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「かぐや様は告らせたい」の感想を書いている漫画感想ブログ

『かぐや様は告らせたい』 第62話 伊井野ミコは抑えたい 感想

さてと。『週刊ヤングジャンプ2017年第34号』かぐや様は告らせたい」第62話 伊井野ミコは抑えたい の感想(かぐ活)です。




感想に入る前に。
ヤングジャンプ「かぐや様告らせジェネレーター」というものを作ったとか。

なるへそ。
かぐや様は告らせたい』はいったいいつアニメ化発表されるのかと待ちかねているのですが,なかなかそこに至らないと思ったらこういう遊びに呆けておったか(褒め言葉)。


そんな訳で早速遊んでみました。





やっぱりこういう使い方をしてこそじゃないかと思うのですけれど,僕の遊び方は間違っていたでしょうか。よかったらみんなも「かぐや様告らせ大喜利」をやってほしい(おい)


 


?


 




さて。
前々回・前回と絶望の表情の伊井野さんによるオチで終わった『かぐや様は告らせたい』。せっかく生徒会に入ったというのに,まさかの下ネタおち要員と成り下がった伊井野ミコさんですが,そこは生粋の生真面目人,そうは問屋がおろさなかった


 



自由気ままにゲームをたしなむ会計や,パンツドキドキ・キュンキュンのことばかり考えている副会長や会長を前にして,風紀委員・伊井野ミコがキレないはずが無いのであった。


そうです。皆さん,この立派な藤原千花書記を見習うべきなんです!







あ,はい。

この段階でこのお話の趨勢がほぼ見えた感がありますね。やっときた伊井野回とおもったら,藤原書記におもちゃにされる伊井野ミコ回であったか。この物語の発想に「天才じゃったか...」の声が思わず漏れてしまいます。


まあ今回も赤坂先生の「マンガ講座」がありまして,それを読んでからこのお話を読み返してみるとたくさんの「なるへそ」があります。とりあえず読者諸兄はこの冒頭,烈火のごとくいきり立つ伊井野ミコさんの勇士を目に焼き付けて置いてください。






本気を出した伊井野さんの実力はなかなかどうして。あの天才児・四宮かぐやさんも,ほれこのとおりです。








うっわ。
ちょろい。チョロすぎる。

最近の四宮さんは攻撃力の低下も顕著ながら,防御力がからきし落ちてしまっているのではないか。昔のかぐや様なら違った。会長を攻められたことに烈火のごとく反応し,相手を精神崩壊まで追い込むとか。あるいは会長の立場が悪くなったことをうまく活用して,会長に本心を告白させるように仕組むとか。

僕たちの知っている天才・四宮かぐや様は死んだ。今,僕たちの前に立っているのは恋におぼれて究極にお可愛い・四宮かぐやさんです。それもまた良し!ではありますけれど。

(ちなみにこの前後のかぐや様の表情,何気に前々回の「表情のギャップテク」を用いた表現ですよね。奥が深い。)



そして返す刀で,会計石上をぶった切る。





うむ...。なんつーか,ポジショニングがはっきりしていて,「私が上,お前(石上)が下」とか「藤原先輩が上,自分が下」とか一方的カースト認定が怖いですけれど,まあそういう女子はどこにでもいるのかもしれない...。石上会計はどこまでも正論なのに,カワイソス。


...
......


とまあ,快刀乱麻な伊井野さんだったわけですけれど,敬愛する藤原書記の前では従順な子犬になってしまうのであった。







うむ。
前々から思っていたわけですけれど,実は藤原書記こそ「天才」なんじゃないかね。

誰にでも取り入ることができる憎めないキャラクター。どんなことでも「面白くする」天性の才能。そして圧倒的巨乳(関係ない)。あの早坂さんが全力で当たってもギリギリで勝率5割キープなレベルの天然力といい,彼女の天然攻撃力・防御力はすばらしいものがあります。

まあそれでも白銀と四宮さんにはいいようにあしらわれることもある部分が天然の限界ではありますけれど。


てなわけで,荒ぶる番犬・伊井野ミコさんを手玉にとっておもちゃにする藤原書記なのであった。


伊井野さんに与えられし課題1はずばり「怒らないこと」。なかなかに上手い。相手にも感情があるのだから言い方を気をつけろ,というところから微妙に論点をずらしています

本来,「怒り方に気をつけろ」という課題なはずなのに「怒らないこと」とさりげなく伊井野さんを武装解除する有様はまさに天然・天才の所業。






武器を取り上げられた伊井野さんは石上会計の傍若無人ぶりにも武力行使(叱責)できず。というか,ポテチ食べた手でSwitchで遊ぶのはどうなんだろう。貴重な機体が汚れてしまわないだろうか。いらぬ心配をしてしまいます。


当然ながらストレスがたまる伊井野さんに対して,藤原書記の次なる罠...もとい課題2「自分も校則を破ったら?」でした。これまた狙ってなのか,天然なのかわかりませんが論点ずらし。

「怒れないからストレスがたまる」→「なら自分も悪いことしちゃえば」って典型的な悪の道への誘い方じゃないですか。


そんなことは端から見ている会長たちには一目瞭然なわけですけれど,伊井野さんが藤原さんのおもちゃになっていることなど気にせずに遊びほうけるのであった。いいのか,生徒会...。


...
......


てか,こうしてみると伊井野さんってイヌ系なんですねえ。





藤原書記と伊井野さんの相性がいいのはそういう部分があるからかしら。ほら,藤原書記はべス(犬)飼っているし。一緒に寝るくらい仲いいし(性的な意味じゃなくて)。犬のしつけになれている女,藤原千花ここにあり。


で,調子に乗って「変顔撮り」で遊び始めるのですが,本当に遊ぶ為なら手段を選ばない人ですよね,藤原さんは。






本作のヒロインにあるまじき変顔を自ら作って誘導し,四宮さんにも変顔をさせる。その顔を「かわいい」と言っておいて,石上会計と白銀会長に変顔を見せさせる。


 



思わず石上会計が「キモ!」って言うくらいの変顔を演じさせられるかぐや様はいかにもアホの子かわいいですが,そんな石上会計の反応に素で怒る白銀会長もお可愛いことです。お前も本当に四宮かぐやが好きなんだな,ってのが伝わってきます。







まあそんな罠に気付きながらも敢えて変顔を出しにいく当たり,会長の変顔ショットを入手しようとするところが転んでもただできない四宮さんらしいっちゃ,らしいですけれどね。

さすがは綺麗な会長より目つきの悪い会長が好きという倒錯趣味のことはある。


というわけで,藤原書記の悪ふざけから始まった伊井野さんをおもちゃにする会ですけれど,結果的には藤原書記も楽しめたし,四宮さんも会長変顔ショットを入手したし,伊井野さんも抑えていた何かを解放して藤原書記と仲良くなれたというわけで,Win-Winということになるのでしょうか。石上会計にメリットがあったのかよく分かりませんけれど






そして最後の伊井野さんの顔がこれである。最初と最後の表情のギャップ,お気づきでしょうか。これこそまさに赤坂マジック。「物語の最初と最後で人がどう変わったのか」を強調したストーリー展開というわけですね。上手いなあ...マジで。











それにしても,この藤原書記。まさに嵌めてやったという感がものすごいことになっていますなあ。やっぱりこの子も偏差値70の秀知院学園の一員だということか。いや,藤原書記が己が性格のあるがままに遊び倒しただけのような気もしますけれど。


かくして会長・かぐや様と藤原書記と伊井野さんの三すくみ構造が成立したのであった。しばらくはこのパターンで生徒会も遊べそうですね。

というわけで(?),校則違反を自らすることによって得た代償の写真の甘美な罠に,自己嫌悪しながら抗えない伊井野さんの表情と藤原書記の悪い(いい)顔がお可愛かったのでした。まる。



...
......
.........



それにしてもあれですね。

前から予感はしていたのですが,これ,やっぱり伊井野さんと石上会計は成立させにいくフラグですよね。





なんか学園内では格下扱いのクラスのカースト最下位みたいな存在になってしまっている石上優さんですけれど,伊井野さんに対する思いやりは正論だし,彼女のことを心がけてあげているなあという感じがします。

もちろん,石上会計自身は全く女子としての伊井野さんに興味は無い感じではありますけれど。そんな石上会計にいつか伊井野さんの鼻っ柱が折れてデレてしまう展開,期待したいですね。再びまる。




画像はヤングジャンプ2017年第34号「かぐや様は告らせたい」第62話より引用しました。
 
 
画像引用は中止しました。