現実逃避 - hatena

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『鬼滅の刃』 185話 匂いのない世界 感想・考察 : 竈門禰豆子,走る!

暦の上では師走です。ジャンプ暦では2020年ですよ,皆さん。時間の流れが早すぎてどこぞの神父がスタンドでも使っているんじゃないかという気分。先週は感想お休みいただいたのですが,今週は簡易感想です。 

 

前回明らかになった無惨の攻撃の秘密。炭治郎も受けた無惨の攻撃は「毒となる血を混ぜていた」。なるほど...。無惨を褒めるのは癪ですが,なかなか賢い。鬼化させること自体,体の変化に耐性の無い者にとっては毒のようなものですが,血の与え方によっては毒として使うこともできる。

 

 

使い方一つ工夫すれば,かなり脅威となる方法ですよね。与える血を「毒」にしたり「鬼化」にしたり使い分けることもできるんだし。この後「どのように解毒するか」という話になってくるわけですけれど,無惨が賢ければ毒の解毒という単純な戦闘にならないかもしれない。というわけで以下感想です。

 

 

 

 

 

コミックス

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禰豆子,走る!

さて,毒入りの攻撃を受け瀕死の状態となった炭治郎。対処法は「解毒」しかないわけですが,解毒とくれば禰豆子の血鬼術ですね。上弦の禄戦でも見せた,爆血による解毒作用である。

 

 

しかし現在,禰豆子は「人間に戻る薬」で治療中である。亡き父の声により昏睡状態から目覚めたものの,そもそも人間化していたら血鬼術は使えない。

そんな覚醒した禰豆子の瞳はこれまで通り「鬼」だったわけですが,これはまあ分からなくもない。珠世さんの薬が無惨にも効いていなかった以上,禰豆子も人間化してはいないだろうと思っていました。これは案の定ですね。

 

元・柱でもある左近次さんですら追いつけない速度で走れるのは,鬼の能力を失っていないことに加えて炭治郎の危機ということもあるのでしょう。加えて睡眠による恢復からの体力向上も加わっているのかな。復活した無惨が予想以上に能力を維持・向上させていたように。

 

 

そんな禰豆子の突然の復活・疾走に対して動揺する産屋敷輝利哉さん。それに対して亡き父・耀哉が「好きにさせなさい 大丈夫だから」という声が届く構図,これは冒頭の禰豆子に対する竈門父の声と重ねていますね。彼らにとっての子どもたちに対する親の想い,愛が為せるものなんでしょうかね。

 

 

こうなると譜面的には「禰豆子が解毒→炭治郎復活」という流れになるのは必定でしょう。加えて,今回無惨の攻撃を受けてしまった蛇柱・恋柱・水柱の3人も,禰豆子の血により解毒していく流れかな。

もちろんこのままでは無惨との戦闘力の差が埋まらないので,禰豆子の血が刀につくことにより赤刀と同様の効果をもつ。これで無惨の回復を遅らせることもできますかね。

 

加えて今回登場した岩柱・風柱の戦力増加。(復活できる前提として)柱5名+炭治郎で対処すればあるいはこの場にあり続けさせることも可能になるのかもしれない。

現状,無惨戦で困っているのは「斬ってもすぐ回復してしまい,バラバラにできない」ことです。五体満足な状態なら無惨はいつでも遁走できるし,鬼狩りをひきつけて殺すことも容易。その状態を何とかするためにはまずは「回復の速度を遅らせる」しかないわけですから。

 

火で焼いたくらいでは赤刀ほどの効果はないでしょうから,やはり禰豆子の爆血効果に頼らざるを得ないでしょうね。当面は。(最終的には各々自力で赤刀にしてくのでしょうけれど)

 

 

そして禰豆子の参戦はもう一つの効果をもつ。

それは禰豆子自身が「囮」となって無惨を日の当たる場所に居続けさせることが可能になる,ということである。

 

無惨の狙いは禰豆子を吸収して太陽を克服することです。であれば,無惨としては常に禰豆子を把握し追いかけてくるに違いない。であれば禰豆子は日の出る方角(東)にむかって遁走し,それを追う無惨を防御・追撃するという戦い方ができる。無惨ペースの現状から,戦いの場を鬼狩隊側がコントロールできるようになるということである。

 

あくまで禰豆子の「解毒作用がある」という前提の話ですが,可能性としてはありかなと思ったり。

  

余談:185話の気になる所

 

竈門家の謎。

不思議な能力を有する産屋敷の一族はともかく,竈門家が時々超常的な事が起きるのはなぜなんだろうな。これまでも何度も「亡き父母の声」が届いたり,「祖先の記憶」が脳裏に蘇ったりしています。

 

 

それは家族の絆であったり,血の繋がりであったり,そういったものをテーマに入れている「鬼滅の刃」の特徴であるということであればそれまでなんですけれど。

 

竈門家には特に縁壱の血が交わっているわけでもないので特別な能力があるわけではない。しがない炭焼一家でしかなかったことはすでに触れられている。彼らが日の呼吸を使えるのは神楽という形で伝承してきたからにすぎない。あるいはそういった伝承の中に,記憶の伝承も含まれていたのかもしれないですけれどね。そこは一つ謎である。

 

 

次。冨岡義勇と村田。

 

冨岡義勇と村田,同期だったんですね...。そうか,ともに錆兎に救われた仲間なのか。試練の山の鬼をほぼ一人で倒しながら元号鬼に破れた錆兎。スタートで死んでしまった錆兎に救われた義勇と村田が,最終局面において全ての元凶である無惨と戦っているの,感慨深いですね。

 

先の禰豆子による復活作戦も,そのまんま禰豆子を無惨の前にさらけ出すのは危険だから都度村田が誘導して回復させていくといった展開もありかな?
戦力的には無惨に対して一刀を与える機会があるかどうか分かりませんが,柱以外の剣士たちも必死に戦っているように,村田には村田の戦いがあるはず。そこも着目したい。

 

 

次。甘露寺さんと悲鳴嶼さん

悲鳴嶼さんが来るとホッとすると言っていた恋柱さんですが,絶体絶命のところで悲鳴嶼さんに救われて思わずほろり。

 

 

悲鳴嶼さんの頼もしさと,後ろで安堵の涙を流している甘露寺さんが何とも良いね。殺伐とした戦いの中で,恋柱さんマジ癒し。

 

 

最後。匂いのない世界

青空広がる空の下で,斧をもち立ち尽くす炭治郎。その段階でこれは現実のことではなく昏睡している脳裏に描かれたシーンであることがわかりますね。黄泉と現世の間,走馬灯みたいなものでしょうか。

 

 

匂いがないのはそこに鬼がいないからか。あるいは死の淵にたち,嗅覚すらも失われているからでしょうか。多分にこの後,亡き父母からの声掛けや伝達があるのでしょうね。もしかすると伝えられていなかった十三番目の型でしょうか。

 

主人公がやられる→回復時にパワーアップは漫画の常ですけれど,こうやって家族や他者の示唆・助力を得ながらというのが鬼滅の刃の特徴ですよね。単純じゃないというか,そこに一捻りあるところがベネ(良し)と思う。

 

というわけで今回の感想はまる

 

   

 

 

 

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*画像引用は中止しました。