現実逃避

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「かぐや様は告らせたい」の感想を書いている漫画感想ブログ

『かぐや様は告らせたい』 第93話 白銀御行は取り持ちたい 感想

さてと。それでは『週刊ヤングジャンプ2018年第18号』かぐや様は告らせたい」 第93話 白銀御行は取り持ちたい 感想(かぐ活)です。


祝!本誌連載2周年!おめでとうございます。アニメ化こなかったですね。


そんな記念すべき2周年を記念するお話はみんな大好きミコ×石上ネタ。傍から見れば同属嫌悪にしか見えない二人の関係ですけれど,そもそも二人は何でそんなに相手のことが嫌いなのか,という掘り下げのお話。



......というわけで事情徴収。

石上優の言い分

「陰ながらフォローしてやっているのにぎゃいぎゃい煩い」
「もう少し感謝してもいいのに」
「こういうのは黙ってやるから尊いもの」


伊井野ミコの言い分

「こんなにフォローしてあげているのに,なんで上から来るの!」
「正義は見返りを求めないもの」
「見返りを求めない優しさだからこそ人の心は動くの」



あ,はい。


まったくお互い様というか,そっくりさんです。新築そっくりさんで建替えたんかてくらいそっくりです。本当にありがとうございます。



かー!
結局,同属嫌悪というやつじゃないですか。若干ニュアンス違いますけれど。

しかし比較してみて感じたのは,石上は割と伊井野さんに対して優しく見守っている感があるというか。譲ってやっている感(故に上から目線)があるというか。

 


実際に会長企画に乗っかってみれば,とりあえず伊井野さんの良いところをきちんと言える素直さがありますからね。それなのにすべてを台無しにしているのは,いざ伊井野さんと面したときにはナチュラルに上から目線になってしまうからなのかもしれませんね。それが死ぬほどムカつくとか言われているし。


その点,伊井野さんの壁はなかなか高そうではある。「生理的に無理」っていうのは男子が女子から聞きたくない言葉ナンバーワンですからね。「あーん」ごっこでも頭にケーキぶちまけるくらい嫌いなみたいだし。(石上は一応口に入れてあげている)


 



そう考えるとなかなかに「ミコ×石上」成立までの道のりはなかなかに険しそうである。普通に考えると,石上がミコちゃんに惚れた上で土下座しても受け入れは無理である。



...にもかかわらずこの「嫌いもの同士」の伏線は,最終的にカップル成立の伏線としか思えないのも事実である。

結局のところ二人は同属嫌悪であり,嫌悪の原因は「相手のいやなところ」(=自分の欠点)に目が行くためである。まあお互いに「善意なんか見せびらかすもんじゃねぇよ」と中2的なお高いマウントを持っているからこそ相手のよさが見えてこないというのもありますが。


ひとたび素直になればお互いのよさを認め合うだけの度量はあるものだと信じたいし,その可能性は十分にある。なぜなら二人は(演技とはいえ)相手を「好き」ということができたからである。

 



「好き」というたった二文字の言葉。白銀御行が言うことができず,四宮かぐやが決して言うことの無いこの言葉を,大仏さんの「煽り」に乗っかったとはいえ,二人は口に出すことができた。これが如何に凄いことなのかは「かぐや様は告らせたい」の読者諸兄であれば実感できるであろう。

無論,二人は相手のことなんか好きでもなんでもないからこそ「音としての"すき"」をなんとか搾り出すことができたということだけかもしれませんけれど。

言葉は重いからね。口に出した言葉は意味を持つ。


お互いに「好き」と言える素地があるのであれば,最終的に二人が結びつく可能性は微粒子レベルで存在する!と僕は思ったり。伏線ぽいものもありますし。




大仏さんが11回聴いたという「ステラの人」はほぼ十中八九,石上だからね。その事実が明らかになった時,伊井野ミコの世界観は崩壊するはずである。生理的に絶対に無理な人間だからこそ,なおのことである。

石上ではないと思っていたときには「素敵なこと」だったのが,石上と知ったときに「生理的に無理」とするのは伊井野ミコ的価値観的には正義に反するはずである。というのも,別に法理なんて詳しく知りませんが,法の世界であれば同一事象は同一基準で判ずるのが基本でしょう。ならば正義の人伊井野ミコは石上を認めざるを得ないはずである。


そうなったらしめたものですよね。
その時,石上がつばめ先輩にまだ惚れているかどうか,振られているかどうか分かりませんけれど。最終的に石上の目が伊井野さんに向いたときに,このカップリングは成立しうる。「好き」と言葉にできた二人だから。


 




あるいはこの二人のカップリングの成立が,白銀御行と四宮かぐやの関係性に影響するかもしれませんし。おすし。決して分かり合えないと思った二人がラブラブカップルになるような日がくるならば,あるいは白銀会長が頭をたれて四宮さんに告白する日が来ないとも限らない。そんな風に思ったり。

そんな恋愛脳な妄想を繰り広げさせてもらった,第93話感想でした。まる


 


?


 

 


それにしても,今回一コマも出てこないのに圧倒的だった藤原千花の存在感



先輩とは。
石上も「伊井野と仲良くするくらいなら...」的なこじらせがあるにせよ,思わず呼び捨てするほど切れていたのか。というか,アホの子藤原千花以下の評価を受けた会長はガチ涙目でお可愛い。


そして別の意味で評価の高い藤原千花である。
同じ企画をふたたび藤原さんがやったらどうなるのか。それはそれで見ものである。



それにしても,読者がおもっていることを即断実行して伊井野さんをコントロールする大仏さんパねぇ。

 


そしてCtrl+Alt+Delキー操作されたような心のこもらない二人の台詞を聞いてこの反応の白銀会長はザルい。
というわけで再度まる



 

   

 

 



画像は週刊ヤングジャンプ2018年第18号「かぐや様は告らせたい」第93話 より引用しました。
画像引用は中止しました。