現実逃避 - hatena

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漫画感想のブログ

帰ってきた 『ニセコイ』 第168話 ツウジタ 感想

「まえがき」今だから思う,168話 感想

 

ニセコイ』という物語は基本的に千棘と楽の物語であり,小野寺さんはその舞台装置に過ぎなかった。結末だけ見ればそんな風に読み取らざるを得ないところはあります。

 

ならばなぜ古味先生はこのエピソードを書いたのか,というのは以前にも書いたように「二つの好き」という事象はどちらも本物である。その一方である小野寺小咲と楽の本物の恋についてきちんと描いておこうということだった,という見立ては妥当なのではないかと思っています。

 

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ツウジタ


しかし,このエピソードを振り返って描かれたものをみれば,「二つの好きがありその片方たる千棘に対する想いが小野寺さんに対する想いよりも上回った」とするのはかなり難しかったのではないかと思います。

 

以前にも指摘した通り,二つの本物性の描き方において千棘はその日常性を主として描かれ,小野寺さんはある種ドラマチックな約束に導かれた女性として描かれました。この対比自体は良く描けていたと思います。最後の楽の選択方法から,千棘を選んだという描写につながるのも分からなくもありません。

 

でも客観的に二つの恋を眺めたとき,本当にその本物の恋を捨ててしまっていいの?という気持ちにはなります。楽にとって苦渋の決断だったのかもしれませんが,一読者からすると違和感は感じます。

 

 

まして読者としての視点で見た場合,楽が「二人の好きな人がいる」という状況に陥るまで何度も繰り返し小野寺さんの恋心は作劇的に伝わることがありませんでした。

 

ボールで窓が割れるのも。告白めいた言葉を呟いても居眠りしてしまうのも。都合のいい時に電話がなったり,当然後日確認するであろう事象が「なかったこと」になったり。

 

作者としては「どんなことがあっても小野寺小咲の想いは通じないんだよ」という描写をしていたということなんでしょうが,さてそれは読者にとって情緒が通じるものでしょうか。

小野寺さんの想いが通じなかったのは「単に設定上,絶対通じないことにしなければならないから」。そうなってしまっては,読者は物語構成の仕様書を見せられているだけじゃないでしょうか。そこに「ラブコメディ」はあるのかい?という気持ちにならないでしょうか。

 

よく「キャラが生きていない」と苦言を申し上げることがありましたが,キャラが単なる舞台装置となり,作者の意図通り動く人形であるならば,それはもうラブコメではなく単なる「駒の配置の再現」でしかないような気がしなくもないです。

 

このお話で,二人の気持ちは「通じ合いました」。二人がなした絶対の約束は守られた。その時確かに二人の間で気持ちが通じ合った。それをうけて一条楽は「一生忘れないクリスマス」とまで言っているのです。

 

それが「二人の人を同時に好きになり」「偽物が本物になったことにより,それまでの本物と比べてそれを超えていったから」小野寺さんは選ばれなかった。10年前の約束も,今の恋も全部捨て去ったままで。

 

物語終了後,小野寺ファンの多くが納得がいかなかったり,物語の評価を改めてしまったのは,描かれたものに対する「楽の不誠実性」と舞台装置だからこそ想いは通じないという「作劇の不誠実性」。この二つの不誠実性に納得がいかなかったのではないか。そんな風に感じなくもないです。

 

 

 それでは当時の感想をどうぞ。

 

 

当時の感想 ( 初出 : 2015-04-27 05:52:53 )@現実逃避

 

 

さてと。『小野寺さんクリスマスイブ編』のクライマックス,『ニセコイ』史上初の小野寺長編,完結編です。


まず前回の答えあわせから。

鍵屋さんのゴミはごく普通に回収業者によって回収されてしまいました。これは意外ッ!と読者に思わせるのが目的だったと思うのですが,前回の引きが引きだけに,あまりそっちに意識が行かなかった読者も多いのではないかと思います。

これはあれだね。ゴミ回収業者さんに「錠と鍵」が廃棄場へ捨てられてしまうという描写=二人の中で「11年前の思い出」はもはや関係なく,今の気持ちを取ったということのメタファーでしょ。古い約束はいらない。二人にとって大切なのは,今の恋,『絶対の約束』であったということの示唆なんだろうなあ。




そしてついに二人の気持ちが重なり合う瞬間がやってくる。

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どうして




二人が驚いた理由は他でもありません。なぜ相手がここにいるのかが分からない。いや,心の底では多分わかっているのだけれど,確かめずにはいられない。いま伝説のもみの木も前に立っている,自分の恋する相手の真意を。

 

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ヤクソク



自分がここにやってきたのは,約束をしたから。絶対一緒にイルミネーションを見ようねと約束したから。そんな絶対の約束に導かれて,二人はお互いの気持ちを確認しあう。ここに告白の言葉は無いけれども確かに伝わる相手の気持ち

昔の気持ちではなく,今の気持ちを。今,確かに約束した一条楽と小野寺小咲の間での約束を果たしたかったから。それは二人とも一緒だった。


この時,言葉で伝わらなかったけれども,二人はお互いの気持ちを知ったわけです。相手がここに来たのは自分と同じ理由。自分がここに来たのは,一条さんにとって小野寺さんが,小野寺さんにとって一条さんが,何物にも代えがたい「大好きな相手」だったから。


だからもう,二人は相手の気持ちを知っているわけです。相手も自分を好きでいてくれたということを。11年前の想い出の品をかなぐり捨ててでもなお大切に思っていてくれることを。

だからこそ,その想いを確実に知るために小野寺さんは問うたわけです。

 

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「...一条君こそ どうして来てくれたの...?」









それに対する一条楽の答えは常に一つ

 

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最終回「コクハク」






いったぁぁぁぁぁぁぁっっ!!
ついに一条楽から小野寺さんへの告白がっ...!!

 

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ピッカリング





ごふぅ!
前回,誰が告白をキャンセルするのかということがコメント欄で話題になりましたが,まさかの「もみの木」自身によるキャンセルとはね。これは意外ッ!!それは「もみの木!」


まあこのイルミネーションを見に来たのだから,意識がそっちに行くのは分からなくもないですけれどね。そこはイルミネーションをバックに

 

「オレは小野寺の事が...好きだ!」




って決めたら格好良かったのにねえ。でもしかたがないよね。これってニセコイなのねん(謎弁)

。まあ分かっていた。分かっていたよ。ここで二人が正式に告白をしないということは。だってまだ他のヒロインの「恋の弓矢」の効果も描いていないしね。ここで小野寺さんと楽の両想いが確定してしまったら,他のヒロインとのエピソードが完全に消化試合になってしまうからなあ。





しかしである。今日の小野寺さんはいつもと一味違うのである。イルミネーションさんにキャンセルを食らった告白の真意を確かめようと,今一度問うのである。

 

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第168.5話「シリタイ」




おお!
小野寺さんが今一度攻めた。一度ぐらいのキャンセルではへこたれない,そんな強い心がいつの間にか育っていた。そりゃそうだ。一体全体小野寺さんが何回キャンセルを食らったと思いますか。そこで引いていたら一生「恋の神様」がやりたい放題です。そんな「恋の神様」の意志に抗う小野寺さんの勇気をたたえたい。というところで,

 

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恋の神様:じゃあ,『テレフォンで』







ズコ――――!


またか。また来やがった...。いつもの奴だ。『逆境』ってやつだ...。
もはやタイトルを『ニセコイ』じゃなくて『逆境ヒロイン』に変えるってのはどうですかね(主題完全無視)


しかしこれもまた予想外でしたよ。このタイミング,「恋の神様」がテレフォンを使ってくるとはね。

前回の予想では,楽には電話がかからない,小野寺さんに電話をかけそうなのは春ちゃんだけだが,きっと空気を読んで電話はかかってこないと思っていたんですけれど。まさかの鍵屋とはねえ...そういや居ましたね,小野寺さんの電話番号を知っていて電話をかけてきそうな人が。

これぞまさに「恋の神様」のダブルキャンセル攻撃。『ニセコイ』を終わらせないためのキャンセル奥義「ダブルアーツという奴か(ちょ)。無茶しやがって...

 

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果たされた『絶対の約束』






そんな「もみの木」のイルミネーションを見つめる二人。クリスマスイブにこのもみの木のイルミネーションをみると,永遠に幸せなカップになれるというもみの木伝説。何気に,ついに,小野寺さんがはじめて「謎恋アイテム」を獲得することが出来たということも指摘しておかねばなるまい。

 


これまで「恋むすび」のお守りでは置き去りダッシュを食らいました。巫女のコスプレまでして楽さんを抱きしめたのに効果はありませんでした。お祭りでは春ちゃんに『お結び玉』をもってかれました。「縁結びの矢」では桐崎さんに蹴散らされました(その後刺しなおしたけれど)。そんな小野寺さんがついに得たファンタジーブコメニセコイの謎恋アイテム。これはこれで記念すべき出来事だったのかもしれない。



無論,以前から指摘しているとおり,「謎恋アイテム」で恋が成就するという考え方自体は荒唐無稽です。謎恋アイテムの力で相手が自分を好きになってくれたら,それは嬉しい出来事なのか?そう問うてみれば,そのような超常現象で相手と結ばれることには虚しさしか存在しないことが明白です。

謎恋アイテムの力があるから幸せなカップルになるわけじゃない。お互いが相手を想っている,そんな二人が一緒に記念すべき日に記念すべき出来事を共有できたから,幸せなカップになるのです。


もみの木のイルミネーションが見られたから結ばれるのではない。二人の約束を,『絶対の約束』を果たすことが出来たからこそ,二人の想いは固く結びついたのである。あそんなことを肝に銘じつつ,小野寺さんと楽がともに「もみの木伝説」のイルミネーションを観られたことに感謝したい。


...
......


そんなわけで,今回も告白は不成立だった二人。まさか「恋の神様」が世界のダブアツまで使ってくるとは予想外でした。


だ・け・ど!
確かに一条楽の「言葉としての」告白はキャンセルされてしまったけれど。



二人の「気持ちの」告白はキャンセルされていないのである。ちゃんと伝わっているのである。



二人が捨て去った「11年前の想い出」である錠と鍵。昔の思い出よりも今の恋。そんな選択をした二人ですけれど,別に捨てられていないのだったら取りに行くのは吝かではない。二人にとっても思い出の品だから。



そこで小野寺さんがもう一度勇気を出すのである。
「はぐれないように」という楽の言葉だけじゃなくて。もう決して「はぐれたくないから」。だから小野寺さんはそっと楽の袖をつかむのである。

 

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小野寺小咲の「行動」



離さないでほしい。離れないで欲しい。今さっきの邂逅で通じ合った二人の本当の気持ちを,二人の本当の想いはつなぎあったままでいたい。そんな小野寺さんの気持ちが,小さな勇気となって「行動」に結びついたのである。

 

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一条楽の「行動」





そして一条楽はその想いを理解するのである。そして自分自身の想いに素直になったのである。それが小野寺さんの手をしっかりと握る,という「行動」に結びついたのである。

つながれた二人の手の持つ意味




それは,はじめて二人で握り合ったということだけを意味するのではないのである。小野寺さんがもみの木の場所に来た意味を。一条楽がもみの木の場所に来た意味を。ふたりのお互いがお互いを想う気持ちが「つながって」もう二度と離さない。そんな思いを象徴しているのである。

 

これが二人にとっての言葉にならない「告白」

 





一条楽は小野寺小咲を愛している。小野寺小咲も一条楽を愛している。
そんな二人の気持ちが言葉にならなくても心の奥底では伝わっている。そんな運命の時がついに描かれた瞬間でした。

 

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通じた気持ち



 

(…忘れない きっとこの先何があっても忘れられない そんなクリスマスイブ…
確かに何かが 小野寺とオレとの間で通じ合った気がした…





この思いは決して忘れない
11年前,「約束の女の子」と行った約束は忘却の彼方に過ぎ去ってしまった。これは11年前の約束との対比なのです。忘れてしまった昔の淡い幼い恋とは異なる,「この先何があっても忘れられない」そんな二人の思い出。11年前の,幼馴染たちと交わした約束とも違う,唯一ただ一人の女性,小野寺小咲との想い出を。一条楽の心にはしっかりと刻み込まれたのです。

そして同じ想いは小野寺さんにも。そんな二人のクリスマスイブ。見事な小野寺エンドだったと思います。本当にありがとうございました。


...
......


それにしても今回の小野寺さんの百面相はすごいね。
というわけできっと明日の『社会の毒』さんでも記事アップ確率100%の『小野寺さんズベストショット集』を先取りしてみよう(え)

 

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そこはかとない色気





まずこの表情である。
一条さんと通じ合った「気持ち」を確かなものにしたい。そんな想いから一条さんの袖をつかむわけですが,その前の表情の色気といったらどうよ?「萌え豚」という言葉の意味が,このあらすじ系ブロガーのayumieさんにも理解できたような気がします(ちょ)


そしてこの表情である。

 

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完全に誘っている小野寺さん







ちくしょう。いいなあ,一条楽は!
こんなにまで小野寺さんに想われていて。こんな風に愛情たっぷり,恥じらいたっぷりの表情を浮かべられてしまったら「ズキューン!」どころじゃないです。きっと一条楽のハートは小野寺マシンガンによって何にも残らないだろう。もし「シンコン」になったら,こんな風に小野寺さんは誘うのかなあ(下衆の勘ぐり)



でもって帰宅後の小野寺さん。

 

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緩みきった小野寺さん





幸福感に包まれて,小野寺さんの顔が崩壊している。きっと一条さんは小野寺さんを家まで送ってくれたんだろうなあ。その間はしっかり頬を引き締めて一条さんを見つめていたであろう小野寺さん。家に入ったとたん,この緩みっぷりである。


これがあれだ。小野寺流「もうらめぇ~!」って奴だ(違います)

 

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小咲のシアワセ



そして春ちゃんに問われるがままに一日の顛末を語る小野寺さんの顔。
ていうか,もうまともに聴いちゃいねぇというか,まともに答えてねぇ感がぱないっす。緩みきっている小野寺さんはとても貴重ですからね。

だいたい小野寺さんといえば最後悲しい顔をすることばかりでしたからね。たまにはいいじゃないですか,小野寺さんに幸せがきたって。


...
......


と,ここから話を考察に戻して春ちゃんの反応について。

小野寺さんの余りの緩みっぷりに,思わず何があったのか問いかけるわけですが,まさかの肯定に焦る春ちゃん

 

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焦るな

「(え!?まさか本当に...!? いや確かにそのつもりでけしかけたんだけど...まさか...!!)」

 




この反応に,春ちゃんの複雑な気持ちが見て取れる。
一条さんと小野寺さんが完全に相思相愛で,お互いがお互いに惹かれあっていることが確実であることを知っている唯一の人物。だからこそ姉寺さんを応援しようという気持ちが常にあるわけですけれども,心の奥底にある自分の小さな気持ち

いざ二人が結ばれたら。
この二人は放っておくといつまでもくっつかないからという奇妙な「安心感」があったのかもしれませんが,いざ二人の気持ちが成就したらという焦りが一瞬でてしまったのでした。なるほど,春ちゃんが随分淡白に送り出したなと思いきや,やっぱり本当は一条さんのことをあきらめ切れていなかったんだね。

実際のところ,春ちゃんの心の内の大部分では「姉寺を応援する」というスタンスで固まっているのだと思うのです。春ちゃんは二人の気持ちを知っているのだから,そこに自分の気持ちの行き場がないことを知っている。だから,第109話「ブキヨウ」で一人涙して気持ちの整理をつけた時から,自分の恋は諦めているのです。

ただ「告白」という想いをつげる「ケジメ」をつけていないから,思いもかけない時に「未練」が出てしまう。そういう状況だと思うんですよね。そういう意味では,春ちゃんが決着をつけるお話も今後描かれるのかもしれない。


とはいえ,今回の恋愛描写を見た後では,春ちゃんのターンはもうなさそうですけれど。そもそも,今回春ちゃんが後をつけているのではないかというのは完全に外れだったんですね。どうせ二人のことだからお子様なデートでもしているんだろうという安心感だったのか。


それは残念でした。小野寺さんはとんでもないものを盗んでいったのです。


一条楽の心です(キリッ)


...
......


さて。さてさて。
というオチがついたところで(ついてない),小野寺さんのクリスマスイブはおしまい。ここから一気に「絵本」と「約束の女の子」の話に繋がります。


「約束の女の子」が誰なのかは,今回のお話で「答え」が書かれているわけですけれど,その前に「約束の女の子」に対する千棘と小野寺さんと楽の対比について触れておきたい。


前回のコメントにも書いたんですけれど,千棘と小野寺さん・楽の「約束の女の子」に対する考え方がまったく真逆なんですよね。

今回のお話で分かったように,一条楽と小野寺さんの間では「約束の女の子」であるか否かは告白の「キッカケ」にすぎなかった。しかも最後には,その想い出を捨て去ることも厭わず,『絶対の約束』を優先した。11年前の約束ではなく,「今の恋」に生きようとした。



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千棘の誤解




それに対して千棘は「自分が『約束の女の子』だったら,一条楽と結ばれる可能性が高まるかもしれない」と考えている。それは第29話「カクニン」におけるディスコミュニケーションに起因しているわけですが,千棘は「楽は約束の女の子が現れたらその子が好きになる」と思い込んでいるわけです。

 

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「約束の女の子」に固執する理由





だから,自分の想い人である一条楽の「約束の女の子」になりたい。皆さん,なぜ千棘が今の恋ではなく,昔の恋で勝負しようとするのか理解できないかもしれませんけれど,そこにはこういう思い込みがあるからです。

言い換えれば,千棘にとって「約束の女の子」は自分の恋愛成就の「キッカケ」という意味では同じだけれど,そのことに対する意味はまさに一条さんと小野寺さんと真逆をいっている。

 

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楽が好きなのは「小野寺さん」




でも,僕らはもう知っているわけです。その時一条さんが思い浮かべていたのは「小野寺さん(=約束の女の子)」というイメージであって,第29話といい,今回のクリスマスエピソードといいそれは同じ

一条楽の恋の源泉は「小野寺さんが好きで,小野寺さんが約束の女の子だったらなお言う事なし」という小野寺さんへの思いを補強するためのもの。だからこそ一条楽は「今の恋」をかなえるために,思い出の品を捨てる覚悟で『絶対の約束』を守ろうとしたのですから。


そういう意味では第29話の段階で,「本物の恋」の行方は決まっていたわけです。



そしてこうしてみると,桐崎千棘と小野寺小咲という正反対の特性をもったキャラクターが,こと「恋」に関してはまったく真逆な姿勢をとっていることもわかります。

「昔の想い出」に引きずられている桐崎さん。「今の恋」を選んでいる小野寺さん。その姿勢は二人の一条楽に対する積極性の違いにも繋がっています。こと恋愛に関して積極的なのは小野寺さんであり,保守的なのは桐崎さんなのです。

千棘は,「テンコウ」編において告白の意志をたかめつつもついに告白できなかった。そして一条楽が「親友」と表現した時に,「どうして自分の思いに気づいてくれないのか」と怒ってしまいました。なぜか。

それは千棘の恋愛観が「相手に自分の気持ちを気づいて欲しい」「相手から自分を想ってほしい」という観点から成り立っているからです。


それに対して小野寺さんは,恋に関しては積極的です。何回も小野寺さんに対して行われた「凍てつく波動」は,裏返せば小野寺さんから一条楽へのアプローチがそれだけ行われたということ。野球ボールから始まる一連の「恋の神様」の妨害は,一歩踏み出せばゴールしてしまう一条楽と小野寺小咲の距離を縮めないためのもの。


今回もそうです。小野寺さんは今日確かに感じ取った気持ちをしっかり「ツウジテ」おくために,勇気を振り絞って一条さんの袖をつかみました。ふたりはまだ正式に告白したわけじゃない。恋人になったわけではない。でも確かに感じ取った二人の同じ想い。それをつなぎとめておくために,勇気を振り絞って手を差し伸べたわけです。

 

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千棘の「妄想」




それに対して第74話「オオウソ」において,千棘は一条さんと手を握ってみたいという思いを最後まで自分で伝えませんでした。手を握ってみたい。でも自分からはいえない。普段の積極性,行動性とはまったく真逆の,恋に保守的な女の子の姿が浮かび上がります。

 

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繋がれた手の「意味」の違い





結果として千棘は一条さんから手をつないでもらったわけですが,これも今回のお話と対比的ですね。無意識に,あるいは気遣いとして手を引くために繋がれた千棘と一条さんの手。小野寺さんの勇気が,一条さんの勇気につながって結びついた「気持ちの込められた」手。そんな二つのカップルの対比性が,偽物と本物の「二つの恋の物語」を象徴しているような印象を受けました。




思えば,前作ダブルアーツにおいて,キリとエル―に「24時間いつでも手をつなぎっぱなし」という制約を与えた理由。

 

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手をつなぐ「意義」



無論,ファンタジーの設定上の出来事ですけれど,男女が手を握るという「ドキドキ感」に特別な意味を古味先生が見出しているということなんでしょう。今回,小野寺さんと楽ははぐれないように,手を握りました。クリスマスイブのイベントが終わり,二人の手は離れたけれども,二人の心の手は24時間,この先一生握り続けられたままなのである。




この出来事に。このクリスマスイブの出来事に。かつて『ダブルアーツ』で描ききれなかった物語を,『ニセコイ』というファンタジーブコメの中に見出した,そんな気がしました。それが証拠にほら,『ダブルアーツ』第1巻表紙にきちんと書いてある

 

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運命の人





キリとエル―が「運命の人」だったように。かつて11年前ともに過ごした楽と小野寺さんが,いまがっちりと心の手を握りしめたように。ニセコイ』における運命の人,それは一条楽と小野寺さん。そんな古味先生からの小粋なメッセージなんじゃないかと思ったりしたのでした。

 

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二人の気持ちはずっとツウジテいる





そして最後の二人のシーン。
これを見れば,二人の気持ちがしっかり「ツウジタ」ままでいることが分かる。手は離れても,心の手は握られたまま。決して揺るぐことのない,そんな二人の「本物の恋」の結末が描かれた,第168話「ツウジタ」でした。まる。

 

 

しかしあれですな。これだけ二人の気持ちが繋がっているのに,千棘は一切気づかないとは。これはもう,本当に最後の最後まで小野寺さんと千棘の間ではお互いの気持ちが知れることはないのかもしれませんね。

最後に「二つの恋の物語」のケジメとして,「実はそうだったんだ」みたいなことが伝わるんでしょう。その時はもう,複雑な恋の感情が入り乱れることも無くて,爽やかに,気持ちのよいエンディングを迎えるのだろうな,とか思ったり。


そしていよいよ来週からはマリーのターン。

 

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マリー動く


ふむ。
マリーは小野寺さんと楽が相思相愛であることも,11年前から一条楽が小野寺さんが好きなことも知っていると思っていたのですが,今回の描写は少し微妙ですね。そんな風に睨んではいたけれど確信はなかったということなのか,二人の距離が縮まらないことをいいことに油断していたら「縮まってしまったくさい」と気づいて焦っているのか。

いずれにせよ,この後はマリーの「縁結びの矢」の効果が出てくるのでしょう。もっとも,直接的な告白の描写はなかったとはいえ,暗黙の告白はなされてしまったわけですから,ここから「本物の恋」の方が何か動くことはもう無いわけですが…。


さて,『ニセコイ』が完結するまで,残りはマリーのターン,鶫,春ちゃんのエピソードが入って,羽姉さんのターン。そしてもう一度小野寺さんのターンが来て,最後は千棘の物語の結末と。そんな流れで行けば,20週もあれば十分か。そんな感じですね。


いよいよマリーの「あん事」が明らかになるのか。
それにしてはマリーの態度がコミカルというか,ちょっとコメディ調なのが気になりますけれど。これがマリーの最後のターンだとすれば,そんないい加減なものにはならないと信じたいですが。GW明けのマリーのターンに乞うご期待。

 

  


*画像は「ニセコイ」第168話,1話,29話,74話,『ダブルアーツ』第1巻「表紙」より引用しました。

 

当時のコメント

 

90 コメント

 

 

Unknown (匿名)

2015-04-27 06:29:34

ツウジタその通りだと思います。この先何があっても忘れない。二人の想いは手を繋いだだけではない。明らかにそれ以上に心は近づいています。
おそらくこれから二人を訪れるであろう試練に対しての答えなんだと思います。この先何があってもこの想いが変わるわけではないと。
今回は今までに無い小野寺さんの顔をたくさん見れて良かったです。それだけ今まで報われなかったってことですから(悲しい)。
改めて通して読んでみると二人の想いの双方向性が描かれたエピソードだったと思います。
語りだすとキリがないのでこの話題については次のコメントで、あんまり長いとお返事も書きづらいでしょうし。

さで、キャンセルの方法を以前お尋ねしましたが、電話と言う予想と鍵は後で見つかるという予想は当たりましたが、細かいところまでは読みきれませんでした。まさか持ち帰ってしまうとは?…子供ならではではですね。

千棘と楽にとっての約束の女の子については以前ほとんど同じ内容で書いたので同じ意見ですね。二人の約束の女の子についての想いもすれ違うばかりですね。悲しい。
華さんは約束について何か新しい情報を提示するのかと思っていましたが、それは外れでしたね。
マリーは一体どこまで何を知っているのか?貰った…?から見てもどうやら全てを知っている訳では無いと感じました。最近私は10年前の約束はただ単に結婚の約束をしたわけではないと考えるようになりました。
アンケートは時間があるときにやらせて頂きます。まあ分かりますけど。スマホで理由を打ち込むの面倒くさい(おい)、だからって仕事用のパソコンから打ち込むのはちょっと気が引けるので。


…というか楽、プレゼントはどうした?なんのために別れたんだよ!?一緒にいられる時間を削ってまで別れたのに!!

 

ふとした瞬間に (mick)

2015-04-27 06:59:34

視線がぶつかる byZARD

これまで、小野寺さんは楽さんと視線が合うと、すいっと目をそらしていました。

それが、最後の屋上のシーン、きっちり楽さんを見つめ返して微笑んでくれた。

うん、きっちり心はツウジタままですね。

恋愛面での小野寺エンド、堪能させていただきました。ありがとうございます。

 

Unknown (きゃんきゃん)

2015-04-27 08:55:11

ああ…すごい満足。

とてもいい、小野寺回でした。

てか、あれ、春ちゃんじゃなかったんですね(笑)

 

Unknown (ぴこ)

2015-04-27 09:11:11

小野寺さん、楽さんおめでとうございますっ。想いが通じあいましたねっ。手をつなぐシーンはグッときましたっっ。二人とも良かったねっ!!ただ期待しすぎたせいなのか所々雑だなと思ってしまいました。もう一週使った方がよかったなぁ。展開早すぎ。正直読み終わった瞬間感動半減でした。残り話数決まってるんですかね?

 

Unknown (とり)

2015-04-27 10:24:38

今回のお話も良かったです!!
やっぱり告白はキャンセルされちゃいましたねw
普通ならあそこまでいったら告るとおもうんだよね…TAT
電話がきて、女の子が気に入って錠と鍵を持っていたっていうのは自分の予想(2話位前のコメント)とだいたい合っていたのはちょっと驚きでした
現実逃避のおかげで冴えているんだ

最後の二人が目があったところもなかなかいいと思いました
進展したって感じがします
次回のマリー回も気になりますww


今回のクリスマスで千棘母が出なかったのでもう1年分話があると思います

 

果たしてキャンセルか? (ヒマジン)

2015-04-27 11:37:15

エンダァアアアは前回ネタなので封印
ayumieさん、早朝からご苦労様です。

コミィセンセが風流と言うかロマンチックメルヘンオヤジ(失礼)だと演出に唸ってしまったのはワタクシだけでしょうか
つか少女漫画にだけある繊細な気持ちの伝え方
双方に流れるお互いの気持ちをまさかJUMPで読めるとは

敢えて言葉にしていない
でも言葉にしていないからこそより確固としてお互いに通じてる
眼で表情で指先で
判り合う事が判り合えてる(日本語妙)
初々しいのに熟年夫婦

言葉より何より雄弁な相愛ブリで悶えましたw
もう両片想いじゃないんですよね
通じてしまってる両想い

まぁ言葉にしてしまうと残りが消化試合になってしまうのも(オトナノジジョウ)あるんでしょうが

ラストのほんわか~はやり過ぎですが(笑)

所で御馬鹿なので約束の女の子教えて欲しいです(笑)

 

Unknown (ayumie)

2015-04-27 12:02:24

>匿名さん

コメントありがとうございます。

表面的な描写だけ見てしまうと「いつもの」キャンセルかよッって思ってしまいがちですが,今回の一連のエピソードで積み重ねられた関係性は「不可逆的」な繋がりができた,そう捉えないと駄目でしょうね。技術仕様書よんでいるんじゃないから,描写の中で汲み取るべきところは汲み取らないと。そんな古味先生からのメッセージを受け取ったと思います。

キャンセル方法は,意外にも電話,そして鍵の回収方法は子どもが持ち帰ったということで,そう来るかという感じはありましたね。そもそも春ちゃんが来ていないとか,意外でした。そんな中,的中させたコメント者の方もいて,すげぇと思ったしだいです。

マリーについては,やはり全容を知っているわけではない,ということなんでしょうね。断片的な真実は承知しているが,自分がその場にいなかったことは知らない。絵本がなぜ小野寺さんに提供されたのか。推測すればすぐ分かることですけれど,マリーの場合,どうも「約束の女の子=小野寺さん」と思い込んでいたような節も感じられなくもないような。再来週以降分かるかもしれませんが。

アンケートはiPhoneとかからだとブログから入力できないので,大本のアンケートのほうにリンクを張っておきました。PC入力がらくだと思いますので,お時間あるときにどうぞ。てか,明日の夜までってのはちょっと期間が短かすぎましたかね...。そんな考えるまでも無いと思いますが,後ほど。

プレゼントについては,まだ買っていなかったんですね。決める直前に電話が来たのかもしれません。

 

Unknown (ayumie@昼休み)

2015-04-27 12:02:47

>mickさん

コメントありがとうございます。

ZARDとはまた懐かしいですね。
今回の小野寺さんは攻めに攻めたという印象。小野寺さん史上最も頑張ったアプローチだったんじゃないでしょうか。その結果得られた二人の絆に確信を抱いたのかもしれませんね。だからこそにっこりと視線を合わせることが出来た。

168話分のゆっくりした歩みの結着点として,二人の関係性がここまで確固たるものになったことは,さすがに感無量です。この先,約束の女の子が誰であろうと,約束の中身が何であろうと,恋愛的なつながりはもう小野寺さんから揺るぐことはない。

そう考えると,この先あるであろういくつかの「山場」も心穏やかに楽しむことが出来そうです。

 

Unknown (ayumie@昼休み)

2015-04-27 12:03:09

>きゃんきゃんさん

コメントありがとうございます。

これをいつものキャンセルと見るか,小野寺エンドとみるか。小野寺派としての度量が試されている観がありますね。いい小野寺回だったと思います。

ゴミ回収がそのまんま業者さんだったのは意外でしたね。春ちゃん,二人を送り出しておいて関係性が深化しないと決め打っていた観があります。油断大敵でしたね,春ちゃん(笑)

 

Unknown (ayumie@昼休み)

2015-04-27 12:03:32

>ぴこさん

コメントありがとうございます。

手をつなぐことに特別な意味を持たせている古味先生だからこそ,今回の「ツウジタ」の重みが描写以上に存在するのでしょうね。二人の気持ちが通じ合っているのがコマの端々からにじみ出ていてニヤニヤがとまりませんでした。

まあもう一週使っても良かったんでしょうが,ここで引き伸ばして今回の終わり方だったら,小野寺派の中で少し荒れる雰囲気を醸し出したかもしれないので,そういう意味では連休前に結着でよかったと思いますよ。

残り輪数が決まっているかは完全に予測ですが,修学旅行以来,千棘・小野寺さんと長編エピソードが続いています。で,小野寺さんのターンで恋愛の結着がついてしまった以上,あとは残りのヒロインとの関係性を整理して,いくつかの謎を解き明かして,最後に小野寺さんとのトゥルーエンド,その後千棘との物語の結着,で終わりなんだと思います。

これはもうダラダラ描いても仕方が無いことですから,一気に畳んじゃうと思っています。

 

Unknown (ayumie@昼休み)

2015-04-27 12:04:15

>とりさん

コメントありがとうございます。

まあ直接的に告白させてしまっては,この後のヒロインたちのエピソードが「消化試合」になっちゃいますからね。彼女たちの本気の告白が茶番ではかわいそうです。ですので,表面上はいつものキャンセルに見せかけたのでしょう。「ちゃんと読んでいる人にはわかるよ」という描き方を古味先生はしていますから,それでいいのだと思います。

さて,錠と鍵について予想的中おめでとうございます。まさかあの女のこがねぇ...。最初から捨てられていなかったというのはしてやられました。僕の記事を読んでガッツポーズを決めていたらっくんちの中の人が目に浮かびます(ちょ)

最後の二人の目が合ったのは,デートの前半で目が会うと思わずをそらしまくったのと対比ですね。想いが繋がった後だから,もう照れたりしない。小野寺さんは究極の進化を遂げたのだ...。

で,クリスマスなんですが,作中ではいま「クリスマス」なんですよね。てことは千棘ママはまだ滞在しているはずなので,もそっと出番があると思いますよ。きっと最終ページが千棘から出てくるはずです(を)

 

Unknown (ayumie@昼休み)

2015-04-27 12:06:41

>ヒマジンさん

コメントありがとうございます。

古味先生はファンタジー作家というか,メルヘンチックというか,とにかくすごく繊細で情緒豊かな方なんだと思いますよ。ある意味『ニセコイ』の乙女な部分全ては古味先生の価値観から生じているのでしょうから。個人的にはこういうのも好みです。

言葉の告白がキャンセルされた時は「ハイ,いつものきましたー!」と思っちゃいますけれど,もう言葉なんて要らないんですよ。この二人の間は。そんなニヤニヤせざるを得ない展開を全力で楽しめたのであれば幸いです。

約束の女の子については,日を改めて結果発表しますんで。
すこしアンケート締め切りが過ぎた後,アクセスが落ち着いてから書こうかな,と思ったり。なんで,もうちょっと考えてみてくださいw

 

2度目の「忘れられない」 (mick)

2015-04-27 18:00:46

一つのシリーズの終わりに「忘れられない」というフレーズが使われるのは、2度目ですよね。

1度目は、あの屋上での「二人だけのロミオとジュリエット」の時です。

ただ、この時は「忘れられない文化祭が…」だったので、千棘とのアドリブ舞台もコミな感じはあります。が、このお話のサブタイトルがシュヤクで、屋上で主役を演じたのは楽さんと小野寺さんですから、この忘れられないも「二人だけのロミジュリ」がメインだと私は思っています。

(ただ、このサブタイは「今日の主役の桐崎さんじゃなーい!!」から採っているので、シュヤクは千棘だと思うこともできます)

でも、今回は誰が何と言おうと「小野寺さんと楽さん」の2人だけの「忘れられない」思い出です。

素直に読めば、1年の文化祭の時にはダブルヒロインだったのが、恋愛面(マジコイ)では小野寺さん
で決着したのだと思います。

 

Unknown (マル)

2015-04-27 19:23:20

はじめまして。いつも興味深く拝見してます。
今週も先週に続きニヤニヤが止まらない回でしたね!
楽さんはきっと小野寺さんにちゃんとプレゼントを買っていて、告白のタイミングで渡すのではないかと思っています。

先週から、小野寺さん好きの自分にはもの凄い感無量なエピソード続きだったので
思わず書き込んでしまいました…。笑

 

Unknown (yath)

2015-04-27 19:58:32

いつも更新お疲れ様です。

やりましたね!(感涙
先週に引き続き泣いてしまいましたよ…これがピンポイント花粉症…
一話内で二度の予想外の役者によるキャンセルにも関わらず、お互いに歩みを進めることのできた二人に感涙以外の何もありません。
今回好きなシーンはたくさんあるのですが、やはり一番は二人で手を繋ぐけど、隣同士で歩くことが出来ずに「手を引く」形で歩くことになって描写ですね。
この距離感こそが今の二人の距離感かなと思います。さぁ後は気持ちを伝えて隣に並ぶだけですね!(興奮
いやでも、最後に目があうシーンも捨てがたい…っていうか小野寺さん可愛すぎですね?いつも更新お疲れ様です(二回目

あと、マリー(が聡いのもあるけど)から見ても「いい雰囲気」に二人がなっている、というのも個人的にでかいかなと思ってます。
というかアレを見て気付けない千棘は一体…
とりあえず最高の形で初の長編が終わってくれたので何も言うことはありません。

というかいよいよニセコイ終わっちゃうんですかね…寂しくなる。
勝って兜の緒も締めなおして、しっかり最後まで見届けたい…というのは気が早いでしょうか(笑)

 

もう一つの「忘れられない思い出」 (mick)

2015-04-27 20:05:37

ayumieさんが記事中で書かれているように、10年前の思い出、昔の初恋は忘れられてしまった。それに対して、今の恋は忘れられないものになる。そんな対比なのだと思います。

これって、マリーの態度と同じなんですよね。マリーは登場のときのシリーズのヤマ場サンボンで、「昔の私を無理に思い出さなくてもいい、そのかわり、これからの私を見て欲しい」(意訳)と言っています。

そして、楽の頬にキスをして「…忘れられない思い出 一つ目です…♡」

マリーも、昔の恋より今の恋に生きる、そう宣言して、楽さんに迫っています。「約束の女の子」にこだわっているのは、千棘だけなんですよね。それが、ayumieさんの言う、千棘は恋に対して保守的ってところなんでしょうね。

思えば、このサンボンでも、このあと鍵持ち3人と楽さんの「屋上会談」があったんですよね。
そして、先のコメントで書いたシュヤクの時も、次のコレカラで4人の屋上会談がありました。
今回も、同じ4人で屋上で話し合っています。

「忘れられない思い出」が積み重ねられるたびに、屋上でこの4人が集まって、鍵と錠の約束の話をする。そうやってニセコイの物語は進んで来たとも言えるのでしょう。

そう考えると、今回、屋上につぐみと羽姉さんが呼ばれていないのも、これまでのニセコイを思えば、当然なのかもしれません。

 

「約束の女の子」 (紅姫)

2015-04-27 21:12:22

二度目の書き込みです。
いつも考察に感動させて貰っております。

「約束の女の子」が分かるポイントの一つに、
羽姉のセリフや行動もヒントに繋がると思っております。
羽姉は「約束の女の子」が誰か知ってるのでしょう。
だからこそ、千棘にライバル宣言したのだと考えると分かりやすいと思います。
過去の千棘を知っているからこそ、
今の関係がおかしい、妙だな(ニセコイ関係だと)と気づくのでしょう。
「楽ちゃんは、約束の相手が分かったら、その子を好きになるの?」
そう考えると、このセリフは意味深です。

今週号のこのセリフ、
楽「(まあでもとにかくオレは今回の事で改めて過去の約束がどうであれ小野寺への気持ちは変わらねぇって分かったわけだ
今さら約束の相手が分かった所で関係ねぇよな…!オレが好きなのは小野寺で…)」

このセリフからは、不穏な意味合いを感じさられます・・。
この先、楽には試練が待ち構えてると思います。
約束の女の子への想いが蘇り、今の気持ち(小咲への想い)とで葛藤する描写は必ず来ると思います。

大体他作品などのラブコメに出てくる、小さい頃約束した初恋の女の子と再会したら 、
「あなたは私を忘れてるだろうけど、私はずっと覚えてた」
「再会してもあなたに彼女が出来てたらと思うと怖かった」などと台詞があって、
「ああ…あの時の女の子が、こんなに綺麗になって、自分のこと覚えててくれたのか」
と盛りあがるのですが、
何一つ覚えていない千棘が実はその子であっても、
楽と小咲との今の想いには勝てないと思います。

>なぜ,約束の女の子は小野寺さんに絵本をあげたのか
これは想像なのですが、
「約束の女の子」は将来、楽が小野寺さんを好きになることを分かっていたのではないでしょうか?

 

ちとげエンド (ロートル)

2015-04-27 21:49:45

流れ読まないで・・・。

エイプリルフールの「ニセコイモノガタリ」に触発され、「化物語」を見直してて、ふと妄想ったのですが。

千棘が楽を好きなのは「(今も昔も)自分がピンチの時、必ず助けに来てくれる王子様」だからと思っているから。でもそれは正しくはなく単に「いつも人の事ばかり考えてて、困った人を見ると放って置けなくて、(以下略)」なだけで、たまたまトラブルメーカー(千棘)が近くにいるからトラブルシューターとして反射的に行動しているだけ。

小野寺さんは当然、他のヒロインズも楽の性質は把握していると思われるが、千棘は気づいてなさそう。

・・・で、自分は楽にとって特別ではないと知った時、どう思うのか。ガハラさんのようにはいかないだろうなぁ・・・などと。(以上、妄想終了)


とにもかくにも、楽にとって“女子”ではない唯一の“女の子”が小野寺さんなのだろうなぁということで。

 

Unknown (ayumie)

2015-04-27 22:31:46

>mickさん

コメントありがとうございます。

諸説あるでしょうが,「シュヤク」回の主役は小野寺さん。僕はそう思っています。無論,前振りとしての千棘に対するセリフも兼ねているのでしょうけれど,あの回のメインは小野寺さんと楽の二人きりのロミオとジュリエットだったと思いますから。

こうしてみると,小野寺さんと楽の間では「忘れられない思い出」が重なって,その結末が今回のエピソードということもできるのしょう。本物の恋,マジコイはここで決着がついた。僕もそう思います。

 

Unknown (ayumie)

2015-04-27 22:32:15

>マルさん

コメントありがとうございます。いつもご覧いただきありがとうございます。

楽のプレゼントどこいったんですかね。40分もあったのなら決める時間はあったと思うのですが。ただ,クリスマスプレゼントを外したとなると,渡しどころが難しいですね。

しかし言葉としての告白が無かったように,物としてのプレゼントがなかったとしても,それ以上の「忘れられない二人の思い出と絆」が二人にとってのクリスマスプレゼントになった。そんな風にも考えています。

 

Unknown (ayumie)

2015-04-27 22:32:34

>yathさん

コメントありがとうございます。

楽が言いかけた言葉は小野寺さんにとって二人の想いの「カクニン」であって,心の奥底では伝わっていた。だから,小野寺さんは勇気を出すことが出来たし,一条さんはそれに対して黙って答えることが出来た。そんなワンシーンを切り取ったのが,あの手を引く形での歩みになったのだと思います。

手を引く,という形をどうみるかですけれど,ある種,一条楽が小野寺さんを幸せにするために導く姿にも見えます。ちょっと飛躍した見方をすれば,結婚式で花嫁の手をとりリードする姿のようにも見えるでしょう。そんな二人の今後を示唆するような,素敵なシーンだと思いますね。

最後の目の遭うシーンは一条楽ならずとも悶絶する可愛らしさでしたね。この先あの笑顔を一条楽が独占するのかと思うと,微笑ましくもあり,一条楽がうらやましくもあります。なにはともあれ小野寺派の諸兄が待ち望んだ,ワンシーンではないでしょうか。

マリーは,恋愛面,とくに一条さんの恋愛に関することは敏感なので気づいたのでしょうね。客観的第三者に隠しきれないラブな空気...これまでを考えると感慨深いものがあります。

千棘はですね,きっと最後まで気づかないと思います。小野寺さんが千棘の気持ちに最後まで気づかないように,二人の間で事実が知れるのは全てのことが終わった後,「実はそうだったんだ」みたいな爽やかな空気の中で語られ,二人のヒロインの間で決着する,そんな未来になるんじゃないかと思っています。


ニセコイ』が終わるといっているのは,ぶっちゃけ僕とmickさんぐらいかもしれませんけれど,そう考えないと今回のエピソードは説明付かないんですよね。恋愛面で決着つけちゃいましたから,この先だらだらと通常運転に戻しても...。それならば一気呵成にお話の決着をつけてしまったほうが,綺麗にまとまると思うので。

以前は,ここから1年半ぐらいかけて千棘エンドにもっていくのではないかと考えていたのですが,どうにも千棘と楽の間に恋愛的強化が行われないこと,楽と小野寺さんの恋愛的結びつきが結着してしまったことを考えると,ここからいくら時間をかけても「説得力のある千棘エンド」を描くことは不可能であると考えざるを得ません。

仮に千棘が「約束の女の子」であったとして,その事実をもって逆転するかというと,それも今回のエピソードで明確に否定されてしまいました。もはや「約束の女の子」であることは「失恋フラグ」になっても,恋のプラスにはなりません。

そう考えると,結局のところこのタイトルとおり千棘と楽の「ニセコイ」とはなんだったのか,それを最後に綺麗に描いて終わりにするほうが,作品の主題にも沿いますし,全体の物語に矛盾無く終えることができる。そんな風に読み解くと,長々と連載が続く必要性が全く無いんですよね。なので,そろそろ畳みにかかっているんじゃないかな,というが僕の意見です。

 

Unknown (ayumie)

2015-04-27 22:32:45

>mickさん

コメントありがとうございます。

マリーの隠し持っている武器が何なのか,気になるところですが,それは「約束の女の子」ネタだとはちょっと考えにくいんですよね。

mickさんがおっしゃるとおり,マリーは11年前の恋ではなく「今の恋」で勝負しようとしているわけですよ。そのマリーが楽の気を引くために「約束の女の子」のネタを持ってくるとはちょっと思えない。なので,マリーの「アレ」とやらは,11年前の何かに関係しているかもしれないけれども,根本的には今マリーが持っている武器で戦うことを示しているように思います。

で,屋上会談ですが,前回は羽姉さんも鶫も参加したのに,今回は不参加でしたね。前回はその全員が11年前に関わっていたという事実が明らかになっただけで,「忘れられない思い出」が加えられたわけでは無かったですから,そういう点で違いが出たのかもしれませんね。

もっとも,それ以外の事情もありそうな予感がしておりますが...(にっこり)

 

Unknown (ayumie)

2015-04-27 22:33:08

>紅姫さん

コメントありがとうございます。

羽姉さんが約束の女の子の正体を知っている可能性は高いと思います。彼女は鍵持ち4人の中では11年前の出来事を一番覚えていると思われる人物ですから。

それから,羽姉さんが千棘と楽の間柄を「ニセコイ」と見抜いた理由。表面上は仲の悪い両組織が争っていないのが変だから感づいたことになっていますが,もう一つ理由がありますよね。ここでは書きませんけれど。

そしてもうひとつ。「約束の女の子」が楽が小野寺さんを好きになることが分かっていた。いいところ突いていますよ。大体正解だと言っておきましょう。



さて,それと「約束の女の子」が誰であるか分かったら,楽が葛藤するかという問題はちょっと切り離して考えたいと思います。

個人的には楽は(恋の選択という意味では)葛藤しないと思います。
楽はずっと小野寺さんこそ約束の女の子だと願っていましたが,今回のエピソードでその可能性は一旦否定されました。ですが,その事実をもってしても,いや,そもそも約束のことを思い出す以前から,一条楽は小野寺さんが好きだった。それが今回のエピソードで,昔の恋よりも今の恋という「選択」をし,その結果二人の思いは「通じ合った」わけです。

ですから,いまさら「約束の女の子」が誰か分かったところでそれをもとに葛藤するのは前後不一致になりますから無いと思います。ただ,「約束の女の子」のもつ事情や,「約束の中身」が無碍に扱えないような内容であった場合,人としてどのようなケアというか,サポートというか,「約束の女の子」の楽に対する想いをどうやって「昇華」してあげるのか,という葛藤はあると思います。

ただ,繰り返しになりますが,「約束の女の子」自体は過去の恋であり,思い出であり,それよりも「今の恋」を優先するという決断を下していますし,それは小野寺さんが約束の女の子ではなかったと分かっても変化していません。ですから,恋愛的決着はもうついている。それは間違いないと思っています。

 

Re:ちとげエンド (ayumie)

2015-04-27 22:43:31

>ロートルさん

コメントありがとうございます。

千棘にとって楽が「自分がピンチの時,必ず助けに来てくれる王子様」である。いいところ突いていると思いますよ。

千棘は楽と恋人同士になりたいのかと自問した時に,「こいつと一緒にいたいんだ」と結論付けていますよね。これが千棘と楽の関係性を表しているのだと思います。いつも一緒にいる,という意味ではマジコイだろうとニセコイだろうと同じです。だから,千棘は一歩進めて「マジコイ」に進まなかったし,進めなかった。いざ進めてみようと思っても,受動的なその姿勢から伝えきることが出来なかった。

今回,マジコイのほうはほぼ決着がついてしまい,千棘の出番はなさそうに見えます。でも,思い返してください。千棘にとって一条楽とは常に側にいてほしい存在,そして自分が困っている時に助けてくれる存在です。

そういう存在としての一条楽と桐崎千棘の関係性は,特段「恋愛的なつながり」じゃなくても成立するんじゃないでしょうか。仮に小野寺さんと楽が結ばれて将来的に結婚したとしても,そういう関係性はありうるんじゃないでしょうか。

いまはそれがどういう関係性か,僕の想像は述べませんけれど,千棘と楽の「ニセコイ」の結末は,そんな風に描かれるんじゃないか。そう思っています。

 

おひさです (しまうまと醤油)

2015-04-27 22:58:57

しばらくぶりでございます.少佐です.
みなさんガッツリ書いておられますので,僕からは軽めに,今週のニセコイ読んでて思ったことなど・・・

その①
神様っているんだなぁー,あの二人(´・ω・)カワイソス…

その②
(え!? まさか本当に・・・?)と頬を染めながらイケナイ妄想を膨らませるハルちゃんが可愛かったです.

 

Unknown (ビバっち)

2015-04-27 23:08:13

いやあまさか今回も告白キャンセルが行われるとは思いも寄らなかったなぁ(棒)

・・・はい、ごめんなさい。前回の話のコメントであんなことを書いたにもかかわらず今回も告白キャンセルが行われるんじゃないかって心のどこかで思っていました。ただayumieさん同様あんな形で告白キャンセルが行われるとは思いもしませんでしたけど。それにしても今回の話では遂に2人の間で暗黙だけれど気持ちが通じ合ったね。さあ後はその気持ちを言葉にするだけだね。と言いたい所だけど、その時が一体いつになるのかと不安になってきました。今回楽と小野寺は「今の恋」を選ぼうとしたけど、その気持ちを伝えるキッカケが「昔の思い出」だったわけです。ただそれも絵本のことでもしかしたら違うかもと思ってしまったわけですが、いくら気持ちが通じ合っていてもこれは中々の痛手じゃないかと思います。ただでさえこの2人は中々1歩が踏み出せないのに、ようやく得たキッカケを失ったという意味では今回もキャンセルだと僕は思います。その他にも約束のことなとで思うことは色々ありますが、今回楽には自分の気持ちは思っているだけではなくちゃんと言葉にして伝えなきゃ駄目だと言ってやりたいです。

また、今回想いを伝えるキッカケが「昔の思い出」だったことから、無意識でも楽は「今の気持ち」と「昔の気持ち」を完全には分けられていないんじゃないかなっていう印象を受けました。千棘派としてはどうせならそんなキッカケすら関係なしに告白した方がいっそのこと清々しいとすら思えてきました。

 

Unknown (ayumie)

2015-04-28 01:53:04


>しまうまと醤油さん

コメントありがとうございます。お久しぶりです。

恋の神様の妨害は一見通じたようで,通じてない。なぜなら二人の心の奥底ではきっちり気持ちが通じているから。なので全然問題ないぜ(ん)

それから春ちゃんの反応,乙女の心情が出ていましたね。
気持ちの整理がつかないのは,やはり告白を経ていないからなんでしょうねえ。春ちゃんのターンもあるのでしょうか...。

 

Unknown (ayumie)

2015-04-28 01:53:30

>ビバっちさん

コメントありがとうございます。

僕の見解は少し違って,二人の中では「昔の思い出」をキッカケにしたのは本当に最初の口実だけで,二人が「今の恋を選ぶ」と決めた時にはもう「昔の思い出」はゴミ箱に捨ててしまったんですよ。そう,鍵と錠が廃品回収業者に回収されていったように,二人は「昔の思い出」はそれでいいと判断したんです。

ですので,二人の今回の選択は,「昔の思い出」に基づくものではない。
楽自身はもう,「今の気持ち」で判断したのだから,この判断は決して揺るがない。

ですので,僕の見解としては,楽はきちんと昔と今の恋を「切り分けて」判断した。そう思っています。

 

Unknown (平々凡々)

2015-04-28 03:08:30

今回のクリスマス編個人的には最高レベルの話でした
今までダントツで好きだったオハヨウに勝るとも劣らない
キャンセルについてですが今までが今までの所為か予想が酷すぎた所為で全然気になりませんでした(笑)
私が考えてたキャンセルは転倒直前にトラブルで停電とか
いざってときにたまたま来てた桐崎親子とばったりとかだったんで(ひでえ)
私的に素晴らしいと思ったのは行動が小野寺さんからじゃ無かった点ですね
告白も楽から、袖をつかんだのは小野寺さんですがそこから手を握ったのは楽ですし
やっぱり男から決めるのはみてて気持ちがいいですね
特に今まで小野寺さんの努力が多く描写されていたので楽に対して「もっと頑張れよ!」とフラストレーションがたまることも多かったので。次こそは決めてくれるでしょう
そう。通じた気がしたではなく通じ合ったになることを願って
しかしデート中の小野寺さんの表情もよかったのですがやっぱり幸せのあまり顔面崩壊並みに緩んでいる小野寺さんの顔は最高でしたどんだけ幸せなんだと

とまあ今の恋を選んだ二人ですが個人的にはおそらくこのまま終わることは無いのではないかと踏んでいます
順風満帆と見せかけて一回落とすのは物語の定石ですし。
楽が今と過去を比較して今を選んだのはいいのですが問題は昔を忘れていると言うことです。これでは本当の意味で選択したことにならないのではないかと思っています。なので楽が昔の記憶を全て思い出して考えた上で小野寺さんを選んで欲しい。そう思います
その過程で楽は迷ったり、同情の念などで過去を選びそうになる展開もあるのかなと思っています(そこで集が背中を蹴っ飛ばすみたいな?)
最近のニセコイは長編の連続で日常回に戻らないので物語をたたみ始めているのかなと思っているのですがどうなんでしょう?
なんにせよ次回以降のマリーの行動も楽しみです

 

Unknown (平々凡々)

2015-04-28 03:36:59

千棘のことに関して同感です
以前楽が千棘の「約束の女の子が好きか?」と言う質問に対して「好きだ」と答えた所為かも知れませんが千棘はやたら約束の女の子にこだわっています
今回もそうですが。記憶喪失回も(瞳の色で一喜一憂してるのが典型)
なので小野寺さんと千棘では恋のスタンスが真逆なのではないかと以前から思っていました
小野寺さんが積極的(能動的)で千棘が消極的(受動的)
千棘が約束の子にこだわっているのもそれが確定すれば自動的に楽が自分を好きになってくれることが確定するからだと思います。
更にオタメシの回でもそうでしたが結論がいつか告白したくなった時に告白しようという、自分から気持ちを伝えるのにあまり積極的ではないような結論を出していますし羽姉の宣戦布告回の反応も真逆でした
これはやはり古味先生がわざと対比させていると考えるべきなんでしょうか?

それにしても楽と小野寺さんが今の想いが大切だと結論を出した中未だに千棘だけが約束の女の子に固執してる上に約束の女の子である可能性が消えてないことに安堵していますが、ここの描写を見ると3人の温度差が酷いことになってるような気がします

マリーに関してですが個人的には両片想いなのは気付いていたけどその状態を維持したまま変わらなかったのが明らかに様子が変わったので焦っているのではないかと思います。何を企んでいるのか楽しみであると同時に怖くはありますが(笑)

 

Unknown (ayumie@昼休み)

2015-04-28 12:27:25

>平々凡々さん

コメントありがとうございます。

あんまり荒ぶっておられないので一安心です(笑)
まあ表向きのキャンセルなんてどうでもいいんですよ。大切なのは起こった出来事の本質ですからね。そういう意味で「小野寺エンド」に達したと言ってもいい内容だったと思います。

今回,楽が主体的に行動した部分も良かったですね。ハーレム気味に好かれていたとはいえ,自分の気持ちとしては小野寺さんイッタクを貫き通していたのに,小野寺さんに対して主体的な行動に結びつかない(結びついていてもヒロイン側からは見えにくい)事が多かったわけです。

それが今回は楽の自発的な行動を伴いましたから,一種の「安心感」があるんじゃないでしょうか。やっぱり楽は小野寺さんが好きなんだと読者にもはっきり示されていますから。

今後ですが,もちろんすんなり終わりではないでしょう。いくつかの山場においては,「一条楽はなにを悩んでいるのだ?」と見えるようなシーンも入るかもしれません。しかし,根幹の部分でしっかり今回気持ちが「通じた」ので,まあ大きく構えていればよいと思いますよ。小野寺さんと楽の恋愛については。


今後ですが,僕の見立てでは各ヒロインとの関係性を整理する長編エピソードが巡回し,小野寺さんと楽の間でちょっとした試練があり,それでも小野寺さんを最終選択する。その後に千棘と楽の物語を閉じて終わり。何だと思っています。

息抜き的に集×るりが入るかもしれませんが,基本的には日常回はほとんど無いのではないか。そう思っています。

 

Unknown (ayumie@昼休み)

2015-04-28 12:29:35

>平々凡々さん

こちらもコメントありがとうございます。

小野寺さんと千棘の恋愛観が真逆なのは意図的に描いていると思います。と同時に,桐崎千棘という,一見活発で積極的に見えるヒロインが,実は長保守的な乙女だったんだよ,というニュアンスを出したいのだと思います。

おっしゃるとおり,現状,三人の関係は小野寺さんと楽に大きく傾いています。その前の「テンコウ」において,楽は千棘との関係性を整理してしまっているので,なおさらです。そういう意味では『恋愛物語』としてのニセコイは既に小野寺エンドで終わっているわけです。

一方,整理できていないのは千棘の側です。最終的には「桐崎千棘にとって一条楽とは何なのか,彼とどういう関係性を今後結んでいきたいのか」というのが『ニセコイ』という物語の真のエンディングなのでしょう。


マリーに関しては,仰るとおり両片思いであることは知っていたが,二人が接近しないので安心していた部分が大きいのでしょう。マリーの「奥の手」が何なのか分かりませんが,これまで描かれてこなかったマリーの真相―なぜマリーは登場し,一条楽との恋物語に参加したのか,その本質が描かれるのではないかと思っています。

 

意外に皆同じ? (ヒマジン)

2015-04-28 19:47:45

コメントがピタクリと止まってますね

本日の答え合わせ(約束のコ)を今かと待って、一斉に押し寄せて来そうですよayumieさん(笑)

 

答えあわせの件 (ayumie)

2015-04-28 20:38:02

>ヒマジンさん

コメントありがとうございます。
アクセス数はあるんですけれどね。

すいません,答えあわせの原稿が用意しきれていないので,最後に件の投票システムに僕が投票するか,ブログのコメント欄に書く形になるかもしれません。あの投票システム,コメントの文字数があんなに少ないとは知らなかったんですよ。皆さんには申し訳ないことをしました。

今日公表できるか分かりませんが,まあ気長にお待ちください。

 

Unknown (きゃんきゃん)

2015-04-28 21:45:17

すみません間違えて同じコメントを二回投票してしまったんですが、大丈夫でしょうか?

 

Re:Unknown (ayumie)

2015-04-28 21:47:45

>きゃんきゃんさん

大丈夫ですよ。分かりますから。
今回は票数競っているわけじゃあないので。

 

Unknown (茶の間)

2015-04-29 01:40:20

解答編読ませていただきました。なるほど…。同じような理由で、私は8番の"この中にはいない"別の女の子なのではないかと考えていたんです。羽姉さんが最初に教室に来た時の小野寺さんに対する意味ありげな視線の理由を考えてみた時に、実は10年前から楽は小野寺さんのことが好きだったのではないかなと思ったんです。それは、楽自身は自覚していなかった感情で、約束の女の子(Aちゃんとする)と交わした結婚の約束は、楽にとってはただ絵本になぞらえて行った、ごっこ遊びのようなものだったのではないかなと思ったんです。

Aちゃんと楽が丘で出会う→小野寺さんや千棘たちとも仲良くなる→みんなで遊ぶようになる→絵本をみんなで回し読む→楽は次第に小野寺さんに惹かれていく(自覚なし)→Aちゃんと羽姉さんはそれを感じ取る→お別れが近づいた頃、Aちゃんは楽と二人で絵本にあった通りの約束を交わす→ほかの子たちも呼んで楽からみんなに鍵を渡し再会の約束を交わす→Aちゃんは遠くの地に引っ越すかなんかする。みたいな。(最後の曖昧ですみません。笑)

一緒に過ごすうちに楽のことを好きになったAちゃんは、楽が小野寺さんに惹かれていっているのを感じ取り、絵本を小野寺さんに譲り渡したのではないかなと。失恋を悟り、そっと身を引いた。けれど最後の別れの前に、形だけでもいいから自分と楽の思い出の絵本であるあの絵本の内容に沿って、約束をする"ごっこ"をしたのではないかなと。

ただ、解答編を読ませていただいて「約束の女の子が誰なのかわかったら~」という羽姉さんのセリフの重みということで考えると、なるほど…なるほど…という感じでした。。なるほど…。

 

Unknown (ブルレッド)

2015-04-29 01:53:33

楽は10年前から小野寺さんのことが好きで、でも"約束"の女の子は羽さんだった っていうことですか?

 

Unknown (きゃんきゃん)

2015-04-29 02:17:17

なるほど…絵本の並び方…なぜ今まで気づかなかったのだろう…

約束の女の子は、羽姉さんが有力であるというのは、前々からこのブログ内で話題にのぼっていましたが、今回こういう機会を頂いたので、もし、羽姉さんがではなかったらを考え、

約束の女の子は、楽の頭のなかで作り上げられた説

を考えたのですが、これだとやっぱりおかしいですかね。

学糾法廷並みに僕を打ちのめしてくださると幸いです。

 

正解は羽姉さん (mick)

2015-04-29 09:18:23

私が、解答欄の字数に合わせて解答するとこんな感じでしょうか。

「約束の女の子は想いを託すために小咲に絵本が贈った、つまり、楽が小咲を好きだと気付いていた。10年前の楽の気持ちを知っていた描写があるのは、マリーと羽。マリーは絵本の移動を知らなかったので、羽に決まる。」

今回、「小野寺さんのところにある」絵本が、もともとは「小野寺さんの物ではなかった」ことが示されたので、
もう「約束の女の子は羽姉さん」でいいのだと思っています。

まあ、上記は私の推定ですから、本当のところは分かりませんけどね。

ただ、今回も鍵となった「楽ちゃんは その約束の相手が誰か分かったら その人の事を好きになるの?」を口にしたのが羽姉さんであること、センゲンが千棘に対して行われたこと、を考えると、これで矛盾はないと思っています。

 

コタエアワセ (ヒマジン)

2015-04-29 11:15:58

ayumieさん集計ご苦労様です。

やっぱり皆さん気になってアクセスしてたって所でしょうかw
意外に千棘ちゃん説多いんですね

羽サンファイナルアンサーは「こうだから」ってのは反論無いんですが
何故10年前の時点で諦めたんでしょう?
その後も楽の所に戻ろうとしてますよね
センセになって同居して迫ったりw
姉だと告げられても諦めないと言っている行動だけは矛盾してる気がします

 

はじめまして (chel)

2015-04-29 11:23:18

はじめまして。
「テンコウ」あたりでこのブログを発見して以来、読ませていただいてます。
展開をしばしば的中させておられ、いつも感心しています。
小野寺派としては、勇気づけられます。

ところで、今回の約束の女の子の回答については、なるほどと思う反面、疑問が湧いてくる面もあります。

千棘の母親の回想によれば、絵本は千棘の手元にあった時期もあるはずなんですが、
千棘→羽→小野寺、ということなんでしょうかね。
だとすると、人の物をさらに他の人にあげたりするものなのかな、というところにやや疑問を感じます。

また、羽は楽とこの時期(皆と過ごしたひと夏)に出会ったとするならば、その後、かなり近い時期に凡矢理市で再会して幼馴染として過ごしたことになると思うんですが、再会を約束した女の子とかなり近い時期に再会して、(楽が)気づかなかったというのは腑に落ちません。


僕は、約束の女の子は千棘なんじゃないかと思います。
千棘が鍵の存在すら忘れていたのは、忘れたくなるような思い出とセットだったからなのでは、という気がします。

ここからは、僕の妄想ですが、
11年前も楽と千棘は、ヤクザとギャングが仲たがいしないための「ニセコイ」関係にあり、それでも千棘は楽のことが好きになってしまったが、楽には、小野寺という両思いの女の子がいた。そのことに(別れの日に)気づいた千棘は、怒って日記も書くのを止め、鍵をしまい、その存在を忘れた。
絵本は小野寺に譲ってしまったが、思い出の最終ページだけは譲れなかった、というのはどうでしょうか。
現在行われているのは、11年前の夏に起こったことの再演だという予想です(笑)。

 

Unknown (初コメ)

2015-04-29 11:54:45

投票でも書かせてもらいましたがやはり1年前のayumieさんの考察は的を射ていたわけですね!

 

何度も諦めようかと思ったわ (mick)

2015-04-29 12:47:09

126話センゲンの中で、羽姉さんはこう言っています。

その諦めようと思った1度目が、あの夏の終わりで、その時に小野寺さんに絵本を託したのだと思っています。

120話のシリタイで楽さんに「10年前に一月くらい一緒に旅行に行ったことはねぇか?」と訊かれたとき、羽姉さんはその問いには答えていません。

おそらく「一緒に行って」はいないから。

そう考えれば、あの夏が、楽さんと羽姉さんにとっても、出会いの時だったことが分かります。

おそらく、「月の下で絵本を読んでいた女の子」で「楽さんにペンダントを渡した女の子」は、羽姉さんでしょう。

しかし、錠と鍵の約束は、楽さんと鍵持ち4人全員で交わした約束なのだと思っています。「じゃあ他の子達もそうなのかな?」と羽姉さんが言ってましたから。その意味では、マリーも千棘も小野寺さんも「約束の女の子」であるはずです。


ただ、これはこれまでのお話を読んでの推測であって、ネタバレではないので、そんなに信用しないでください(笑)

そして、いずれ古味先生が「本当の答え」が描かれるときに、「え! そうだったのか!」といって驚くために話半分程度で忘れてしまうことを、私はお勧めします。

 

Unknown (ayumie)

2015-04-29 13:03:32

>茶の間さん

コメントありがとうございます。

羽姉さんが小野寺さんを意味深に見たのは,当然,「楽の隣にいる女性かどうか」を見定める為です。言い換えれば,「10年前,楽が好きだった女の子」=小野寺さんと知っていたということでもあります。

ただそう考えてしまうと,謎のA子ちゃんを持ち出さなくても,羽姉さんが「約束の女の子」(=丘の上で絵本を読み,楽によって絵本を書き換えられた子)であると考えてしまったほうがスムーズですよね。実際,茶の間さんが書かれたA子ちゃんの内容は,「羽姉さんはそれを感じ取る」という部分を取っ払えば,そのまま羽姉さんのやったことと一緒です。(最後,遠くに行ってしまうところまで)。などと思ったり。

 

Unknown (ayumie)

2015-04-29 13:04:12

>ブルレッドさん

コメントありがとうございます。
お名前はレッドブルとの関係性が微レ存なんでしょうか?

そうですね。楽は「約束の女の子」とも小野寺さんとも,他のヒロインとも何らかの約束をしたのは確かなんでしょう。ただ,当時好きだったのは「小野寺さん」で,「約束の女の子」(=羽姉さん)はそれを知っていた。そういうことなんだと思います。

 

Unknown (ayumie)

2015-04-29 13:04:37

>きゃんきゃんさん

コメントありがとうございます。

「約束の女の子」のイメージがごっちゃになっているというのは僕も考えました。が,こうしてみると羽姉さんで全部整合性があってしまいます。なにより,羽姉さんから「約束の女の子」の役割を奪った場合,何の役割を担う為に登場した人物かわからなくなります。

小野寺さんはマジコイ。千棘はニセコイ。マリーは...これから明らかになるのでしょう。羽姉さんの役割が,ただの水先案内人で無いとすれば,約束の女の子という位置づけを持って不思議ではないと思います。

なにより,「約束の女の子」であることは,羽姉さん自身が述べたように,「振られ役」になるわけです。それをダブルヒロインの一角である千棘や,特殊事情のあるマリーに振らず,後から登場し,固定ファンも少ない羽姉さんに振ることで,それぞれの推しファンがいるキャラのダメージを少なくしようとした。そういうことも考えているのではないかと思います。

(残念ながら,全部mickさんの受け売りです)

 

Unknown (ayumie)

2015-04-29 13:04:50

>mickさん

コメントありがとうございます。

ドヤ顔で書いておいてなんですが,僕はmickさんがディスカッションの中で示唆してくれたことを再構成しただけなので,実質的にこのネタの著者はmickさんですね。僕はたんなる編集者ですよ...。

それと,解答欄への文章のまとめ方も綺麗です。mickさんには本当に敵わんわー(謎弁)

センゲンが小野寺さんではなく千棘に行われたのは,ラスボスの小野寺さんに挑む立場として,共闘者として戦う為のものですからね。

 

Unknown (ayumie)

2015-04-29 13:05:29

>ヒマジンさん

コメントありがとうございます。

普通に読み解くと,千棘と羽姉さんまでは絞り込めるんですよ。
で,「何かの約束をした」,「貴方の名前は?」と尋ねた,「お別れで楽と離れる必要があった」という事情を考えれば千棘にも当てはまる。

さらに言えば,「日記が突然書かれなくなった」のは,楽には他に好きな人がいて,それを知ったショックで日記が書けなくなった,ということも考えられる。ですから,そのために千棘が自分の想いを小野寺さんに託す為に「絵本」を託したという可能性はあるんです。

ただ,問題は千棘は小野寺さんと楽が両片思いであるという事実に全く気づかないという点です。幼少期,それに気づく人間が,今気づかないと言う事があるだろうか。また,幼い頃にすでに「楽に振られた」という事実を深層心理を知っていてなお,楽を好きになったり,小野寺さんの気持ちに気づかないということがあるだろうか。そう考えてしまうと,どうしても千棘は除外せざるを得ない。


で,羽姉さんが10年前諦めた理由です。
正確には,絵本が渡ったのは10年前ではなく,自分が転校する8-9年前かもしれませんが,楽さんの心の中には小野寺さんがいることは知っている。そして自分は楽のそばか離れなければならない。自分がいない間,楽が小野寺さんと結びつく可能性は高い(きっと,小野寺さんも楽が初恋の人であることを感じ取ったのでしょう)。

となると,自分の「楽が好きだ」という気持ちを相思相愛の片割れである小野寺さんに預ける決意をした。ともに同じ人を好きになった女の子として。自分のいない間,一条楽を支えてくれる人として想いを託した。それが10年前に諦めた理由です。

それが戻ってきてみれば,小野寺さんは楽とまだ結ばれていなかった。「楽の隣は一応空いている」状態です。二人が完全に結びつけば諦めるけれども,結びついていないうちは自分の想いを自分で捨てる必要はない。だから,絵本は小野寺さんの下に残っていても,「託した思い」は返してもらったのでしょう。

なので,あらためて楽に対するアプローチを始めた。それがアタックが再開した理由ではないかと。

 

Unknown (ayumie)

2015-04-29 13:06:54


>初コメさん

コメントありがとうございます。

ははは。あの頃はそんなに筋道たった論考ではありませんでしたが,偶然答えは一緒だったということなんですかねえ。まあ,ラッキーパンチということで。

 

千棘でもありじゃないかと… (ビバっち)

2015-04-29 13:13:51

僕は今回のクイズの結果を見て、逆に千棘はどうなんだろうと考えた結果ある1つの説が浮かんできました。もしも千棘の場合、小野寺に絵本を託した理由があるとすれば、当時の仲の良さから自分はもう日本にはいないけど、この絵本は小咲ちゃんに持ってて欲しいからという理由で託すことができる、つまりは千棘と小野寺の間で友情的な意味合いで行われたんじゃないかって思います。そもそも約束を果たすだけなら必要なのは鍵とペンダントで、絵本はあくまで約束をなぞらえるための物なら、千棘が小野寺に絵本を託すのは別におかしくはないし、千棘と小野寺が特に仲がよかったのは羽姉さんの証言がありますし、楽と千棘の間で鍵とペンダントが渡されたとして、小野寺には何かなかったのかと考えたときに千棘が小野寺に絵本を託したのではと思いました。絵本を託す理由としてayumieさんの理由でもおかしくはないけど、少し未来予知じみた感じがして出来すぎてるような気もすると思いました。

また、仮に千棘が約束の女の子だとすると、羽姉さんのライバル宣言は約束のことは一切出さずに正々堂々勝負しようという意味で言ったのではないかと思います。楽の気持ちはどうであれ、ヒロイン側からしたら自分が約束の女の子だと知ったらそれを利用しない理由はありません。けれど羽姉さんはそれを勝負に持ち込むのは平等じゃないと思い、あのライバル宣言をしたんだと思います。もし千棘が約束の女の子だとしても、あの言い方ならまさか自分がそうだとは思わないだろうし、そんな宣言を自分からしたのは、千棘が約束の女の子だと悟らせないようにするためにああ言ったのではと思います。これらのことから、約束の女の子は千棘という線も羽姉さんという線もまだ残ってるのではと思い、僕は今回クイズには参加しませんでした。

 

Re:何度も諦めようかと思ったわ (ayumie)

2015-04-29 13:50:38

>mickさん

コメントありがとうございます。

ご意見に関して,僕としては異論ありません。推論としては筋が通っていると思います。特に120話における問いかけから,楽と羽姉さんが約束の地で初見だったとする推測は,辻褄が合っています。

まあ,あれこれ予測まじりの回答にはなりましたが,本当の答えは古味先生が描いたものですから,それを純粋に楽しむほうが本筋なのでしょう。真実が分かるのはそう遠い日ではないと思っています。

 

Re:千棘でもありじゃないかと… (ayumie)

2015-04-29 13:51:38

コメントありがとうございます。

もちろん,ビバっちさんの予想でも一応「話は通る」ので,ここで敢えて否定はいたしません。

小野寺さんの鍵は楽から貰ったことが明らかになっていて,そのとき千棘が立ち会っていたことまでは推測できています。

(関連記事)『ニセコイ』 謎解きは告白の後で : 約束の女の子は誰なのか

それをみて,千棘が自分は小野寺さんに絵本を渡したという可能性は,絶対に無いとは言い切れない。(まあ,自分の好きな思い出の男の子が書き換えた絵本を譲る心理はちょっと測りかねますが)

そういう細かい部分は抜きにして,ビバっちさんのようなストーリーも理論上は有り得ます。今現在出ている確実な情報からは,千棘か羽姉さんのいずれかが約束の女の子である,ということですから。


ただ,羽姉さんのライバル宣言が「約束の女の子であることを悟らせない」というのは疑問を抱きますね。羽姉さん自身が述べているように,「約束の女の子」であることは,楽の今の気持ちと比較する時の当て馬,振られ役であることを羽姉さんは認識しているわけですから,それをライバルから隠そうとする意味がちょっと無いように思いました。

 

Unknown (茶の間)

2015-04-29 14:30:56

Aちゃんを羽姉さんに置き換えてもう一度自分の書いた考察を読んでみました。確かにー!ほんまやー!ってなりました(*゜ー゜)←

以前読んだ「羽姉さんは4本目の鍵の正当な所有者ではない説」で受け衝撃が忘れられず、影響を受けまくってしまいました(笑) ただやっぱり、初めての出会いがあの丘での夜だったにせよ、約束の女の子が羽姉さんだったとして、幼少期を同じ家で共に過ごしたというのがどうしても気になってしまいます。そんな子のことを、どうして今の楽は忘れてしまっているのでしょうか。小野寺さんや千棘は、あの夏以来実際に"お別れ"したので忘れてしまっていてもおかしくはないと思うのですが、その後何年間か生活を共にした羽姉さんのことをそんな風に忘れてしまうでしょうか?

 

Unknown (Unknown)

2015-04-29 19:43:57

初めて投稿させていただきます。
現実逃避さんが導き出した約束の女の子の正体についての考察についての考察について疑問が出てきたので質問させてもらいます。
考察によると、"約束の女の子は、初恋と楽に対する思いを託すために小野寺に絵本を託した"と書いてあります。
しかし、こうなってしまうと楽と約束の女の子が"結婚しよう"と言う約束をしたことと矛盾しますよね。確か、その約束をしたのは、楽と別れる前でした。
そこはどうお考えでしょうか?

 

Unknown (ayumie)

2015-04-29 19:59:34

>chelさん

コメントありがとうございます。はじめまして。
一旦お返事したはずなのですが,手違いで旨く投稿できていなかったようです。

さて,絵本についてですが,羽姉さんの絵本が千棘のものと同一か否かという点については確固たる証拠はありません。件の絵本もまたISBNのついている絵本ですから,手製本ということでもなさそうです。となると,今は入手できなくてもその当時は普通に入手できる絵本だったのでしょう。そうなってしまうと,絵本が千棘から羽姉さんに流れていったのか,単に絵本の所有者がたくさんいるのか,これはなんともいえないことだと思います。今後の描写を待つしかないですね。


また,羽姉さんとであった後に,楽が羽姉さん=約束の女の子であることを忘れるというのは普通なら「ない」のですが,楽と千棘と小野寺さんに限って言えば,三人は約束の地での出来事の記憶がありません。ですので,約束の地での出来事の後,楽が一旦記憶を失ったのだとすれば,再会した羽姉さんの顔がわからなかったのも無理からぬことなんじゃないかと思います。

まあ,そのロジックを使えば,千棘が約束の女の子であり,ショックなこと(楽の好きな人は小野寺さんだった)ということがわかり,その想いの絵本を小野寺さんに渡す。その後,3人の記憶が失われたため,千棘は小野寺さんに絵本を渡した記憶がない。まあ,そんなあらすじを作ることは不可能じゃありません。

ただその場合,羽姉さんの台詞は「千棘(=約束の女の子だった場合)がいずれ楽に振られることは決まっている」と宣言したに等しいので,そういう描写を古味先生がするのかなあ,という気はしなくもないです。

 

Unknown (ayumie)

2015-04-29 20:00:41

>茶の間さん

コメントありがとうございます。

楽が羽姉さんを忘れてしまった理由は,chelさんへのお返事に書いたとおりです。約束の地での出来事の後,楽は何らかの理由で約束のときの記憶を失い,その後に羽姉さんと再会した。なので気づかなかった。

楽たち3人が記憶がないのはこれまで描かれていますので,あながち荒唐無稽とはいえないのではないかと。

 

Unknown (ayumie)

2015-04-29 20:23:56

>Unknownさん

コメントありがとうございます。

さてと。そこなんですよね。
ちょっと考えてみたのですが,一つは「約束の相手が違う」説。もう一つは「約束の意味が違う」説というのを考えてみました。


「約束の相手が違う」説

一条楽が絵本とモチーフに錠と鍵をつかった約束を行ったのは,必ずしも「約束の女の子」だけではありません。少なくとも羽姉さんとマリーは約束したことを覚えていますし,千棘も日記の中で「約束をしよう」と書いています。小野寺さんは「そんなこともあったような」という記憶レベルですが,約束したようです。

したがって,「錠と鍵」の約束にはいくつかのパターンがあり,「結婚しよう」の約束をした女の子(少なくともマリーがそうです)と,羽姉さんと交わした約束がごっちゃになって表現されている可能性です。

つまり古味先生自身が,4人の女の子との別々の約束を意図的に同じ人物の絵柄(約束の女の子の姿)を用いて表現している。その結果,読者からは結婚の約束をした女の子が誰だか特定できないようになっている。そういう可能性です。むろん,それは約束の女の子が誰か特定させないための技法です。

それであれば,羽姉さんと行った約束は「結婚」とは限らず,冒頭のシーンは羽姉さんではない女の子との約束のシーン(無論ミスリードするためですが)とみなせば,一応矛盾しなくなります。


もう一つ。「約束の意味が違う」説。

つまり,羽姉さんが楽に対して求めたのは,この先ずっと「家族」でいてほしいという願いであり,それを端的に表現するために「結婚」(すれば家族になれるので)という表現を深く考えず羽姉さんと楽が用いたという考え方です。

この場合,冒頭のシーンはやはり羽姉さんですが,「結婚」のもつ意味が恋愛的な意味ではなく「ずっと家族でいてね(そばにいてね)」という約束だったという解釈です。事実,羽姉さんが楽に求めているのは愛情もさることながら,いつもそばにいてくれる家族としての気持ちがあることは描かれています。そのように解釈すれば,まあ暴徒のシーンをクリアすることはできます。


個人的には,前者の説の方がとりたいような気がします。

羽姉さん,千棘,小野寺さんとの約束は実のところ明らかになっていません。唯一マリーは結婚の約束だとわかっていますが,いまのところあるのはマリーの言葉だけです。おそらく,楽とヒロインたちの約束の中身は,絵本をベースにそれぞれの人間関係性を若干反映させたものなのではないかと想像しています。

羽姉さんとは「家族」になる約束。千棘とは「ずっと一緒にいる約束」。小野寺さんとは「結婚の約束」。マリーとは,結婚の約束ということになっていますが,重婚という概念がない幼少期ならそういう約束もあるかもしれませんし,あるいは「ずっと友達でいる約束」だったのかもしれません。

そんな風に,それぞれのヒロインと楽との約束の出来事を,「約束の女の子は誰か」明らかにしないために,すべてをあの4人の誰とも判断できない「約束の女の子」の姿で描いてきたのではないでしょうか。そうであれば,第1話冒頭のシーンは小野寺さんと楽の約束のシーンとみなし,第5話の月明かりで絵本を読んでいた女の子のシーンは羽姉さんとのシーンと区別して解釈できるのではないでしょうか。


...まあ,ぶっちゃけた話,かなり思いつきの説明ですし,これが真実だなんて強弁するつもりはありません。まあそんな風に解釈すれば,説明がつかなくもないよ,程度でご勘弁くださいませ。

 

Unknown (ビバっち)

2015-04-29 23:31:47

コメントありがとうございます。約束の女の子だと悟らせないというのはあくまで思いつきに近いものなのであまり気にしないで欲しいです。宣言のところで言いたかったのは今の気持ちに昔の気持ちを出さないでということなので。

ただ約束の女の子が振られ役というのは決して正しいとは限らないんじゃないかと思います。大切なのは今の気持ちだと羽姉さんは言っていますが、言い換えればたとえ約束の女の子を選んだとしても選んだ理由が今の気持ちに関するものであればいいのではと僕は解釈しました。(まあ自分でも屁理屈だと思うけど)そうでもないと仮に羽姉さんが約束の女の子だった場合、羽姉さんは登場してすぐに楽を諦めるキャラということになってしまうのではと思うからです。ただセンゲンを読む限り羽姉さんはたとえ約束の女の子が分かっていたとしても恋のバトルを諦める意志はないように思うので、これについてはayumieさんの指摘は正しいとは限らないんじゃないかと思います。

まあ現在約束の女の子だと考えられる可能性があるのが千棘と羽姉さんである限り、“今”の楽には全くと言っていいほど関係ないことだと思うけど…

 

初めまして。 (草場)

2015-04-30 02:08:41

全然関係ないですが、小野寺さんが帰宅したときに店内のお品書きにかしわもちがあったことに少し笑ってしまいました。クリスマス…。

 

Unknown (ayumie)

2015-04-30 05:21:36

>ビバっさん

再びコメントありがとうございます。

「約束の女の子」が恋愛的に意味を持つのは今の恋と同一人物であった時,つまり小野寺さんが約束の女の子であれば確かに意味はあります。そういう文脈で今回のクリスマスエピソードは始まったわけですから。それは誤解で終わりましたが,そのことが「選択」に影響しなかった以上,「約束の女の子」が羽姉さんであれ誰であれ,そのこと自体は影響しないと思います。

羽姉さんが諦めなかった理由は,個人的には両片思いの二人がくっついていない限り,挑戦を諦めないという文脈だと思っています。羽姉さんは彼女の理由からずっと楽が好きなわけですが,「絶対に諦めない恋」という強い意志が合ったというよりも,「何度も諦めようとした恋(でも諦められなかった恋)」なわけです。僕には「約束の女の子」と「今の気持ち」を切り分けて,今の気持ちに沿った行動のように見えます。

「約束の女の子」が振られ役というのは,他ならぬ羽姉さんのセリフから導き出した推論です。そう考えないと,あのセリフの重みが全くなくなってしまうので。まあ,この辺りはこれ以上引っ張ってもお互いそれなりの考えに基づいて述べていることでしょうから,解釈の違いということで落ち着かせましょうか。

最後に一点。
以前から指摘していることですが,約束の女の子が誰かということと,それぞれのヒロインと行った「約束」は別問題です。

羽姉さんと行った約束の中身が,楽にとってそれなりに重みのあることだった場合,(恋愛的な意味ではないにせよ)葛藤するかもしれません。これは他のヒロインとの約束も同様ですが。そういう意味では「約束の中身」は楽の気持ちを動揺させる要素はある。そんな予想はしています。

 

ケーキもいいけれどかしわ餅もね! (ayumie)

2015-04-30 05:24:55

>草場さん

コメントありがとうございます。

きっとあれですよ。和菓子屋とケーキ屋のコラボクリスマスケーキが売れまくって,売るものがなくなっちゃったからとりあえずかしわ餅を出しとけ,みたいな小野寺菜々子さんの神判断があったんですよ。

…ってどんな判断だ。クリスマスに勝負する「和菓子おのでら」(笑)

 

コメントが消えてしまう( ;∀;) (ヒマジン)

2015-04-30 15:57:43

三度ほど消えたことがあります。
悲しい。

それはさておき、
ayumieさん、御返事ありがとうございます。

千棘ちゃんが受動的、小野寺さんが受動的なのは何度か触れられてる話題ですし今積極的なのは万里花と小野寺さんなのは間違いないですよね
約束の女の子が羽サンだとして、楽が記憶喪失の時に思い出す刹那、小野寺さんのハートの鍵を思い出して千棘に向かって「あの時の」と言ってます
???
鍵も本もゴッチャですよねぇ???

 

Re:コメントが消えてしまう( ;∀;) (ayumie)

2015-04-30 16:48:50

>ヒマジンさん

コメントありがとうございます。

コメントが消える。それはいったいどういう事象でしょう?投稿しても,投稿できないだけなのか,投稿したのにデータが消えてしまうのか。ちょっとよく分からないです。僕は消えたこと無いんですけれど。

さて,例のシーンですけれど,僕が思うに錠と鍵を用いた約束ごっこは一斉に行われたんだと思うんですよね。羽姉さんの両親が錠と鍵を用意する。で,王子様役の楽が,一人ひとりのヒロインに鍵を渡す。

そうでないと,記憶回復の時の描写が意味が分からなくなってしまいます。約束ごっこをした時に,千棘もそこにいて,あの時鍵を渡していた相手は小野寺さん。素直に千棘の鍵を描写しておけばいいのに,なぜ敢えて小野寺さんの鍵だったのか説明できる解釈としてはそれしかないんじゃないかと。これ以上,それを説明する材料は僕にはありません。

もちろん,「小野寺さんと千棘の鍵が入れ替わっていた」という伏線があるなら,別なんですが,今のところそのことで何か変化する要素はありませんしね。それこそ,鍵と錠のエピソードの種明かしが無いことには,今これ以上の妄想をするのは難しいのかと

 

スマホの所為だと思われます>米lost (ヒマジン)

2015-04-30 22:42:32

ayumieさん
御返答ありがとうございます。

ぽんぽこ思い付いただけの事に懇切丁寧にお考え頂きましてありがとうございます。
適当ではなくて一応、記事読んだり米見て思い付いた事ですけど(汗

何だかayumieさんとmickさんに伺えば、全部答えが判ってしまうような気になってまして

 

ものすごく素直に読めば (mick)

2015-05-01 00:31:24

120話のシリタイで、楽さんにペンダントを見せられた羽姉さんが、「…それ まだ大事に持っててくれたんだね」と言っています。

大事に持っていてくれてうれしいと思うのは、ペンダントを渡した本人でしょう。素直に読めば、羽姉さんがペンダントを渡したということになります。

つまり、羽姉さんがペンダントを渡した=「約束の女の子」だと、羽姉さんが登場してすぐ、明かされていたわけです。

まあ、いろいろとフェイクやミスリードも織り交ぜながら、古味先生が描いて下さっているので、そう一筋縄ではいかないのですけどね。

でも、ここまで来たら、何が答えかなどと考えずに、物語の終わりまで、二転三転するお話を楽しめばいいんだと思ったりもします。

 

Unknown (平々凡々)

2015-05-01 12:03:48

悪い意味では荒ぶってません。ハイテンションではありますが(笑)
思えば前作ダブルアーツを知り楽しく読んでいたものの打ち切りに遭ってしまい絶望したのはいい思い出です
その後古味先生が新連載を始めたと知り読み始めたのがニセコイでした。そんな私が一発で好きになったのが小野寺さんで(前作でもエルーが大好きでした)、彼女を応援しながら読んでいたのですが例のキムチ、文化祭の一連の長編でマジギレして切ってしまいました。
その後しばらくニセコイは完全に切っていたのでぶっちゃけ忘れていたのですがたまたま立ち読みしたジャンプの目次でニセコイの名が目に留まり「ああ、ニセコイか」と思って読んでみたんですがその回がたまたま宣戦布告回で小野寺さんが「負けない」と決意を新たにする運命の回でした
私の中では文化祭編を通過してとっくに楽と千棘が両想いになってる物だとばかり思っていたので驚きました
それをきっかけに単行本を買いニセコイに再びはまって舞い戻ってきたわけですが(笑)
でも今回のクリスマス編を読んで舞い戻ってよかったと心から思いましたまる

 

Unknown (平々凡々)

2015-05-01 12:51:31

約束関連についてですが私も少し気になることがあってayumieさんの考えを伺いたいと思ってるんですが
既出だったり私の読解力不足による勘違い等の場合はご指摘くださると幸いです
まず千棘がザクシャインラブを知っているのは何故なのか?
次に羽姉が今も昔も楽は小野寺さんが好きだと知っていて自分が約束の女の子だった場合小野寺さんではなく千棘に宣戦布告したのは何故なのか?
そして華さんのクリスマス回の発言
確かにISBNがあるんで市販の可能性が高いんですが
記憶喪失回で千棘が本に見覚えあるようなと言っていましたが小野寺さんのが持っているのが羽姉のもので千棘は自分の物を保持しているのなら「かすかに記憶している」みたいなのは違和感があるんですがどうでしょう
それに関連して最後のページが無くて結末が分からない展開になっているのに、同じものを千棘が持っているとなるとなんか微妙な感覚になってしまいます
やはりこういうキーアイテムは唯一無二じゃなければ駄目なんじゃないかと思ったんですが(少なくともメインキャラの中では)いかがでしょうか

あと羽姉が楽と千棘のニセコイを見破ったことについてですが昔の二人を知っている羽姉から見た場合今の二人のやり取りがとても不自然に見えたのではないでしょうか。心から思い合ってるのではなく演技してる感バリバリだったと言うか

と言う訳でこの部分についてayumieさんのお考えを教えていただければと思います
よろしくお願いいたします

 

絵本 (mick)

2015-05-01 19:52:38

>平々凡々さん

ayumieさんからもお返事があるでしょうが、約束の女の子=羽姉さん説には、私も一枚かんでいますので、考えていることを少しだけ。

子供が仲良くなった友達に、自分の好きな絵本を見せるのは普通のことでしょう。あの10年前の夏の日に、鍵持ち4人と楽さんは全員、あの絵本を読んでいると思います。

なので、千棘も小野寺さんも、ザクシャインラブという言葉は知っているのがむしろ当然です。マリーも羽姉さんも知っていると、私は思っています。

センゲンは、ある意味オマケなんじゃないかと思っています。羽姉さんが約束の女の子だとして、絵本とともに自分の想いを小野寺さんに託した。それを前提に考えると、千棘と恋人というのでは、想いを託した甲斐がなかったことになってしまいます。

だから、千棘とは恋人のフリであることを確かめたかった。で、千棘が恋人ではないことを確認した以上は、自分のことも話しておきたい、くらいの意味だと思います、あのセンゲンは。

実際あの後も、羽姉さんはそんなにがんばってないですよね。羽姉さんは、小野寺さんが楽さんの隣にいたら諦めるつもりでいたと思います。そして、そうでないなら、ともにがんばりましょう、くらいの意味だと思っています。

と、ここまで書いてきて、余計なお世話感がハンパない気がしてきました。この先、千棘が約束の女の子に見える展開は、必ずあるでしょう。そのときに、こうした疑問をそのまま胸に抱いて読んだ方が、きっとドキドキできますよ。

全ての決着がつくまで、そんなに長くはかからないと思っています。もうすぐですから、それまで楽しみにしていた方がいいような気もしています。

あまり長く続くと、ayumieさんも大変そうですし(笑)

 

Unknown (平々凡々)

2015-05-01 22:29:00

>mickさん
ありがとうございました
もう一つだけお願いします
華さんがクリスマス回でペンダントが千棘の本に出て来たと言っていましたが同じ本を千棘も保持していると言う事で宜しいんでしょうか?

 

あー、ぐいぐい来ますね(笑) (mick)

2015-05-02 00:25:02

まさにその辺りのことは、これからクライマックスに進むあたりで、大ネタとして描かれると思っているので、予想であっても書かない方がいいかな、と思っています。

なので、その辺を考える材料だけ、書いておきます。

あの夏のでき事の時系列は、微妙に整合性が取れていません。本編では描かれていないのですが、公式でつぐみの誕生日は7月30日です。これが、つぐみと千棘が出会った日です。

一方で、21話キズアトに出てくる千棘の絵日記の最初に日付の出てくるページが7月30日です。つぐみのことはひと言も書かれていません。

149話オジョウで、千棘とつぐみが出会ったばかりの頃が描かれています。誠士郎という男名前なのを聞いてつぐみの名前を上げるシーンがありますから、出会った日のこととは限りませんが、出会ってからそんなに日が経っていない頃のはずです。そして、その時の千棘は既に「リボン」をつけています。

そしてそのリボンは華さんに買ってもらったものです。そう考えると、華さんはあの夏の日のかなり初めの頃に来て、数日間滞在してすぐに帰ったことになります。

リボンを買ってもらった理由は、楽さんに絵本のリボンが似合いそうと言われたからですが、これは楽さんと千棘が遊ぶようになって、楽さんを好きだと意識するようになってからだと思うんですよね。そうすると、この夏の初めからリボンをしているのは、少し解せない感じがします。

何が言いたいかというと、リボンを買ってもらうエピソードの印象を優先すると、千棘と楽さんがそれなりに仲良くなってから、華さんが来て、数日間滞在し、その間にリボンを買って、帰って行ったことになります。となると、その時に華さんが絵本を持った来たとは考えにくい。つまり、千棘が読んでいた絵本は、華さんが買ったものではなさそう、ということです。

まあ、この辺は推測に推測を重ねている部分がありますので、何とも言えません。まあ、考える材料の一つ、程度のことです。

もう一つ、考える材料を挙げておきます。

「マホウノ」で、(この字は…多分オレの字だと思う)って楽さんのモノローグに「わざわざ」書いてあります。ということは、オレの字では「ない」可能性があるということだと思っています。

この辺りから、ご自分で考えてみて下さい。

 

Unknown (ayumie)

2015-05-02 18:32:10

>平々凡々さん

コメントありがとうございます。

以前mickさんとの雑談で,残念キムチの時に『ニセコイ』から離れた人がとても多かったというお話を聞いたことがあります。平々凡々さんもそうだったのですね。まあ僕もリアルタイムでブログを書いていたら荒ぶっていたかもしれないから,まあお気持はわかります。それと比すれば,今回の小野寺さんエピソードは(作中)1年越しのクリスマスプレゼントのように感じられたのではないでしょうか。

さて,謎解きについてはほとんどmickさんが答えてくれているので付け足しはあまりないです。一言で言えば,千棘は絵本を読んだことがある。その絵本は人から借りたものなのか,自分のものだったのか,それはこの先の展開を楽しみにしましょう,ということでしょうか。

羽姉さんが千棘を偽物と読み取ったのは,楽の好きな人は小野寺さんだったはずという記憶と矛盾したからでしょう。

僕の妄想とはいえ,あんまり何でもかんでも先の予測を知ってしまっても仕方がないと思います。僕の個人的意見ですが,どのみち,もう4-5ヶ月で物語は閉じると思っています。となれば,あまり先々を予想せず読んだほうが楽しいと思いますよ。



>mickさん

コメントありがとうございます。
色々ご配慮ありがとうございます。

 

Unknown (平々凡々)

2015-05-02 20:30:06

>mickさん
どうもありがとうございました
今までニセコイに関してはキャラの可愛さ(主に小野寺さん)に重点を置いた読み方をしていたのですが謎の部分を考察していくと中々不可解な部分が多く面白いことに気付けました。ありがとうございます
mickさんにご指摘頂いた部分を考えて自分なりの予想を立ててみようと思います
たしかに多忙の中これだけの膨大なコメント全てに紳士的な対応で返信されているayumieさんはとても凄い方だと尊敬します

>ayumieさん
一年目の文化祭に関してはあの当時は大変でした
今でこそmickさんの解釈を知ったおかげで落ち着きましたが。
勇気を振り絞った小野寺さんの告白の妨害
数々の置き去りやジャンケン敗北等でフラストレーションが溜まってたところにキムチと怪我で爆発してしまいました。
まあ今では文化祭を読んでもそんなにイライラすることもありません(あれ以降原作に置き去り展開が無いというのも大きいですが)
それを考えると初期からニセコイを応援し続け文化祭でもリタイアすることなく小野寺さんを応援し続けている小野寺派の方々は本当に心から尊敬します

 

Unknown (ayumie)

2015-05-03 07:05:23

>平々凡々さん

残念キムチ以来,『ニセコイ』は何描いても「ああ,ニセコイだから」みたいな微妙な扱いを受けることが多くなったとか。たしかにネット上でもそんな空気を感じなくもありませんし。

でも読み込んでいくと,これでいろんな伏線があったり,描写の裏には色んな意味がコメられていたりするんですよね。プロの漫画家が書いている作品ですから,その辺り,もうちょっと高評価されてもいいとおもうんですよね。

僕自身,『ニセコイ』に関してはニワカですが,古味先生の努力とファンの皆さんの熱意には頭がさがる思いです。

 

Unknown (かる(春ちゃん派ですけど))

2015-05-04 01:33:03

偶に覗いて周回遅れ気味にコメントしております
疲れいると文字を打つのもツライので・・
いつも、毎回これだけの感想を書かれるayumieさんは純粋に凄いなぁと思っています

小野寺さん長編についての感想ですが、予想通りに告白はキャンセルされてしまいましたが
気持ちは通じあい、一歩進んだ形となりましたね
私は小野寺さんを応援する側ではあるのですが、訓練のされ過ぎのせいかとても疑い深くなっていて
実はまだまだ油断はしていないです。

ニセコイを読んでいていつも感じることなんですが、古味先生は作中の誰かが深く傷ついたり泣いたりする話を避けようとして
逆に読者の気持ちを踏みにじっちゃうような展開をしてしまう部分がある気がするんですよね、キムチとか見てると
でも、そういうやり方だと読者からの納得は得られないと思うんですよね
だから、ここまで楽の気持ちを描いておきながら、決して珍しくはない「ある手」でひっくり返すのではないかと不安でもあるんです
伏せておきますが、これだけ長期に引っ張ったお話に対してのオチとしては私は邪道中の邪道と思っている方法です
もし、私の悪寒通りになったら大荒れになるだろうなとも思ってます、私も怒ると思う(笑)
ブコメである以上、やっぱり最後は楽の選択と決断で締めてほしいと思うのです

ただ、春ちゃんのお話のように正攻法でやって頂いているものもあるので
不安半分、期待半分ではあるのですが
それと私も、実はクライマックスが近くなってきているのかもと少し感じはじめています
終わりが近づいているとすれば、絶対に避けて通れないのがマリーの想いをどうするかです
もしかすれば、次のマリーのお話で何かが見えてくるかもしれませんね

約束の子については、また別に書き込みます

 

約束の子 (かる(春ちゃん派))

2015-05-04 03:06:03

正直、ayumieさんの答えは「千棘」だと思っていたので意外でした
次点で「羽姉さん」もあるかなとは思ってましたけど

ちなみに私個人の考えは「千棘」かなと、それ以外では「まだ登場していない誰か」です
登場していない子の場合は、千棘と関わりのある人(姉妹、従妹)で他界している説です
逆に一番遠いと考えているのが小野寺さん(小咲ちゃん)かな、と

私の場合は、考え方がオカシイかもしれませんが、どうすればオチとして上手く纏まるか、
自分が読んで納得できるかで考えています

単純に千棘だったとしたら、日記や思い出した記憶といった事実も含めて辻褄が合って、更に一番オチがつけ易いと思っただけなんですけどね
10年前の約束に導くのが千棘とのニセコイ関係なので、少なくとも千棘と出会わなければ約束には辿りつかないのではと思います
そして、約束に辿り着くときに二人が心を通わせる仲になっていなければ意味がないと思うんですよね
これは春ちゃんの時にも出ていますが、仲が悪いままで真実に辿り着いても「所詮は昔の事」で終わってしまう、認めたくない過去になってしまうのではと思うのです
春ちゃんの場合はペンダントを壊してしまいたくなると思う程に
それに千棘は楽とのニセコイ関係で沢山の「かけがえのないもの」を手に入れていると思います
なので子供の頃の約束が言葉通りに成就しない展開になったとしても、約束が別な形の絆に形を変えて互いに手を取り合っていける結末も出来るのでは、と
それに千棘は約束を完全に忘れていたのですから、楽に選ばれなかった展開の落としどころとしては十分だと思うのです
約束の相手であれば尚更ですよね、少なくとも楽と小野寺さんは「大切な思い出」として大事にしていたのですから
楽と千棘しか登場していないのであれば忘れていてもアリですが、踏み台になる子がいるのなら「約束の子」であることを決め手にはしてはいけないと思うのです

長くなったのでこの辺にしておきます。
ちなみに約束の子はもういない場合、千棘が完全に忘れていたことに繋がるかなと思っただけなんですが
色々と不自然な部分があるので言っておきながら私は無しかなと思っています

 

Unknown (ayumie)

2015-05-04 04:13:57

>かる(春ちゃん派)さん

コメントありがとうございます。

僕は文章...というかただの雑文ですが,を書くのはたいして苦じゃないので分量だけはいつも多いですね。まあ最近は推敲とか全て放棄しているので楽なだけで,実際にまともな文章にしようと思ったらつかれるんでしょうけれども。

古味先生のお話作りは,一見筋が通らない事を意図的に描いているように見えることもあります。相思相愛の二人を結び付けないためにキャンセル行為を繰り返したため,結果として「最後もどうせキャンセルして終わるのだろう」という予測を立てる人が多いのも承知しています。

ただし,僕が思うのはこうした一連のキャンセルは一つ一つのエピソードにおいて恋物語を「完結させないため」であって,物語全体に対する結末はきちんと考えられている。そこに至るための種々のキャンセルであり,エピソードの積み重ねなんだと思っています。もし,最後にひっくり返すつもりがあるのであれば,これだけの長編ですから,その過程を十分に描く時間はあったわけです。その上で,この終盤において小野寺さんと楽の思いがしっかり結びついていることを描いたのであれば,ここで「物語全体」をキャンセルする意義は全く無いように思います。

本当に最後にキャンセルするつもりであればもっと前に伏線を入れておくことが出来たわけですし,今回のクリスマスエピソードを描く必要もない。そもそもその前のテンコウ回で千棘に気持ちが動く姿を入れておけばいい。でもしなかった。
変な言い方ですが,最後を不自然な形でひっくり返す意味が物語的に無い。素直に恋愛におけるエンディングは予定どおり小野寺さんで結論付け,その上で『ニセコイ』という千棘と楽の関係性はなんであったのか,約束とは何だったのかということを描いたほうが圧倒的に綺麗にたためます。

週刊少年ジャンプ」という超メジャー雑誌における連載という,ある種失敗が許されにくい状況の中,恐らくは自分の意志で連載の終了を選べる立場にある古味先生が,なぜわざわざ最後に作品をぶち壊すような展開を行わなければならないのか。そこに「説得力」を見出すことが出来ないのです。

よくある予想が「最後,小野寺さんが千棘の楽の気持ちに配慮して(その逆は全く描写されていないので荒唐無稽ですが,それを含めて)小野寺さんから楽を振る」という展開です。であれば,なぜここまで小野寺さんは千棘の楽に対する気持ちに気づかないことが強調されたのか。なぜ一条楽の千棘への気持ちは恋じゃないと強調されたのか。筋が全く通らなくなってしまいます。わざわざ筋の通らない描写を行って,ラブコメ漫画家としての最後を「下げる」ような行為をするメリットが古味先生には全くない。

この手の予想が全く現実味を欠くのは,これまで描いてきた積み重ねを素直にたためばすむのに,敢えてあり得ない前提を持ってきて論じるからです。僕はそういう意味では,古味先生はこれまでもオーソドックスな王道的な展開を採られて来たと思いますし,最後も素直に畳むと思います。

結局のところ,『ニセコイ』という物語を楽と誰かが結びつくお話と読みとくかぎり,最後は千棘エンドでなければならないという思い込みは消えないでしょう。この167話感想本文でも述べたように,千棘には『ニセコイ』という物語としての千棘のエンディングがある。それは恋愛的なエンディングとは異なる。そんなふうにすれば,むりやり「キャンセル」する必要がそもそも生じない。そんなふうに考えています。

 

Unknown (ayumie)

2015-05-04 04:24:20

>かる(春ちゃん派)さん

約束の女の子については,またのちほど書きます。今日はちょっと早朝からオデカケなので…。

ひとつ言えることは,絵本を読んで泣いていた「約束の女の子」は一人ですが,楽が「約束」した女の子は4人いる。それぞれの「約束」の中身が問題なのではないかと思っています。

第1話の終わりの「この偽物の恋が10年前の約束に導く」。千棘との「ニセコイ」が10年前の約束に導かれるのはそのとおりなのだと思うのですが,さて,では千棘と行った約束とは「結婚」だったのか?

「約束の中身」の方が重要というのはそういうことです。その結果は,もうすぐわかると思っています。

 

Unknown (かる(春ちゃん派))

2015-05-04 16:02:02

>ayumieさん

お返事ありがとうございます。

長々とコメントしておきながら、結局のところは私が疑い深くなってるだけなんですよ、すみません
仰る通りで登場するヒロイン全員の物語が個別に少しずつ描かれているのだとは思います
ただ、小野寺さんの場合は一気に踏み込んでしまう展開が多く、その後で何もないので肩すかしの印象が強いんです

それと、私が間違ってもやって欲しくない「キャンセル」は本当に反則でしかない方法のことです
お互いが相手を一番だと思っていても、恋愛的には絶対に成就出来なくなる手で
どこかの国のドラマの十八番・・ではあるんですよ
完全に今までのニセコイという作品自体を壊してしまう気がするので、ないとは思ってはいるのですが

ちなみに私は「作品のヒロイン」と主人公が結ばれなくてはならない、みたいな意見には非常に抵抗があるんですよ(そうでなければヒロインではないかのように言われる意見も別所で見たことがあります)
恋愛物で主人公とヒロインが結ばれない作品なんて過去には沢山ありますし名作も多いです
少年漫画なので、その中でも登場人物と読者の「気持ち」に重きをおいた結末になるといいなと思っています
そういう意味では、やっぱり楽と結ばれるのは小野寺さんなのが一番納得がいくんですよね、私としてはですけど

 

Unknown (ayumie)

2015-05-04 19:57:43




>かる(春ちゃん派)さん

御返事遅くなりました。

小野寺さんについては「絵本を貰った側」ですから100%約束の女の子ではないですね。千棘か羽姉さんのいずれか,ってところまでは間違いない論考なのですが,そこから先は帰納法的な推察なので,絶対に羽姉さんだと断言はできませんけれど。

千棘との「ニセコイ」が10年前の「約束」に導くという第1話の引きの文章で述べていることは,この「ニセコイ」が10年前の千棘との約束に導くということである。これは間違いない。そしてここからは僕の推測ですが,約束の相手が複数に増えた以上,約束をした相手全員との「約束」に導かれる。そういう風に解釈しています。

この解釈のよいところは,追加されたヒロインであるマリーや羽姉さんの約束を含めることができるので,10年前の「約束」の真相がなんであったのか,約束した相手が何人増えようとも前後矛盾しないことです。もともとは千棘と小野寺さんだけの約束だったのが,マリー,羽姉さんと増えるに連れて4人の「約束」の中身はちょっとずつ変容した。とはいえ,第1話を書いていた時と若干シナリオは異なるでしょうが,初期ダブルヒロインである小野寺さんと千棘に関しては基本的な設定は変わっていないのでしょう。その事典で導かれた「約束」の結果は古味先生は考えてあったはずですから。

ここでポイントは千棘との「約束」が,第1話を素直に読むと「結婚」になるにもかかわらず,実際にはそのように物語が進んでいないということです。もし10年前の約束に導かれ,二人が最後に「結婚」するのであれば,二人の関係性は「ニセコイ」ではなく「マジコイ」になっていなければならない。逆に言えば,「マジコイ」になっている相手こそがあの冒頭の「結婚の約束をした女の子」ということになります。それは,ここまでの168話の描写で小野寺さんしかいない。ですから,あの冒頭の女の子の約束は千棘ではなく「小野寺さん」です。

そして月明かりの下で泣いていた女の子が,その想いを小野寺さんに託したのだとすれば,情況証拠の補強を借りれば羽姉さんということになる。さて,そうすると,千棘の「約束」はどこにいったのでしょう?

僕が繰り返し述べている,『ニセコイ』の結末は千棘と楽の関係性は何だったのか,それを描くことで『ニセコイ』という物語が終わるという部分,まさしくそれは千棘の「約束」と密接に関わっているのだと思います。その約束の「中身」が分からない以上,いまできるのはせいぜい妄想ぐらいです。この物語が「ニセコイ」というタイトルであり,千棘が「楽と一緒にいたいんだ」という結論を出している以上,それに沿った形の約束であり,二人の関係性で終わる。

かる(春ちゃん派)さんが仰られたような「二人が心を通わせる仲」というのは必ずしも「恋仲」とは限らない。この二人の関係性はそういうものではないと僕は読み取っています。ふたりが「ニセコイ」という関係性を通じてえた心の絆はなんだったのか,それを描くことがこの物語の主題であり,
エンディングである。そう考えています。

とここまでかくと,お分かりのように,この流れは千棘が(月明かりの下で絵本を読んでいた)「約束の女の子」 であろうとなかろうと成立する流れです。結局のところ「約束の女の子である」ことは今の恋との比較でしか無い(今のところは)。そのことから千棘が恋愛的に得るメリットはありませんし,物語の過程が少し変わるだけで結論は変わらない...。そんな風に考えてみると,「約束の女の子が誰なのか」は実は大した謎じゃない。そんな風に思うのです。

 

Unknown (ayumie)

2015-05-04 19:58:12

>かる(春ちゃん派)さん

こちらもコメントありがとうございます。

その他の方法で小野寺エンドをひっくり返すキャンセルとしては,小野寺さんに他界していただくか,小野寺さんと楽が姉弟だったというオチぐらいしかないでしょう。しかし小野寺菜々子さんの反応から見ても血がつながっていたはありえないですし,楽の父も和菓子屋を営んでいるわけではありません。まして前者の説は「何故そうしなければならないのか意味がわからない」状況ですし。

もし想定されているのがこういう類のことでしたら,先に上げた仮定よりもさらに荒唐無稽というか,絶対にあり得ない状況なので,ご心配には及ばないと思いますよ。


さて,「作品のヒロイン」と主人公が結ばれなければならないという風潮に対するかる(春ちゃん派)さんのご意見にはそのまま賛同できます。加えて言うならば,『ニセコイ』はダブルヒロインものだと思っていますので,どちらのヒロインと結ばれても作品のヒロインとのエンディングだと思いますが,強いてメインヒロインである千棘を指すのだとすれば,千棘は冠タイトルヒロインであるとおり,「ニセコイ」として楽と関係性を結んで終わる。それはそれで綺麗にまとまったエンディングではないかと思います。

 

Unknown (かる)

2015-05-08 00:55:19

少し留守にしていまして、遅れました
丁寧なお返事、ありがとうございます

引っ張るつもりはなかったのですが、私が不安に感じていたのはayumieさんの答えられた後者の方です
私が心配していたのは古味先生がヒロイン達の傷が浅く、その後の人間関係に亀裂が入らないようにと
「良かれ」と思って「そういう手段」に出てしまうことを気にしてしまいました
正直、神様のやることですから・・どうとでも出来る気がするのもあります
でも、ちゃんとラブコメとして毎週楽しみにしていた読者にとっては、ただの「ゴリ押し」で「反則」ですよね
悪名高いキムチの時も、先生は「良かれ」と思ってやってしまい、ああなってしまのではと思うので
・・・・・・余計な心配ですよね、どうもニセコイに関しては色々とあって斜めに見てしまうのですが
色々とご意見を見るうちに、暫くは素直に楽しんでみようと考えています。

後、「作品のヒロイン」=「冠タイトルヒロイン」は私と同じ考えだと思います。
ただ「心を通わせる仲」については私は恋も含めてと考えていました、最後に成就するという意味じゃないですけど、それはそれでドラマは出来ると思うので

長々とすみませんでした、当分は穿ってみないように先を楽しみにすることにします

 

Unknown (ayumie)

2015-05-08 13:15:53

>かるさん

コメントありがとうございます。

僕も少し考えてみたんですけれどね。

楽の父(組長)=小野寺父で,楽の母=小野寺母とした場合,小野寺母が楽と小咲が姉妹と気づかないのはおかしいですし,組長が和菓子作っているのも変ですからね。これはないと。

じゃあ小野寺父=楽の父で,小野寺母=楽の母(いずれも未登場)で考えた場合にも,楽と組長が似てきたというエピソードとも合いませんし,小野寺母と小野寺姉妹はそっくりすぎますから,これも整合性が合いません。なので,こちらも無いでしょう。

そしてなによりも,「小野寺さんが恋愛対称でなくなったら(いなくなったら)千棘を好きになる」ということ自体,因果関係が破綻してしまっています。好きだった人がいなくなったら別の人を好きになる,というものではないですよね。普通は深い悲しみやショックをうけて,次の恋愛どころじゃないと思うのです。

少なくともそういう処理は,登場人物間の傷が浅くなるわけではない。むしろ深い心の傷を負わせるだけだと思います。そういう手法を,物語の最終局面で持ってくるメリットが作者的に全く無い以上,そこは古味先生を信じてあげたほうがいいんじゃないでしょうか。

「キムチ」のときは,まだお話を引っ張らなければならない事情があったため,キャンセルだったかと思います。あれはあれで,登場人物以上にファンの心を傷つけてしまったようですけれど。ただ,一度そういう「ミス」をしたことを認識していれば,それ以上のミステイクを自らしてしまうということはもう無いと思いますよ

 

補足 (ayumie)

2015-05-08 13:20:37

後者は

小野寺実父=楽の父で,
小野寺さんが奈々子さんの子,楽は楽の実母の子だった場合(異母姉弟)だった場合,という意味です。

それでも組長と楽が似ていることの説明がつきませんね。一応,念のため。

 

この連載の呼び方 (mick)

2015-05-13 18:53:19

ayumieさんは、この記事の冒頭でも「クリスマスイブ編」と呼んでいますが、私は「クリスマスデート編」と呼びたいです。

去年の千棘と華さんのクリスマスは、クリスマスの前後数日間の出来事で、クリスマスイブも含んでいます。そして、クリスマスイブに高級ホテルのウルトラスイートに泊まった事になっていたりするので、クリスマスイブ編だと「小野寺さんの」とか「千棘の」とか前置きが必要になって面倒です。

なので、この連載の「二人のデート」の楽しさも含めて「クリスマスデート編」と呼ぶことにしました。

ただそれだけです(笑)
他人様に強要しようとは思っていませんので、あしからず。

 

Re:この連載の呼び方 (ayumie)

2015-05-13 20:04:22

>mickさん

コメントありがとうございます。

まあ僕が「クリスマスイブ編」と呼んでいるのは,単に公式の予告である「小野寺クリスマスイブ編クライマックス」から採っているだけなんですけれどね。やっていることは「デート」ですが,公式としては「デートではない」。なので正確には「小野寺クリスマスイブ編」なんでしょう。

「クリスマスデート」というのはいい響きですよね。楽さんもそんなこと言っていましたが。何となく公式の呼び方に慣れてしまいましたが,mickさんがそのように使われる時は脳内変換しますので大丈夫ですよ。千棘のクリスマスと区別できる限り,他の皆さんもお好きなようにお呼びくださいませ(笑)

 

Unknown (かる)

2015-05-15 01:20:09

えと、すみません、色々と考えてくださったみたいで・・
少し色々と書くべきか躊躇ってしまっていました
結局、どう上手く理由をつけても「こういう方法」での決着は、全く読者の気持ちに沿わないものと私は思っています
特に週刊連載で1話から引っ張ったことなので尚更ですね、読者を怒らせて、白けさせてしまうと思っています
その確信が得られたので、今は素直に先を楽しむことにしました

こんなことを思うのは、実は作者の立場で神様特権を使ってみる、と考えてみた時に私は案が思いついてしまうんですよ
でも、作る側の目線・理屈としては、もしかしたら有りと思えるかもしれないのですが、客観的に見て受け取る側の気持ちとしてはNGなんですよね
山ほどの後付け臭だらけの設定を追加することにもなりますし

私から振った話題ではあるのですが、すみませんでした、ありがとうございます

 

告白のキャンセル (mick)

2015-05-15 06:10:27

>かる(春ちゃん派)さんへ

後ほど、ayumieさんからもきちんとしたお返事があると思いますが、私からも少し意見を書かせてもらいます。

今回、モミノキとテレフォンのダブルアーツで、「楽さんの告白」がキャンセルされました。

これをもって、いろんなところで「やっぱり小野寺さんは逆境ヒロイン」だとか、「小野寺エンドはないな」とか言われています。

でも私は、逆説的ですが、今回キャンセルされたからこそ、「恋愛面」では小野寺さんエンドだとほぼ確信しています。

もし、かるさんの懸念するような神様特権で、最終的に小野寺さんを退けることが予定されているなら、「ここで告白をして、両思いになった後でひっくり返す」方が、物語としてはるかに大きな起伏を作ることができます。

神様特権でひっくり返すことを厭わないのであれば、より劇的な物語にしたいという「創作を行う者にとっての誘惑」を抑える必要はないのですから、ここは「告白をしていったん両思いにする」はずなんですよ。

これは、私のマンガ読みとしての矜持をかけて、間違っていないつもりです。

ということは、古味先生には、楽さんと小野寺さんの気持ちが通じて付き合い始めたら、もうひっくり返す気はないということだと思っています。

かるさんが心配するような、神様特権の発動はないはずですよ。

まあ、今回のキャンセルも、ある意味では神様特権の発動ではあるのですけれどね。

今回、これまでの「小野寺さんの告白」ではなく、「楽さんの告白」のキャンセルでした。これは、はっきり物語が先へ進んだことを示しています。

この後は、もう、日常回には戻らず、物語のエンディングまで一気に駆け抜けるのだと思っています。

 

Unknown (ayumie)

2015-05-15 13:19:26

>かるさん

コメントありがとうございます。

まあ最後は古味先生が綺麗に物語を畳んでくれる。そう信じるしかないですね。

神様特権でどんなお話も作れますけれど,神様にだって「どんなものが作りたいか」というポリシーというか信念があると思うのですよ。『ニセコイ』をはじめた時に,この物語はどんなことがテーマで,どんな風に終わらせる。その部分はきっちり骨子を定めてあるでしょうし,この終盤に至っては物語の中心線はぶれさせないでしょうから,先生が描きたかったものを僕らは受け入れるしかないのだと思います。

僕も色んな予言(未来妄想図)を描いていますけれど,それが外れたところで,最後は『ニセコイ』という作品を「受け止めて」いくつもりです。

 

Re:告白のキャンセル (ayumie)

2015-05-15 13:23:31

>mickさん

コメントありがとうございます。

まあ筋道としてはmickさんのおっしゃるとおりで,今後の物語の予想についてはほぼそのとおりなんだろうと僕も思います。

それとは別に,実際の物語の進行が僕らの予想と異なっても,それこそが作者の描きたかったことであり,それこそが『ニセコイ』という物語そのものなんですから,それは受け入れていこう。それがファンとしてできることなのかなと思っています。

 

 

 

 

「あとがき」

どこかで呟いたかもしれませんが,ラブコメにおいて「告白キャンセル」というのはかなり禁断の技のように思います。

 

告白キャンセルの結果,最後に想いが通じなかった場合「お話の都合により思いが通じませんでした」という感覚が読者に定着してしまうからです。最初に述べた「作劇の不誠実性」という奴です。

 

ニセコイ』では割と多用されましたけれど,もしラブコメにおいて作劇場の告白キャンセルをするならば「そのヒロインと最後に結びつける意思」を作者が持っていないと,かなり危険なテクニックのように思います。結局,最後に結ばれなかったことに対する不満がその「作劇場の告白キャンセル」によって増幅されてしまうからです。

 

作者にもいろいろ想い,考えはおありでしょうし,漫画が作者のものである以上どんな風に描こうと自由ではあります。でも漫画は読み手があってこそです。この作品が遺したこの教訓をこれから先のラブコメにおいては活かされてほしいと願ってやまないです。