄いわ(そこ?)

 

 

来年4月には待望のアニメ第3期,かぐや様本編も最終章クライマックスと絶好調なアカ先生ですが,結局それは本人の才能というベースと作品に対する努力の賜物ってことなんでしょうね。やはり現実と向き合っている人は強ええわ。

 

こんなしがない感想書きのayumieさんですら,Twitterやめて現実と向き合うようになったらめっちゃリアルが充実したしね。漫画でも仕事でもなんでもそうだけれど,現実がちゃんとしているってやっぱり重要なんだな,と当たり前のことを思ったり。

 

ブログ名が「現実逃避」なのにその結論は色々アレですが,そんなわけでかぐや様第234話の感想です。

 

 

 

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石上優は凹みたい

さて,前回は早坂が白銀家にお世話になります!って展開でかぐやさんの立場だったら手塩にかけた早坂と愛する御行の関係がどうなっているのか身悶えるところだったのですが,今回は秀知院学園内のお話。

 

石上の回想から二人は学園内においてもほどほどに近い距離感で接しているようで,それはそれ四宮さんが知ったら嫉妬と疑念に狂いそうなところ。しかしまあ,そんな諸々に身悶える四宮かぐやさんの玉顔はもう少しお預けってことになりますかね。

 

 

というわけで,石上だ。

 

生徒会室で一人。ふむ。日ごろ騒がしい面々が集う場に誰も集まってこなくなる。集まってこなくなるとどうなる? 知らんのか?一人で「自問自答」するんだ...という展開に相成るわけであります。

 

自身の周辺では四宮家大混乱とか彼女や友人を救うために情報収集やら何やら奔走する面々とか騒がしく動いているわけですけれど,そこは花咲ける青少年ですからね。大きな枠組みで動いている事象よりも気になるのは最近はちょっといい雰囲気のあの娘さんになってしまうわけで。

 

 

これは一概に石上優が子安先輩に対して不義理という訳でもあるまい。だって男の子だもん...普通は色恋沙汰とかそんなんで頭の中がいっぱいなんですよ。恋愛,なにそれ美味しいの?とか言っている方が異常者なんですよ!

 

思い起こされるのはなんだか急に優しくなったかつての敵風紀委員。気が付けば優しくされて,いつの間にかダンスなんか踊っちゃったりして。なんかいい雰囲気だと思っていたのに,会長も副会長も書記も来ないこの時に生徒会室にやってこない。生徒会室でぼっちにされて一人問答せざるを得ない石上である。

 

 

石上優は恋がしたい

ですがこういう一人の状態での自己問答はなんつーかポジティブにならないっていうかね。どうしてもネガティブなものになる。

 

まず当事者がいないので「事実確認」ができない。なぜ来ないのか。その理由は確認すれば解決することなのに,なまじ意識の壁があるからちょいとLINE(石上ならディスコードかな)で尋ねることもできない。

 

事実が分からないので「仮定」を基に推論せざるを得ない。仮定をどのように設定するかは個人的な特性によるところが大きいですが,そこはほれマイナス思考には定評のある石上ですからね。自分を避ける理由を勝手に想像しては積み重ねていってしまうわけです。これが「鬱るんです」に至る基本的プロセスですよ。

 

 

 

ネガティブになった人間はどうなる?知らんのか?「現実逃避」するんだ...

という展開が繰り広げられるわけですが,そこから意味のある思考に至り,意味のある結論に至ったところが石上の成長ですね。

 

 

 

好きな人と結ばれたい。

人間誰しも願うことである。好きであるからこそ相手からも好かれたい。恋の基本原則ですが,つばめ先輩との恋を振り返りながら石上がやっていること,それは自身の恋心の再定義だよね。

 

子安つばめとの恋は結局石上の一方通行でしかなかったわけだけれども,それに対してつばめ先輩はきちんと区切りをつけてくれた。「ごめんね」というその言葉は石上にとって厳しくもあり傷つく言葉だったかもしれないけれど,それによって石上は自分のつばめ先輩に対する恋心を断ち切ることができたわけですから。

 

 

 

いま,つばめ先輩との恋もあいまいな記憶に落ち込む中で振り返ってみると,断る勇気と辛さが身に染みてくるわけです。曖昧にして誤魔化すことも一つの方法だったけれど,つばめ先輩はちゃんと結論を出して伝えてくれたわけだから。その結果,石上優は恋に決着をつけて次の恋に進むことができる。「優しくされてたんだなぁ」という石上の言葉が響きます。

 

つばめ先輩との恋を振り返りながら,石上優は今自分が抱えている気持ちを素直に認めることができたんだよね。今自分は伊井野ミコに恋していることを。

 

 

ありがとうございますグラッツェ先輩というやつである。

 

自らの幼さ,至らなさを内省することで石上少年はまた一歩先に進むことができた。そんな石上優の恋の認識を確認できた回だったなぁと思ったり。

 

 

 

伊井野ミコは取り繕いたい

さてそんな内省に勤しむ石上少年をよそに,当事者の伊井野ミコはどうして生徒会室に行かないのかと言うと....

 

なんか意味不明なことを言っていた。

 

 

どこかで見た風景である。

本当はガツガツ行きたいのに。石上と二人きりでめっちゃイチャイチャしたいし,好き好きアピールもして距離を縮める絶好の機会なのに。だけどそんな行動を取ったらチョロい女と思われる。まあ実際のところチョロインに定評のある伊井野なのでその通りなのですが,ここで変に遠慮する当たり誰かがいつか来た道である。

 

 

なんかもうね,この表情がね。見覚えがありすぎて懐かしさで涙が出てくらぁ...

素直になれば幸せに成れるし誰も困らない。なのにプライドと意地が先行者として歩み始めてどうにもならないその心...。二律背反なその乙女心は正しく表主人公・「四宮かぐやが通って来た道」に他ならない。こんなの笑うわ。

 

 

相手のちょっとした言動で感情や表情がジェットコースターみたいに変化するのも四宮かぐやそのまんまですし。おすし。要するにそれは何なのかって,「恋している」ってことですよね。

恋する乙女の感情はサイヤ人の戦闘力張りに自在に変化する。思い込みによって支離滅裂な発言を繰り返すあたりもそのまんまである。ベジータ!伊井野ミコの戦闘力メンヘラ力はいくつだー!

 

 

 

なんて顔...してやがる...伊井野ォォォッ!

 

思わずオルガ=イツカも叫んでしまうほどの満面の笑みです。本当にありがとうございます。まあメンヘラは自覚症状が無いですからね...。仕方ないよね..。

 

しかし私個人としては今回は伊井野ミコを支持したい。基本的に大仏さんの言う通り伊井野さんはメンヘラですが,今回のこれは単なる「恋する乙女病」ですよ。石上と同じく,相手に対して勝手にアレコレ思い悩む乙女。そんな思春期女子四宮かぐやでさんざん見た一種の躁鬱状態なんだと思います(言い方)。可愛いもんじゃねぇか...。

 

 

どうなる,「かぐや様は告らせたい~最終章~」

 

先日行われた赤坂先生の「スペース」でも今後取り上げるお話としていろんなことが挙げられていたわけですが,今回のお話で明らかになったようにこうやって四宮家大騒乱の最中にもきちんと「石上×伊井野の恋愛」も並行して進めていくつもりがあるようです。

 

未だ明らかになっていない一年生・夏編とか,いろんな未回収のエピソードがありますが,その辺もきっちりと考えられているとのこと。今回のお話のように四宮家を巡る本筋のお話の中に並走して入ってきそうな感じですね。

 

そういう意味ではこの最終章,いろんなエピソードが一つに集約していくような感じでダイナミックにストーリーが繰り広げられてきそうな予感がある。実に楽しみですね。

 

石×ミコについては,今回,石上のほうがきっちりと内省して恋の決着をつけることができたわけで,いよいよ本格的に裏主人公・裏ヒロインによる「恋愛頭脳戦」が始まりそうです。やはり何のかんの言っても恋バナはラブコメの華ですからね。四宮エピソードもきになりますけれど,恋バナはやっぱり楽しい。おらワクワクしてきたぞ!

 

というわけで,今週の感想はまる

  

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*画像引用は中止しました。