現実逃避 - hatena

「かぐや様は告らせたい」の感想を書いている漫画感想ブログ

『かぐや様は告らせたい』 第82話 かぐや様を照れさせたい 感想

さてと。それでは『週刊ヤングジャンプ2018年第05・06合併号』かぐや様は告らせたい」第82話 かぐや様を照れさせたい の感想(かぐ活)です。


謹賀新年!


あけましておめでとうございます。
うん,まあ昨日も記事をアップしたような気がしますけれど,あれは露払いなんで実質1本目となる『現実逃避』の2018年。
本年もよろしくお願いいたします。


年末は藤原さんが手でシコシコしてくれるという笑袋を頂戴した『かぐや様』ですが,新年は打って変わってラブコメの基本に立ち返った模様。まあ作中時間では新年じゃないんですけれどね。




そんな白銀家では今日もまた台所の隅で丸まっている兄を観察する圭ちゃんの体操から始まる。


 



制服で謎体操という,どこの層を狙っているのかよく分からないカモフラージュをしつつ,今日もまた妹は兄の恋路を探るのであった(たぶん続く)
 
 

 


?


 




その白銀さんの悩み事といえば,ズバリ「恋わずらい」である。
まあ個々半年から1年間ずっとかかっている病なので放っておけばよさそうなものですが,当の本人にとっては真剣そのものである。四宮かぐやは自分を好き(LIKE)なのか。それとも恋している(LOVE)なのか。そこが問題なわけです。


リアルタイムでクリスマス・正月という恋人たちの季節を越えているのをいいことに,割と赤坂先生もえげつなくぶっこんでこられる。恋する男女永遠の命題でもあり,悩み事であろう。

そういえば昔ぼくも女友達にやたらモーションかけられる(と錯覚してた)ので確認してみたらLIKEだったということが何回かあったっけ...。逆にLOVEだったこともあるけれど...(聞きたくありません,そんな話!)



んまー,気にはなるけれど確認するには勇気がいる行為,それがLIKEとLOVEの境界線というわけですよ,チミィ...



というわけで,久しぶりに恋愛頭脳戦スタート!


いかにして自分の好意を伝えずに相手の好意を探るか。なかなかに厳しい命題ではありますが,そこは我らが白銀会長なかなかあざとくあられる。第一弾は「さりげなく接触である。






>どうする?
白銀御行はかぐやからゴミ箱を受け取った!
かぐやの手にタッチした!

かぐやは冷静に佇んでいる!!



まさかのノーダメージである。
青春てなあに,青い春!な世代の男女であれば好意の有無に関わらず照れが入るところなのにまさかのダメージ0である。仕方が無い,次のターンである。






>どうする?
白銀御行は好きな人に言われたら紅くなるキーワードを唱えた!
「四宮って綺麗だよな」

かぐやは静かに笑っている!!



会長としてはベギラマを唱えるつもりがベギラゴンを唱えてしまったくらいな気分なのに,まさかの真顔である。マガオ!
仕方が無い,いよいよ究極の呪文の登場である。




>どうする?
白銀御行はもう少し強めのワードを唱えた!
「皆が言っていることだ 四宮は美人だって
 ルビーの瞳に 細く艶やかな髪...
 俺は可愛さより綺麗さの方が 心 惹かれる」

かぐやはうつろな目で「....へぇ」と答えた!!



恐るべし,四宮かぐやのルーティーン効果である。白銀会長の三段攻撃をも容易に交わしてみせるその実力は,天才四宮かぐやの努力の賜物であろう。


んまあ,問題はルーティーンはマヌーサ(幻覚)であってマホステ(無効)じゃないってところですかね!




実際にはバリバリにダメージになっていた。単にダメージが見えないだけである。
それはもう,実体からスタンドが無理やり引き剥がされたかのごとしである。うぉぉぉ俺はもう知らんぞー!(承太郎)状態である。



これが本当に「無効」だったなら,この勝負,かぐや様の勝ちだ!だったんですけれどね。

それみたことか,他ならぬ白銀御行自身がかぐやを褒めた結果紅くなっているではありませんか。これこそ今回会長が四宮さんの気持ちを推し量る際に尺度としたもの。かぐや様がこの表情に気付いていれば,「あ,白銀会長は私にLOVEなんだ!」と攻め込むこともできただろうに。


しかしまあ,かぐやは「ルーティーン」で動揺を抑えるのがイッパイイッパイな状況だったのであった。






>どうする?
かぐやは混乱した!
かぐやはパルプンテを唱えた!
「私も会長のことは格好良いと思いますよ」
「まぁキリっとした目つきとか つやつやの髪とか......
通った鼻筋......」


くらった白銀はたまらず顔面紅潮である。かぐやがいつもの冷静さを有していれば白銀の作戦を逆手にとって王手をかけることができたのである。しかし四宮かぐやは動揺していて,唱えた呪文もパルプンテだったので


「あと 優しい所...」


という関係に至らないキーワードナバーワンなセリフを付け足してしまうのであった。







白銀御行に255ダメージ!ドラクエ2・FC版)



で,ここからがいいんですよ。ニヤリングの嵐なんですよ。
自分に対する気持ちは友愛(笑)だったと勘違いした白銀会長のやけくそのパルプンテ(「優しさなんて燃えないゴミと同じなのかもな)が四宮かぐやのルーティーンすら突き破るんですよ。






全力の否定。
このとき四宮かぐやは冷静さを保つルーティーンを行使中である。にもかかわらず飛び出した全力の否定,それは白銀御行に自分の気持ちを否定してほしくないという感情の発露である。

自身を善い人間と認めず,優しさにコンプレックスを有する四宮かぐやにとって,白銀御行の優しさは愛するに相応しい魅力なのであろう(←書いていて赤面する)。かぐやは言う,






「私は優しい人間が好きです」
「優しくなくても 優しくあろうとする人々が好きです」
「私はそういう人とずっと一緒に居たいです」
「優しさが必要ないなんて事はありません」



あ,はい。
これはもう,告白ですよね。その前に白銀会長もほぼ告白していますけれど。


そしてそれは無事お互いに通じ合っているのであった。







うれしそーだなー。
両想いの二人が相手の気持ちを汲み取って嬉しそうにしているのって,本当にいいですね!

やっぱりラブコメはこうじゃないと!
(あれ,ここにきてこのセリフの重みなんだろう)



というわけで,今回は早坂さんの敗北&かぐや・白銀の勝利ということで。まる。



...
......




赤坂アカ先生の「インスタントバレット」(ib)第2巻にまさに似たようなタイトルが出てくるわけですが。



MDのエピソードの最後を飾るお話のサブタイトルですね。興味があったらぜひ読んであげてください(1話から)。赤坂先生,いつか続きを描いてみたいそうです。ぼくも本当の結末を読んでみたい。






...で,四宮かぐやさんはまさに「やさしくなれない」「優しくない」人なんですけれど,本当は(たぶん)「優しい人」だったりする。少なくとも白銀御行や藤原千花や石上優の眼を通してぼくらはそれを見てきているわけで。

この物語はきっと白銀御行が四宮かぐやに告白して終わるのだと思っていますけれど,四宮かぐやもまた白銀御行によって変わるのでしょうね。全ての人にやさしくなれなくても,愛する男には優しくなれる。そんな優しさを白銀からもらうことで四宮かぐやの物語は閉じるのだろうなあ...とか思ったり。




で,次回は早坂さんと四宮さんの戦争かあ...。





んまあ,ほっぺにくっついたアイスが原因じゃないとおもいますけれど,時々赤坂先生は伏線をぶっこんでくるからなあ。というわけで主人と近侍の対決,楽しみである。再度まる。



 
画像引用は中止しました。

画像は週刊ヤングジャンプ2018年第05・06合併号「かぐや様は告らせたい」第82話,「ib」第2巻 表紙・第9話より引用しました。