現実逃避

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「かぐや様は告らせたい」の感想を書いている漫画感想ブログ

『かぐや様は告らせたい』 第66話 柏木渚はめんどくさい 感想

先日発表されました第3回「次にくるマンガ大賞」コミックス部門に『かぐや様は告らせたい』(赤坂アカ先生)が見事第1位に輝きました。おめでとうございます。




次にくるどころか「もう来ている」といった感はありますけれど,こうして楽しく拝見している作品が受賞されるとなると読者としても嬉しくなってしまいますね。「次はアニメ化」の声も大きい中,かぐや様の今後の展開に期待したい。


そして作者の赤坂先生の喜びの声や受賞御礼のコメントもぜひご覧くださいませ。喜びのかぐや様のお可愛いこと!


赤坂先生,本当におめでとうございます。
 

 


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さてと。それでは『週刊ヤングジャンプ2017年第39号』かぐや様は告らせたい」第66話 柏木渚はめんどくさい の感想(かぐ活)です。





女はメンドイ。

男にとって永遠の命題である「女の面倒くささ」に切り込んできましたか。日頃面倒くさい男女のやり取りばかり見せられているので今更感もありますが,それがラブラブカップル(笑)の柏木さんともなれば,また新鮮といえば新鮮かもしれませんね。



というわけで,今回は柏木渚さんとその彼氏くんとのケンカを通じた石上会計のお話です(え)。






彼女とケンカしたと聞いて即行で「ざまぁみろ」がでてくる石上会計。まさに青春ヘイトの鏡である。

青春とはなにか。青い春である。そんなアオハルから最も遠いところにいる石上会計が男女の不和を聞けば喜び勇んでしまうというのは無理からぬこと。ちょっと勢いで告白が上手くいったくらいで,いい気になっている奴が間違っていたのです。



そんな「おこ」な柏木さんの怒りの原因を追究する,秀知院学園高等部・白銀生徒会指導部たち。




あ,はい。

ぶっちゃけ第2問を除けば安牌ではないかと思えるくらい簡単な問題だったような気がしますが,そこは拗れた恋愛しかしていない白銀御行と耳年増な藤原千花にとっては奇問・難問に写るのだった。



そこに切り込んでくる石上会計がまたカッケーのである。日頃の青春ヘイトもなんのその。ズバッズバっと面倒くさい怒れる女・柏木渚の怒りの原因に切り込んでいく。


生徒会(+彼氏くん)が最もリアクションが激しかったのは第2問でしたけれど,まあ第2問は確かに難しかった。ここ,作画的にはちょっと「ズル」があって,後から石上会計が「5分ほど待たされる」という条件を追加しているんですよね。

読者には非開示な情報なので,「部屋に入れてくれない」という設問からだけではそこに至るのは非常に難しいという...。それをお話の展開で「ズル」っぽく見せかけず自然に展開していくところは高度なテクだと思いました。うん。





それにしてもですよ。
これだけ「女心」が理解できる石上会計がなぜモテないのか。


「女心なんて分かってない方がモテるんですよ」という言葉が重いです。

まあぶっちゃけて言えば,石上会計は悟りすぎた上に「その場でそういう開陳はしないだろう」みたいな「間の悪さ」というか,「空気の読めなさ」がダメなんだろうと思いますけれど。切れすぎるナイフが良いハサミとは限らない。





...て先生! きちんと弁えているじゃん!

はい,ここ笑うところですよー。
どうしてそこまで分かっているのに1ミリも実生活に活かせてないんですか!


Q.女心を悟るメンタリスト・石上はなぜもてないのか?
A.女心を読めていないから









めちゃくちゃ辻褄が合っているようで,石上会計の推理は全く当たっていなかった!


ああ,あるよねー。
漫画を読んで「これはこういう意味だよね」って解釈する。一見辻褄が合っているように見えるんだけれど,実際には全く見当違いだったとかね。そんな感想読んだことあるわー(棒)





...いや,厳密に言えば個別の案件は当たっていたのかもしれませんが,その実,女心ってのはもっと面倒くさかったんです!






怒る時はきちんと怒ってほしいから拗らせてみたとか,どんなに面倒くさいのよ柏木渚は...と,思うじゃん?



柏木さんに限らず,女子ってどこかこういう部分あるからね!

・すっげー些細なことで怒り始めた時,謝るポイントがずれているからどんどん怒りが再生産されるとか!

・一つ怒り始めると芋づる式に別の案件も引きずり出してきて,どんどん怒り出すとか!

・もう側にいないで!とか叫んでおきながら,実際に出て行くともっと怒るとか!











だがそれも含めてイイ!のだがな。


そんな面倒くさい女性心理を読み解くには,石上会計も白銀会長も彼氏くんもまだまだオコチャマだったというわけですよ。とはいえ,まあ一番面倒くさい女がそんなこと言うから漫画的には面白いんですけれどね(ちょ)





そんな拗らした女が拗れている女に相談した結果






案の定,「お話の冒頭と末尾のギャップ」の赤坂テク炸裂である。




生徒会面々の表情が全てを物語ります。
ちくしょう。ちょっと勢いで告白が上手くいった奴が彼女と拗らせたぐらいで,いい気になっていたのが間違っていたんだ...。



...
......



以下余禄。



『今日の藤原書記』

まあ女心を読み取れなかった石上・白銀コンビはともかく,同性なのにその心理が一向に読み取れなかったふざけた格好したラブ探偵の立場はいったいどうよ...。






それに対する石上会計の言葉のナイフがキレッキレで愉快至極。思わず愉悦に浸ってしまう



『今日の渚さんの彼氏』

結局いつもの通りチャラく自慢風相談で終わってしまいました。こうしてみると会長に相談しただけで柏木さんとお付き合いができ,かつそれでも好意を寄せてくれるマキちゃんがいる彼は圧倒的勝者である。

こちゃこちゃ細かいことを考えずに素直になった彼が一番得をしているという...。これも恋愛頭脳戦なる不毛な駆け引きに没頭する白銀・四宮コンビに対するアンチテーゼですかね。








さすが「ちゃんとして」いるカップは違います。まる。





画像はヤングジャンプ2017年第39号「かぐや様は告らせたい」第66話より引用しました。
 
 
画像引用は中止しました。