現実逃避

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「かぐや様は告らせたい」の感想を書いている漫画感想ブログ

『鬼滅の刃』 183話 鬩ぎ合い 感想・考察 : 愈史郎の覚悟とゆかいな甘露寺蜜璃さん

引き続き無惨戦です。

 

戦いの鍵は「外に出られるかどうか」にかかっている。外に出られれば「無惨を日にあてて倒す」道が生まれますが,無限城にいる限り鬼殺隊の勝ち筋はありません。その意味で愈史郎と無惨の戦いはこの戦の重要局面であります。

 

 

そんな中,コミカルな反応で読者を楽しませてくれる甘露寺蜜璃さんがお可愛い。非情に緊迫した空気なはずなのに作中を流れていくコメディな空気。ラスボス戦とは思えない甘露寺さんの反応に,思わずほっこりしますね...。このままこの空気感で戦いは続くのでしょうか。

 

 

 

 

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愈史郎 対 無惨!

その鍵を握ると無惨の戦いです。

愈史郎さんの策はこちらになります。

 

 

ふむ。

視覚を乗っ取るだけでなく,脳内に侵入するなんてことができるのか。それって無惨のやっている領域じゃん。なんかすごいぞ,愈史郎。実際,無限城を地上に浮上せようとする試みが成功しかけているだけに,愈史郎の狙いどおり事が進んでいる事がわかります。ていうか,鳴女弱いな...。無惨のコントロールを外されるばかりか愈史郎の支配下にあっさり陥るとは...。

 

しかし無惨もさるもの,そんな愈史郎の意図にあっさり気づいて再支配下においたばかりか,愈史郎の細胞まで吸収しようとするとは...。これまで情けない姿ばかり見せられてきたからアレでしたけれど,無惨さすがに最初の鬼であり全ての元凶たる力の持ち主であることが再確認できますね。

 

 

ここでの描写で気になったのは,「俺の細胞まで吸収し始めた」というところでしょうか。直接触れるのではなく,鳴女を通じて愈史郎の細胞を吸収できる。なるほど。無惨と支配下に置かれた鬼の関係が見えてきましたね。

 

 

無惨の血を与えられることによって鬼となった者。なんとなく独立した存在として見てきましたけれど,無惨から見た「生み出した鬼」というのは自分の身体の一部分みたいなものなんですね。

 

血を与える→鬼化する。鬼化した鬼は自律性がありますけれど,無惨からは「どこにいるか」もわかるし「考え」も読める。いざとなれば「殺す」事もできる。

なぜなのかなと思ってきましたが,それが「無惨の一部分」として機能しているならば無惨がその思考を読めるのも当たり前だし,遠隔操作できるのも当然である。自分の体を傷つけるように殺すこともできて当然だし,無惨が死ねば全ての鬼が死ぬのも当然です。だって自分の体の一部分みたいなもんなのだから。

 

「無惨の呪い」といってきたものは,無惨の体の一部として接続されている状態,それを指してきた。それが外れているからこそ珠世は逃れてこれたわけですし,珠世が死んでも無惨のコントロールから外れている愈史郎も死なない。そういうことなのかもしれないね。

 

 

閑話休題。

鬩ぎ合いの中で自らを犠牲にして加勢しようとする鬼殺隊一般隊員とそれを一括して拒否する愈史郎。良いね。 鬼を食わずにここまで来た愈史郎の矜持,珠世の心をしっかりと尊重している感がある。

 

そして力比べでは無惨に叶うはずもない愈史郎が,無惨の支配を乗り越えて城を浮上させることができたのは,やはり鬼狩りたちが無惨の意識を向けさせたからなんだよなあ。例の「一番弱いものが強い」に通じる構図である。

 

 

無惨の意識の一部を奪い取れば,それだけ愈史郎に振り向ける力は緩む。ぶっちゃけた話,無惨は冨岡と伊黒の剣をそのまんま受けても死ぬわけではない。優先順位を考えれば愈史郎を殺す方を優先したほうが自身の生存確率は高まる。

にもかかわらず二人の攻撃を受けてしまったのは変なプライドのせいだろうか。鬼狩りの剣を受けること自体を拒絶する高慢なプライド。結果,無惨の意識は目の前の柱たちに向き,愈史郎の城浮上を許すことになった。

 

数々の原因が重なっての無限城浮上。

かくして無惨は「日の出」という死に直結する環境で戦うことになりました。この勝負,愈史郎の勝利である。

 

余談:183話の気になる所

 

なにげに鳴女も無惨に殺されていますけれど...。

十二鬼月,下弦4人に上弦1人,無惨による撃破率の高さがやば過ぎである。かつてチャーチルはヒトラーを「我軍の最終兵器」とよんでいましたけれど,無惨さんはそれに通じるものがあるな...。

 

それはさておき,今後の戦局

ここまでの所,鬼殺隊は個々の力では無惨にはまったく優位に立てていませんね。かろうじて無惨の攻撃をかわしているものの,あと一歩で命を失う直前に至りそうな局面が何度もある。

 

 

炭治郎にしても,すでに片目を失い,背中(肩?)を切られている。呼吸で止血するとかそういうレベルじゃなくなりつつあります。消耗戦では全く歯が立たない可能性もあり,かつ日の出までの時間は長い。戦い続けて拘束するにも限界がありそうな。しかも地上だから,無惨が姿を隠そうと思えばいくらでも逃げられるしね。

 

今回,冨岡たちの危機に伊黒さんと甘露寺さんは姿を表してしまったわけですけれど,まだ悲鳴嶼さんと不死川実弥は隠れている。浮上したことで合流できそうなカナヲ,伊之助,善逸らもいる。どこかで一斉に攻撃を仕掛け,「無惨の固定化」が実現できれば,日の下にその姿をさらさせることもできるのかもしれない。というか固定化できなければ鬼狩りたちは詰む。

 

後もう一つ気になったのは,現在の産屋敷と禰豆子の位置である。

無限城が浮上した以上,無惨からそう遠くない位置に禰豆子がいる可能性はある。禰豆子が無惨に補足された時,どんな風に物語が転がっていくのか。その点も気になるところである。

 

というわけで今回の感想はまる

 

   

 

 

 

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*画像引用は中止しました。