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「かぐや様は告らせたい」の感想を書いている漫画感想ブログ

『かぐや様は告らせたい』 第260話 日常③ 感想 : 初恋!! いつものディスコード ピカピカ光る I DO fall in love ! ... の巻

 

さてと。『かぐや様は告らせたい』第260話の感想です。

 

前回は四宮先輩どうなんだギメイとダル絡みをする中で夏休みの一日が描かれた石上優くん。

 

今年の夏はスイスに語学旅行なんだそうですが,そういえば語学旅行の目的って示されていないですよね。もちろん直接的には語学力の向上に決まっているんですけれど,そもそも石上優が語学力を向上させたいと思った背景は謎だったりする。

 

四宮かぐやの将来の夢は「写真家」,藤原千花が「総理大臣(笑)」,伊井野ミコが「法曹界」というのは示されているんですけれど何気に石上優の夢って語られていないよな。

 

以前は親父の企業は兄貴が継ぐんだろうしみたいなことを言っていたんですけれどね。その後の心境の変化はいかに。わざわざスイスで語学力を磨いて何がしたいのか。You は一体なぜスイスに?ってところ,私,気になります!

 

 

ていうのはね。

まあ今回のお話は伊井野ミコサイドから見た石上優との恋の話なんですよ。いわゆる「恋バナ」ってやつです。今回伊井野さん側の現在の恋愛的感情とそれに伴うアプローチが見られた以上,対になる形で石上優のターンもあるはずなんだよな。

 

わざわざ遊び惚けることができる夏休みに語学学習なんて石上らしからぬこと。そこにあるのはこれまでとは異なる「自らに付加価値をつけよう」という強い意思表示です。それはきっと直近で起きた先輩方の色恋沙汰や自身の環境の変化が関係していないわけないんだよなあ。

 

 

特に石上は伊井野ミコに対する感情が特別であることを認識していますからね。今回の語学旅行が彼の「将来設計」の何かに関係しているとするならば,それは伊井野ミコに対する感情もまた影響している可能性が高い。ほら,彼の先輩白銀御行も言っていたじゃないですか。「お前の横に立てるだけの相応しい男になりたい」(意訳)って。

 

祭りが終わった後の何気ない風景を一コマずつ写真を撮るように切り取られていく生徒会面々の日常のお話の中に,きっと石上優が伊井野ミコに対する想いを示すお話も描かれると思うんだよな。

 

そんな前日譚であろう,第260話の感想です。

 



 

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伊井野ミコは話したい

とまあ先々の妄想が先走り汁よろしく垂れてしまいましたけれど。今回は伊井野さんのターンです。

 

日々是決戦のお題目の下,ひたすらに自らの学力を鍛錬してきた伊井野ミコさんからしてみれば,夏休みに遊び相手がいないくらいなら例の独りぼっちの部屋でぬいぐるみ抱えながら勉強していれば良さそうなものです。だが今年の夏は「違う,そうじゃない。」

 

しかたがないよ...だって,女の子だもん。

 

年ごろの娘さんにとって好きな男の子と話したい,イチャイチャしたいって感情はもはや存在の耐えられない重さなわけです。なんやかんやで恋する相手とはいい雰囲気になったこともあったし? 手ごたえが無いわけでもないんだけれども?

 

いよいよ距離を詰めていこうぜ!なこの季節。カラダが夏になり,気持ちの方も過激に最高!に盛り上がっていたにもかかわらずの恋愛相手による語学留学。
え,何?あんた私と距離詰める気無いの?とモヤモヤするどころか会えない寂しさにドンドンと伊井野さんのソウルジェムが濁っていくことに相成るわけであります。

 

 

伊井野ミコは関わりたい

はぁ。ゲームでもやってなきゃやってらんねぇわ......などと伊井野ミコわたしが言うと思ったか!私を見くびるんじゃァない!

 

会えない寂しさに真っ黒お目目で唯々ゲームをしているのはそこに石上優の影をみるからですよ。稀代のゲーム好きにして恋する相手であるところの石上優くん。わざわざ勉強時間をかなぐり捨て,怪しいおじさんに師事してまで「理解」し「ゲームの世界!」に入門してきたのは,石上優の好きなものを通じて関わり合いたかったからじゃないですか。

 

恋する相手を理解したい。

恋する相手の好きなものを理解したい。

恋する相手の好きなものを自分も好きになって,好きな相手と関わりたい。

 

そんな想いがあるからこそ,伊井野さんは興味も無かったゲームを始めたわけで。いま,石上優が遠い空の下で語学留学している最中にも思わずログインしちゃうのは,そこに石上優の影を探しているからだよね。なんだよ伊井野...いじらしいじゃん。

 

 

テラ子先輩は助けたい

テラ子先輩だってそれが分かっているから,オンゲー中に恋愛相談をはじめちゃったりする訳だからね。

 

テラ子先輩といえば元TG部。ゲームを愛し,ゲームに生きる。卒後はプロのゲーマーとしての活躍も期待されているゲーム民族である。このゲームというやつ,テラ子先輩の経験上はゲーム以外の副次的効果も期待できる様子である。ゲームを通じてコミュニケーションをする,ゲームを通じて相互理解をする,みたいな。

 

 

なんて言うとゲーム如き存在を過大評価しているようにも見えますが,なんてことはない。一般化すれば「共通の趣味(価値観)を共有することでコミュケーションしやすくなるし,お互いを理解できるよ。人間関係が円滑に回るよ」ってな話です。

 

 

もしあなたが石上優ともっとお話をしたいなら。

もしあなたが石上優ともっと一緒に過ごしたいなら。

 

声をかけてみればいいじゃない。共通の趣味を通じれば,無理なく自然に声かけられる。共通の趣味を通じて距離を詰められる。

 

石上優との遠距離空間に悩んでいた伊井野さんにとって,テラ子先輩と不知火さんの助言はまさに恋愛相談そのものだよね。ゲームはコミュケーションを円滑にし,伊井野ミコが目下抱える恋愛的悩みを解決するための「手段」に過ぎないわけで。

 

 

伊井野ミコは近づきたい

そんな助言に背中を押されて,ほんのちょっと勇気を出してみれば,回線の向こうには懐かしの恋する相手の声がする。

 

自分がちょっと歩み寄ることによって,相手もまた歩み寄ってくれる。恋愛頭脳戦に明け暮れた先輩方がなかなかクリアできなかった一歩をさっくりと踏み出すことができたのはさすがですね。こっちのカップルは恋愛速度が速いな。

 

伊井野さんと石上の恋は,何らかの形で一つの結論に達するのでしょう。こうやって日常の何気ない一コマを描く中で,恋する気持ちや彼女の勇気が描かれる。それはウルトラロマンティックでも普通のロマンティックでもないけれど,こんな風にしてちょっとずつ実る恋もあるのかな,と思ったり。

 

 

さて,最初に書いた通り次は石上優のターンですかね。

遠く離れた日本から気になるあの子伊井野ミコがわざわざ自分の好きなゲームに誘ってくれた意味を噛み締めつつ,石上優は何を思うのか。石上が語学留学した背景(夢)も含めて,彼らの恋は進むのかと思ったり。

 

というわけで,今週の感想はまる。

 

 

 

最終話まで残り12話

 

 

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