現実逃避

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「かぐや様は告らせたい」の感想を書いている漫画感想ブログ

『かぐや様は告らせたい』 第58話 伊井野ミコを笑わせたい 感想

さてと。『週刊ヤングジャンプ2017年第30号』かぐや様は告らせたい」第58話 伊井野ミコを笑わせたい の 感想(かぐかつ)です。


色々引っ張ってきた会長選挙もついに終了。




はい。
当然のように白銀会長再選です。おめでとうございます。




とはいえ,ここまでは色々紆余曲折がありました。

かぐや様にお願いされてしまって立候補するつもりもなかった会長選に再び立ってしまったり。会長選に出るからには応援演説が必要だと,かぐや様にお願いしたり。その間のニヤリングもさることながら,さて実際の選挙はどうなんだというところで満を持して登場したのが伊井野ミコさんです。






あの四宮さんの工作をも跳ね除けて会長選の対抗馬として登場した伊井野さん。清廉潔白。正しいことは正しい。良くも悪くも正義の人はとても融通が利かない人であり,故に受け入れられない人でもあったのでした。


「正しさを愛する」。すばらしいことです。だが正義の追求は時に人民の「不都合な真実」を侵害することにもなる。正しければ「良いこと」なのか。正しければ「受け入れられる」ことなのか。






会長として生徒の長に立とうとする者,その施策が受け入れられない限り当選はできないのである。風紀を整えるために強制丸坊主だの,恋愛禁止だの...自らを拘束するような伊井野ミコの施策を受け入れるほど秀知院の生徒諸君はお人よしではない。


施策もだめ。アガリ症ゆえにプレゼンもダメ。皆に共感を抱かれない存在。
実社会における矛盾点無視してバカ正直に生きようとする伊井野ミコさんは,結果的に周囲から見てただの痛い人なのであった。









...っていう背景からの,白銀会長らの選挙戦ですよ。

放っておいても白銀圧勝は見えているのである。でもだからと言って一生懸命やっているやつを笑っていいということじゃない。

そんな思いの丈を抱いたのが伊井野ミコの不倶戴天の敵である石上会計というのが前回のラストで,その意を受けての今回の会長選のやり取り。





見よ。この慈愛に満ちた白銀御行のまなざしを。....おもわず笑ってしまいました(おい)


自分に意識を向けさせることで,伊井野ミコさんをアガらせずに語らせる。


彼女は「正しさを愛する人」です。正義の実現に邁進しているだけなんです。そんなファイヤーシスターズのような伊井野さんが一度選挙に出ると正義の実現のための公約は掲げるものの,「なぜそれを公約したのか」理由をプレゼンすることができない。ガリだから。







そんな彼女のために,彼女の「正義の理由」を語らせる機会を与えてやる白銀△□×(白銀さんカッケー死角なし)
そりゃかぐや様もこんな目になりますよ。この顔のどこが天才なんだよ(放言)









結果として白銀の狙い通り,伊井野ミコの「正義の理由」を皆に知らしめて一定の共感を与えつつ,彼女公約そのものはポンコツなので白銀会長が勝つという。うん,うまい作戦でしたね。









あと何気にファインプレーはかぐや様かな。この勝負を伊井野ミコとの1対1に持ち込んだからこそできた作戦ですからね。もし例の彼が辞退しなかったら票が割れて白銀が勝てるとは言い切れないことになっていましたし。おすし。






結果として石上会計の想いが叶って思わずこの口元です。こいつもいいやつだな...。





はい。

まあ今回の会長選は結構長尺だったわけですけれど,結果として白銀会長再選と収まり無難なところに収まったかな...というところでなにやら白銀の不穏なセリフ






む。
これは伊井野ミコ及びメガネちゃんの生徒会入りがあるのでしょうか。


長尺だった割には選挙自体は白銀会長が勝つことを織り込んでいただけに,ちょいとマッタリした感がなくもなかったのですが,ここまで引っ張ったのは新面子を組むためかよ。なるほどー...。


白銀御行と四宮かぐやさんの恋路については,もはやお互いしか目に見えていないのでこの二人が入ろうと動かしようが無いわけですが,さてこの二人が入るとちょっとした波乱要素にはなるわな。お話作りは広がりそうな気がします。



特に伊井野さんは「正しさを愛する人」で恋愛反対の人ですから二人と利害が対立する関係ですよね。かぐやVSミコとか別の意味で紛糾しそうな感じがあります。

きっと伊井野さんは二人の間の駆け引きとか全く気付かないままかぐや様を邪魔するんだろうなあと思うと今から楽しみです。その伊井野さんの言動にイラつくかぐや様の顔が眼に浮かぶ(おい)




もう一方のメガネちゃんはさっくり二人の力学を見破りそうな感があり,これまた波乱の要素ではないでしょうか。柏木さんとは別のスタンスで盛り上げてくれそうです。てか,とりあえずメガネの向こうの瞳が見てみたいです。

...きっとお可愛いんでしょう?(お約束)





そして一番被害を蒙りそうなのは石上会計ですが...。当然カウンターパートナーは伊井野ミコさんでしょうけれど,別の意味でメガネちゃんと三角関係になってもええんやで(適当方言)。まる。


 


?


 


さてもうすぐ6巻が出てしまいますが,第5巻の話。

かぐや様にはじまって圭ちゃんまで続いた女子表紙シリーズですが,ここでついに会長が登場。一応かぐや様も写りこんでいますけれど,メインは会長ですよね。柏木さんではなかったか...。


電子版は1ヶ月遅れということで先日ようやく入手しましたが,この印刷書籍と電子版のタイムラグは何とかなら無いのかなと。世の中には漫画を自宅の書棚においておくことができない層というものがあるのです。なんとか同時発売してもらえると嬉しい。

電子版との間でタイムラグを設けるのは,紙版が捌けるからという理由なんでしょうけれどね。ただまあ,作者的には刷った段階で印税は入るはずなんで,むしろ電子版を同時に刊行してくれたほうが商機を逃さない分いいんじゃないかとも思うのですが。

先日の「ぼくたちは勉強ができない」第1巻発売の際には初版があっという間に売り切れたので緊急避難で電子版を即時販売したとか。元データだけでなく販売できる電子コミックがもとからあるなら同時販売してほしいというのが読者としての願いです。まる。



画像はヤングジャンプ2017年第30号「かぐや様は告らせたい」第58話より引用しました。
 
画像引用は中止しました。