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『かぐや様は告らせたい』 第238話 かぐや様は別れたい 感想 : 君と君の大切な人が幸せであるそのために...の巻

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さてと。『かぐや様は告らせたい』第238話の感想です。

 

ていうか,サブタイトルぅ!

 

 

まあ今回はそれしか無かったでしょうけれど,それにしても出オチすぎて困るな...。つまりそういうことです。前回のラストからかぐやが別れを切り出すことは分かり切っていたわけですが,思っていた以上にアレだったな...。

 

前回,割と能天気な予測として「今回の別れは白銀御行も引っ掛けつつの対黄光戦の作戦」みたいなことを書いてみたんですが,いや,なんというかその...思っていた以上に四宮かぐやの戦いはしょぼかったね

 

 

かぐやを駒として四条家に嫁がせ関係修復を図る。その流れは最初っから出ていて,例のダンスパーティーの際には示唆されていましたからね。四条家に来るなら守るという眞妃ちゃんのセリフに対して「あなたと姉妹になるというのも...」といった返答があった段階で,四宮かぐや自身も四条帝との政略結婚の可能性は認識していたわけですが...。

 

それでもさ。

かぐやは「戦う意思」を見せていたし,なんかそれなりの策があるんだと思っていたんですよ。いざ結婚カードが切られたら,真正面から黄光に反発して親族一同の前で反旗を翻す。そのまま黄光との口喧嘩(笑)となり,白銀御行に対する危害を与えることを示唆しただけで撤収...というのはちょっと「想定外」でしたよ。

 

 

まさか持ち駒が本当に早坂に探らせていたネタぐらいしか無かったとは思わないじゃん。黄光(と倒れる前の雁庵)と闘う意思を見せたら白銀家に対する圧が高まることなんて最初っからわかっていたわけじゃん。それなりに「策」があるんだと思っていたんですよ。でもそれは兄貴の弱点を突くぐらいでカバーできると思っていたのね...。

 

今回,黄光が言っていたように,スキャンダルが増えようと大勢に影響はない。そんなこと,四宮かぐやも冷静に考えればわかり切っていただろうに,場の勢いで戦いを始めてしまったあたりが「らしくない」んだよなぁ。俺の知っている四宮かぐやはもう少し賢かったですよ。

 

 

 

しかしまあ,見方を変えればそれはそれだけかぐやが白銀御行とその家族を愛していたということでもある。

 

白銀御行を愛しているからこそ,感情的にその場で戦いを始めてしまった。それだけ自分の御行に対する想いを大切にしているってことでもあるし,添い遂げたいという強い思いがあった証拠でもある。

カードの切り方ひとつでなんとかできると思い込んでいた甘さと,カードを切る最悪のタイミングが重なって不発に終わったのは,良くも悪くも白銀御行に対する想いが深かったから感情的に,突発的に動いてしまったというわけですね。

 

というわけで,涙,涙のお別れの切り出し...ということに相成るわけですが...。からの,かぐや様第238話の感想です。

 

 

 

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赤坂アカ先生は見立てたい?

ふむ。

思うにアカ先生はとことん構図を「竹取物語」に持っていきたかったんかな...みたいな印象を抱きましたね。

 

竹取物語では長らく下界にいたかぐや姫を月から迎えの王がやってきます。月に返したくない帝は翁の申し出に沿って兵を差し向け妨害しようとしますが,成す術もなくかぐや姫は連れ戻される。

 

その際着た「天の羽衣」によってかぐや姫は物思いも無くなり地上で関わってきた人への執着を断つ。かぐや姫は帝に不死の薬を残すも,かぐやがいない人生を嘆き悲しみ,不死になっても仕方がないとそれを富士山で焼いてしまう。

 

 

月=四宮家,取り戻しに来た王=黄光というわけですね。この場合,帝が白銀御行となるのがややこしいですが,構図はそのまんまです。なので今後の展開としては,やはり本当にかぐやと御行は一度は引き離されるのでしょう。「白銀御行の意思」とは関係なく。

 

 

 

一方で,先週予想した通り白銀御行が「そう」するつもりが無いこともすでに示唆されているんだよね。まさしくこの竹取物語の話を引きながら白銀御行は言っている。

 

 

俺なら絶対かぐやを手放さない。

月(四宮家)まで行って奪いかえす,絶対に。何十年何百年掛かろうと....な

 

あの時の御行の気持ちが嘘偽りではなく,現実に実行されること。四宮かぐやの「別れの言葉」の裏を読んで,竹取物語とは異なる結末に結びつかせる。そういう物語展開にしたいんでしょうね...。

 

その前段階として様々な試行錯誤はあるのでしょう。無力で弱い子供たちが御行にできる範囲の協力をしながら援助をしても,派遣した兵が何の役にも立たなかったようにどうにもならない事態も描かれるかもしれない。

 

けれども,もし御行の言葉が真実であるならば...そう「真実の愛」(笑←笑うな)があるならば,ここで引き下がるわけがないんだよね。絶望し,挫折することもあるかもしれないけれど,それでもやり遂げる意思というものがきっとある。そう思いたいですね。

 

 

四宮かぐやは予想外

物語の大筋の見立てはそんなところとして,今回気になったあたりから。

 

 

まず1点目。「かぐや」についていた者がいたことですね。

 

ここまでの四宮家の描写では四宮かぐやは厳庵の婚外子として認識され,腫物のような扱いをされていました。そういう意味では厳庵の財産を継ぐ可能性はあっても当主となる可能性はほとんどないわけで,ある意味「大穴馬」みたいなポジションです。

 

 

でもそんなかぐやに全てを賭けていた家もあったと。ふむ。よっぽど四宮一族の中では傍流の配下だったのか,あるいは敗者が最後の賭けに出る感じで四宮かぐやに賭けていたのか。それとも四宮かぐやの才能を信じて大博打を打ったのか。この辺はよく分からないですが,「四宮かぐやを支える者もいた」ってのは意外でしたね。

 

まあ描写的には寄生している感じもなくも無いですけれど。なんかほら,あれじゃん...アニメとか漫画コンテンツが大きくなっちゃうと作者自身じゃ辞める事もできなくなっちゃうとかいうアレ...。「漫画あるある」に通じるものがありますね。かぐや様も大分大きなコンテンツになちゃったからなんか含みが...(笑)

 

 

 

冗談はさておき。

2点目です。白銀家の「工場」とやらの実態が初めて明らかになりました。製薬工場だったんかい...。思っていた工場とだいぶ違ったな...製缶工場みたいなものかと思っていたよ(ちょ)

 

 

となるとそれなりの資本規模があったはずですし,白銀パッパも単なる経営者ってだけじゃなくて薬学なり医学になりにも精通していた可能性が微レ存...? って感じになりますね。町工場って感じじゃない。御行はそれを取り戻したいのか...。割と壮大な話じゃん。

 

そうなると妻が出て行ったのも,実は工場を取り戻すために金策にまわっていたのかもしれないな。四条家の力とかをうまく使って...ぐらいなことは考えていたかもしれない。いや,分からんけれど。白銀マッマがどこで話に絡むのかもちょっと気になるところですね。

 

 

それから3点目。黄光と白銀家のかかわり

 

ふーん,白銀父から黄光に「噛みついた」形になっているんか。これ,もしかして学生時代の話かな。結婚して子供ができた後に会社を潰したという形にしてありますけれど,ひょっとかすると昔秀知院とかで黄光と同輩で,白銀父が黄光をやりこめたことがあったのかもしれんな。

 

 

しかしなあ。「白銀家家族もろとも地獄をみせる」というけれどな。

今や白銀父は単なるYoutuberだしな。まあYoutuberの集金システムを破壊するとかすれば経済的には破綻するでしょうけれど。そういうことも含めて言っているのかな。

 

それに白銀御行についても秀知院学園の理事長という立場を使えばスタンフォード大学への推薦を取り消したり,素行不良とかでっち上げて卒業前に退学に追い込んだりとか,そういうことはできるかもしれませんけれどね。「日本で暮らせなくなる」ほどの事かどうかはさておき。

 

四宮家が滅茶苦茶な現在,そんなことしている余裕が黄光にあるのかって点も含めて気になりますが...

 

 

四宮雁庵は愛したい

そして4点目が「四宮雁庵」である。

 

まあそうなんだろうなあ,と思いつつもベールに隠されていた四宮雁庵のかぐやに対する想いというやつが示されました。

 

 

ふむ。

雁庵は娘のかぐやに対してそれなりの「愛情」があったのね。それが素っ気ない態度に出ていたのは実子でなかったらという恐怖からだったのか...。なるほど。確かに名夜竹さんと会った時は既に老人でしたしね。そこに自信がなかったというのは分からなくも無いですけれど。

 

でもこうして,名夜竹とかぐやを見間違えながら明らかにするかぐやに対する想いには,彼なりにかぐやを気にかけていた家族愛が見えてきます。それをこんな形で知ったかぐやだったからこそ,四宮家を何とかしなければならないという想いを補強した側面はありますよね。

 

しかしだな。

こうしてみると血も涙もない四宮家という一般論はあるものの,四宮雁庵のかぐやに対する想いといい,四宮黄光にも学生時代には好きな人がいたといい,「人間らしい部分」みたいなものはどこかにあって,それを環境やら状況によって捻じ曲げられてきたみたいな部分が見えてきてなるほどなぁと思いましたね。

 

 

彼に四宮かぐやに対する愛情があるのなら。

倒れたとはいえ未だ存命で言葉を発することができるなら。彼の役割はまだ終わっていないのかもしれませんね。今回,四宮かぐやは「子どもの限界」に触れましたけれど,四宮雁庵はまだ「父」として四宮家総帥としてできることがある。

 

その過程で白銀御行が四宮雁庵と今一度関わったりとか,可能性は色々考えられます。もし四宮家総帥である雁庵が四宮かぐやの夫として白銀御行を認めるような出来事があるならば,ひょっとかしたらそういう形で物語を動かすこともあるのかもしれない。いや,分からんけれど。

 

あまり安易な方に話は流れないのが「かぐや様は告らせたい」ですが,ここから先は数多くの指し手があり現状では予想という名の妄想もこれが精いっぱい(ルパン)ですね。

 

 

赤坂アカ先生の「差配」がどうなるのか。刮目して新年を待ちましょう。

それではハッピーカムカムエヴリバディ!まる

 

 

 

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