現実逃避

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「かぐや様は告らせたい」の感想を書いている漫画感想ブログ

『かぐや様は告らせたい』 第36話 かぐや様は避けたくない 感想

さてと。『週刊ヤングジャンプ2017年第03・04合併号』かぐや様は告らせたい」第36話 かぐや様は避けたくない の 感想(かぐかつ)です。


前回。
藤原書記の絶妙な御身足に視線が集中となった「引き」が注目されたわけなんですが...

 




失礼。噛みました。(八九寺)

白銀会長らのご尽力のもと,かぐや様が念願の花火を皆と一緒に見られたのに,白銀会長の横顔に釘付けとなってしまった「引き」。鼓動する心臓の音がうるさすぎて,花火の音が聞こえないというね。

いやね。もうね。白銀完勝,というよりはかぐや様完敗といった様相になってしまってからの...という今週の物語。

どうなってしまうん?

会長視点でどのように花火大会が進行したのか描かれるのかしら。あるいは,その可愛らしい浴衣姿に見とれて今度は白銀視点でラブコメってしまうのかしら。想像するだけでワクテカが止まりません。













はい,終了!


いきなり夏休みは終わっていた。なんということだ...。

かぐや様の上気した顔に気付いちゃって思わず赤面する会長とか,落ち着いてみたら浴衣姿がとってもお可愛いことになっているのでメダパニ状態になる会長はどこに!?



はっはっは。いやいやいや。

まあいいんですよ,そういうのは。ラブコメハンターの僕はそういうの慣れているからね。

好きな女の子と混浴温泉に浸かった後に同じ部屋で一晩過ごしても,翌週何事もなかったように体育祭が始まるとか...そういうの普通ですから。いーんだよ。グリーンだよ。




まあ物語の時間が前に進もうとも,白銀会長の格好よさときたら消えてなくなるものじゃありません。


「だったら俺が見せてやる」
「四宮の考えを読んで四宮を探せゲームのことか?」
「いつものに比べたら百倍簡単だったよ」
「知らん。だが挑戦する価値はある」




思わず,「やだ,イケメン...」と呟きそうな名言の数々。かぐや様のハートは完全に会長にロックオン間違いなし。圧倒的な男の器量を見せつけた白銀会長は威風堂々と生徒会室に乗り込んだかと思ったら...



 




死にかけていた。



なるほど。冷静に振り返ってしまったわけですね。己が行動を。いつものように堂々としていりゃよかったのに。


だが白銀御行は間違っている。

こういうセリフは天才でイケメンの白銀が述べる分には許されるのである。前回の「かぐや様は告られたい」の後,読者の大半は「白銀会長さんカッケー死角無し!」の連呼であったことからわかるように,あの時確かに残念なイケメンは本当のイケメンになっていたのであった。

それが証拠に見よ!件の会長の姿を見て,四宮さんはメロメロではないか!










前回,心臓の音も聞こえないくらいドキドキしていたのになんでこうなるの?(困惑)



白銀が自分のくさいセリフに赤面するのは分かる。そういうのありますし。おすし。ちらしずし。

でもかぐや様はどうなんだろうね。
あれだけ自分の為に一生懸命やってもらって,心臓の音で花火の音が聞こえなかったくらいドキドキしていたのに,いきなりそんなことあるかしら。あまりにも自分が一方的にしてやられたので,ここは敢えて距離感をとって白銀からのアプローチを待つという何時もの作戦か?...とか思っていたら



 





はい,かわいい。





てか小学生かよ!

前から思っていたけれども,この二人はなまら天才だの高度な駆け引きだのいわれていますけれど,実体は小学生の恋愛ですよね。身体と頭は高校生,でも恋愛は小学生。江戸川コナンもびっくりのヘタレ設定です。ある意味ピュアとも言えますが,見てるこっちがもどかしくてニヤニヤしてしまいますね。ご馳走様です。



そんな自分にいらだつかぐや様がかわいい。
悲惨だった夏休みとは裏腹に,徐々に何時もの本領が発揮されている模様。もう一度言います,そんなかぐや様は





意識しているみたいじゃないの,じゃありません。意識している。意識しすぎているんですよ,四宮さんは!(トランクス風に)


あいかわらずの絶妙の距離感と態度ですよね。心の動きと態度の不一致。そこにかぐや様のお可愛らしさが表れておられる。定型的なツンデレとも一味違う,小学生女子みたいな心身不一致萌えとでもいえばいいのでしょうか。これを「かぐや萌え」と名づけよう(適当)








ふう。
まあ「かぐや様は告らせたい」といったらこれですよね。気持ちに素直になれない二人が強固な意志に阻まれて,遠回り遠回りしながらすれ違ったり近づいたりするこの「絶妙な距離感」。この「お可愛らしさ」を堪能するいつもの「かぐや様は告らせたい」が戻ってきた感がありますね。



本当にねえ...。



 




お前らは一体何と戦っているのか。

面と向かってお礼が言いたい。普通に話しかけたい。ただそれだけなのに。自分の中の「何か」が邪魔をする。彼らが戦っているのは天才児たる相手じゃない。素直に行動できない「自分」と戦っているんです!


だが,ここで奇跡が起こるのである。










ラブが―――
コメる―――!





月が満ちるように。
心身不一致の二人が交錯するとき,ラブのコメが加速する。

いいですよね,こういうの。ラブコメ読んでいる感がありますよね。花火大会以来,相手の心臓の音が伝わりそうな距離感がたまりません。

ここだ!ここで決めるんだ!
松山光も叫んだ違いない。花火大会の時のお礼の言葉を素直に伝えれば,またいつものように会話ができるはず。その先には,これまでと違った輝きをみせる白銀御行の姿が見えるはず―――!




 




見えなかった。ダメだった。








加速したのはコメディだけかよ!
まあそういう漫画ですからね,「かぐや様は告らせたい」は。



基本出来上がっている二人がいて。でも二人の気持ちと行動が一致しない。一致しないのは告白したら負けだと思っているからなんですが,そうした勝ち負けを越えた部分においても心身不一致になるっていうのは,あれ,ひょっとして前より「後退」していませんかね。









こんな状況ですから僕らは当然,白銀とかぐや様は結ばれるという前提で読んでしまいますけれど,この二人の関係性って基本詰んでいる感がありますよねー,こうしてみると。

以前,早坂さんが誰かに取られるようなことがありそうだとしても自ら告白しないのか,と問うた時にすら「是」と答えられなかったかぐや様ですからねえ。何が起こるかわかりません。


そもそもね。
この作品のヒロイン。誰だか知っていますか?



藤原書記である。








まさかの作者公認のヒロインである。なまじ何も考えていないようにみえるだけに,恋愛ハンターの藤原書記が本気を出したらどうなるのか。それはそれで見ものではあります。

いまのところ添え物的な位置づけですからかぐや様も本当の意味でライバル視していませんし,白銀会長も「ま,藤原書記ならどうでもいいか」てな態度ですから恋愛的感情はないですけれど。自分の感情に素直という意味ではかぐや様の対極にいる人物だけに,これはこれ波乱要素としてとっておいてある感がありますよね。楽しみです。



 


?


 






画像はヤングジャンプ2017年第03・04合併号「かぐや様は告らせたい」第36話,同35話,「かぐや様は告らせたい」第3巻「人物紹介」より引用しました。
 
 
画像引用は中止しました。